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第一部
七、伝わる気持ち、伝えたい気持ち
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白く濃い霧に包まれる中、雨音は明翠に手を引かれて小走りで歩いていた。
背の高い明翠は、小柄な雨音よりも優に頭一つ分は高い為、必然的に脚も長く、明らかに歩幅が違う。だから明翠の歩調に合わせようとすると、雨音はどうしても早足もしくは小走りになってしまうのだ。
以前出掛けた時も手を繋いで歩いたが、こんな風ではなかった。歩調の違いなど何も感じなかった。あの時は、明翠が歩く速さを合わせてくれていたのだと、たった今知った。
(御方様、怒ってる……)
じわりと眦に涙が浮かんだが、こぼれてしまわないよう必死に押し戻す。すると繋がれた手が、一層強く握られたのが分かった。
「泣くな……」
明翠は前を向いたままこちらを見ない。だが歩調は緩み、雨音と並んで歩き出した。
「泣くな……泣くな……」
掠れた小さな声で何度も命じられ、雨音は並んで歩きながら必死に涙を堪えていた。
(どうしよう、御方様を困らせた、どうしよう、ごめんなさい……ごめんなさい……)
雨音の胸が悲しみで張り裂けそうになった時、明翠は突然足を止めると、振り返りざまに雨音を抱きすくめた。
「……!?」
雨音は驚きすぎて、涙が引っ込んでしまった。動揺のあまり叫び声を上げそうになったが、寸前で飲み込んだ。肌触りの良い絹の羽織を通して、明翠の体温が伝わってくる。
「どうして……」
「えっ」
「何故、うまく伝わらない……」
明翠の唇から絞り出された言葉は、雨音に対してと言うよりも、彼自身に対して向けられたものだろう。包み込む腕の強さからは、疑いようもない優しさが感じられ、雨音は自分が思い違いしているのではないかと自問する。
(怒ってるんじゃ、なかったの?)
「怒ってない……だから悲しむな」
(お仕事の邪魔をして、ご迷惑を掛けたのに?)
「そんな事ない。迷惑だなんて思ってない……だから謝るな」
(本当は俺、御方様のおそばに居ない方が……)
「違う、そうではない!」
大きな声に、雨音の体がビクッと揺れた。頭が真っ白になり、思考がすべて停止してしまう。
明翠の長い髪の房が揺れ、雨音の頰をくすぐった。少し震える指が、雨音の髪を何度も梳く。次第に落ち着きを取り戻してきた雨音は、先ほどの耳にした明翠の言葉はすべて、雨音の心の声へ答えたものだと気づいた。
「どうして……何故、うまく伝わらない……」
(御方様……苦しんでる?)
抱きしめる腕に力がこもった。
雨音は恐る恐る腕を伸ばし、広い背中に手を回す。そして勇気を出して、震える唇を開いた。
「御方様、どうして苦しまれているのか、教えていただけますか……俺、御方様のように、こうして触れてても、御方様のお気持ちが分からなくて……」
「……分かっても、ままならない事ばかりだ」
明翠はのろのろと腕を緩めると、切ない表情で雨音の顔を見下ろす。
「……松葉と出掛けたのが、面白くなかった」
「えっ」
「右京に頼ろうとしたのも、文を書いて渡したのも、気に入らない」
「そ、それは右京様が、器作りに使う道具についてお詳しいかと思って……」
「そもそも、松葉や右京は名前で呼ぶのに、どうして私だけ名前で呼ばないんだ」
「……!」
明翠の横顔がみるみるうちに赤く染まる。肌が透き通るように白いので、その変化は手に取るように分かった。
ふと雨音の脳裏に、幼い弥吉の姿が過ぎる。他の子に話しかけただけで、拗ねて不機嫌になった弟の泣きそうな顔を思い出した。それは幼さからくる独占欲で、兄である自分の関心を一身に受けたいばかりに生まれた感情だろう。
雨音の心の強張っていた部分が、肩に入っていた力と共にふっと緩んだ。両手を伸ばし、明翠の赤くなっている頰をそうっと包み込む。
「俺、本当は御方様……明翠様とご一緒に出掛けたかったんです」
明翠の顔が一層赤くなった。
「本当は、明翠様に色々ご相談したかった……文だって、いつか明翠様に読んでいただきたいと思って、手習いの時間に、一生懸命文字の練習をしました」
(明翠様に、褒めていただきたかったから)
明翠は雨音の両手を自らの手で包み込み、顔から外させると、ふいと顔を逸らした。
「……まったく、最初からそう言えば良いものを」
「申し訳ありません」
「謝ることない……もし言葉に出来ないなら、触れてくれればいい。そうすれば」
(気持ちは伝わる……きっと、明翠様の気持ちも)
だって触れ合うと、こんなに温かくてやさしい。明翠がぎこちなく微笑む。触れるだけで気持ちが分かるよりも、触れるだけで気持ちを伝えられる方が、ずっといい事なのかもしれない。
明翠が差し出す手を取ると、短く一言「帰るぞ」と告げられ、再び歩き出す。隣を見上げると、照れたような顔をした明翠に見つめ返された。
その夜、夕餉を済ませた二人は縁側に並んで座り、庭先を飛び交う蛍を眺めていた。
「綺麗ですね」
「ああ」
明翠は珍しく酒を飲んでいた。涼やかな硝子の銚子を傍らの盆に置き、胡座をかいて盃を傾けている。
一方、雨音は果実水を飲んでいた。爽やかな甘さが喉越しに気持ち良く、あっという間に一杯飲み干してしまった。そして今は二杯目の茶碗を手の中で揺らしながら、大切にちびりちびり飲んでいる。
「遠慮せずに、いくらでも飲むといい」
「いえ、二杯以上飲むとお腹を壊すと、松葉様に止められました」
「また松葉か……」
明翠は面白くなさそうにそうぼやくと、手にした盃を一気にあおる。そしてふと思いついたように、隣の浴衣姿の雨音を覗き込んだ。
「……そのように可愛らしく飲んでいると、つい手を出したくなるな」
トロリと艶めいた流し目に、雨音は目を瞬く。
「では狐の皆様に、明翠様の分もご用意していただくよう、お願いしてきましょうか?」
「は? 何のことだ」
「ですから果実水を……え?」
風鈴の音色が、やけに大きく響いた。長い指が伸ばされると、半分飲みかけの茶碗が取り上げられ、手の届かない場所に置かれてしまう。
「雨音は……今年幾つになる?」
「十八になります」
「十八……」
明翠は空になった盃を弄びながら、小さく首を振った。
(やっぱり果実水よりも、お酒の方がお好きなんだろうなあ)
雨音は銚子を手に取って盃に注ごうとすると、明翠に無言で取り上げられてしまった。
「自分でやる」
「あ、はい……」
だが明翠は銚子と空になった盃を盆に乗せ、果実水の茶碗と一緒に脇へ押しやってしまう。
それから少し迷った様子の明翠に「触れてもいいか」と問われ、雨音は自分から明翠の手を握り締めた。
「酒は嗜むのか」
「いえ、飲んだ事はございません」
酒は贅沢品だ。特に飲みたいと思わないが、明翠が美味しそうに飲むから、そのうち酒の肴を作れるようになりたいと思う。
「……可愛いことを」
明翠が嬉しそうに小さく笑った。
(何がお好きかなあ。明翠様は、割とお嫌いなものが多いから)
「……そんな事ない。お前が作れば、何でも食べる」
(そんな事言って、今朝だってお漬物の茄子(なす)を残された癖に)
「あれは……たまたま苦手なだけだ」
「ふふ、瓜類も苦手ですよね」
「瓜は……苦くないなら、食べられる」
雨音は堪えきれずに吹き出した。明翠は赤面しながらも、機嫌良さそうに雨音を見つめる。
たくさんの蛍が仄かに照らしている縁側では、いつなくお喋りを楽しむ屋敷の主人と、彼の愛し子の軽やかな笑い声が響いていた。そんな二人の微笑ましい様子を、廊下の端で控える狐達は笑いを堪えながら、用意した酒の肴をいつ運ぼうかと考えあぐねつつ、やさしく見守っていた。
(第一部・完)
背の高い明翠は、小柄な雨音よりも優に頭一つ分は高い為、必然的に脚も長く、明らかに歩幅が違う。だから明翠の歩調に合わせようとすると、雨音はどうしても早足もしくは小走りになってしまうのだ。
以前出掛けた時も手を繋いで歩いたが、こんな風ではなかった。歩調の違いなど何も感じなかった。あの時は、明翠が歩く速さを合わせてくれていたのだと、たった今知った。
(御方様、怒ってる……)
じわりと眦に涙が浮かんだが、こぼれてしまわないよう必死に押し戻す。すると繋がれた手が、一層強く握られたのが分かった。
「泣くな……」
明翠は前を向いたままこちらを見ない。だが歩調は緩み、雨音と並んで歩き出した。
「泣くな……泣くな……」
掠れた小さな声で何度も命じられ、雨音は並んで歩きながら必死に涙を堪えていた。
(どうしよう、御方様を困らせた、どうしよう、ごめんなさい……ごめんなさい……)
雨音の胸が悲しみで張り裂けそうになった時、明翠は突然足を止めると、振り返りざまに雨音を抱きすくめた。
「……!?」
雨音は驚きすぎて、涙が引っ込んでしまった。動揺のあまり叫び声を上げそうになったが、寸前で飲み込んだ。肌触りの良い絹の羽織を通して、明翠の体温が伝わってくる。
「どうして……」
「えっ」
「何故、うまく伝わらない……」
明翠の唇から絞り出された言葉は、雨音に対してと言うよりも、彼自身に対して向けられたものだろう。包み込む腕の強さからは、疑いようもない優しさが感じられ、雨音は自分が思い違いしているのではないかと自問する。
(怒ってるんじゃ、なかったの?)
「怒ってない……だから悲しむな」
(お仕事の邪魔をして、ご迷惑を掛けたのに?)
「そんな事ない。迷惑だなんて思ってない……だから謝るな」
(本当は俺、御方様のおそばに居ない方が……)
「違う、そうではない!」
大きな声に、雨音の体がビクッと揺れた。頭が真っ白になり、思考がすべて停止してしまう。
明翠の長い髪の房が揺れ、雨音の頰をくすぐった。少し震える指が、雨音の髪を何度も梳く。次第に落ち着きを取り戻してきた雨音は、先ほどの耳にした明翠の言葉はすべて、雨音の心の声へ答えたものだと気づいた。
「どうして……何故、うまく伝わらない……」
(御方様……苦しんでる?)
抱きしめる腕に力がこもった。
雨音は恐る恐る腕を伸ばし、広い背中に手を回す。そして勇気を出して、震える唇を開いた。
「御方様、どうして苦しまれているのか、教えていただけますか……俺、御方様のように、こうして触れてても、御方様のお気持ちが分からなくて……」
「……分かっても、ままならない事ばかりだ」
明翠はのろのろと腕を緩めると、切ない表情で雨音の顔を見下ろす。
「……松葉と出掛けたのが、面白くなかった」
「えっ」
「右京に頼ろうとしたのも、文を書いて渡したのも、気に入らない」
「そ、それは右京様が、器作りに使う道具についてお詳しいかと思って……」
「そもそも、松葉や右京は名前で呼ぶのに、どうして私だけ名前で呼ばないんだ」
「……!」
明翠の横顔がみるみるうちに赤く染まる。肌が透き通るように白いので、その変化は手に取るように分かった。
ふと雨音の脳裏に、幼い弥吉の姿が過ぎる。他の子に話しかけただけで、拗ねて不機嫌になった弟の泣きそうな顔を思い出した。それは幼さからくる独占欲で、兄である自分の関心を一身に受けたいばかりに生まれた感情だろう。
雨音の心の強張っていた部分が、肩に入っていた力と共にふっと緩んだ。両手を伸ばし、明翠の赤くなっている頰をそうっと包み込む。
「俺、本当は御方様……明翠様とご一緒に出掛けたかったんです」
明翠の顔が一層赤くなった。
「本当は、明翠様に色々ご相談したかった……文だって、いつか明翠様に読んでいただきたいと思って、手習いの時間に、一生懸命文字の練習をしました」
(明翠様に、褒めていただきたかったから)
明翠は雨音の両手を自らの手で包み込み、顔から外させると、ふいと顔を逸らした。
「……まったく、最初からそう言えば良いものを」
「申し訳ありません」
「謝ることない……もし言葉に出来ないなら、触れてくれればいい。そうすれば」
(気持ちは伝わる……きっと、明翠様の気持ちも)
だって触れ合うと、こんなに温かくてやさしい。明翠がぎこちなく微笑む。触れるだけで気持ちが分かるよりも、触れるだけで気持ちを伝えられる方が、ずっといい事なのかもしれない。
明翠が差し出す手を取ると、短く一言「帰るぞ」と告げられ、再び歩き出す。隣を見上げると、照れたような顔をした明翠に見つめ返された。
その夜、夕餉を済ませた二人は縁側に並んで座り、庭先を飛び交う蛍を眺めていた。
「綺麗ですね」
「ああ」
明翠は珍しく酒を飲んでいた。涼やかな硝子の銚子を傍らの盆に置き、胡座をかいて盃を傾けている。
一方、雨音は果実水を飲んでいた。爽やかな甘さが喉越しに気持ち良く、あっという間に一杯飲み干してしまった。そして今は二杯目の茶碗を手の中で揺らしながら、大切にちびりちびり飲んでいる。
「遠慮せずに、いくらでも飲むといい」
「いえ、二杯以上飲むとお腹を壊すと、松葉様に止められました」
「また松葉か……」
明翠は面白くなさそうにそうぼやくと、手にした盃を一気にあおる。そしてふと思いついたように、隣の浴衣姿の雨音を覗き込んだ。
「……そのように可愛らしく飲んでいると、つい手を出したくなるな」
トロリと艶めいた流し目に、雨音は目を瞬く。
「では狐の皆様に、明翠様の分もご用意していただくよう、お願いしてきましょうか?」
「は? 何のことだ」
「ですから果実水を……え?」
風鈴の音色が、やけに大きく響いた。長い指が伸ばされると、半分飲みかけの茶碗が取り上げられ、手の届かない場所に置かれてしまう。
「雨音は……今年幾つになる?」
「十八になります」
「十八……」
明翠は空になった盃を弄びながら、小さく首を振った。
(やっぱり果実水よりも、お酒の方がお好きなんだろうなあ)
雨音は銚子を手に取って盃に注ごうとすると、明翠に無言で取り上げられてしまった。
「自分でやる」
「あ、はい……」
だが明翠は銚子と空になった盃を盆に乗せ、果実水の茶碗と一緒に脇へ押しやってしまう。
それから少し迷った様子の明翠に「触れてもいいか」と問われ、雨音は自分から明翠の手を握り締めた。
「酒は嗜むのか」
「いえ、飲んだ事はございません」
酒は贅沢品だ。特に飲みたいと思わないが、明翠が美味しそうに飲むから、そのうち酒の肴を作れるようになりたいと思う。
「……可愛いことを」
明翠が嬉しそうに小さく笑った。
(何がお好きかなあ。明翠様は、割とお嫌いなものが多いから)
「……そんな事ない。お前が作れば、何でも食べる」
(そんな事言って、今朝だってお漬物の茄子(なす)を残された癖に)
「あれは……たまたま苦手なだけだ」
「ふふ、瓜類も苦手ですよね」
「瓜は……苦くないなら、食べられる」
雨音は堪えきれずに吹き出した。明翠は赤面しながらも、機嫌良さそうに雨音を見つめる。
たくさんの蛍が仄かに照らしている縁側では、いつなくお喋りを楽しむ屋敷の主人と、彼の愛し子の軽やかな笑い声が響いていた。そんな二人の微笑ましい様子を、廊下の端で控える狐達は笑いを堪えながら、用意した酒の肴をいつ運ぼうかと考えあぐねつつ、やさしく見守っていた。
(第一部・完)
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