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第三部
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翌日、昼休みを終えてデスクに戻ってきた三崎は、マウスの横に置かれたイルカを模ったクッキーを見つけて一瞬固まった。
「あ、それ総務の女の子たちからだって」
さっそく開封して齧っていた同僚にそう言われ、三崎は昨日の水族館での出来事を思い出した。手のひら大の包装紙には水族館のロゴが入っている。
初めてのデートとも言える逢瀬だったのに、最後は複雑な気分に陥ってしまった。
(結局キスすらしなかったな……)
あまり気にしていなかったが、家で二人きりの時もあまり触れてこないし、外だとさらに距離を感じる。こんな付き合い方で、果たして倉澤は満足なのだろうか。
(男同士の付き合いって、ベタベタしたりしないものなのかもな)
それはそれで寂しい、と思ってしまう程度に三崎は倉澤のことを好きだった。
「あ、三崎さん! 昨日はどうも~」
「榊さん」
通りかかった総務で同期の榊に、三崎は手にしたお菓子を軽く持ち上げた。
「これ、ありがとう」
「いえいえ。ところで倉澤さんとの噂、本当だったんだねー」
榊の意味深な笑顔に三崎の心臓が跳ね上がった。新人研修でペアを組んだ榊は、社交的でいろんな部署に友達がいるらしい。
「……噂ってどんな?」
「仲がいいって。三崎さんが、まさかねえと思ってたんだけど、あーんなラブラブなとこ見せられちゃ信じるしかないよね」
「ラブラブ……」
「やだあ、言葉の綾だってば! 倉澤さんって、ホラちょっと派手というかなんていうか」
榊の言わんとしてることが理解できた。倉澤はあの容姿だから嫌でも目立つし、誰に対しても分け隔てなくやさしくフレンドリーだから人気があるが、同時に裏では『相当遊んでいるのでは』と誤解もされていた。そんな男の友人が、凡庸でどちらかと言うとパッとしない三崎とは考えにくいのだろう。
「ハイハイ、どーせ俺とは人種が違いますよ」
「そこ、拗ねない! あ、そうだ、ちょうどいいから倉澤さんのことでアドバイス欲しいんだけど」
「……取り次ぎとか受け付けてないよ。そういうの最近多くて困ってるんだ」
近頃その手の話を持ちかけられる事が増えて、三崎も困っていた。一度、何かの話のついでに倉澤にその事を愚痴ったら、なぜか不機嫌になってその夜やたらとしつこく求められて閉口した。それ以来、三崎もこの手の話については敏感になっている。
「違うって。倉澤さんにさ、総務の一部の有志からプレゼントあげようって話があってね」
「プレゼント? なんで?」
「来週の金曜日、倉澤さんの誕生日なんだよ。友達なのに知らないの? あ、男同士ってそういうこと話さないものかなぁ」
確かに男友達なら、学生の頃とは違ってそれほど積極的に話題にしないだろう。しかし恋人同士なら、話は違うのではないか?
複雑な心境に陥る三崎を他所に、榊は楽しそうに経緯を説明する。
「前に旅行のお土産もらったから、まあそれを口実に何があげたいっていうのが本音みたいなんだよね。でも何がいいのかみんな悩んでてね、そこで三崎さんなら好み知ってるかなーって思ったんだ」
言われてみれば、知っててもおかしくないかもしれない。
(知らねーけど)
改めて考えると、二カ月近くも付き合っていながら、倉澤の好き嫌いなんてせいぜいマヨネーズが嫌いなことくらいしか知らない。女性にとっては夢のない話かもしれないが、中身は世間一般の男とそう変わりないように思う。
「焼肉屋のクーポンでもあげたら? フツーによろこぶと思うけど」
「ちょっと、真面目に聞いてるんだから。そうだ今週のどこか早めに上がれそうな日に、帰り待ち合わせしない? プレゼントの買い物付き合ってよ。実際に品物見れば、どれが好みかくらいはピンとくるでしょ?」
「ええー、面倒だなぁ」
「同期のよしみで、ね? コーヒー奢るから!」
「コーヒーかよ。まあ役に立たない可能性高いけど、それでいいなら付き合うよ」
榊はよろこんで手を叩き、足早に自分の部署へと戻っていった。隣で何気に会話を聞いていた同僚が、ニヤニヤといやらしい笑いを向ける。
「いいなあ、イケメンの友達いると役得だよな」
「そんなんじゃねーよ」
ついぶっきらぼうな口調で言ったのは、からかわれたせいではない。誕生日を知らなかった事が、なんだかやるせなかったからだ。
「……で、こっちとこっち。どっちがいいと思う?」
土曜日の夕方、三崎は休日出勤の帰りに榊と待ち合わせして最寄りの大型商業施設に向かった。
榊に連れられて北欧雑貨の店で皿やらカップやら選ぶのに付き合っていたが、三崎はどれもピンと来なかった。
「もー、真面目に答えてよ」
「いや、だから俺にはよく分かんないって。そもそも食器にこだわりあるとも思えないしなあ」
「えー、でも実用的じゃない?」
「まあ、そうかも知れないけど」
榊は腕組みして考え込む様子を見せる。茶色のショートボブの襟足からのぞく細い首筋をなんの気なしに見下ろしながら『やっぱ女の子の首は細いな』とボンヤリ思った。
茶色の襟足に倉澤を思い出した。首筋が綺麗で色気さえ感じるが、手を回すとしっかりした太さに改めて男なんだと実感するのだ。
「もー、なんか知らないの? 例えばさいきんコップ割っちゃったとか、調味料入れを変えたいとか」
「ないよ。あ、でもキッチンのペーパーホルダーが……」
あったらいいな、と思ったのは他ならぬ自分だ。三崎が心の中で舌打ちしたのと、榊の霧の晴れたような表情になったのはほぼ同時だった。
「いいね、じゃあそれに決まり!」
「あ、うん……いいんじゃない?」
三崎が虚ろな口調で相槌を打ったその時、ポケットの着信音が鳴った。
「はい、三崎です……あ、倉澤さん」
「えっ、本人!?」
榊の声が大きくて、三崎はにわかに動揺する。
『……誰かと一緒か?』
三崎がどう返したらいいか考えあぐねていると、榊が横から身を乗り出してきた。
「こんばんはー、総務の榊です。三崎さんお借りしてまーす」
「こらっ、何言ってんだよ!」
面白がってさらに口を開こうとした榊に、三崎は慌てて携帯を抑えながら体を引いた。
「もしもし、すいません、もう大丈夫ですから」
『俺はちっとも大丈夫じゃない。今どこだ?』
「どこって……」
チラッと榊を見やると、彼女は必死に首を振りながら両手でバツを作った。プレゼントの事を悟られたくないからだろうが、三崎にとっては分が悪いことこの上ない。
「ええと、その、ちょっと買い物に付き合ってて……」
『ふーん……じゃ、忙しそうだから切るわ』
「ええっ、と、ちょっと待っ」
『気をつけて帰れよ』
そこで通話は切れてしまった。三崎はしばし放心状態で手の中のスマホを見つめる。
「ねえ倉澤さん何て?」
「……気をつけて帰れって」
「うわあ、やさしー。やっぱ紳士だね!」
榊の明るいコメントが三崎の頭の中で虚しく響いた。その後、榊がプレゼントを買うところまで付き合ったが、コーヒーはパスして家路に着いた。
土曜の車内は家族連れが多い。三崎はドアの端にもたれながら、先ほど電話で交わした倉澤との会話を繰り返し頭の中で再現していた。
(あれ、そういや電話掛けてきた要件を聞かなかったな)
三崎は駅に到着すると、改札を抜ける手前で携帯を鳴らした。10コール目で諦めかけた頃、ようやく倉澤が出た。
『どうした……何かあったか』
「いえ、その……さっきの、用事なんだったのか聞きそびれたんで」
『……別に、たいした事じゃねーよ。今日も出だって聞いたから、体調とか崩してないか確認したかっただけ』
「あ、そうだったんですね。すいません、ご心配をお掛けしました」
『別に、平気そうだからよかった』
「はい、あの……」
『ん、どうした』
三崎は少し呼吸を整えてから、思い切って口を開いた。
「明日、そちらへ遊びに行っちゃダメですか」
誘われて訪れたことはあっても、三崎から聞くのは初めてだった。だが倉澤はしばらく無言でいたかと思ったら、微かなため息が電話口から聴こえてきた。
『あー、悪い、明日はちょっと都合が悪いんだ』
「あ、そうですか……」
『じゃあまた来週な。お休み』
通話が切れても、三崎はしばらくその場を動けなかった。
何が、どこで選択肢を間違えてしまったのだろうか……言い様もない不安を感じたまま三崎の週末は過ぎていった。
「あ、それ総務の女の子たちからだって」
さっそく開封して齧っていた同僚にそう言われ、三崎は昨日の水族館での出来事を思い出した。手のひら大の包装紙には水族館のロゴが入っている。
初めてのデートとも言える逢瀬だったのに、最後は複雑な気分に陥ってしまった。
(結局キスすらしなかったな……)
あまり気にしていなかったが、家で二人きりの時もあまり触れてこないし、外だとさらに距離を感じる。こんな付き合い方で、果たして倉澤は満足なのだろうか。
(男同士の付き合いって、ベタベタしたりしないものなのかもな)
それはそれで寂しい、と思ってしまう程度に三崎は倉澤のことを好きだった。
「あ、三崎さん! 昨日はどうも~」
「榊さん」
通りかかった総務で同期の榊に、三崎は手にしたお菓子を軽く持ち上げた。
「これ、ありがとう」
「いえいえ。ところで倉澤さんとの噂、本当だったんだねー」
榊の意味深な笑顔に三崎の心臓が跳ね上がった。新人研修でペアを組んだ榊は、社交的でいろんな部署に友達がいるらしい。
「……噂ってどんな?」
「仲がいいって。三崎さんが、まさかねえと思ってたんだけど、あーんなラブラブなとこ見せられちゃ信じるしかないよね」
「ラブラブ……」
「やだあ、言葉の綾だってば! 倉澤さんって、ホラちょっと派手というかなんていうか」
榊の言わんとしてることが理解できた。倉澤はあの容姿だから嫌でも目立つし、誰に対しても分け隔てなくやさしくフレンドリーだから人気があるが、同時に裏では『相当遊んでいるのでは』と誤解もされていた。そんな男の友人が、凡庸でどちらかと言うとパッとしない三崎とは考えにくいのだろう。
「ハイハイ、どーせ俺とは人種が違いますよ」
「そこ、拗ねない! あ、そうだ、ちょうどいいから倉澤さんのことでアドバイス欲しいんだけど」
「……取り次ぎとか受け付けてないよ。そういうの最近多くて困ってるんだ」
近頃その手の話を持ちかけられる事が増えて、三崎も困っていた。一度、何かの話のついでに倉澤にその事を愚痴ったら、なぜか不機嫌になってその夜やたらとしつこく求められて閉口した。それ以来、三崎もこの手の話については敏感になっている。
「違うって。倉澤さんにさ、総務の一部の有志からプレゼントあげようって話があってね」
「プレゼント? なんで?」
「来週の金曜日、倉澤さんの誕生日なんだよ。友達なのに知らないの? あ、男同士ってそういうこと話さないものかなぁ」
確かに男友達なら、学生の頃とは違ってそれほど積極的に話題にしないだろう。しかし恋人同士なら、話は違うのではないか?
複雑な心境に陥る三崎を他所に、榊は楽しそうに経緯を説明する。
「前に旅行のお土産もらったから、まあそれを口実に何があげたいっていうのが本音みたいなんだよね。でも何がいいのかみんな悩んでてね、そこで三崎さんなら好み知ってるかなーって思ったんだ」
言われてみれば、知っててもおかしくないかもしれない。
(知らねーけど)
改めて考えると、二カ月近くも付き合っていながら、倉澤の好き嫌いなんてせいぜいマヨネーズが嫌いなことくらいしか知らない。女性にとっては夢のない話かもしれないが、中身は世間一般の男とそう変わりないように思う。
「焼肉屋のクーポンでもあげたら? フツーによろこぶと思うけど」
「ちょっと、真面目に聞いてるんだから。そうだ今週のどこか早めに上がれそうな日に、帰り待ち合わせしない? プレゼントの買い物付き合ってよ。実際に品物見れば、どれが好みかくらいはピンとくるでしょ?」
「ええー、面倒だなぁ」
「同期のよしみで、ね? コーヒー奢るから!」
「コーヒーかよ。まあ役に立たない可能性高いけど、それでいいなら付き合うよ」
榊はよろこんで手を叩き、足早に自分の部署へと戻っていった。隣で何気に会話を聞いていた同僚が、ニヤニヤといやらしい笑いを向ける。
「いいなあ、イケメンの友達いると役得だよな」
「そんなんじゃねーよ」
ついぶっきらぼうな口調で言ったのは、からかわれたせいではない。誕生日を知らなかった事が、なんだかやるせなかったからだ。
「……で、こっちとこっち。どっちがいいと思う?」
土曜日の夕方、三崎は休日出勤の帰りに榊と待ち合わせして最寄りの大型商業施設に向かった。
榊に連れられて北欧雑貨の店で皿やらカップやら選ぶのに付き合っていたが、三崎はどれもピンと来なかった。
「もー、真面目に答えてよ」
「いや、だから俺にはよく分かんないって。そもそも食器にこだわりあるとも思えないしなあ」
「えー、でも実用的じゃない?」
「まあ、そうかも知れないけど」
榊は腕組みして考え込む様子を見せる。茶色のショートボブの襟足からのぞく細い首筋をなんの気なしに見下ろしながら『やっぱ女の子の首は細いな』とボンヤリ思った。
茶色の襟足に倉澤を思い出した。首筋が綺麗で色気さえ感じるが、手を回すとしっかりした太さに改めて男なんだと実感するのだ。
「もー、なんか知らないの? 例えばさいきんコップ割っちゃったとか、調味料入れを変えたいとか」
「ないよ。あ、でもキッチンのペーパーホルダーが……」
あったらいいな、と思ったのは他ならぬ自分だ。三崎が心の中で舌打ちしたのと、榊の霧の晴れたような表情になったのはほぼ同時だった。
「いいね、じゃあそれに決まり!」
「あ、うん……いいんじゃない?」
三崎が虚ろな口調で相槌を打ったその時、ポケットの着信音が鳴った。
「はい、三崎です……あ、倉澤さん」
「えっ、本人!?」
榊の声が大きくて、三崎はにわかに動揺する。
『……誰かと一緒か?』
三崎がどう返したらいいか考えあぐねていると、榊が横から身を乗り出してきた。
「こんばんはー、総務の榊です。三崎さんお借りしてまーす」
「こらっ、何言ってんだよ!」
面白がってさらに口を開こうとした榊に、三崎は慌てて携帯を抑えながら体を引いた。
「もしもし、すいません、もう大丈夫ですから」
『俺はちっとも大丈夫じゃない。今どこだ?』
「どこって……」
チラッと榊を見やると、彼女は必死に首を振りながら両手でバツを作った。プレゼントの事を悟られたくないからだろうが、三崎にとっては分が悪いことこの上ない。
「ええと、その、ちょっと買い物に付き合ってて……」
『ふーん……じゃ、忙しそうだから切るわ』
「ええっ、と、ちょっと待っ」
『気をつけて帰れよ』
そこで通話は切れてしまった。三崎はしばし放心状態で手の中のスマホを見つめる。
「ねえ倉澤さん何て?」
「……気をつけて帰れって」
「うわあ、やさしー。やっぱ紳士だね!」
榊の明るいコメントが三崎の頭の中で虚しく響いた。その後、榊がプレゼントを買うところまで付き合ったが、コーヒーはパスして家路に着いた。
土曜の車内は家族連れが多い。三崎はドアの端にもたれながら、先ほど電話で交わした倉澤との会話を繰り返し頭の中で再現していた。
(あれ、そういや電話掛けてきた要件を聞かなかったな)
三崎は駅に到着すると、改札を抜ける手前で携帯を鳴らした。10コール目で諦めかけた頃、ようやく倉澤が出た。
『どうした……何かあったか』
「いえ、その……さっきの、用事なんだったのか聞きそびれたんで」
『……別に、たいした事じゃねーよ。今日も出だって聞いたから、体調とか崩してないか確認したかっただけ』
「あ、そうだったんですね。すいません、ご心配をお掛けしました」
『別に、平気そうだからよかった』
「はい、あの……」
『ん、どうした』
三崎は少し呼吸を整えてから、思い切って口を開いた。
「明日、そちらへ遊びに行っちゃダメですか」
誘われて訪れたことはあっても、三崎から聞くのは初めてだった。だが倉澤はしばらく無言でいたかと思ったら、微かなため息が電話口から聴こえてきた。
『あー、悪い、明日はちょっと都合が悪いんだ』
「あ、そうですか……」
『じゃあまた来週な。お休み』
通話が切れても、三崎はしばらくその場を動けなかった。
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