10 / 78
古代ギリシャ時代編
陥落
しおりを挟む
――アジ連合軍総司令官キキ視点――
普段のアテーネ共和国の軍は200人程度。しかし今回は魔族相手なため各国は少し多めに軍を派遣した結果700人もいる。700人の軍が動くのは壮観だった。
今回、私はこの連合軍の総司令官となっている。
この700人の部隊が負ければ2、3の国が滅ぶこともあり得るので朝から胃が痛くて仕方がない。それでもいつも通りの仕事をするだけだ。
まずはスパルタン王国軍200人が敵のゴブリン部隊に突撃していく。
ゴブリンは200匹程度が集まっているものの、その数を急速に減らしていく。しかしその間にゴブリンジャネラル3匹が率いる残りのゴブリン800匹や、コボルト部隊100匹が部隊側面に攻撃してくる。
ゴブリンジャネラルはゴブリンの能力を上げる効果を持つし、コボルトは連携の得意な種族だ。
私はスパルタン王国の邪魔をさせないように各国の軍に迎撃命令を出した。
「コボルト共を追い返せ!決して近づけさせるな!」
さらに魔族突然部隊にも命令を出す。
「すぐに村に突撃出来る様に準備を始めてくれ。そろそろスパルタン王国が敵の防衛線を突破する」
「わかりました!魔術師は部隊の後ろに、戦士は盾持ちが前に出て槍持ちを護衛してほしい」
ニポン皇国のミトが部下に命令を出した。
「キキ司令官!スパルタン王国軍がゴブリン部隊を殲滅しました!」
ゴブリン部隊は最後の1匹まで戦ったらしい。魔族に支配された哀れな末路か。
「ニポン皇国軍よ!魔族に攻撃を仕掛けてください」
「キキ司令官!追加のゴブリン部隊400匹が連合軍の後ろに回ろうとしています!」
「何!?どこに隠れていた!?このままでは取り囲まれるぞ!アテーネ共和国軍は囲まれる前にこっちから攻撃を仕掛けろ!」
全く斥候は何をやっているんだ。そんな部隊聞いていないぞ。とりあえず攻撃をすれば向こうは動けなくなる筈だ。
――ニポン皇国軍司令官ミト視点――
とうとう村の防衛部隊が殲滅されたのでこの隙を逃さずに急いで突撃させる。
「今のうちに村に入ってください!魔族は魔法を得意としているため、魔術師は対魔法結界を盾部隊の前に張ってください!」
そう言いながら私も対魔法結界を張る。この魔法は中級魔法を極めると使えるようになる魔法の一つ。ただこれ敵の魔法攻撃から身を守れるんだけど、中級魔法なのでそこまで耐久力はないんだよね。
その間に村中に広がって、油断していた魔族をばらばらに分断しないといけない。
私達の軍がが村に広がると、その後ろから連合軍が次々と入ってくる。
「ファイアボール!」
その瞬間。連合軍に対してファイアボールが打ち込まれた。本来はそこまで威力はないけど、まとまって入ってきた連合軍を混乱させるには十分だったみたい。
「一体どこから…」
右を見ると広場に集まっている魔族達が見えた。
え?逃げたんじゃ無いの?
魔物を倒している間魔族達がいなかったのは逃げたからじゃ無かった。子供達を避難させただけで、自分達は戦う準備をしていたみたい。
「全軍、魔族に突撃せよ!」
連合軍総司令官のキキがすぐに命令を出してくれる。
すぐに他の魔法も飛んできて私たちが張った結界もあっという間に削れていっちゃう。
スキルと盾のおかげで多少頑丈な私の軍はまだ被害を出していないけど、私たちの軍を盾として期待していた他国軍はさっそく犠牲者が出ているようだ。
悪いけど魔術が上を飛んでくのは盾じゃ受け止められないからね。
「ファイアアロー!」
「!?」
敵にも上級魔法が使える人がいたなんて…!
ファイアアローは上級魔法の中で珍しい、小規模だけど威力は非常に高い魔法なんだよね。
「ぐわっ!」
私の軍から初めての犠牲者が出てしまう。
そりゃ盾じゃこれは防げないよね。
これ以上桜様から預かった大事な戦士に被害を出させるわけにはいかないね。
「ごめんなさい…御冥福をお祈りします」
犠牲となった兵士に謝る。私に出来るのはこれくらいだから。
すぐに頭を切り替える。まだ魔族には1人の犠牲も出ていない…。その時。
「ミト様!本陣が襲われたようです!」
「えっ!?すぐに助けに行かないと!」
「いえ、本陣からはこちらに構わずそっちに集中して欲しいと……」
「それ本当なんだよね?帰ったら焼け野原とか無いよね?はぁ……とりあえずこっちを早く終わらせて帰るって伝えといて」
前書き (今回は前回に引き続きミト視点です)
「固まらずに散開してください!そして全員敵に突っ込んでください!」
大規模魔法の使い手がいるなら固まらない方がいいかな。それに敵は剣とかを持ってる人は少ないので近接戦闘に持ち込んだ方が有利だろうし、魔法は味方に当たる心配があるから打ちにくくなるでしょ。
「全員ばらばらになって突っ込め!混戦に持ち込め!敵に魔法を撃たせるな!」
どうやらキキも同じ考えの様子。
敵は引こうとするがキキがすぐに命令を下した。
「逃がすな!足の速い奴らは後ろにまわれ!」
すぐに後ろにも数十名が回り込んで、魔族は挟み撃ちの格好になった。
すぐに側面にも兵士が回り込み、そのまま包囲を縮めていく。
これで終わりかな?
「ぐああ!」
初めて魔族の1人に攻撃を加えていく。その後次々と魔族が倒れていった。当然こちらにも被害が出るけど、人数差ではこちらが上だ。
「くそっ!このままじゃすり潰されるだけだ。右側から突破するぞ!」
敵は右側に攻撃を集中させ逃げるつもりみたい。まぁこれだけ損害を出させれば目的は達成したから、逃してもいっか。被害大きいし。
「ミト様。キキ司令官が撤退するよう命じました」
「わかりました。攻撃中止!全員ゆっくり後退してください!敵に後ろを見せてはいけませんよ!」
他の軍も同じ命令を受けたようで少しずつ後ろに下がっていく。
魔族も数十名の被害を出したから、もう追っては来ないみたい。いつの間にか魔物も居なくなっていて、撤退はスムーズに終わった。
こうして私達の6時間にも及ぶ戦いは終わった。
「私たちの勝ちだ!」
「おぉぉぉぉーーー!」
「万歳!」
「さて、本陣が襲われているそうです。今すぐ引き返します!陣形は無視してください!足の速い人からすぐに救援に向かってください!」
ここから本陣まで30分……桜様は無事でしょうか。
普段のアテーネ共和国の軍は200人程度。しかし今回は魔族相手なため各国は少し多めに軍を派遣した結果700人もいる。700人の軍が動くのは壮観だった。
今回、私はこの連合軍の総司令官となっている。
この700人の部隊が負ければ2、3の国が滅ぶこともあり得るので朝から胃が痛くて仕方がない。それでもいつも通りの仕事をするだけだ。
まずはスパルタン王国軍200人が敵のゴブリン部隊に突撃していく。
ゴブリンは200匹程度が集まっているものの、その数を急速に減らしていく。しかしその間にゴブリンジャネラル3匹が率いる残りのゴブリン800匹や、コボルト部隊100匹が部隊側面に攻撃してくる。
ゴブリンジャネラルはゴブリンの能力を上げる効果を持つし、コボルトは連携の得意な種族だ。
私はスパルタン王国の邪魔をさせないように各国の軍に迎撃命令を出した。
「コボルト共を追い返せ!決して近づけさせるな!」
さらに魔族突然部隊にも命令を出す。
「すぐに村に突撃出来る様に準備を始めてくれ。そろそろスパルタン王国が敵の防衛線を突破する」
「わかりました!魔術師は部隊の後ろに、戦士は盾持ちが前に出て槍持ちを護衛してほしい」
ニポン皇国のミトが部下に命令を出した。
「キキ司令官!スパルタン王国軍がゴブリン部隊を殲滅しました!」
ゴブリン部隊は最後の1匹まで戦ったらしい。魔族に支配された哀れな末路か。
「ニポン皇国軍よ!魔族に攻撃を仕掛けてください」
「キキ司令官!追加のゴブリン部隊400匹が連合軍の後ろに回ろうとしています!」
「何!?どこに隠れていた!?このままでは取り囲まれるぞ!アテーネ共和国軍は囲まれる前にこっちから攻撃を仕掛けろ!」
全く斥候は何をやっているんだ。そんな部隊聞いていないぞ。とりあえず攻撃をすれば向こうは動けなくなる筈だ。
――ニポン皇国軍司令官ミト視点――
とうとう村の防衛部隊が殲滅されたのでこの隙を逃さずに急いで突撃させる。
「今のうちに村に入ってください!魔族は魔法を得意としているため、魔術師は対魔法結界を盾部隊の前に張ってください!」
そう言いながら私も対魔法結界を張る。この魔法は中級魔法を極めると使えるようになる魔法の一つ。ただこれ敵の魔法攻撃から身を守れるんだけど、中級魔法なのでそこまで耐久力はないんだよね。
その間に村中に広がって、油断していた魔族をばらばらに分断しないといけない。
私達の軍がが村に広がると、その後ろから連合軍が次々と入ってくる。
「ファイアボール!」
その瞬間。連合軍に対してファイアボールが打ち込まれた。本来はそこまで威力はないけど、まとまって入ってきた連合軍を混乱させるには十分だったみたい。
「一体どこから…」
右を見ると広場に集まっている魔族達が見えた。
え?逃げたんじゃ無いの?
魔物を倒している間魔族達がいなかったのは逃げたからじゃ無かった。子供達を避難させただけで、自分達は戦う準備をしていたみたい。
「全軍、魔族に突撃せよ!」
連合軍総司令官のキキがすぐに命令を出してくれる。
すぐに他の魔法も飛んできて私たちが張った結界もあっという間に削れていっちゃう。
スキルと盾のおかげで多少頑丈な私の軍はまだ被害を出していないけど、私たちの軍を盾として期待していた他国軍はさっそく犠牲者が出ているようだ。
悪いけど魔術が上を飛んでくのは盾じゃ受け止められないからね。
「ファイアアロー!」
「!?」
敵にも上級魔法が使える人がいたなんて…!
ファイアアローは上級魔法の中で珍しい、小規模だけど威力は非常に高い魔法なんだよね。
「ぐわっ!」
私の軍から初めての犠牲者が出てしまう。
そりゃ盾じゃこれは防げないよね。
これ以上桜様から預かった大事な戦士に被害を出させるわけにはいかないね。
「ごめんなさい…御冥福をお祈りします」
犠牲となった兵士に謝る。私に出来るのはこれくらいだから。
すぐに頭を切り替える。まだ魔族には1人の犠牲も出ていない…。その時。
「ミト様!本陣が襲われたようです!」
「えっ!?すぐに助けに行かないと!」
「いえ、本陣からはこちらに構わずそっちに集中して欲しいと……」
「それ本当なんだよね?帰ったら焼け野原とか無いよね?はぁ……とりあえずこっちを早く終わらせて帰るって伝えといて」
前書き (今回は前回に引き続きミト視点です)
「固まらずに散開してください!そして全員敵に突っ込んでください!」
大規模魔法の使い手がいるなら固まらない方がいいかな。それに敵は剣とかを持ってる人は少ないので近接戦闘に持ち込んだ方が有利だろうし、魔法は味方に当たる心配があるから打ちにくくなるでしょ。
「全員ばらばらになって突っ込め!混戦に持ち込め!敵に魔法を撃たせるな!」
どうやらキキも同じ考えの様子。
敵は引こうとするがキキがすぐに命令を下した。
「逃がすな!足の速い奴らは後ろにまわれ!」
すぐに後ろにも数十名が回り込んで、魔族は挟み撃ちの格好になった。
すぐに側面にも兵士が回り込み、そのまま包囲を縮めていく。
これで終わりかな?
「ぐああ!」
初めて魔族の1人に攻撃を加えていく。その後次々と魔族が倒れていった。当然こちらにも被害が出るけど、人数差ではこちらが上だ。
「くそっ!このままじゃすり潰されるだけだ。右側から突破するぞ!」
敵は右側に攻撃を集中させ逃げるつもりみたい。まぁこれだけ損害を出させれば目的は達成したから、逃してもいっか。被害大きいし。
「ミト様。キキ司令官が撤退するよう命じました」
「わかりました。攻撃中止!全員ゆっくり後退してください!敵に後ろを見せてはいけませんよ!」
他の軍も同じ命令を受けたようで少しずつ後ろに下がっていく。
魔族も数十名の被害を出したから、もう追っては来ないみたい。いつの間にか魔物も居なくなっていて、撤退はスムーズに終わった。
こうして私達の6時間にも及ぶ戦いは終わった。
「私たちの勝ちだ!」
「おぉぉぉぉーーー!」
「万歳!」
「さて、本陣が襲われているそうです。今すぐ引き返します!陣形は無視してください!足の速い人からすぐに救援に向かってください!」
ここから本陣まで30分……桜様は無事でしょうか。
1
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる