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序
一、今生の別れ
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大和国と和泉国の間に挟まれた入嶋国の外れには、一年中草木が枯れない緑永山と呼ばれる高い山がそびえ立つ。雪が降ろうと雪は積もらず、夏の暑さにも葉は枯れず、干ばつに見舞われても豊かな実りを里山にもたらす、なんとも不思議な山だった。そのため人々は『神々が住まう山』として、緑永山を崇め奉った。
緑永山の麓には、都に通じる宿場町があった。街道はいつも多くの行商人と、都やその先の国にある神社仏閣への参拝へ向かう旅人で常に賑わう、小さいが活気ある町だった。
その町でも一、二を争う大きな旅籠『えの屋』の母屋には、幼い頃から奉公に出された兄弟が肩を寄せ合うようにして日々暮らしていた。
年が明けて十八になった兄の雨音は働き者だった。それと言うのも、弟の弥吉がまだ十と幼かった上、病気がちでたびたび寝こんでいたからだ。雨音は弟の分もと、朝から晩まで人一倍仕事をこなし、食事は誰よりも少なく食べるよう心がけていた。おかげで兄弟達は追い出されることはなかったが、母屋に住まう大旦那の家族からは冷遇されていた。
「兄ちゃん、ごめん。俺のせいで」
「なに言ってるんだ。弥吉がいるから俺も頑張れるんだ。なにも心配せず寝てろよ」
二人の寝起きする小部屋は、母屋の裏の渡り廊下の先にある、使用人の離れで最も日当たりの悪い場所に位置していた。弥吉はわずか二畳分の床いっぱいに敷いた一組の薄い布団に横たわり、決して高熱のせいだけではないだろう苦しみに顔を歪めた。
「俺、あれから蔵の隅々まで探したんだ……なのに、どうしても中身が見つからなくって」
弥吉の言葉に、雨音は一瞬表情を曇らせたが、すぐ気を取りなすように笑みを浮かべてみせた。
「心配するな。ちゃんと俺が緑永山の神様にお願いして、新しい器をいただいてくるよ。大旦那様も、神様の器を持って帰るまでお咎め無しだって言ってくれたしな。弥吉は安心して寝てろよ」
「兄ちゃん……」
この日弥吉は、手代兼番頭見習いの喜平の言いつけに従って、三の蔵の床掃除していた。先祖代々受け継がれてきたと言われる家宝が眠る一の蔵や二の蔵とは違って、三の蔵はガラクタばかりと言われていたので、力仕事のできないひ弱な少年に掃除をまかせても問題はなかろうと思われた。
しかし弥吉は、掃除をしていたとき『たまたま』ある木箱を見つけてしまった。立派な木箱だったので、掃除の後で喜平に件の箱を見せると、男はハッとして痘痕だらけの顔を青くした。
「大変だ、こりゃ大旦那様の家宝の器が入っている箱じゃないか。お前、中身はどうした」
弥吉は必死に、見つけたときには中身が空っぽだった旨を説明したが、信じてもらえなかった。そしてこの事件は、早々に大旦那の耳に入ってしまう。
日暮れ前、熱を出して床に伏してしまった弟の代わりにと、兄の雨音は大旦那家族が住う母屋に呼び出された。
なにが起こったのか説明を受けたときの雨音の心の内は、弥吉に盗みの嫌疑がかけられた理不尽な怒りよりも、無力な己らの立場に対する悲しみのほうが大きかった。雨音はその悲しみを顔には出さないよう懸命に努め、ただ無言で顔をうつむかせた。どうせなにを言っても信じてもらえないだろう、とあきらめの境地に達していた。
大旦那は一応は考えるそぶりを見せてはいたが、同席していた奥方は『卑しい生まれ』である兄弟二人が計画的に盗んだのだと決めつけて罵った。
「丁度良い機会だから二人とも、さっさと追い出しちまえばいいんですよ」
奥方は口の両端を下げて吐き捨てるようにそう言うと、眦を吊り上げた陰険そうな表情に嫌悪感をにじませつつ、さっさと部屋を出ていってしまった。
残された大旦那は疲れた様子で雨音に向き直ると、言いにくそうに口を開いた。
「お前らが盗んだ証拠はたしかに無いが、盗んでないことも証明できん。そこでだ、緑永山へ行って代わりの器をもらってくるのはどうだ。そうすりゃ、きっとあいつも考えなおすだろうよ」
「緑永山て……まさか仙人様にお願いして、代わりの器をもらってこいとおっしゃるのですか」
雨音は目を見開いて、着物の袂に両手を入れて腕を組み渋い表情を浮かべる大旦那の顔を呆然と見つめた。悪い人間ではないが、気が弱く奥方に頭が上がらない入り婿であるため、これまで二人が奥方から理不尽な叱咤や折檻を受けても、ついぞかばってもらった例がない。
だが大旦那のこの提案は、決して生易しいものではなかった。むしろ残酷なことを提案したと言える。雨音は相変わらず、無言でうつむくしかなかった。
緑永山の神々が作ったと言われる美しい器は、彼らにつかえる仙人の手を通して賜るという話は、この麓の町に住む人間なら誰でも知っていた。だが神々は気まぐれで、気が向いたときにしか器を作らない。しかも神々は、気に入った人間にしか器を渡そうとしないのだと言う。気に入られない場合、どれほど金品を積んでも無駄だともっぱらの噂だ。故に、それらの器は『神界の器』と呼ばれ、普通の人間は滅多にお目にかかれない代物だった。
「なあに、別に必ず器を手に入れてこいって言ってるわけじゃないよ。今すぐ追い出されるか、しばらく経ってから追い出されるかの違いってことだ。弥吉はまた寝こんだんだろう?」
「はい……」
「お前が山の仙人のとこへ頼みに行ってる間は、弥吉をうちで預かっといてやる。帰ってくるころには具合も良くなってるだろう。そうすりゃ次の奉公先へ二人で行けばいい」
雨音はのろのろと顔を上げ、大旦那の皺が深くきざまれた口元が小狡そうに歪むのをぼんやりと眺めた。
「そうしていただけたら……助かります」
「お前はこの五年間よく働いてくれた。弟の分もな。なにも、もたせてやれねえが、次の奉公先を見つけといてやるから、そこで上手くやるこった。まあ……お前が戻ってこれない場合は……弥吉だけでも別の奉公先を紹介してやるから」
「……」
期間は十日。その間に緑永山の山奥に住むと言われる仙人を訪ね、なんとか器を譲ってもらえるようお願いする。もし器をもらえなかったら、手ぶらで帰ってきても構わない。その時は弟と二人、次の奉公先へ向かうだけだ……そんな大旦那の提案に、雨音は目の前が真っ暗になった。
雨音に選択肢は無かった。とにかく十日間は何とか粘って、できることなら器を手に入れたい。幸い神々は、人間が価値を置く金品などには目もくれず、気に入りさえすれば器を与えてくれるそうだ。ならば一文無しの無力な自分にも希望がある……と思いたい。
母屋を後にした雨音は、ひとり庭先の暗がりで夜空の星を見上げて涙を流した。なぜなら、これまで器を手に入れようと山深く分け入った者たちが、誰一人として無事帰って来た試しがない、という噂を知っていたからだった。
(いっそ今夜、このまま二人で屋敷を抜け出して、どこぞへ旅立とうか)
だが雨音は、とっさに浮かんだその考えをすぐ否定した。高熱で苦しむ弟を連れてどこへ逃げられるというのか。歩くどころか、床から起きることもままならないのだ。この寒空の下では、遠からず息絶えてしまうだろう。
もしくは雨音が十日間どこぞで身を隠す、という考えも浮かんだ。だが仮に、無事に手ぶらで戻ってきたら、それこそただではすまないだろう。なぜなら仙人の元へ向かった者は『戻って来れない』はずなのだから、山奥へ向かわなかったことがばれてしまう。
要するに、大旦那は雨音に『二度と戻って来るな』と突きつけたようなものだ。そして弟はおそらく厄介者として、どこぞに売られてしまうだろう。
いずれにせよ弟とは今生の別れとなるだろうと、雨音は覚悟を決めるしかなかった。
なにも馬鹿正直に山に入る必要はなく、雨音ひとり旅立つこともできた。ただそれでは、なにもせずに弟を見捨てたことになる。それは雨音自身どうしても許せなかった。
「だが生きてさえいれば、いずれ会える日が来るかもしれん。そうは思わなかったのか」
後に、彼の御方にそう告げられたとき、雨音は迷いなく首を横に振った。『かもしれん』といった不確かなことにすがって生きるには、この世は二人の兄弟にとってあまりにも厳しすぎた。
(甘い希望は後々毒となって体中を駆け巡り、やがて生きる気力さえも奪ってしまう……)
そう雨音が寂しげに笑うと、向かいに立つ男は美しい顔に青筋を立てた。
「そのような悲しい考えなぞ、私がかき消してくれるわ……こちらへ来い、雨音」
緑永山の麓には、都に通じる宿場町があった。街道はいつも多くの行商人と、都やその先の国にある神社仏閣への参拝へ向かう旅人で常に賑わう、小さいが活気ある町だった。
その町でも一、二を争う大きな旅籠『えの屋』の母屋には、幼い頃から奉公に出された兄弟が肩を寄せ合うようにして日々暮らしていた。
年が明けて十八になった兄の雨音は働き者だった。それと言うのも、弟の弥吉がまだ十と幼かった上、病気がちでたびたび寝こんでいたからだ。雨音は弟の分もと、朝から晩まで人一倍仕事をこなし、食事は誰よりも少なく食べるよう心がけていた。おかげで兄弟達は追い出されることはなかったが、母屋に住まう大旦那の家族からは冷遇されていた。
「兄ちゃん、ごめん。俺のせいで」
「なに言ってるんだ。弥吉がいるから俺も頑張れるんだ。なにも心配せず寝てろよ」
二人の寝起きする小部屋は、母屋の裏の渡り廊下の先にある、使用人の離れで最も日当たりの悪い場所に位置していた。弥吉はわずか二畳分の床いっぱいに敷いた一組の薄い布団に横たわり、決して高熱のせいだけではないだろう苦しみに顔を歪めた。
「俺、あれから蔵の隅々まで探したんだ……なのに、どうしても中身が見つからなくって」
弥吉の言葉に、雨音は一瞬表情を曇らせたが、すぐ気を取りなすように笑みを浮かべてみせた。
「心配するな。ちゃんと俺が緑永山の神様にお願いして、新しい器をいただいてくるよ。大旦那様も、神様の器を持って帰るまでお咎め無しだって言ってくれたしな。弥吉は安心して寝てろよ」
「兄ちゃん……」
この日弥吉は、手代兼番頭見習いの喜平の言いつけに従って、三の蔵の床掃除していた。先祖代々受け継がれてきたと言われる家宝が眠る一の蔵や二の蔵とは違って、三の蔵はガラクタばかりと言われていたので、力仕事のできないひ弱な少年に掃除をまかせても問題はなかろうと思われた。
しかし弥吉は、掃除をしていたとき『たまたま』ある木箱を見つけてしまった。立派な木箱だったので、掃除の後で喜平に件の箱を見せると、男はハッとして痘痕だらけの顔を青くした。
「大変だ、こりゃ大旦那様の家宝の器が入っている箱じゃないか。お前、中身はどうした」
弥吉は必死に、見つけたときには中身が空っぽだった旨を説明したが、信じてもらえなかった。そしてこの事件は、早々に大旦那の耳に入ってしまう。
日暮れ前、熱を出して床に伏してしまった弟の代わりにと、兄の雨音は大旦那家族が住う母屋に呼び出された。
なにが起こったのか説明を受けたときの雨音の心の内は、弥吉に盗みの嫌疑がかけられた理不尽な怒りよりも、無力な己らの立場に対する悲しみのほうが大きかった。雨音はその悲しみを顔には出さないよう懸命に努め、ただ無言で顔をうつむかせた。どうせなにを言っても信じてもらえないだろう、とあきらめの境地に達していた。
大旦那は一応は考えるそぶりを見せてはいたが、同席していた奥方は『卑しい生まれ』である兄弟二人が計画的に盗んだのだと決めつけて罵った。
「丁度良い機会だから二人とも、さっさと追い出しちまえばいいんですよ」
奥方は口の両端を下げて吐き捨てるようにそう言うと、眦を吊り上げた陰険そうな表情に嫌悪感をにじませつつ、さっさと部屋を出ていってしまった。
残された大旦那は疲れた様子で雨音に向き直ると、言いにくそうに口を開いた。
「お前らが盗んだ証拠はたしかに無いが、盗んでないことも証明できん。そこでだ、緑永山へ行って代わりの器をもらってくるのはどうだ。そうすりゃ、きっとあいつも考えなおすだろうよ」
「緑永山て……まさか仙人様にお願いして、代わりの器をもらってこいとおっしゃるのですか」
雨音は目を見開いて、着物の袂に両手を入れて腕を組み渋い表情を浮かべる大旦那の顔を呆然と見つめた。悪い人間ではないが、気が弱く奥方に頭が上がらない入り婿であるため、これまで二人が奥方から理不尽な叱咤や折檻を受けても、ついぞかばってもらった例がない。
だが大旦那のこの提案は、決して生易しいものではなかった。むしろ残酷なことを提案したと言える。雨音は相変わらず、無言でうつむくしかなかった。
緑永山の神々が作ったと言われる美しい器は、彼らにつかえる仙人の手を通して賜るという話は、この麓の町に住む人間なら誰でも知っていた。だが神々は気まぐれで、気が向いたときにしか器を作らない。しかも神々は、気に入った人間にしか器を渡そうとしないのだと言う。気に入られない場合、どれほど金品を積んでも無駄だともっぱらの噂だ。故に、それらの器は『神界の器』と呼ばれ、普通の人間は滅多にお目にかかれない代物だった。
「なあに、別に必ず器を手に入れてこいって言ってるわけじゃないよ。今すぐ追い出されるか、しばらく経ってから追い出されるかの違いってことだ。弥吉はまた寝こんだんだろう?」
「はい……」
「お前が山の仙人のとこへ頼みに行ってる間は、弥吉をうちで預かっといてやる。帰ってくるころには具合も良くなってるだろう。そうすりゃ次の奉公先へ二人で行けばいい」
雨音はのろのろと顔を上げ、大旦那の皺が深くきざまれた口元が小狡そうに歪むのをぼんやりと眺めた。
「そうしていただけたら……助かります」
「お前はこの五年間よく働いてくれた。弟の分もな。なにも、もたせてやれねえが、次の奉公先を見つけといてやるから、そこで上手くやるこった。まあ……お前が戻ってこれない場合は……弥吉だけでも別の奉公先を紹介してやるから」
「……」
期間は十日。その間に緑永山の山奥に住むと言われる仙人を訪ね、なんとか器を譲ってもらえるようお願いする。もし器をもらえなかったら、手ぶらで帰ってきても構わない。その時は弟と二人、次の奉公先へ向かうだけだ……そんな大旦那の提案に、雨音は目の前が真っ暗になった。
雨音に選択肢は無かった。とにかく十日間は何とか粘って、できることなら器を手に入れたい。幸い神々は、人間が価値を置く金品などには目もくれず、気に入りさえすれば器を与えてくれるそうだ。ならば一文無しの無力な自分にも希望がある……と思いたい。
母屋を後にした雨音は、ひとり庭先の暗がりで夜空の星を見上げて涙を流した。なぜなら、これまで器を手に入れようと山深く分け入った者たちが、誰一人として無事帰って来た試しがない、という噂を知っていたからだった。
(いっそ今夜、このまま二人で屋敷を抜け出して、どこぞへ旅立とうか)
だが雨音は、とっさに浮かんだその考えをすぐ否定した。高熱で苦しむ弟を連れてどこへ逃げられるというのか。歩くどころか、床から起きることもままならないのだ。この寒空の下では、遠からず息絶えてしまうだろう。
もしくは雨音が十日間どこぞで身を隠す、という考えも浮かんだ。だが仮に、無事に手ぶらで戻ってきたら、それこそただではすまないだろう。なぜなら仙人の元へ向かった者は『戻って来れない』はずなのだから、山奥へ向かわなかったことがばれてしまう。
要するに、大旦那は雨音に『二度と戻って来るな』と突きつけたようなものだ。そして弟はおそらく厄介者として、どこぞに売られてしまうだろう。
いずれにせよ弟とは今生の別れとなるだろうと、雨音は覚悟を決めるしかなかった。
なにも馬鹿正直に山に入る必要はなく、雨音ひとり旅立つこともできた。ただそれでは、なにもせずに弟を見捨てたことになる。それは雨音自身どうしても許せなかった。
「だが生きてさえいれば、いずれ会える日が来るかもしれん。そうは思わなかったのか」
後に、彼の御方にそう告げられたとき、雨音は迷いなく首を横に振った。『かもしれん』といった不確かなことにすがって生きるには、この世は二人の兄弟にとってあまりにも厳しすぎた。
(甘い希望は後々毒となって体中を駆け巡り、やがて生きる気力さえも奪ってしまう……)
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