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スピンオフ【白石と片瀬】
3. 週末の夜
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プロジェクトがスタートして一ヶ月以上は経っている。予定が合わなかったのは主に営業の面々で、この数週間は藤沢を筆頭に怒涛の日々を過ごしてきた。
「もうエヌスタイルの件は、落ち着いたんすか」
「ああ、ようやくね」
すでに退職した前任者のまとめた契約に穴があって、話が違うと客先からクレームが入り、危うく契約反故の憂き目に合うところだった。そのため営業一課の藤沢と、二課の相川が中心となって火消しを行っていた。二人がそちらへ注力する中、稔たち他の営業メンバーは、二人がかかえる顧客のフォローを行い、どうにか落ち着いたのは先週のこと。今週に入ってようやくいつもの日常を取り戻した。
(寺島と客先の帰りから、直行すれば間に合うかな)
飲みの席は嫌いじゃない。明日は土曜日とあって、気兼ねなく飲めるいい機会だ。
「片瀬さん、休日ってなにしてるんですかあ」
同じテーブルの女性社員に問われて、稔は飲みかけたハイボールをむせそうになった。
予定どおり寺島と客先から飲み会へ直行し、乾杯の時間に間に合った。稔はさっさと一杯目のビールを飲み干すと、二杯目のハイボールを片手にイカリングをほおばっていた。
「休日かあ、だいたいゴロゴロして飲んでるかな」
「えー、趣味とかないんですかあ?」
「酒飲むこと?」
すると彼女は、すぐ隣の女性社員と一緒にコロコロ笑い出した。なにが楽しいのかわからないが、大人数での酒の席はだいたいこんなものだ。中身のない会話をまぎらわすために、つい飲みすぎてしまいそうになる。稔は自分の許容量も、飲みすぎると危険なこともわかっていた。
(ここでやめなきゃ、かなたに怒られるな)
そんな風に思うのも、ここ毎週末かなたがアパートにやってくるからだ。彼は、稔が酒を飲むことに良い顔をせず、ビールならジョッキ一杯、ワインならグラス二杯、チューハイの缶なら一本以上は決して飲ませようとはしなかった。なぜなら幼馴染の結婚式の夜、飲みすぎた稔は、かなたの前で倒れるという失態を犯したからに他ならない。
低血圧症の稔は、アルコール摂取が過ぎると、血管拡張による起立性低血圧に見舞われ、ひどいときには気を失うことがある。体質を考えれば禁酒したほうがいいのだが、酒の味をおぼえてしまった稔にとって、それは無茶な相談だ。
「片瀬さん、二次会行きますか」
「あー、どうかな……」
だいぶ酔ってしまった。
「えー、行きましょうよ」
「まだ九時ですよー、これからでしょ」
同僚に口々に言われ、困ってあたりを見回すと、藤沢と目が合った。
「片瀬、ちょっと」
「あ、ハイ」
藤沢に呼ばれて、店の入り口近くへ向かう。
「顔色あまりよくないよ。今夜は二次会やめて帰ったら?」
「そうですね、そうします」
藤沢は営業課で唯一、片瀬の体質を理解している人物だ。そのため、実は飲みの席が好きな稔だが、できるだけその機会を設けないように根回しするおせっかいも焼く。
「飲み足りないからって、宅飲みして倒れないでよ?」
「了解です」
「ところで電話、鳴ってない?」
「えっ」
手にしたトレンチコートのポケットをさぐると、振動するスマホが出てきた。
(なんだ、かなたか)
しかたなく応答すると、低い声が耳元に響いた。
『今どこ』
「どこって、飲み会」
『どのくらい飲んだ?』
「たいして飲んでないよ。もう帰るとこ」
『タクシー使えよ』
「やだよ、もったいない。用事ないなら切るぞ」
稔は電話を切ると、藤沢にあやまった。
「すいません、お話の途中に」
「いや、いいよ。帰るなら、お会計ここですませちゃって」
稔は藤沢に会費を払うと、そそくさと店をあとにした。一瞬タクシーを使うことも頭に浮かんだが、すぐに思い直して地下鉄の駅へ続く階段を下りる。
(あー、ダリい……)
なんとか最寄り駅に着いたものの、しばらくベンチから動けなかった。酔ったせいではない、頭がくらくらして立ちくらみが起こりそうだったからだ。
数十分ほど休んだあと、そろそろ歩けそうだと改札口へ向かうと、そこにはかなたの姿があった。
「稔!」
改札を出るなり駆けつけて、肩を抱きよせられる。
「大丈夫か。気分は?」
「いや、平気だけど。お前、こんなとこでなにやってんの」
「馬鹿。帰るって言ってから、どんだけ時間かかってんだ。どっかで倒れてるかと心配したんだぞ」
聞けば、かなたは稔のアパートでしばらく待ってたらしい。しかしあまりにも遅いから、最寄り駅まで迎えにきたそうだ。
「電話くれればよかったのに」
「したよ。でも出なかったろ」
稔は鞄の奥からスマホを取り出すと、そこにいくつも着信履歴が残っていた。
「ごめん、気づかなかった」
「もういいよ、とにかく帰るぞ」
かなたは、嫌がる稔を押しきって、タクシーを呼んだ。徒歩十分もかからない距離なのに、と文句を言いたかったが、かなたの無言の圧に黙るしかなかった。
自宅アパートに到着するころには、かなり具合は持ち直していた。ひとりでタクシーを降りれたし、かなたに肩を借りることなくアパートの外階段を上がって部屋までたどり着けた。
「悪いな、タクシー代。あとで半分払うよ」
「いいよ、俺が強引に呼んだから」
まあたしかにそうだ。かなたには後でメシでもおごろうと、玄関を入って鍵を閉めた。そしてなぜか、あたりまえのように、かなたも部屋の内側にいる。
「お前、もう帰れよ」
「どうせ明日も寄るつもりだったから、このまま泊まらせろよ」
「えー、どうしようかな」
かなたはクスクス笑って、冷蔵庫を指さした。
「いい肉手に入れたんだ。明日の朝、すき焼きやろうぜ」
「朝から重っ」
「いいだろ。それに稔、すき焼き好きだろ」
「いや好きだけどさ」
稔はうれしい反面、こまった気持ちになる。それを敏感に感じ取ったかなたは、先回りしてこう言うのだ。
「こんなことで、お前を懐柔してどうにかしようとか思わないから、心配しなくていい」
「ああ」
「たかが肉くらいで、つけこんだりしないから。わかってるだろ?」
「ああ、わかってる」
かなたには、再会してひと月ほど経ったころ、告白された。
それまで距離が近いなとか、なんとなくだが勘づいてはいたが、あらためて真正面から告白されたときはさすがに驚きを隠せなかった。
しかし残念なことに、かなたがどれほどイケメンで経済力もある魅力的な男だとしても、稔の恋愛対象にはならない。稔はこれまでずっと幼馴染の茉莉花が好きで、茉莉花以外でほのかに興味を持ったのは、いずれもどこか茉莉花に似たところのある女の子だった。
(男だの女だの言う以前に、茉莉花じゃないとなあ……)
「もうエヌスタイルの件は、落ち着いたんすか」
「ああ、ようやくね」
すでに退職した前任者のまとめた契約に穴があって、話が違うと客先からクレームが入り、危うく契約反故の憂き目に合うところだった。そのため営業一課の藤沢と、二課の相川が中心となって火消しを行っていた。二人がそちらへ注力する中、稔たち他の営業メンバーは、二人がかかえる顧客のフォローを行い、どうにか落ち着いたのは先週のこと。今週に入ってようやくいつもの日常を取り戻した。
(寺島と客先の帰りから、直行すれば間に合うかな)
飲みの席は嫌いじゃない。明日は土曜日とあって、気兼ねなく飲めるいい機会だ。
「片瀬さん、休日ってなにしてるんですかあ」
同じテーブルの女性社員に問われて、稔は飲みかけたハイボールをむせそうになった。
予定どおり寺島と客先から飲み会へ直行し、乾杯の時間に間に合った。稔はさっさと一杯目のビールを飲み干すと、二杯目のハイボールを片手にイカリングをほおばっていた。
「休日かあ、だいたいゴロゴロして飲んでるかな」
「えー、趣味とかないんですかあ?」
「酒飲むこと?」
すると彼女は、すぐ隣の女性社員と一緒にコロコロ笑い出した。なにが楽しいのかわからないが、大人数での酒の席はだいたいこんなものだ。中身のない会話をまぎらわすために、つい飲みすぎてしまいそうになる。稔は自分の許容量も、飲みすぎると危険なこともわかっていた。
(ここでやめなきゃ、かなたに怒られるな)
そんな風に思うのも、ここ毎週末かなたがアパートにやってくるからだ。彼は、稔が酒を飲むことに良い顔をせず、ビールならジョッキ一杯、ワインならグラス二杯、チューハイの缶なら一本以上は決して飲ませようとはしなかった。なぜなら幼馴染の結婚式の夜、飲みすぎた稔は、かなたの前で倒れるという失態を犯したからに他ならない。
低血圧症の稔は、アルコール摂取が過ぎると、血管拡張による起立性低血圧に見舞われ、ひどいときには気を失うことがある。体質を考えれば禁酒したほうがいいのだが、酒の味をおぼえてしまった稔にとって、それは無茶な相談だ。
「片瀬さん、二次会行きますか」
「あー、どうかな……」
だいぶ酔ってしまった。
「えー、行きましょうよ」
「まだ九時ですよー、これからでしょ」
同僚に口々に言われ、困ってあたりを見回すと、藤沢と目が合った。
「片瀬、ちょっと」
「あ、ハイ」
藤沢に呼ばれて、店の入り口近くへ向かう。
「顔色あまりよくないよ。今夜は二次会やめて帰ったら?」
「そうですね、そうします」
藤沢は営業課で唯一、片瀬の体質を理解している人物だ。そのため、実は飲みの席が好きな稔だが、できるだけその機会を設けないように根回しするおせっかいも焼く。
「飲み足りないからって、宅飲みして倒れないでよ?」
「了解です」
「ところで電話、鳴ってない?」
「えっ」
手にしたトレンチコートのポケットをさぐると、振動するスマホが出てきた。
(なんだ、かなたか)
しかたなく応答すると、低い声が耳元に響いた。
『今どこ』
「どこって、飲み会」
『どのくらい飲んだ?』
「たいして飲んでないよ。もう帰るとこ」
『タクシー使えよ』
「やだよ、もったいない。用事ないなら切るぞ」
稔は電話を切ると、藤沢にあやまった。
「すいません、お話の途中に」
「いや、いいよ。帰るなら、お会計ここですませちゃって」
稔は藤沢に会費を払うと、そそくさと店をあとにした。一瞬タクシーを使うことも頭に浮かんだが、すぐに思い直して地下鉄の駅へ続く階段を下りる。
(あー、ダリい……)
なんとか最寄り駅に着いたものの、しばらくベンチから動けなかった。酔ったせいではない、頭がくらくらして立ちくらみが起こりそうだったからだ。
数十分ほど休んだあと、そろそろ歩けそうだと改札口へ向かうと、そこにはかなたの姿があった。
「稔!」
改札を出るなり駆けつけて、肩を抱きよせられる。
「大丈夫か。気分は?」
「いや、平気だけど。お前、こんなとこでなにやってんの」
「馬鹿。帰るって言ってから、どんだけ時間かかってんだ。どっかで倒れてるかと心配したんだぞ」
聞けば、かなたは稔のアパートでしばらく待ってたらしい。しかしあまりにも遅いから、最寄り駅まで迎えにきたそうだ。
「電話くれればよかったのに」
「したよ。でも出なかったろ」
稔は鞄の奥からスマホを取り出すと、そこにいくつも着信履歴が残っていた。
「ごめん、気づかなかった」
「もういいよ、とにかく帰るぞ」
かなたは、嫌がる稔を押しきって、タクシーを呼んだ。徒歩十分もかからない距離なのに、と文句を言いたかったが、かなたの無言の圧に黙るしかなかった。
自宅アパートに到着するころには、かなり具合は持ち直していた。ひとりでタクシーを降りれたし、かなたに肩を借りることなくアパートの外階段を上がって部屋までたどり着けた。
「悪いな、タクシー代。あとで半分払うよ」
「いいよ、俺が強引に呼んだから」
まあたしかにそうだ。かなたには後でメシでもおごろうと、玄関を入って鍵を閉めた。そしてなぜか、あたりまえのように、かなたも部屋の内側にいる。
「お前、もう帰れよ」
「どうせ明日も寄るつもりだったから、このまま泊まらせろよ」
「えー、どうしようかな」
かなたはクスクス笑って、冷蔵庫を指さした。
「いい肉手に入れたんだ。明日の朝、すき焼きやろうぜ」
「朝から重っ」
「いいだろ。それに稔、すき焼き好きだろ」
「いや好きだけどさ」
稔はうれしい反面、こまった気持ちになる。それを敏感に感じ取ったかなたは、先回りしてこう言うのだ。
「こんなことで、お前を懐柔してどうにかしようとか思わないから、心配しなくていい」
「ああ」
「たかが肉くらいで、つけこんだりしないから。わかってるだろ?」
「ああ、わかってる」
かなたには、再会してひと月ほど経ったころ、告白された。
それまで距離が近いなとか、なんとなくだが勘づいてはいたが、あらためて真正面から告白されたときはさすがに驚きを隠せなかった。
しかし残念なことに、かなたがどれほどイケメンで経済力もある魅力的な男だとしても、稔の恋愛対象にはならない。稔はこれまでずっと幼馴染の茉莉花が好きで、茉莉花以外でほのかに興味を持ったのは、いずれもどこか茉莉花に似たところのある女の子だった。
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