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第三部
二、兄弟の証
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それから十日後――飛鳥は湊の供として、志摩国を発ち、六日ほどかけて都入りを果たした。
都の東に位置する匡院宮本家に到着すると、飛鳥はまたがっていた馬から飛び降り、馬上の湊に手を差し伸べた。
「お疲れではありませんか」
「そう何度も聞かなくても、慣れた道だから平気だよ」
湊は笑いながら素直に飛鳥の手を取ると、軽い身のこなしで馬から降りた。馬の乗り方を飛鳥に教えたのは他でもない湊だが、飛鳥は自分より一回り小さくなってしまった義兄の身を、いちいち案じずにはいられない。
そんな飛鳥の心の内を、湊はからかい混じりに笑い飛ばす。
「私の外見に騙されるなよ? もっとも、これほど大きくなったお前にとっては、私みたいな小柄な男は、か弱く思えて仕方ないのだろうけどね」
「ご気分を害されたのなら、謝ります」
「気分を害したのは、お前の方だろう? 別に大きくなった事を責めてないからな」
するりと頰を撫でられて、飛鳥は赤面する。幼少の頃はあれほど病弱だったのに、気がつけば野山を駆け回っても疲れ知らずの、逞しく頑丈な男に成り果てていた。また体が大きくなるにつれ、性格や言動も大分変わってしまった自覚もある。
「心配しなくても、お前は大きくなっても可愛いよ」
「そのような心配など、しておりません……」
憮然と呟いた飛鳥は、爪先立ちで頭を撫でようとする湊から身を引くと、二人分の馬の手綱を引いて厩へ向かった。
(まったく、いつまで経ってもあの人は……俺の事を子ども扱いして!)
可愛いなどと軽口を叩かれるのはいつもの事だが、さすがに頭を撫でられるのは閉口する。
湊はさほど小柄ではないし、か弱くもないはずなのに、上背のある飛鳥にはどうしても庇護の対象に見えてしまう。だが中身はどうだろう。
(悔しいけど、あの人の方がずっと大人だ)
落ち着き払った物腰も、余裕を感じる笑顔も、そして相手の強さも弱さも全て受け止める懐の深さもある。
そんな湊に少しでも近づきたくて、飛鳥は出来る事は何でも真剣に取り組んだ。その甲斐あってか、琵琶の腕前はかなりのものとなり、弓術は師範級で、病弱だった幼少期の面影を微塵も感じられないほど体力もついた。
(それでも……絶対に、あの人には追いつけない)
そもそも二人は、決定的に立場が違う。それは『養う者』と『養われる者』という、動かしようもない力関係で、同じ土俵に立つ事など土台無理な話なのだ。大人になるにつれ、飛鳥はその事実を痛いほど身に染みて感じていた。
(湊がいるから、自分はここまで生きてこれた……そして、これからも)
ならばせめて湊の役に立てる人間になりたい、と飛鳥は切に願う。自分の全てをもって湊を支えたい。だからいつでも、湊の一番近くに在りたい。
(でも……湊は、どう思っているのだろう)
わざわざ自ら出向いてまで、飛鳥を都まで引っ張ってきたのだ。見識を広めるなどと理由をつけて、本当は体よく厄介払いをしたかったのではないか。
(駄目だな、この所ずっと後ろ向きな考えばかりだ)
志摩国での暮らしはやさしく穏やかで、長い夢の中で暮らしてきたようなものだ。自然豊かな土地で、初めて季節の移ろいを美しく思い、生きている事に感謝できた。その傍らには常に湊がいて、彼の庇護の元で月日を重ねてきた。
湊が望むならば、飛鳥は湊と離れる決心を固めなくてはならない。従うのが当たり前だ……飛鳥の全ては、湊の為にあるのだから。
匡院宮当主に挨拶をするべく、飛鳥は通された部屋で旅装束から直衣に着替えた。
屋敷の使用人の手を借りて何とか着れたものの、窮屈さに早くもため息が漏れそうになる。この格好では、恐らく馬に乗るのも一苦労だろう。
「お、なかなか似合ってるな」
予告なく襖が開き、勝手知ったる気安さで部屋に入ってきたのは、すでに着替え終えた湊だった。
「……綺麗ですね」
「ん? ああ、久しぶりにこういう着物に袖通したな。でも、普段の着流しよりも、渋めの色合いだろう。これで多少は年相応に見れるかと思ってな」
湊は、薄茶色と紫の重ねを纏った直衣姿で、普段の明るい色合いの着流しと違い、落ち着いた風格を醸し出していた。こうやって然るべき服装に身を包むと、やはり都の貴人である事実を突きつけられる。
「着物ではなく、湊の事です……見違えました」
「なんだそれは。つまり結局は着物の力だろう? しかも見違えたって、それは私の台詞だよ。お前が直衣を着たところを初めて見たが、かなり男前になるんだなあ。どこからどう見ても、立派な公達だ」
「それこそ着物の力で、目の錯覚です。俺みたいな田舎者だと、着ている物でなんとか誤魔化しているに過ぎません……でもそれも、湊の兄上殿に御目通りする為には、仕方ない事と割り切ります」
「では、その兄上殿に会いにいくか。きっとお待ちかねだ」
使用人の案内で、飛鳥は湊の後を追うように長い廊下を渡り、やがて広々とした部屋に到着した。奥の床の間の前には、当主であろう風格を備えた男が分厚い座布団の上に座っていた。
「湊、よく戻ったな」
「ご無沙汰しております、兄上」
湊は部屋に一歩入ったところで膝をつき、深々と頭を下げた。飛鳥はそれに習って、部屋の前の廊下で膝を折ると無言で頭を下げる。
「堅苦しくしなくていいから、こちらへ……供の者も一緒に入るといい」
最後の言葉は、飛鳥に向けられたものに違いない。飛鳥は恐縮気味に腰を浮かせ、湊の後に続いて部屋に入り、入口の付近で再び膝を折った。
「兄上、これはただの供の者ではございません……飛鳥、こちらへ来なさい」
湊に視線で促され、飛鳥は躊躇いつつも部屋の中央に進んだ湊の斜め後ろに控えた。
「この者は飛鳥と申しまして、先の匡院宮家当主の四男であり、僕たちの異母弟でもあります」
「では、湊が十年前に引き取ったという子供は、お前のことか」
恐らく最初から分かっていたのだろうが、匡院宮現当主は少し大仰に驚いた顔を見せた。
「では、私の弟でもあるのだな……飛鳥と申したか」
「はい、お初にお目に掛かります」
飛鳥は背筋を伸ばし、深々とお辞儀をした。
「面を上げよ」
飛鳥は言われた通り顔を上げたが、失礼のないように視線は相変わらず斜め下に落とした。視界の中にぼんやりと現当主の姿が映り込む。湊とはあまり似ていない、だが都人らしく色白でおっとりした風貌をしていた。
「なるほど、どことなく父上に似ている気もするな」
「ええ、特に背の高さと体の大きさでしょうか。飛鳥は乗馬と弓が得意で、供としても重宝しております」
「父上も弓が得意だったな。それと琵琶も」
「飛鳥の琵琶の腕前も、なかなかですよ」
当主と湊の会話が続けられている中、飛鳥はじっと黙ったまま身じろぎしなかった。だが頭の中では、様々な考えが忙しなく行きかっていた。
なぜ、湊が飛鳥に弓を習わせたか。琵琶の練習を勧めたのか。乗馬を覚えさせ、時に心配しながらも、好き勝手に野山を駆け回らせたのか。
(すべては……前当主、俺の父親に当たる人物と、似通わせる為だったのか……?)
飛鳥の頭の中で、ひとつの懸念が浮かび上がる。
「たしかに、父上によく似ているな」
「そうでしょう。飛鳥は姿こそ母親似ですが、中身は父上にそっくりです」
湊はそう言い放つと、飛鳥にひたりと視線を向けた。
「まさか、これほどまでに似てるとは、思いませんでしたよ」
飛鳥の心臓は嫌な音を立てて、激しく打ち鳴らし出す。父上である前当主に『中身』が似ていると言われた。
だが飛鳥の顔は、母親似らしい。それを言ったのは他でもない、湊だ……十年前、湊と出会った時に、はっきりと告げられた。
――君の顔を見ていると、懐かしい人を思い出すんだ。
――君の御母上だよ。とても美しい人だった。
――面立ちがそっくりだ。宴で会った時、本当に驚いたよ。まさかもう一度、こんな形であの方に会えるとは思わなかったから、とても嬉しかった。
飛鳥は、自分の母親の顔を知らない。小さい頃別れた為、よく憶えていなかった。だから似ていると称された自らの顔を通して母親の顔を知った。
(俺の顔は母親似だとしても……父親の面影は、全くないのだろうか)
ふと視界の中に映る、自分のもう一人の『兄上』を眺める。幼い頃に生き別れたもう一人の兄は、湊と飛鳥どちらにも似ていない。恐らく父である前当主か、兄を産んだ母に似ているのだろう。
「我ら三人とも母親が違えど、紛れもなく兄弟です。兄上と飛鳥と、こうして三人で語らう日が来るとは思いもよらない幸運でした。これからも飛鳥共々、よろしくお願い申し上げます」
「お前にそう言われて、私が否と言うはずもあるまい……分かっているだろう、湊」
そう自嘲気味に笑う当主の視線は、どこかさげすむように湊を見つめていた。だが湊はそれに気づかないのか、少なくとも気づかない振りをして、穏やかな笑顔の仮面を顔に貼り付けていた。
都の東に位置する匡院宮本家に到着すると、飛鳥はまたがっていた馬から飛び降り、馬上の湊に手を差し伸べた。
「お疲れではありませんか」
「そう何度も聞かなくても、慣れた道だから平気だよ」
湊は笑いながら素直に飛鳥の手を取ると、軽い身のこなしで馬から降りた。馬の乗り方を飛鳥に教えたのは他でもない湊だが、飛鳥は自分より一回り小さくなってしまった義兄の身を、いちいち案じずにはいられない。
そんな飛鳥の心の内を、湊はからかい混じりに笑い飛ばす。
「私の外見に騙されるなよ? もっとも、これほど大きくなったお前にとっては、私みたいな小柄な男は、か弱く思えて仕方ないのだろうけどね」
「ご気分を害されたのなら、謝ります」
「気分を害したのは、お前の方だろう? 別に大きくなった事を責めてないからな」
するりと頰を撫でられて、飛鳥は赤面する。幼少の頃はあれほど病弱だったのに、気がつけば野山を駆け回っても疲れ知らずの、逞しく頑丈な男に成り果てていた。また体が大きくなるにつれ、性格や言動も大分変わってしまった自覚もある。
「心配しなくても、お前は大きくなっても可愛いよ」
「そのような心配など、しておりません……」
憮然と呟いた飛鳥は、爪先立ちで頭を撫でようとする湊から身を引くと、二人分の馬の手綱を引いて厩へ向かった。
(まったく、いつまで経ってもあの人は……俺の事を子ども扱いして!)
可愛いなどと軽口を叩かれるのはいつもの事だが、さすがに頭を撫でられるのは閉口する。
湊はさほど小柄ではないし、か弱くもないはずなのに、上背のある飛鳥にはどうしても庇護の対象に見えてしまう。だが中身はどうだろう。
(悔しいけど、あの人の方がずっと大人だ)
落ち着き払った物腰も、余裕を感じる笑顔も、そして相手の強さも弱さも全て受け止める懐の深さもある。
そんな湊に少しでも近づきたくて、飛鳥は出来る事は何でも真剣に取り組んだ。その甲斐あってか、琵琶の腕前はかなりのものとなり、弓術は師範級で、病弱だった幼少期の面影を微塵も感じられないほど体力もついた。
(それでも……絶対に、あの人には追いつけない)
そもそも二人は、決定的に立場が違う。それは『養う者』と『養われる者』という、動かしようもない力関係で、同じ土俵に立つ事など土台無理な話なのだ。大人になるにつれ、飛鳥はその事実を痛いほど身に染みて感じていた。
(湊がいるから、自分はここまで生きてこれた……そして、これからも)
ならばせめて湊の役に立てる人間になりたい、と飛鳥は切に願う。自分の全てをもって湊を支えたい。だからいつでも、湊の一番近くに在りたい。
(でも……湊は、どう思っているのだろう)
わざわざ自ら出向いてまで、飛鳥を都まで引っ張ってきたのだ。見識を広めるなどと理由をつけて、本当は体よく厄介払いをしたかったのではないか。
(駄目だな、この所ずっと後ろ向きな考えばかりだ)
志摩国での暮らしはやさしく穏やかで、長い夢の中で暮らしてきたようなものだ。自然豊かな土地で、初めて季節の移ろいを美しく思い、生きている事に感謝できた。その傍らには常に湊がいて、彼の庇護の元で月日を重ねてきた。
湊が望むならば、飛鳥は湊と離れる決心を固めなくてはならない。従うのが当たり前だ……飛鳥の全ては、湊の為にあるのだから。
匡院宮当主に挨拶をするべく、飛鳥は通された部屋で旅装束から直衣に着替えた。
屋敷の使用人の手を借りて何とか着れたものの、窮屈さに早くもため息が漏れそうになる。この格好では、恐らく馬に乗るのも一苦労だろう。
「お、なかなか似合ってるな」
予告なく襖が開き、勝手知ったる気安さで部屋に入ってきたのは、すでに着替え終えた湊だった。
「……綺麗ですね」
「ん? ああ、久しぶりにこういう着物に袖通したな。でも、普段の着流しよりも、渋めの色合いだろう。これで多少は年相応に見れるかと思ってな」
湊は、薄茶色と紫の重ねを纏った直衣姿で、普段の明るい色合いの着流しと違い、落ち着いた風格を醸し出していた。こうやって然るべき服装に身を包むと、やはり都の貴人である事実を突きつけられる。
「着物ではなく、湊の事です……見違えました」
「なんだそれは。つまり結局は着物の力だろう? しかも見違えたって、それは私の台詞だよ。お前が直衣を着たところを初めて見たが、かなり男前になるんだなあ。どこからどう見ても、立派な公達だ」
「それこそ着物の力で、目の錯覚です。俺みたいな田舎者だと、着ている物でなんとか誤魔化しているに過ぎません……でもそれも、湊の兄上殿に御目通りする為には、仕方ない事と割り切ります」
「では、その兄上殿に会いにいくか。きっとお待ちかねだ」
使用人の案内で、飛鳥は湊の後を追うように長い廊下を渡り、やがて広々とした部屋に到着した。奥の床の間の前には、当主であろう風格を備えた男が分厚い座布団の上に座っていた。
「湊、よく戻ったな」
「ご無沙汰しております、兄上」
湊は部屋に一歩入ったところで膝をつき、深々と頭を下げた。飛鳥はそれに習って、部屋の前の廊下で膝を折ると無言で頭を下げる。
「堅苦しくしなくていいから、こちらへ……供の者も一緒に入るといい」
最後の言葉は、飛鳥に向けられたものに違いない。飛鳥は恐縮気味に腰を浮かせ、湊の後に続いて部屋に入り、入口の付近で再び膝を折った。
「兄上、これはただの供の者ではございません……飛鳥、こちらへ来なさい」
湊に視線で促され、飛鳥は躊躇いつつも部屋の中央に進んだ湊の斜め後ろに控えた。
「この者は飛鳥と申しまして、先の匡院宮家当主の四男であり、僕たちの異母弟でもあります」
「では、湊が十年前に引き取ったという子供は、お前のことか」
恐らく最初から分かっていたのだろうが、匡院宮現当主は少し大仰に驚いた顔を見せた。
「では、私の弟でもあるのだな……飛鳥と申したか」
「はい、お初にお目に掛かります」
飛鳥は背筋を伸ばし、深々とお辞儀をした。
「面を上げよ」
飛鳥は言われた通り顔を上げたが、失礼のないように視線は相変わらず斜め下に落とした。視界の中にぼんやりと現当主の姿が映り込む。湊とはあまり似ていない、だが都人らしく色白でおっとりした風貌をしていた。
「なるほど、どことなく父上に似ている気もするな」
「ええ、特に背の高さと体の大きさでしょうか。飛鳥は乗馬と弓が得意で、供としても重宝しております」
「父上も弓が得意だったな。それと琵琶も」
「飛鳥の琵琶の腕前も、なかなかですよ」
当主と湊の会話が続けられている中、飛鳥はじっと黙ったまま身じろぎしなかった。だが頭の中では、様々な考えが忙しなく行きかっていた。
なぜ、湊が飛鳥に弓を習わせたか。琵琶の練習を勧めたのか。乗馬を覚えさせ、時に心配しながらも、好き勝手に野山を駆け回らせたのか。
(すべては……前当主、俺の父親に当たる人物と、似通わせる為だったのか……?)
飛鳥の頭の中で、ひとつの懸念が浮かび上がる。
「たしかに、父上によく似ているな」
「そうでしょう。飛鳥は姿こそ母親似ですが、中身は父上にそっくりです」
湊はそう言い放つと、飛鳥にひたりと視線を向けた。
「まさか、これほどまでに似てるとは、思いませんでしたよ」
飛鳥の心臓は嫌な音を立てて、激しく打ち鳴らし出す。父上である前当主に『中身』が似ていると言われた。
だが飛鳥の顔は、母親似らしい。それを言ったのは他でもない、湊だ……十年前、湊と出会った時に、はっきりと告げられた。
――君の顔を見ていると、懐かしい人を思い出すんだ。
――君の御母上だよ。とても美しい人だった。
――面立ちがそっくりだ。宴で会った時、本当に驚いたよ。まさかもう一度、こんな形であの方に会えるとは思わなかったから、とても嬉しかった。
飛鳥は、自分の母親の顔を知らない。小さい頃別れた為、よく憶えていなかった。だから似ていると称された自らの顔を通して母親の顔を知った。
(俺の顔は母親似だとしても……父親の面影は、全くないのだろうか)
ふと視界の中に映る、自分のもう一人の『兄上』を眺める。幼い頃に生き別れたもう一人の兄は、湊と飛鳥どちらにも似ていない。恐らく父である前当主か、兄を産んだ母に似ているのだろう。
「我ら三人とも母親が違えど、紛れもなく兄弟です。兄上と飛鳥と、こうして三人で語らう日が来るとは思いもよらない幸運でした。これからも飛鳥共々、よろしくお願い申し上げます」
「お前にそう言われて、私が否と言うはずもあるまい……分かっているだろう、湊」
そう自嘲気味に笑う当主の視線は、どこかさげすむように湊を見つめていた。だが湊はそれに気づかないのか、少なくとも気づかない振りをして、穏やかな笑顔の仮面を顔に貼り付けていた。
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