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追放と成長
魔物の森でドラゴンに会った
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いたた。まだ魔法を撃たれた頭が痛むね。
周りを見てみると森の中だった。木が青色……多分だけど魔の森かな。
ここは魔物がいっぱいいるはず。特に強い魔物がいるわけじゃないけど、今の私には勝てない。
……家族は本当に私を殺そうとしたんだね。
今は忘れよ。早く外に出ないと。
とりあえず歩き出して15分。足音が聞こえ始めた。地響きもしてるけど私のじゃない。
私の体重がお父さんみたいに100kgを超えてたら地響きしたかもだけど。
立ち止まってテイマースキルで使える能力、遠視を使った。こういう時にスキルって便利だね。
いたいた。右の方に大きなサイが見える。
確かあれは……サイじゃなくてビッグホーンっていう魔物だよね。
うわー。三メートルくらいあるんじゃない? こわ。見つからないように静かに左に行こう。このまま離れてしまえば……。
でもこの時の私はビッグホーンに気を取られて、空の事を警戒していなかった。
後ろから大きな鳥がかぎ爪をこっちに向けてくる。気づいたときにはもう逃げられなさそうな距離にいた。
それでも私はとりあえず逃げようと走った。もうサイの事なんか頭から消えてる。
それでも10秒くらいは寿命が伸びたかな? 短い人生だったなぁ……。せめて来世は幸せな人生を……。
その瞬間、鳥が魔法にぶつかって横に吹き飛んだ。どゆこと?
考えている暇もなく、横から更に魔法が撃ち込まれていく。1分くらいで鳥は跡形もなくなっちゃった。
あーあれかな。獲物の横取り。つまり私を奪い合ってると。よし。今のうちに逃げよう。
すぐに走り出すと後ろから声が聞こえた。
「待ってよミズキ!」
こんな状況で待つ人はいないでしょ! きっと話せるタイプの魔物……あれ? でもなんで私の名前を?
「待ってってば!」
今度は肩を掴まれた。後ろを振り返ると私と同じくらいの背丈の人間の女の子が……いや、頭から角が生えてる。尻尾もある。
……悪いけど私にこんな知り合いはいなかったと思うんだけど。てかやっぱり魔物じゃないのこれ?
「あなた誰?」
「ドーラだよ。ドーラ!」
……? あー! 思い出した!
そう言えば昔、魔の森近くで遊んでいた時に魔物を助けたんだっけ。
怪我してたから1ヶ月くらいお世話してたんだよね。
それで飼おうと思っていたんだけど、魔物と遊んでる暇はないって事で捨てさせられたんだよね……。
でも見た目変わりすぎじゃない?
私の覚えているドーラはもっと小さかったよ。子犬くらいの大きさで、ふわふわだった気がするんだけど。
そもそも人の形してないし。抱いて寝ると暖かかったなぁ……。
「その……見た目随分と変わったね」
「ボクは人化を覚えたからね。前の姿にも戻れるよ。ほらっ」
するとドーラの姿が変わった。小さい黃色のドラゴンになった。ふわふわの毛が生えている。間違いなく私の知ってるドーラだった。
「ところでミズキはどうしてここにいるの?」
あっ、ドラゴンの姿のままでも話せるのね。
そうだよね……その質問が来るよね。でも……言うのが怖い。
もし話したらドーラまで変わっちゃうんじゃないかって。もちろんそんな事は無いのはわかってる。でも話そうとすると体が震えて……。
「言いにくいなら良いよ。ごめんね」
その気遣いが嬉しかった。ここ3年間、優しさというものを忘れていた気がする。家を追い出される時の事を思い出して涙が出てくる。
「ううん。いつかは絶対話すよ。でも今は少しまってて」
今の私にはこれが精一杯だった。またドーラが気遣って話題を変えてくれた。しばらくすると落ち着いて来ていつもの私に戻れた。
「そうだ。もうミズキは13歳でしょ? スキルはなんだったの?」
話題変わって無いよぉ……。でもずっと悲しんでるわけにもいかない。
私は気分を変えるのが得意な方だし、今度は普通に答えられた。これくらいは答えれないと困るしね。
「テイマーだったよ」
「おー! テイマーってすごいじゃん! おめでとう!」
初めて褒めてくれたのが、ここ数年会ってなかったドーラって……なんか実家に対して腹立ってきた。
そして褒めてもらえてすごく嬉しかった。初めて私を認めてくれた気がした。
「ありがとう。すごく嬉しいよ」
「良かった。そうだ。ミズキはこれからどうするの? この森から出るなら送っていくけど」
そういえば考えて無かった。うーん。戸籍も残ってるかどうか怪しいしね……。普通の職業は難しいよね。
「そうだね……冒険者でもしようと思ってる。どこかでスライムでもテイムしようかな」
そう言うとドーラが顔を輝かせた。
「それならさ。ボクをテイムして連れていってよ!」
「いいの? ドーラって長年ここに住んでたんでしょ? それに私なんかと……」
「全然良いよ。ここに住んでたのも魔力が多くて居心地がいいからだしね。ミズキと一緒の方が絶対楽しいよ」
私を必要としてくれる人がまだいたんだ……。こんな事を考えるなんて、気づかないうちにだいぶ心がやられてたんだな……。
「そう言う事なら一緒に行こう! ……でもテイムってどうすれば良いの?」
「こうだよ。まずは手を合わせて、ミズキが私に魔力を流し込むの。
それで魔物が……この場合は私が抵抗せずに受け入れたら魔力が登録されてテイムが完了するの」
なるほどね。私は人型に戻ったドーラと手を合わせた。そして私の魔力を流し込む。
「んっ……。くっ……」
ドーラが顔を赤らめて変な声を出す。そんな声出すのやめてほしいんだけど。
私が睨むとやめた。やっぱりワザとだったんかい。
しばらく魔力を流し込んでいると、なんだか私とドーラが繋がった感覚になった。何ていうんだろ。一体感? そんなものを感じる。
「これでテイムは完了だよ。これからよろしくね。ミズキ!」
「こちらこそよろしくね。ドーラ!」
こうして私は初の使い魔を得る事になった。
「んじゃ。近くの町まで行くね。ちょっと我慢してね」
どうやって?
「え? 我慢? きゃっ」
ドーラが私の首根っこをくわえた。私は猫じゃ無いんだけどにゃあ。
……と思ったら、びっくりする暇もなくドーラが猛スピードで走り出した。ちょっと待って何これ早すぎ。あばばばば……。
「これからもっと早くなるよー。それっ!」
あわわわ。これ体浮いてない!? いやまぁ飛ぶんだもんね。当たり前だよね。でも早すぎ! あぁぁぁぁぁぁ……。
周りを見てみると森の中だった。木が青色……多分だけど魔の森かな。
ここは魔物がいっぱいいるはず。特に強い魔物がいるわけじゃないけど、今の私には勝てない。
……家族は本当に私を殺そうとしたんだね。
今は忘れよ。早く外に出ないと。
とりあえず歩き出して15分。足音が聞こえ始めた。地響きもしてるけど私のじゃない。
私の体重がお父さんみたいに100kgを超えてたら地響きしたかもだけど。
立ち止まってテイマースキルで使える能力、遠視を使った。こういう時にスキルって便利だね。
いたいた。右の方に大きなサイが見える。
確かあれは……サイじゃなくてビッグホーンっていう魔物だよね。
うわー。三メートルくらいあるんじゃない? こわ。見つからないように静かに左に行こう。このまま離れてしまえば……。
でもこの時の私はビッグホーンに気を取られて、空の事を警戒していなかった。
後ろから大きな鳥がかぎ爪をこっちに向けてくる。気づいたときにはもう逃げられなさそうな距離にいた。
それでも私はとりあえず逃げようと走った。もうサイの事なんか頭から消えてる。
それでも10秒くらいは寿命が伸びたかな? 短い人生だったなぁ……。せめて来世は幸せな人生を……。
その瞬間、鳥が魔法にぶつかって横に吹き飛んだ。どゆこと?
考えている暇もなく、横から更に魔法が撃ち込まれていく。1分くらいで鳥は跡形もなくなっちゃった。
あーあれかな。獲物の横取り。つまり私を奪い合ってると。よし。今のうちに逃げよう。
すぐに走り出すと後ろから声が聞こえた。
「待ってよミズキ!」
こんな状況で待つ人はいないでしょ! きっと話せるタイプの魔物……あれ? でもなんで私の名前を?
「待ってってば!」
今度は肩を掴まれた。後ろを振り返ると私と同じくらいの背丈の人間の女の子が……いや、頭から角が生えてる。尻尾もある。
……悪いけど私にこんな知り合いはいなかったと思うんだけど。てかやっぱり魔物じゃないのこれ?
「あなた誰?」
「ドーラだよ。ドーラ!」
……? あー! 思い出した!
そう言えば昔、魔の森近くで遊んでいた時に魔物を助けたんだっけ。
怪我してたから1ヶ月くらいお世話してたんだよね。
それで飼おうと思っていたんだけど、魔物と遊んでる暇はないって事で捨てさせられたんだよね……。
でも見た目変わりすぎじゃない?
私の覚えているドーラはもっと小さかったよ。子犬くらいの大きさで、ふわふわだった気がするんだけど。
そもそも人の形してないし。抱いて寝ると暖かかったなぁ……。
「その……見た目随分と変わったね」
「ボクは人化を覚えたからね。前の姿にも戻れるよ。ほらっ」
するとドーラの姿が変わった。小さい黃色のドラゴンになった。ふわふわの毛が生えている。間違いなく私の知ってるドーラだった。
「ところでミズキはどうしてここにいるの?」
あっ、ドラゴンの姿のままでも話せるのね。
そうだよね……その質問が来るよね。でも……言うのが怖い。
もし話したらドーラまで変わっちゃうんじゃないかって。もちろんそんな事は無いのはわかってる。でも話そうとすると体が震えて……。
「言いにくいなら良いよ。ごめんね」
その気遣いが嬉しかった。ここ3年間、優しさというものを忘れていた気がする。家を追い出される時の事を思い出して涙が出てくる。
「ううん。いつかは絶対話すよ。でも今は少しまってて」
今の私にはこれが精一杯だった。またドーラが気遣って話題を変えてくれた。しばらくすると落ち着いて来ていつもの私に戻れた。
「そうだ。もうミズキは13歳でしょ? スキルはなんだったの?」
話題変わって無いよぉ……。でもずっと悲しんでるわけにもいかない。
私は気分を変えるのが得意な方だし、今度は普通に答えられた。これくらいは答えれないと困るしね。
「テイマーだったよ」
「おー! テイマーってすごいじゃん! おめでとう!」
初めて褒めてくれたのが、ここ数年会ってなかったドーラって……なんか実家に対して腹立ってきた。
そして褒めてもらえてすごく嬉しかった。初めて私を認めてくれた気がした。
「ありがとう。すごく嬉しいよ」
「良かった。そうだ。ミズキはこれからどうするの? この森から出るなら送っていくけど」
そういえば考えて無かった。うーん。戸籍も残ってるかどうか怪しいしね……。普通の職業は難しいよね。
「そうだね……冒険者でもしようと思ってる。どこかでスライムでもテイムしようかな」
そう言うとドーラが顔を輝かせた。
「それならさ。ボクをテイムして連れていってよ!」
「いいの? ドーラって長年ここに住んでたんでしょ? それに私なんかと……」
「全然良いよ。ここに住んでたのも魔力が多くて居心地がいいからだしね。ミズキと一緒の方が絶対楽しいよ」
私を必要としてくれる人がまだいたんだ……。こんな事を考えるなんて、気づかないうちにだいぶ心がやられてたんだな……。
「そう言う事なら一緒に行こう! ……でもテイムってどうすれば良いの?」
「こうだよ。まずは手を合わせて、ミズキが私に魔力を流し込むの。
それで魔物が……この場合は私が抵抗せずに受け入れたら魔力が登録されてテイムが完了するの」
なるほどね。私は人型に戻ったドーラと手を合わせた。そして私の魔力を流し込む。
「んっ……。くっ……」
ドーラが顔を赤らめて変な声を出す。そんな声出すのやめてほしいんだけど。
私が睨むとやめた。やっぱりワザとだったんかい。
しばらく魔力を流し込んでいると、なんだか私とドーラが繋がった感覚になった。何ていうんだろ。一体感? そんなものを感じる。
「これでテイムは完了だよ。これからよろしくね。ミズキ!」
「こちらこそよろしくね。ドーラ!」
こうして私は初の使い魔を得る事になった。
「んじゃ。近くの町まで行くね。ちょっと我慢してね」
どうやって?
「え? 我慢? きゃっ」
ドーラが私の首根っこをくわえた。私は猫じゃ無いんだけどにゃあ。
……と思ったら、びっくりする暇もなくドーラが猛スピードで走り出した。ちょっと待って何これ早すぎ。あばばばば……。
「これからもっと早くなるよー。それっ!」
あわわわ。これ体浮いてない!? いやまぁ飛ぶんだもんね。当たり前だよね。でも早すぎ! あぁぁぁぁぁぁ……。
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