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序
三、兄弟の絆
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雨音はひとしきり泣いた後、再び眠りについた。そして次に目を覚ますと、枕元には着物を纏って正座する狐の背中が見えた。
「まあ、お目覚めですか。ご気分はいかがですか」
狐は雨音に振り返ると、気づかうような囁き声でたずねてきた。たすき掛けした着物の袖から伸びる獣の手は、水を張った桶の中でチャプチャプと音を立てている。やがて引き上げた布巾を両手で器用にしぼってみせた。
「たくさん汗をかかれたでしょう? お体拭きましょうね」
「あっ、いえ、自分でやります」
「あら、そうですか」
狐はおだやかな口調で、かたく絞った布巾を雨音にさし出した。雨音はなかば呆然と受け取ると、狐はよっこいしょという掛け声とともに立ち上がった。その様子や物腰から、狐は年嵩であることがうかがえた。
「お食事をご用意してきますね。苦手な食べ物はございますか」
雨音は濡れ布巾を手に、困惑気味に首を横に振る。これまで生きてきた中では、食べられるならどんなものでもありがたく、なにか苦手など到底言える立場ではなかった。
狐は深く追求せず部屋を出ていった。すると入れ替わりで別の狐達がやってきて、テキパキと座椅子や脇息を並べた。
「ささ若様、こちらにお座りなさいませ」
背中を押してくれる狐と、羽織を肩に掛けてくれる狐と、布巾を取り上げる狐に囲まれ、雨音はうろたえた。
「待ってください、なぜこんなことまで」
「なぜって、万全な状態でお食事を召し上がって頂きたいからですよ」
「若様には苦手な食べ物が無いとうかがいましたので、料理は全種類取り分けますね」
「どうぞ沢山召し上がってくださいませ」
狐達はとまどう雨音を取り囲むと、あれこれひっきりなしに声をかけてきた。
「あら若様、どうかなさいましたか」
「お寒いなら火鉢をご用意しましょうか」
「もしや食欲が無いのでしょうか。ならば水菓子をご用意しましょうか」
「お茶をご用意しましょうか」
矢継ぎ早の質問に雨音がとまどっていると、奥の襖がサッと開いて廊下の冷えた空気とともに男が現れた。
「そのように一度にあれこれ問うたら、雨音が困ってしまうだろう」
「あら御方様、もうお帰りですか」
「今日はずいぶんとお早いですこと」
「いつもなら道草食って、夜更けにならないとお戻りにならないのにねえ」
「うるさいぞ、お前たち」
狐達のおしゃべりにうんざりした様子の男は、ずいぶん様子が違った。漆黒だった髪は、今やまばゆいばかりの銀色に輝き、切れ長の瞳は紫紺に染まっている。人とは思えないその姿に、雨音はもう少しで悲鳴を上げるところだった。
「雨音、体の具合はどうだ」
男は腰をかがませ、雨音の顔を覗きこむ。新月の光と見まがう輝きを放つ長い髪の一房が、深い藍色の着物の襟に零れ落ちた。そして紫を帯びた不思議な色合いの瞳は、吸い込まれそうなほど美しく澄んでいた。
雨音は男の神々しい麗しさを目の当たりにして、すっかり腰を抜かして震え上がった。その様子を面白そうに眺めていた狐達は、クスクスと忍び笑いを漏らす。
「御方様、変幻が解けてますわ」
「御髪と目が、元の色に戻ってましてよ」
男はしまった、という表情を浮かべて雨音から一歩引いた。
「驚かせてしまったか」
「あ……、い、いえっ……滅相もございませんっ、仙人様!」
「仙人様?」
御方様が眉根をぐっと寄せると、狐達は声を上げて楽しそうに笑った。
「御方様ったら、翁と間違えられてますわよ」
「なんだと。私とあの年寄りとか?」
御方様と狐達のやり取りに、雨音はサッと青ざめた。どうやら御方様は仙人ではないらしい。
(そうすると、この方は……まさか)
「か、神様……でしょうか……?」
雨音が自信なさげに問うと、男は袂の中で腕を組み直し、ついと顎を上げてそっぽを向いてしまう。
「なんだ、今ごろ気づいたのか」
「御方様、大人気ないですわよ」
「昨日は変幻の術で、人間の振りされてましたからね」
「翁仙人に間違われるのも、無理もないことですわ」
狐達は陽気に笑いながらも男をなだねながら、雨音の前に次々と料理を並べていく。漆塗の美しい皿には、川魚や山菜の天ぷら、山芋の煮付けといった野菜の煮物が品よく盛り付けられていた。白く艶やかな粥の器の横には、様々な種類の香の物が添えられ食欲をそそる。雨音にとっては、どれも滅多に口にできないものばかりだ。
配膳をすませた狐達は、控えるように襖の前に並んで座った。
「ささ若様、お召し上がりになって」
「お口に合うと良いのですけど」
「おかわりは沢山ございますからね」
金色の瞳に、薄茶色のフサフサな毛皮に包まれた給仕の狐達に見つめられ、雨音は躊躇いがちに視線を落とした。するとフワリと清涼な新緑の香りがしたと思ったら、男が雨音のすぐ隣に座った。
「どうした、食べないのか。どれも滋養に富むものばかりだぞ」
男は、雨音が膳を前に箸すら取ろうとしてない様子に眉をひそめた。
「……申し訳ありません」
雨音は心苦しさに深々と頭を下げた。せっかくの心づくしの食事だが、丁重に断った。
(俺だけこんな贅沢できない)
弥吉の顔を思い浮かべると、食欲はまったく湧いてこなかった。もう熱は下がっただろうか、ちゃんと食事はもらえてるだろうか、気になってしかたない。
(会いたい)
雨音は脇息を押しのけると、座椅子から転がり下り、男に向かって額を畳にあてて土下座した。
「お願いします、弟を助けたいんです。神様の器を譲ってください!」
雨音は緊張のあまり喉がかわいて、声もかすれていたが構わず続けた。
「器を譲っていただけたら……代わり俺の、この命を捧げます! 旅籠の大旦那様に器を渡して、弟の無事を確認したら、必ずこちらへ戻って参ります。だから……お願いします!」
神様の器を渡して、弟を解放してもらう。そして大旦那に頼んで、弟だけでも良い奉公先を世話してもらえばいい。そうすれば自分はどうなってもいい、と雨音は強く思った。
しばらく沈黙が続いた後、最初に静粛を破ったのは男の深いため息だった。
「お前の覚悟はわかった。この器にそれほどの価値があるとは到底思えぬがな」
男は袂から美しい布の包みを取り出し、優雅な手つきでそれ取り去ると、深い藍色が美しい器をかかげて見せた。
「さあ『神界』で作られた器を受け取るがいい」
命じられて反射的に両手を差し出すと、ちょうど収まるほどの大きさの器が載せられた。
「十日以内に戻らねばならない、と話していたな」
雨音はハッとして顔色を変えた。山に入ってから記憶にある限りで、すでに六日は経っている。今から急いで下山しても、とても間に合わない。
「これ、そのように泣くな……まったく、本当に世話の焼けるやつだ。私が麓まで送っていこう」
男はそう言って、雨音の腕をつかむなり立ち上がった。するとヒュッと一陣の風が吹き、雨音の視界が濁ってしまう。
(えっ、何!?)
やがて再び目の前の視界が開けてくると、驚くべきことに山の入口に立っていた。雨音は夢でも見ているのかと思ったが、手には先ほど渡された器がしっかりと握り締められている。そして男の姿はどこにもなかった。
まるで狐につままれたような一連の出来事に、雨音はしばらくの間その場に茫然と立っていたが、ふと我に返ると、山頂に向かって深々と一礼をした。
雨音が見慣れた旅籠の前に辿り着いたのは、日も暮れかけた頃だった。
ほとんど店仕舞いをした後の街道は人通りも少なく、たまにぽつぽつと旅人らしき風袋の者が、今夜の宿を探して足早に通り過ぎていくばかりだ。
奉公先である『えの屋』もすでに店仕舞いをした後で、正面の門も硬く閉じられていた。雨音はそっと裏手に回って、使用人が出入りする戸口へと向かった。運が良いことに、戸口はまだ施錠をされておらず、うまく裏庭に入り込むことができた。
(早く大旦那様に会わなくちゃ……)
離れに近い裏庭から、大旦那の部屋へと向かおうと数歩踏み出したとき、蔵の方角から話し声が聞こえてきたので、思わず茂みの暗がりに身を隠してしまう。
(あれは……弥吉と、喜平さん?)
雨音はとりあえず弥吉の元気な姿に胸を撫でおろしたが、喜平の発した言葉に凍りついた。
「いいかげん、いい返事してやれよ。奥津の屋敷に引き取ってもらえるなんて、そんなありがてえ話はないだろう?」
奥津の屋敷とは、この界隈では有名な老舗の廻船問屋だ。羽振りが良く、奉公人への待遇も良いと聞く。
おそらく大旦那は、雨音がもう二度と戻って来ないと考え、約束通り弥吉の次の奉公先を見つけてくれたのだ。そう思った雨音は、複雑な心境ながらも納得しかけたのだが。
「ようやく兄貴が出てって、お前も決心がついたんじゃねえのか。あちらさんは、一年前に息子を亡くしてから、ずっとお前を養子に引き取りたがってるんだ」
「でも、俺には兄ちゃんが」
「だからその兄貴がいなくなったんだ。もう変な遠慮もいらねえだろう?」
「まあ、お目覚めですか。ご気分はいかがですか」
狐は雨音に振り返ると、気づかうような囁き声でたずねてきた。たすき掛けした着物の袖から伸びる獣の手は、水を張った桶の中でチャプチャプと音を立てている。やがて引き上げた布巾を両手で器用にしぼってみせた。
「たくさん汗をかかれたでしょう? お体拭きましょうね」
「あっ、いえ、自分でやります」
「あら、そうですか」
狐はおだやかな口調で、かたく絞った布巾を雨音にさし出した。雨音はなかば呆然と受け取ると、狐はよっこいしょという掛け声とともに立ち上がった。その様子や物腰から、狐は年嵩であることがうかがえた。
「お食事をご用意してきますね。苦手な食べ物はございますか」
雨音は濡れ布巾を手に、困惑気味に首を横に振る。これまで生きてきた中では、食べられるならどんなものでもありがたく、なにか苦手など到底言える立場ではなかった。
狐は深く追求せず部屋を出ていった。すると入れ替わりで別の狐達がやってきて、テキパキと座椅子や脇息を並べた。
「ささ若様、こちらにお座りなさいませ」
背中を押してくれる狐と、羽織を肩に掛けてくれる狐と、布巾を取り上げる狐に囲まれ、雨音はうろたえた。
「待ってください、なぜこんなことまで」
「なぜって、万全な状態でお食事を召し上がって頂きたいからですよ」
「若様には苦手な食べ物が無いとうかがいましたので、料理は全種類取り分けますね」
「どうぞ沢山召し上がってくださいませ」
狐達はとまどう雨音を取り囲むと、あれこれひっきりなしに声をかけてきた。
「あら若様、どうかなさいましたか」
「お寒いなら火鉢をご用意しましょうか」
「もしや食欲が無いのでしょうか。ならば水菓子をご用意しましょうか」
「お茶をご用意しましょうか」
矢継ぎ早の質問に雨音がとまどっていると、奥の襖がサッと開いて廊下の冷えた空気とともに男が現れた。
「そのように一度にあれこれ問うたら、雨音が困ってしまうだろう」
「あら御方様、もうお帰りですか」
「今日はずいぶんとお早いですこと」
「いつもなら道草食って、夜更けにならないとお戻りにならないのにねえ」
「うるさいぞ、お前たち」
狐達のおしゃべりにうんざりした様子の男は、ずいぶん様子が違った。漆黒だった髪は、今やまばゆいばかりの銀色に輝き、切れ長の瞳は紫紺に染まっている。人とは思えないその姿に、雨音はもう少しで悲鳴を上げるところだった。
「雨音、体の具合はどうだ」
男は腰をかがませ、雨音の顔を覗きこむ。新月の光と見まがう輝きを放つ長い髪の一房が、深い藍色の着物の襟に零れ落ちた。そして紫を帯びた不思議な色合いの瞳は、吸い込まれそうなほど美しく澄んでいた。
雨音は男の神々しい麗しさを目の当たりにして、すっかり腰を抜かして震え上がった。その様子を面白そうに眺めていた狐達は、クスクスと忍び笑いを漏らす。
「御方様、変幻が解けてますわ」
「御髪と目が、元の色に戻ってましてよ」
男はしまった、という表情を浮かべて雨音から一歩引いた。
「驚かせてしまったか」
「あ……、い、いえっ……滅相もございませんっ、仙人様!」
「仙人様?」
御方様が眉根をぐっと寄せると、狐達は声を上げて楽しそうに笑った。
「御方様ったら、翁と間違えられてますわよ」
「なんだと。私とあの年寄りとか?」
御方様と狐達のやり取りに、雨音はサッと青ざめた。どうやら御方様は仙人ではないらしい。
(そうすると、この方は……まさか)
「か、神様……でしょうか……?」
雨音が自信なさげに問うと、男は袂の中で腕を組み直し、ついと顎を上げてそっぽを向いてしまう。
「なんだ、今ごろ気づいたのか」
「御方様、大人気ないですわよ」
「昨日は変幻の術で、人間の振りされてましたからね」
「翁仙人に間違われるのも、無理もないことですわ」
狐達は陽気に笑いながらも男をなだねながら、雨音の前に次々と料理を並べていく。漆塗の美しい皿には、川魚や山菜の天ぷら、山芋の煮付けといった野菜の煮物が品よく盛り付けられていた。白く艶やかな粥の器の横には、様々な種類の香の物が添えられ食欲をそそる。雨音にとっては、どれも滅多に口にできないものばかりだ。
配膳をすませた狐達は、控えるように襖の前に並んで座った。
「ささ若様、お召し上がりになって」
「お口に合うと良いのですけど」
「おかわりは沢山ございますからね」
金色の瞳に、薄茶色のフサフサな毛皮に包まれた給仕の狐達に見つめられ、雨音は躊躇いがちに視線を落とした。するとフワリと清涼な新緑の香りがしたと思ったら、男が雨音のすぐ隣に座った。
「どうした、食べないのか。どれも滋養に富むものばかりだぞ」
男は、雨音が膳を前に箸すら取ろうとしてない様子に眉をひそめた。
「……申し訳ありません」
雨音は心苦しさに深々と頭を下げた。せっかくの心づくしの食事だが、丁重に断った。
(俺だけこんな贅沢できない)
弥吉の顔を思い浮かべると、食欲はまったく湧いてこなかった。もう熱は下がっただろうか、ちゃんと食事はもらえてるだろうか、気になってしかたない。
(会いたい)
雨音は脇息を押しのけると、座椅子から転がり下り、男に向かって額を畳にあてて土下座した。
「お願いします、弟を助けたいんです。神様の器を譲ってください!」
雨音は緊張のあまり喉がかわいて、声もかすれていたが構わず続けた。
「器を譲っていただけたら……代わり俺の、この命を捧げます! 旅籠の大旦那様に器を渡して、弟の無事を確認したら、必ずこちらへ戻って参ります。だから……お願いします!」
神様の器を渡して、弟を解放してもらう。そして大旦那に頼んで、弟だけでも良い奉公先を世話してもらえばいい。そうすれば自分はどうなってもいい、と雨音は強く思った。
しばらく沈黙が続いた後、最初に静粛を破ったのは男の深いため息だった。
「お前の覚悟はわかった。この器にそれほどの価値があるとは到底思えぬがな」
男は袂から美しい布の包みを取り出し、優雅な手つきでそれ取り去ると、深い藍色が美しい器をかかげて見せた。
「さあ『神界』で作られた器を受け取るがいい」
命じられて反射的に両手を差し出すと、ちょうど収まるほどの大きさの器が載せられた。
「十日以内に戻らねばならない、と話していたな」
雨音はハッとして顔色を変えた。山に入ってから記憶にある限りで、すでに六日は経っている。今から急いで下山しても、とても間に合わない。
「これ、そのように泣くな……まったく、本当に世話の焼けるやつだ。私が麓まで送っていこう」
男はそう言って、雨音の腕をつかむなり立ち上がった。するとヒュッと一陣の風が吹き、雨音の視界が濁ってしまう。
(えっ、何!?)
やがて再び目の前の視界が開けてくると、驚くべきことに山の入口に立っていた。雨音は夢でも見ているのかと思ったが、手には先ほど渡された器がしっかりと握り締められている。そして男の姿はどこにもなかった。
まるで狐につままれたような一連の出来事に、雨音はしばらくの間その場に茫然と立っていたが、ふと我に返ると、山頂に向かって深々と一礼をした。
雨音が見慣れた旅籠の前に辿り着いたのは、日も暮れかけた頃だった。
ほとんど店仕舞いをした後の街道は人通りも少なく、たまにぽつぽつと旅人らしき風袋の者が、今夜の宿を探して足早に通り過ぎていくばかりだ。
奉公先である『えの屋』もすでに店仕舞いをした後で、正面の門も硬く閉じられていた。雨音はそっと裏手に回って、使用人が出入りする戸口へと向かった。運が良いことに、戸口はまだ施錠をされておらず、うまく裏庭に入り込むことができた。
(早く大旦那様に会わなくちゃ……)
離れに近い裏庭から、大旦那の部屋へと向かおうと数歩踏み出したとき、蔵の方角から話し声が聞こえてきたので、思わず茂みの暗がりに身を隠してしまう。
(あれは……弥吉と、喜平さん?)
雨音はとりあえず弥吉の元気な姿に胸を撫でおろしたが、喜平の発した言葉に凍りついた。
「いいかげん、いい返事してやれよ。奥津の屋敷に引き取ってもらえるなんて、そんなありがてえ話はないだろう?」
奥津の屋敷とは、この界隈では有名な老舗の廻船問屋だ。羽振りが良く、奉公人への待遇も良いと聞く。
おそらく大旦那は、雨音がもう二度と戻って来ないと考え、約束通り弥吉の次の奉公先を見つけてくれたのだ。そう思った雨音は、複雑な心境ながらも納得しかけたのだが。
「ようやく兄貴が出てって、お前も決心がついたんじゃねえのか。あちらさんは、一年前に息子を亡くしてから、ずっとお前を養子に引き取りたがってるんだ」
「でも、俺には兄ちゃんが」
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