8 / 60
第8話 奴隷商、エルフを買う
しおりを挟む
爺さんの話は十分に銀貨一枚の価値はあった。
奴隷商は普通にやれば絶対に稼ぐことは出来ない。
日々の生活費だけで稼ぎが消えてしまう。
だが、爺さんのやり方は王国の法律の穴を突くようなやり方だ。
安い金額で奴隷を仕入れる。
特技がある者がいいだろう。
その者をギルドに所属させて働かせれば……大きな稼ぎになるはずだ。
ちなみにギルドはあらゆる物の販売権を独占している組織のことだ。
有名所は冒険者ギルドだ。
魔獣狩りを専業として行っている集団だ。
それから得られる魔獣の皮や牙、肉を販売している。
魔獣の種類にもよるが、大きな金額の取引が行われていると聞いたことがある。
「ふぉふぉ。どうするかね? 買っていってくれると助かるんじゃが」
……どういたものか。
エリスにも相談したほうがいいかも知れない。
爺さんのやり方をした場合、その者も一緒に暮らすことになる。
そうなれば、僕の一存だけで決めるわけにはいかないだろう。
だが……
「あの人と話をしてもいいか? それから決めたい」
「ふぉふぉ。好きにするがいい。ただし、手を出したらいかんぞ」
そんなことをする訳がない。
僕には……婚約者がいるんだ……今はもはや空約束になってしまったけど。
少なくとも、こうなったことを謝ってからでなければ、次に進むことは……出来ない。
それがたとえ、エリスだったとしても……。
薄暗い部屋の片隅にいる女性のもとに近づいた。
「ちょっといいか?」
「……」
どう話したものか……。
たしか、彼女はミディールの里の出身だと言っていたな。
ミディールは……イルス地方の地名の一つだ。
そこから話すか。
「僕はロッシュ=イルスと言う」
「イルス? 本当に?」
彼女の顔を初めて見た。
……彼女は……人間ではなかった。
いわゆるエルフという種族ではないだろうか。
会ったことはないが、王国の外れ、イルス地方の奥の方には禁断の森が広がっていると聞く。
そこは信じられないほどの魔獣が生息し、人ならざる者……魔族が住んでいるというのがもっぱらの噂だ。
その魔族の一種族としてエルフがいるという。
耳が長く、体はやや緑がかっている。
薬草の知識に長け、弓矢を自在に操る。
それが伝え聞いているエルフ像だ。
「済まない。初めて、エルフを見たものだから」
「それは不思議ね。イルスなら見慣れているはずでしょ?」
どう、説明したらいいものか。
「イルス姓を名乗ったは昨日からなんだ。元はアウ-ディアだったんだが……いや、今はいいか」
「よく分からない。だけど、イルスだったらお願いがある」
ひと呼吸を置く。
僕はある目的で彼女に話しかけている。
話がまとまれば、買おうとも思っている。
だが、その前に確認しなければならない。
それからでなければ、彼女の話を聞くわけにはいかない。
「もし、僕が言う条件を叶えてくれるのなら、君の願いも聞き届けよう」
「……言って」
エルフか……。
「ミディールの民は薬草に詳しい。それに間違いはないな?」
「ええ。ミディールは薬草の聖地。ここの人間よりは詳しい」
「ならば、毒を飲んでしまった女性を助けることが出来るか?」
なぜか、エルフはじっと僕を見つめた。
それは長く……感じた。
「分からない。診てみないと。だけど、解毒の薬草は誰よりも詳しいと思う。後はイルスが決めろ」
……どうするか……。
奴隷は一度買ってしまうと、売るまでは共に暮らさなければならない。
爺さんの所に戻すことは難しいだろう。
一層のこと、エリスをここに連れてきて、診てもらうか?
「何を悩んでいる? 私を連れていけばいいだけの話だろ?」
それを悩んでいるんだが……。
でも、彼女を買えば、エリスの治療に役に立つ可能性は大いにある。
だったら……
「一つ聞きたい。君の願いってなんだ?」
「ミディールに帰りたい」
……それだけ、なのか?
もっと大層なことを注文されると思ったが……
でも考えてみれば、ミディールはおろか領地であるイルス地方にすら向かえずにいるのだから、難しい問題であることは間違いないか。
「言っておくが、ミディールに行けるのはいつになるか分からない。それでも、付いてくる気があるか?」
「言うまでもない。ここにいれば、一生行くことが叶わない。これは私にとっては千載一遇のチャンスなんだ」
たしかにそうかも知れないな。
「分かった。君の覚悟は確かみたいだな。君を買おう。ただし……」
「分かっている。イルスの大切な人なのだろ? 私も治すために最大の努力をしよう。もっとも奴隷にはそれしか途はないけどな」
エルフには相手の心を読むような力があるのだろうか?
どうして、大切な人だなんて分かるんだ?
「名を教えてくれ」
「私はシェラだ」
薬草師のシェラを奴隷として買うことにした。
「ふぉふぉ。感謝するぞ」
なけなしの金貨10枚を手渡した。
人の価値としてはかなり安いが、それが王国のルール。
手放す時も金貨10枚だ。
奴隷商が貰える報酬は手数料の銀貨1枚だけ。
だが、シェラを手放すことはない。
約束があるのだから……。
「ふぉふぉ。また、頼むぞ。本当はもっと買ってほしいがの」
「無理を言うな。彼女一人だって、相当無理をしているんだ。だが、都合がつけば、また来よう」
シェラを出してもらった。
久しく歩いていないせいか、立つことも覚束ない様子だ。
「大丈夫か? 肩を貸そう」
「大丈夫。すぐに慣れる。それよりもいいのか?」
何のことだ?
「ふぉふぉ。奴隷紋のことじゃよ。さあ、早く、彼女に奴隷紋を」
……奴隷紋?
「何のことだ?」
「ふぉふぉ。これは面白いのぉ。奴隷紋を知らぬとは。その奴隷商貴族の証は……こう使うんじゃ」
爺さんが急に僕の頭を掴み……徐ろにシェラの胸に押し当てた。
「何をするんだ!!」
柔らかな感触が顔に伝わってくる。
なんて大きさなんだ……いや、そうではない。
爺さんの力がこんなにすごいとは……
「さあ、この者を奴隷にすると命じるのじゃ」
こんな状態でどうやって……
彼女が何故か苦しそうな表情を浮かべる。
「お主の印が反応しておるんじゃ。早く、命じるのじゃ」
……くそっ。
「我は命じる。汝を我が奴隷をする」
思いつく言葉を呟くと、頬が急に熱くなり、一瞬だけ光り輝いた。
爺さんの力が緩んだ隙に頭をシェラから離す。
これは……。
シェラの鎖骨あたりに大きく描かれる奴隷の紋章。
これが奴隷紋……。
「ふぉふぉ。これで契約成立じゃ」
これが奴隷契約なのか……。
しかし……
「契約をする度に相手に顔をくっつけなければならないのか?」
「ふぉふぉ。慣れれば、手で触れれば出来るようになるじゃろう。肩にも印があるじゃろ?」
じゃあ、肩でも良かったのでは?
爺さんは「顔のほうが嬉しいじゃろ?」と言っていた。
否定できない自分がなんとも悔しかった……。
奴隷商は普通にやれば絶対に稼ぐことは出来ない。
日々の生活費だけで稼ぎが消えてしまう。
だが、爺さんのやり方は王国の法律の穴を突くようなやり方だ。
安い金額で奴隷を仕入れる。
特技がある者がいいだろう。
その者をギルドに所属させて働かせれば……大きな稼ぎになるはずだ。
ちなみにギルドはあらゆる物の販売権を独占している組織のことだ。
有名所は冒険者ギルドだ。
魔獣狩りを専業として行っている集団だ。
それから得られる魔獣の皮や牙、肉を販売している。
魔獣の種類にもよるが、大きな金額の取引が行われていると聞いたことがある。
「ふぉふぉ。どうするかね? 買っていってくれると助かるんじゃが」
……どういたものか。
エリスにも相談したほうがいいかも知れない。
爺さんのやり方をした場合、その者も一緒に暮らすことになる。
そうなれば、僕の一存だけで決めるわけにはいかないだろう。
だが……
「あの人と話をしてもいいか? それから決めたい」
「ふぉふぉ。好きにするがいい。ただし、手を出したらいかんぞ」
そんなことをする訳がない。
僕には……婚約者がいるんだ……今はもはや空約束になってしまったけど。
少なくとも、こうなったことを謝ってからでなければ、次に進むことは……出来ない。
それがたとえ、エリスだったとしても……。
薄暗い部屋の片隅にいる女性のもとに近づいた。
「ちょっといいか?」
「……」
どう話したものか……。
たしか、彼女はミディールの里の出身だと言っていたな。
ミディールは……イルス地方の地名の一つだ。
そこから話すか。
「僕はロッシュ=イルスと言う」
「イルス? 本当に?」
彼女の顔を初めて見た。
……彼女は……人間ではなかった。
いわゆるエルフという種族ではないだろうか。
会ったことはないが、王国の外れ、イルス地方の奥の方には禁断の森が広がっていると聞く。
そこは信じられないほどの魔獣が生息し、人ならざる者……魔族が住んでいるというのがもっぱらの噂だ。
その魔族の一種族としてエルフがいるという。
耳が長く、体はやや緑がかっている。
薬草の知識に長け、弓矢を自在に操る。
それが伝え聞いているエルフ像だ。
「済まない。初めて、エルフを見たものだから」
「それは不思議ね。イルスなら見慣れているはずでしょ?」
どう、説明したらいいものか。
「イルス姓を名乗ったは昨日からなんだ。元はアウ-ディアだったんだが……いや、今はいいか」
「よく分からない。だけど、イルスだったらお願いがある」
ひと呼吸を置く。
僕はある目的で彼女に話しかけている。
話がまとまれば、買おうとも思っている。
だが、その前に確認しなければならない。
それからでなければ、彼女の話を聞くわけにはいかない。
「もし、僕が言う条件を叶えてくれるのなら、君の願いも聞き届けよう」
「……言って」
エルフか……。
「ミディールの民は薬草に詳しい。それに間違いはないな?」
「ええ。ミディールは薬草の聖地。ここの人間よりは詳しい」
「ならば、毒を飲んでしまった女性を助けることが出来るか?」
なぜか、エルフはじっと僕を見つめた。
それは長く……感じた。
「分からない。診てみないと。だけど、解毒の薬草は誰よりも詳しいと思う。後はイルスが決めろ」
……どうするか……。
奴隷は一度買ってしまうと、売るまでは共に暮らさなければならない。
爺さんの所に戻すことは難しいだろう。
一層のこと、エリスをここに連れてきて、診てもらうか?
「何を悩んでいる? 私を連れていけばいいだけの話だろ?」
それを悩んでいるんだが……。
でも、彼女を買えば、エリスの治療に役に立つ可能性は大いにある。
だったら……
「一つ聞きたい。君の願いってなんだ?」
「ミディールに帰りたい」
……それだけ、なのか?
もっと大層なことを注文されると思ったが……
でも考えてみれば、ミディールはおろか領地であるイルス地方にすら向かえずにいるのだから、難しい問題であることは間違いないか。
「言っておくが、ミディールに行けるのはいつになるか分からない。それでも、付いてくる気があるか?」
「言うまでもない。ここにいれば、一生行くことが叶わない。これは私にとっては千載一遇のチャンスなんだ」
たしかにそうかも知れないな。
「分かった。君の覚悟は確かみたいだな。君を買おう。ただし……」
「分かっている。イルスの大切な人なのだろ? 私も治すために最大の努力をしよう。もっとも奴隷にはそれしか途はないけどな」
エルフには相手の心を読むような力があるのだろうか?
どうして、大切な人だなんて分かるんだ?
「名を教えてくれ」
「私はシェラだ」
薬草師のシェラを奴隷として買うことにした。
「ふぉふぉ。感謝するぞ」
なけなしの金貨10枚を手渡した。
人の価値としてはかなり安いが、それが王国のルール。
手放す時も金貨10枚だ。
奴隷商が貰える報酬は手数料の銀貨1枚だけ。
だが、シェラを手放すことはない。
約束があるのだから……。
「ふぉふぉ。また、頼むぞ。本当はもっと買ってほしいがの」
「無理を言うな。彼女一人だって、相当無理をしているんだ。だが、都合がつけば、また来よう」
シェラを出してもらった。
久しく歩いていないせいか、立つことも覚束ない様子だ。
「大丈夫か? 肩を貸そう」
「大丈夫。すぐに慣れる。それよりもいいのか?」
何のことだ?
「ふぉふぉ。奴隷紋のことじゃよ。さあ、早く、彼女に奴隷紋を」
……奴隷紋?
「何のことだ?」
「ふぉふぉ。これは面白いのぉ。奴隷紋を知らぬとは。その奴隷商貴族の証は……こう使うんじゃ」
爺さんが急に僕の頭を掴み……徐ろにシェラの胸に押し当てた。
「何をするんだ!!」
柔らかな感触が顔に伝わってくる。
なんて大きさなんだ……いや、そうではない。
爺さんの力がこんなにすごいとは……
「さあ、この者を奴隷にすると命じるのじゃ」
こんな状態でどうやって……
彼女が何故か苦しそうな表情を浮かべる。
「お主の印が反応しておるんじゃ。早く、命じるのじゃ」
……くそっ。
「我は命じる。汝を我が奴隷をする」
思いつく言葉を呟くと、頬が急に熱くなり、一瞬だけ光り輝いた。
爺さんの力が緩んだ隙に頭をシェラから離す。
これは……。
シェラの鎖骨あたりに大きく描かれる奴隷の紋章。
これが奴隷紋……。
「ふぉふぉ。これで契約成立じゃ」
これが奴隷契約なのか……。
しかし……
「契約をする度に相手に顔をくっつけなければならないのか?」
「ふぉふぉ。慣れれば、手で触れれば出来るようになるじゃろう。肩にも印があるじゃろ?」
じゃあ、肩でも良かったのでは?
爺さんは「顔のほうが嬉しいじゃろ?」と言っていた。
否定できない自分がなんとも悔しかった……。
0
お気に入りに追加
716
あなたにおすすめの小説
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
異世界転移した先で女の子と入れ替わった!?
灰色のネズミ
ファンタジー
現代に生きる少年は勇者として異世界に召喚されたが、誰も予想できなかった奇跡によって異世界の女の子と入れ替わってしまった。勇者として賛美される元少女……戻りたい少年は元の自分に近づくために、頑張る話。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる