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番外編
クリスマスのプレゼント
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恋人になって初めてのクリスマス。
平日でテレワークだけど、夕食くらい何か工夫を凝らしたいと思った。
「鍋……ですか」
「うん、嫌い?」
イブ当日、朝食の席で提案すると、入江さんはコーヒーカップを片手に目を瞬いた。
「いえ、野宮さんが作ってくださる料理は、どれも大好きです」
「あ、どうも……」
俺が作ったものは何でもよろこんで食べてくれるのはうれしいけど、本当に好きかどうかはかなりアヤシイ。実際つい最近まで、実は鶏肉が駄目だなんて気づかなかった。否、気づけなかった。
涙目で鶏肉の蒸し焼きを口に運んでいる姿に、最初はうまくて感動してるのかと思い『相変わらず大袈裟だなあ』と笑っていたら、入江さんの顔色がみるみるうちに青くなってきて、さらにむせ出したからびっくりして、あわてて止めた。
その後しつこく問いただしたら、入江さんはようやく重い口を割った。鶏肉が駄目なら正直に言えばいいのにと俺が呆れ半分で言うと、入江さんも呆れたように『だって駄目だと言えば、食べさせてもらえないでしょう?』と言う。わけ分からん。
そんな事情があって、クリスマスに『何食べたい?』と聞いたものの、どうせ答えは分かり切っている。
「野宮さんが作ってくださるなら、何でも」
そう、俺が作るのなら何でもいいんだって……少なくとも鶏肉は避けるけど。悪いけど、まったく参考にならん。
俺が推測するに、入江さんは本来食に関心が無いのだと思う。好き嫌いは言わないし、放っておくと冷蔵庫の中のレンチン料理を、上段の端から順番に手を伸ばす。時間がない時は、棚に並んだゼリー飲料を端から取るし、飲み物はコーヒー以外だと冷蔵庫に入ったペットボトルの水しか飲まない。
ただし俺がお茶をいれると、うれしそうに飲む。料理を作れば目を輝かせて食べ、咀嚼しながら実に幸せそうだ。蒸し鶏で倒れかけた時だって、器用な事に顔面蒼白になりながら微笑んでいた。あれは申し訳ないが、かなり不気味な光景だった。
そんなわけで、入江さんの好みを知るのは意外に難しい。
俺なりに考えた秘策が、この鍋料理だ。鍋なら色々な食材を使うから、どれに箸を伸ばすかよく見ていれば、それとなく好みが分かるというものだ。
(ま、そううまくいくか分かんねーけどな)
目玉焼きを咀嚼しつつ、そっと入江さんの顔をうかがうと、なんだかうれしそうに見える。今夜の鍋を楽しみしてくれてるのだろう。例えそれが、嫌いな料理だったとしても……いや、鍋嫌いな奴っていんのかな。割と万人受けすると思うけど、入江さんだから分からない。
「あ、そうだ。プレゼントだけど……」
まだ買ってない、と言おうとしたら、入江さんがスッと手を上げたので口をつぐむ。
「野宮さん、欲しいものは決まってます」
「あ、そうですか……」
何だろ、珍しい。てか、プレゼント強請られたことないけど。
「名前」
「ん?」
「名前で、呼んでくださいませんか」
入江さんの名前……って、何だっけ?
顔に書いてあったのだろう、入江さんが苦笑気味につぶやく。
「慧」
「けい?」
入江さんはスマホを取り出して、漢字をみせてくれた。なるほど、難しい漢字だな……意味は聡いとか賢いとか、入江さんにぴったりな気がする。
「ええと、じゃあ改めまして、慧さん。クリスマスに何が欲しいんですか?」
「それです」
どれよ?
「名前で呼んでください」
ああ、そういうことね……って、無欲かよ。
「それはプレゼントとは言わないです。なんかもっと、こう……もの、的な感じ?」
「物、ですか……野宮さんがくださるなら、何でも」
そうきたか。
こうなったら、何をあげてもよろこばれてしまう。それはありがたいような、困るような、どうしたらいいのやら。
「ところで、鍋って自宅でも作れるものなんですね」
そう呟いた恋人の顔は、いつも以上にうれしそうに見えた。そうか、自宅鍋の未経験者か。これは腕のふるいがいがあるってもんだ。ま、鍋が料理かどうか分からないけど。
仕事が終わって鍋の支度にとりかかると、同じく仕事を終えた入江さんが隣にやってきて、俺の傍を離れようとしない。単に野菜を刻んでいるだけなのに、何がそんなに珍しいのかイマイチ謎だ。
(そういや、キャベツ刻んでいる時も、よく隣で見てるな……)
入江さんは俺が野菜を刻む姿が好きらしい、と結論付けるしかなかった。
「味噌味と醤油味、どちらがいいですか」
「どちらでも」
言うと思った。でも俺は分かっている……入江さんは味噌味が好きだ。なんとなく勘だけど。
「じゃあ味噌にしますね」
「はい。ところで肉と魚、どちらも入れるんですね?」
「ええ、豚肉とタラを入れます。食べ終わったら、最後にうどん入れて煮込むとおいしいんですよ」
「それは楽しみですね」
入江さんは心底うれしそうに微笑む。これは演技じゃなくて本気で笑っていると思う。そうか、豚肉とタラは好きなんだなきっと。
「あ、入江さん、お玉取ってくだ……」
「慧」
「慧、さん」
すぐに直された。まだ初日だから、癖でつい苗字で呼んでしまう。
はい、とお玉を渡され、期待した顔で覗き込まれた。
「……ありがとう、慧さん」
「どういたしまして、卓さん」
顔が熱くなりそうだ。名前呼び、意外と、いやかなり恥ずかしい。
(でも待てよ、入江さ……慧さんが、俺を『さん』づけって、どうなの)
「あの慧さん」
「なんですか、卓さん」
「えー、と……俺のことは、呼び捨てでもいいですよ? ほら、年上だし」
ぐつぐつと鍋がいい音出して煮込まれていく。やけに静かになった隣をそっと見やると、なぜか真っ赤な顔を片手で覆った恋人の姿があった。
「え、何、なんで照れてんの!?」
「いえ、その……すぐる、とか」
「は……」
いや、意識されるとこっちも恥ずかしくなるな。
「嫌なら、いいですけど」
「嫌じゃない」
即答され、ついでに横から抱きすくめられた。
「ちょ、危ないですって」
「……」
「あー、もうすぐ出来るんで、テーブル用意してもらえます? お箸並べて、お皿並べて」
すぐに感動するのも、慧さんの悪い……いや、悪くはないか……癖だ。そっと肩を撫でると、一瞬腕の拘束が強くなり、それから耳の端に小さなキスを落としてようやく解放してくれた。俺としては、こういう行動の方が、名前を呼び捨てするよりよっぽど恥ずかしく思うんだが。
そうこうしながらも、ささやかな鍋パーティーはなかなかよかった。
鍋自体もうまかったが、俺の目論見通り、慧さんの嗜好がちょっぴり分かった気がする。柔らかく煮えた人参や椎茸、豚肉はよく食べていた。一方、春菊は苦手っぽい。タラもおいしそうに食べてたな。また、締めのうどんもおかわりしてた。
「さてと、腹一杯になったところで……じゃじゃーん、デザートのケーキがあります」
俺が冷蔵庫からいそいそとケーキを取り出すと、慧さんは蕩けそうな笑みを浮かべた。
「これ、すぐる、が焼いたの?」
「ええ、まあ……」
まあ、そこそこの出来栄えのロールケーキは、なんと俺のお手製だ。昼休憩中に、こっそりネットでレシピ見ながら初めて焼いてみた。
「仕上げは一緒にやりましょう」
俺は大皿にお菓子をざらざら入れて、ケーキと一緒にソファーの前のガラステーブルへ運んでいく。興味深そうに後ろをついて回る慧さんが、なんだかお菓子につられた小さな男の子みたいで、ちょっと笑えた。
クリームを塗っただけの、飾り気のないロールケーキを前にして、新しく開けた白ワインで乾杯をする。
「好きなお菓子を、好きな場所に乗せてくださいね?」
皿にはフルーツグミやチョコレート、マシュマロやクッキーに煎餅まで、思いつく限り並べてみた。さあ、好きなのを取ってくれ。
「お、フルーツグミはいりますね? 俺はマシュマロ乗せよっと」
あれこれ喋る俺とは対照的に、慧さんは口数少なく真剣な面持ちでお菓子を乗せている。なぜだか積極的に煎餅を乗せていた。これは新しい発見になるのか。
「できた!」
「完成ですね」
切り分けて食べてみると、様々なお菓子が口の中で混ざり合って意外とうまい。特に煎餅は甘いクリームと合わさると、甘じょっぱくなって不思議と悪くなかった。
「すぐる」
名前を呼ばれて横を向くと、ペロリと口の端を舐められた。
「クリームついてる」
「あ……」
熱い舌が、今度は唇をなぞり、それから隙間をスルリと入り込んだ。口の中では甘いクリームが蕩けていく。ふと唇が離されると、鮮やかな笑顔を浮かべた慧さんがこちらを見つめていた。
「……メリークリスマス、すぐる……愛してる」
「俺も」
ふふ、と笑い合って、それから再び二人でクリームの甘さを分かち合う。何度も、何度も、夜が更けても飽きずに……。
(後日談・完)
平日でテレワークだけど、夕食くらい何か工夫を凝らしたいと思った。
「鍋……ですか」
「うん、嫌い?」
イブ当日、朝食の席で提案すると、入江さんはコーヒーカップを片手に目を瞬いた。
「いえ、野宮さんが作ってくださる料理は、どれも大好きです」
「あ、どうも……」
俺が作ったものは何でもよろこんで食べてくれるのはうれしいけど、本当に好きかどうかはかなりアヤシイ。実際つい最近まで、実は鶏肉が駄目だなんて気づかなかった。否、気づけなかった。
涙目で鶏肉の蒸し焼きを口に運んでいる姿に、最初はうまくて感動してるのかと思い『相変わらず大袈裟だなあ』と笑っていたら、入江さんの顔色がみるみるうちに青くなってきて、さらにむせ出したからびっくりして、あわてて止めた。
その後しつこく問いただしたら、入江さんはようやく重い口を割った。鶏肉が駄目なら正直に言えばいいのにと俺が呆れ半分で言うと、入江さんも呆れたように『だって駄目だと言えば、食べさせてもらえないでしょう?』と言う。わけ分からん。
そんな事情があって、クリスマスに『何食べたい?』と聞いたものの、どうせ答えは分かり切っている。
「野宮さんが作ってくださるなら、何でも」
そう、俺が作るのなら何でもいいんだって……少なくとも鶏肉は避けるけど。悪いけど、まったく参考にならん。
俺が推測するに、入江さんは本来食に関心が無いのだと思う。好き嫌いは言わないし、放っておくと冷蔵庫の中のレンチン料理を、上段の端から順番に手を伸ばす。時間がない時は、棚に並んだゼリー飲料を端から取るし、飲み物はコーヒー以外だと冷蔵庫に入ったペットボトルの水しか飲まない。
ただし俺がお茶をいれると、うれしそうに飲む。料理を作れば目を輝かせて食べ、咀嚼しながら実に幸せそうだ。蒸し鶏で倒れかけた時だって、器用な事に顔面蒼白になりながら微笑んでいた。あれは申し訳ないが、かなり不気味な光景だった。
そんなわけで、入江さんの好みを知るのは意外に難しい。
俺なりに考えた秘策が、この鍋料理だ。鍋なら色々な食材を使うから、どれに箸を伸ばすかよく見ていれば、それとなく好みが分かるというものだ。
(ま、そううまくいくか分かんねーけどな)
目玉焼きを咀嚼しつつ、そっと入江さんの顔をうかがうと、なんだかうれしそうに見える。今夜の鍋を楽しみしてくれてるのだろう。例えそれが、嫌いな料理だったとしても……いや、鍋嫌いな奴っていんのかな。割と万人受けすると思うけど、入江さんだから分からない。
「あ、そうだ。プレゼントだけど……」
まだ買ってない、と言おうとしたら、入江さんがスッと手を上げたので口をつぐむ。
「野宮さん、欲しいものは決まってます」
「あ、そうですか……」
何だろ、珍しい。てか、プレゼント強請られたことないけど。
「名前」
「ん?」
「名前で、呼んでくださいませんか」
入江さんの名前……って、何だっけ?
顔に書いてあったのだろう、入江さんが苦笑気味につぶやく。
「慧」
「けい?」
入江さんはスマホを取り出して、漢字をみせてくれた。なるほど、難しい漢字だな……意味は聡いとか賢いとか、入江さんにぴったりな気がする。
「ええと、じゃあ改めまして、慧さん。クリスマスに何が欲しいんですか?」
「それです」
どれよ?
「名前で呼んでください」
ああ、そういうことね……って、無欲かよ。
「それはプレゼントとは言わないです。なんかもっと、こう……もの、的な感じ?」
「物、ですか……野宮さんがくださるなら、何でも」
そうきたか。
こうなったら、何をあげてもよろこばれてしまう。それはありがたいような、困るような、どうしたらいいのやら。
「ところで、鍋って自宅でも作れるものなんですね」
そう呟いた恋人の顔は、いつも以上にうれしそうに見えた。そうか、自宅鍋の未経験者か。これは腕のふるいがいがあるってもんだ。ま、鍋が料理かどうか分からないけど。
仕事が終わって鍋の支度にとりかかると、同じく仕事を終えた入江さんが隣にやってきて、俺の傍を離れようとしない。単に野菜を刻んでいるだけなのに、何がそんなに珍しいのかイマイチ謎だ。
(そういや、キャベツ刻んでいる時も、よく隣で見てるな……)
入江さんは俺が野菜を刻む姿が好きらしい、と結論付けるしかなかった。
「味噌味と醤油味、どちらがいいですか」
「どちらでも」
言うと思った。でも俺は分かっている……入江さんは味噌味が好きだ。なんとなく勘だけど。
「じゃあ味噌にしますね」
「はい。ところで肉と魚、どちらも入れるんですね?」
「ええ、豚肉とタラを入れます。食べ終わったら、最後にうどん入れて煮込むとおいしいんですよ」
「それは楽しみですね」
入江さんは心底うれしそうに微笑む。これは演技じゃなくて本気で笑っていると思う。そうか、豚肉とタラは好きなんだなきっと。
「あ、入江さん、お玉取ってくだ……」
「慧」
「慧、さん」
すぐに直された。まだ初日だから、癖でつい苗字で呼んでしまう。
はい、とお玉を渡され、期待した顔で覗き込まれた。
「……ありがとう、慧さん」
「どういたしまして、卓さん」
顔が熱くなりそうだ。名前呼び、意外と、いやかなり恥ずかしい。
(でも待てよ、入江さ……慧さんが、俺を『さん』づけって、どうなの)
「あの慧さん」
「なんですか、卓さん」
「えー、と……俺のことは、呼び捨てでもいいですよ? ほら、年上だし」
ぐつぐつと鍋がいい音出して煮込まれていく。やけに静かになった隣をそっと見やると、なぜか真っ赤な顔を片手で覆った恋人の姿があった。
「え、何、なんで照れてんの!?」
「いえ、その……すぐる、とか」
「は……」
いや、意識されるとこっちも恥ずかしくなるな。
「嫌なら、いいですけど」
「嫌じゃない」
即答され、ついでに横から抱きすくめられた。
「ちょ、危ないですって」
「……」
「あー、もうすぐ出来るんで、テーブル用意してもらえます? お箸並べて、お皿並べて」
すぐに感動するのも、慧さんの悪い……いや、悪くはないか……癖だ。そっと肩を撫でると、一瞬腕の拘束が強くなり、それから耳の端に小さなキスを落としてようやく解放してくれた。俺としては、こういう行動の方が、名前を呼び捨てするよりよっぽど恥ずかしく思うんだが。
そうこうしながらも、ささやかな鍋パーティーはなかなかよかった。
鍋自体もうまかったが、俺の目論見通り、慧さんの嗜好がちょっぴり分かった気がする。柔らかく煮えた人参や椎茸、豚肉はよく食べていた。一方、春菊は苦手っぽい。タラもおいしそうに食べてたな。また、締めのうどんもおかわりしてた。
「さてと、腹一杯になったところで……じゃじゃーん、デザートのケーキがあります」
俺が冷蔵庫からいそいそとケーキを取り出すと、慧さんは蕩けそうな笑みを浮かべた。
「これ、すぐる、が焼いたの?」
「ええ、まあ……」
まあ、そこそこの出来栄えのロールケーキは、なんと俺のお手製だ。昼休憩中に、こっそりネットでレシピ見ながら初めて焼いてみた。
「仕上げは一緒にやりましょう」
俺は大皿にお菓子をざらざら入れて、ケーキと一緒にソファーの前のガラステーブルへ運んでいく。興味深そうに後ろをついて回る慧さんが、なんだかお菓子につられた小さな男の子みたいで、ちょっと笑えた。
クリームを塗っただけの、飾り気のないロールケーキを前にして、新しく開けた白ワインで乾杯をする。
「好きなお菓子を、好きな場所に乗せてくださいね?」
皿にはフルーツグミやチョコレート、マシュマロやクッキーに煎餅まで、思いつく限り並べてみた。さあ、好きなのを取ってくれ。
「お、フルーツグミはいりますね? 俺はマシュマロ乗せよっと」
あれこれ喋る俺とは対照的に、慧さんは口数少なく真剣な面持ちでお菓子を乗せている。なぜだか積極的に煎餅を乗せていた。これは新しい発見になるのか。
「できた!」
「完成ですね」
切り分けて食べてみると、様々なお菓子が口の中で混ざり合って意外とうまい。特に煎餅は甘いクリームと合わさると、甘じょっぱくなって不思議と悪くなかった。
「すぐる」
名前を呼ばれて横を向くと、ペロリと口の端を舐められた。
「クリームついてる」
「あ……」
熱い舌が、今度は唇をなぞり、それから隙間をスルリと入り込んだ。口の中では甘いクリームが蕩けていく。ふと唇が離されると、鮮やかな笑顔を浮かべた慧さんがこちらを見つめていた。
「……メリークリスマス、すぐる……愛してる」
「俺も」
ふふ、と笑い合って、それから再び二人でクリームの甘さを分かち合う。何度も、何度も、夜が更けても飽きずに……。
(後日談・完)
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