転移少女の侵略譚！〜弱小国家の皇帝になったのでほのぼの内政しようと思っていたら隣国達が(悪い意味で)放っておいてくれないので全部滅ぼす〜

古代ギリシャ時代編

23年後

おはようございまーす！眠っている間もいろんな事がありました。まずはアウトバーン計画の完成です。

あれから少しずつ工事の効率が良くなって、10年以上かかって我が国の各都市をつなぐ道路が完成。
それから9年かかってブルガリ王国にもつながりました。

そして去年にはイスタンブル王国まで道路がつながったという事です。
今はマケド王国まで絶賛延長工事中だとか。
これでこの地域の覇権はアテーネ共和国から我が国のものになるでしょう。

今ではモンタナの港も大きくなって、イスタンブル王国よりも安く使える港として、物流の要所にもなっています。

もちろん海峡を挟んで、東側の国々に一番近いイスタンブル王国の港が1番人気です。
この辺の地域は東と西の貿易が盛んですからね。

その点も安心。西に行く馬車は我が国を通っていくので、通行料で大儲けです。それに我が国で物を売る場合は関税を免除したので、市場は大賑わいらしいです。金儲け万歳！

道の重要性を見抜けなかった連合の国はそれはそれは悔しがっているそうです。ご飯が美味しいですね。蜜の味です。

もう一つはアテーネ共和国の選挙です。ちょうど14年前の事だそうで今回はドナルドさんとチャールズさんです。

東の大国であるペルシー連邦や北の帝国の脅威を訴えて連合を作った成果をアピールをしたドナルドさんの勝ちのようです。
チャールズさんは経済の悪化を訴えているようですけどギリギリ負けてしまったみたいですね。

ちなみにもうすぐ次の選挙をやるらしいですね。
まぁまたドナルドさんの勝ちでしょう。

他にも魔術の研究が順調だとか、馬車の技術でトップになっただとか、いろいろあるんですけどそれは置いておいて。

心配していた戦争も起こりませんでした。それがこの23年の出来事です。そう。23年です。

実は3年後にはあるイベントが有る予定だったのですが、どうやらそれが早く起きそうなのです。それで予定を変更して今から準備を急いでいると言う事です。

もう一つ理由があります。ゴアさんは子供に王の座を譲るそうなんです。しかし子供は4人いるから誰にするか決めて欲しいと言ってきたのです。

まぁ次の王を誰にするかは私が決めると言ったからですけど。
何故かと言うとこのゲームにも創造主以外の王を決める要素があるのですが、王が変わるときには選択肢が出てくるんです。

“次の王は誰にしますか？”
“イズカ　内政4  外交6  軍事5  正統性89”

こういうやつです。
簡単に言うと能力が分かるんです。

内政と外交は見ての通りですね。軍事というのは、この人の将校としての能力です。兵士の指揮が上がったりするんですよね。普通に大事です。

正統性というやつは、どれだけその人が王になる権利があるかです。
例えば王の浮気相手の子供だったり養子だとこの数値が低くなり、反乱が起こりやすくなったり王が軽視されたりします。

私は「眠る」事も多いのでこれが結構大事だったりするんです。今回は全員、村長さんの子供ですから大丈夫そうですね。

それで4人の能力を見ていたんですが。
“アベル　内政9  外交8  軍事8  正統性80”

現人神ですか？しかも年齢は24歳。これから長く活躍してくれるでしょう。
もうこの人で決定です。一応ゴアさんに聞いてみましたが性格も良いとのこと。最高じゃないですか。これで我が国は勝ったも同然ですね。

と言っても今は経験が足りてないのでしばらくは勉強期間という事になりました。アベル王万歳！！

他の人は気の毒ですが、何か仕事を考えておきましょう。こういうのが反乱の温床になるから気をつけて見張らないといけません。