262 / 408
第261話 砦建設相談
しおりを挟む
今後の王国軍の動き次第では、僕は北部諸侯の独立を支援するために動くことに決めた。
支援といえば、食料、さらに必要となる物は北部諸侯に送るつもりだ。ここにはサリルがいる。必要な物資の調達はサリルに任せておけば問題ないだろう。しかし、大きな問題がある。北部諸侯達の意志が不明な点だ。それを確認する必要がある。そのためには北部諸侯との交渉をしなければならない。僕はガムドに王国と北部諸侯の戦力比較をお願いした。
ガムドは様々な条件下で二つの勢力がぶつかったときの話をし始めた。王国軍についての現状を十分に把握していないと前置きしながら、王国軍が有している兵力は15万人ほど。しかし、今はもっと多いかも知れないらしいが。その中で北部諸侯を攻略するために使える兵力は多くとも五万人。一方、北部諸侯の兵力は4万人。戦争は兵力が拮抗している場合、守備側に有利に働くことがある。
しかし、王国は北部諸侯の食料を握っているという特殊な関係性を持っている。そのため、王国軍は北部諸侯達の食料がなくなるまで長期戦の構えを取っていれば、自然と勝利を治められるというのだ。そうなると、北部諸侯が勝利をするためには短期決戦の野戦を展開しなければならない。守備側が有利であるという立場を捨ててだ。兵力は拮抗することが予想されるので、所持している兵器の性能や将軍の優劣で決まるという。
「北部諸侯と王国が戦闘になれば、一週間以内に勝敗は必ず決するでしょう」
北部諸侯の体力は一週間であることがわかった。戦争が分かってから一週間で支援物資を集められる体制を整えておかなければならない。それに支援することを開戦直後に北部諸侯に伝えておく準備をしておかなければならない。そうしなければ、早々に降伏しかねないからな。それに現時点で、こちらから交渉を持ちかけてもよい結果が得られないだろう。
北部諸侯のために、今やっておかなければならないことは、北部諸侯の中でこちらに友好的な人物を模索すること。食料や物資の備蓄を北の街に集積しておくこと。さらに後続の物資を村やラエルの街に備蓄しておくこと。物資輸送のための荷車を確保しておくこと。これらが必要となってくる。
さらに、砦建設を早急に開始しなければならない。これによって、公国の国力を北部諸侯に示さなければならない。僕はガムド達に砦建設を命じた。すると、ガムドが提案してきた。
「砦建設について提案があります。この砦については北部諸侯の耳にも入りましょう。我らの国力を示めせるほど大きなものにすれば、北部諸侯との交渉もこちらに有利な条件で進めることが出来ましょう」
なるほど。ガムドの言う通りだ。北部諸侯がどれほど公国について情報を有しているかは分からないが、強大な砦を築くことが出来れば、こちらを頼りやすくなるだろう。
「ガムドのいうことに一理あるな。その案で話を進めていこう」
僕がそう言うと皆が一様に頷いた。僕はサリルに物資の調達を頼み、戦に間に合うように用意するように指示を出した。そして、ハトリを呼び出した。ハトリは天井裏から降りてきた。どうやら、この屋敷は埃が溜まっているようでハトリがホコリまみれになっていた。登場はカッコよかったのだが、咳き込みすぎて様になっていない。
「ハトリ、里でも頼んだことだが北部諸侯達の意志を判断できる材料が欲しい。公国に友好的な人物、北部諸侯達の食料備蓄状態などを調べてくれ。それと王国軍の動きをこまめに情報を渡してくれ。特に兵力だ。ハトリがもたらされる情報で我々の行動が決まる。よろしく頼むぞ」
ハトリは了解した、というと屋敷を出ていった。どこかに潜んでいる連絡役に伝えているのだろう。僕がハトリの後ろ姿を見ていると、ガムドが話しかけてきた。
「最悪の場合、王国との交戦することを考えると、ここにいる兵力では心許ないですな」
その通りだ。ここにいる第二軍はグルドの元部下が主力となって、ガムドの元部下が合流しただけで兵力は六千人ほどだ。王国軍の兵力が未知数である以上、多いに越したことはないだろう。一応、ライルには北への援軍については準備するように指示は出してあるから、援軍の要請をすれば一週間もすれば到着するだろう。それでもギリギリだな。ハトリの情報が早く入ればよいが。
あとは武器だ。未だ編成が終わったばかりで武器はグルドが以前から配備しているもののままなのだ。武器は村に多く備蓄されている。持ってきてもらうとしても一週間はかかってしまうだろう。この一週間だけは王国軍に動いてほしくはないな。僕はサリルに武器の調達と食料などの物資の調達を村に打診するように指示を出した。村にはゴードンがいるのだ、すぐに持ってきてくれるだろう。
僕はミヤとシラーにも王国との戦いに発展するかも知れない事を告げた。ミヤが僕に戦いに出るの? と聞いてきた。ミヤの関心は常にそこだ。僕の身を一番に考えてくれる。僕は頷くと、わかったわ、と答えた。
「ロッシュが戦いにでることは止めはしないわ。けど、私は全力でロッシュを守るだけよ。村からシェラを呼んだほうが良さそうね。それに眷属達も呼びましょう。王国って人数だけは多いからね」
僕はミヤにありがとう、と告げると笑顔になった。これで今できる準備は終わらせることが出来た。あとは砦を作るだけだ。再び、ガムドとグルドに顔を合わせて、砦建設のための会議を始めることにした。すでに砦の設計図は出来上がっていて、南方の砦を基礎に考えられているようだ。
南方の砦は山岳地帯を利用したものだ。そのため、一面の壁を作れば、それだけで強固な砦を築くことが出来た。しかし、ここには山や崖がない。どうしてもやり方を変えなければならない。幸い、大きな河川が流れているのでそれを利用しない手はない。
僕が考えた方法を設計図を指差しながら、ガムドたちに説明していく。
「今回の砦は南方とは考え方を変えたいと思っている。壁による防御陣を築くのは同様だが、河川を利用し壁に近寄れないような構造を作ろうと思う。公国の武器は遠距離攻撃に特化していると言ってもいい。河川で敵の接近を防ぎ、遠距離攻撃により敵の戦力を挫く。僕はそういう砦を作りたいと考えている」
さらに、と僕は話を続けた。
「先程も言ったが、この砦は公国の国力を示すものでなければならない。そのためにも砦と街を一体となったものを作りたいと思っている。僕がここに来て思ったことは砦と街の距離が離れすぎている。これだと物資の運搬に支障が出てしまう可能性が高い。そこで街機能を砦に取り込もうと思っているのだが」
僕の案について、ガムド達は一々頷いていて聞いていた。その中でガムドが質問をしてきた。
「ロッシュ公の案は。面白いものですな。その案の砦が出来たら、さぞかし攻略には苦戦しそうですな。しかし、いくつか質問があるのですが……」
ガムドが言うには、主に河川の利用についてだ。敵の接近を防ぐためには十分な水深と川幅を必要とする。しかし、使おうとしている河川は下流になるため、川幅は異常に広いが、水深はかなり浅い。この時期は雪解け水があるが夏場は底が見れるほど水が減ってしまう。そうすれば、川を使った意味がなくなるというのだ。
「ガムドの言うことは最もだ。だから、渡河することが難しいほどの堀を作ろうと思う。十分な深さと幅を備えておき、年中水を貯めておけるような構造にしておけば、ガムドの心配はなくなるだろう。しかも、その堀を砦の中に配置すれば水路としても使うことができる」
ガムド達との話を勧めていくうちに壮大な街が出来上がってしまった。要塞都市とでも言えばいいだろうか。分厚い外壁で街を取り囲み、その外には深い堀がめぐらされ、内側には数万人は居住できるほどの空間を確保し、堀で水路を街中をめぐらしたものだ。一層のこと、雪解け水を利用して上水道の整備をやってしまったほうがいいな。農業用の水資源としても使えるので、春の作付けにも役に立つだろう。
僕達は設計図を書き直すことにし、その日は夜更けまで砦ではなく城塞都市の建設の会議が続けられた。
支援といえば、食料、さらに必要となる物は北部諸侯に送るつもりだ。ここにはサリルがいる。必要な物資の調達はサリルに任せておけば問題ないだろう。しかし、大きな問題がある。北部諸侯達の意志が不明な点だ。それを確認する必要がある。そのためには北部諸侯との交渉をしなければならない。僕はガムドに王国と北部諸侯の戦力比較をお願いした。
ガムドは様々な条件下で二つの勢力がぶつかったときの話をし始めた。王国軍についての現状を十分に把握していないと前置きしながら、王国軍が有している兵力は15万人ほど。しかし、今はもっと多いかも知れないらしいが。その中で北部諸侯を攻略するために使える兵力は多くとも五万人。一方、北部諸侯の兵力は4万人。戦争は兵力が拮抗している場合、守備側に有利に働くことがある。
しかし、王国は北部諸侯の食料を握っているという特殊な関係性を持っている。そのため、王国軍は北部諸侯達の食料がなくなるまで長期戦の構えを取っていれば、自然と勝利を治められるというのだ。そうなると、北部諸侯が勝利をするためには短期決戦の野戦を展開しなければならない。守備側が有利であるという立場を捨ててだ。兵力は拮抗することが予想されるので、所持している兵器の性能や将軍の優劣で決まるという。
「北部諸侯と王国が戦闘になれば、一週間以内に勝敗は必ず決するでしょう」
北部諸侯の体力は一週間であることがわかった。戦争が分かってから一週間で支援物資を集められる体制を整えておかなければならない。それに支援することを開戦直後に北部諸侯に伝えておく準備をしておかなければならない。そうしなければ、早々に降伏しかねないからな。それに現時点で、こちらから交渉を持ちかけてもよい結果が得られないだろう。
北部諸侯のために、今やっておかなければならないことは、北部諸侯の中でこちらに友好的な人物を模索すること。食料や物資の備蓄を北の街に集積しておくこと。さらに後続の物資を村やラエルの街に備蓄しておくこと。物資輸送のための荷車を確保しておくこと。これらが必要となってくる。
さらに、砦建設を早急に開始しなければならない。これによって、公国の国力を北部諸侯に示さなければならない。僕はガムド達に砦建設を命じた。すると、ガムドが提案してきた。
「砦建設について提案があります。この砦については北部諸侯の耳にも入りましょう。我らの国力を示めせるほど大きなものにすれば、北部諸侯との交渉もこちらに有利な条件で進めることが出来ましょう」
なるほど。ガムドの言う通りだ。北部諸侯がどれほど公国について情報を有しているかは分からないが、強大な砦を築くことが出来れば、こちらを頼りやすくなるだろう。
「ガムドのいうことに一理あるな。その案で話を進めていこう」
僕がそう言うと皆が一様に頷いた。僕はサリルに物資の調達を頼み、戦に間に合うように用意するように指示を出した。そして、ハトリを呼び出した。ハトリは天井裏から降りてきた。どうやら、この屋敷は埃が溜まっているようでハトリがホコリまみれになっていた。登場はカッコよかったのだが、咳き込みすぎて様になっていない。
「ハトリ、里でも頼んだことだが北部諸侯達の意志を判断できる材料が欲しい。公国に友好的な人物、北部諸侯達の食料備蓄状態などを調べてくれ。それと王国軍の動きをこまめに情報を渡してくれ。特に兵力だ。ハトリがもたらされる情報で我々の行動が決まる。よろしく頼むぞ」
ハトリは了解した、というと屋敷を出ていった。どこかに潜んでいる連絡役に伝えているのだろう。僕がハトリの後ろ姿を見ていると、ガムドが話しかけてきた。
「最悪の場合、王国との交戦することを考えると、ここにいる兵力では心許ないですな」
その通りだ。ここにいる第二軍はグルドの元部下が主力となって、ガムドの元部下が合流しただけで兵力は六千人ほどだ。王国軍の兵力が未知数である以上、多いに越したことはないだろう。一応、ライルには北への援軍については準備するように指示は出してあるから、援軍の要請をすれば一週間もすれば到着するだろう。それでもギリギリだな。ハトリの情報が早く入ればよいが。
あとは武器だ。未だ編成が終わったばかりで武器はグルドが以前から配備しているもののままなのだ。武器は村に多く備蓄されている。持ってきてもらうとしても一週間はかかってしまうだろう。この一週間だけは王国軍に動いてほしくはないな。僕はサリルに武器の調達と食料などの物資の調達を村に打診するように指示を出した。村にはゴードンがいるのだ、すぐに持ってきてくれるだろう。
僕はミヤとシラーにも王国との戦いに発展するかも知れない事を告げた。ミヤが僕に戦いに出るの? と聞いてきた。ミヤの関心は常にそこだ。僕の身を一番に考えてくれる。僕は頷くと、わかったわ、と答えた。
「ロッシュが戦いにでることは止めはしないわ。けど、私は全力でロッシュを守るだけよ。村からシェラを呼んだほうが良さそうね。それに眷属達も呼びましょう。王国って人数だけは多いからね」
僕はミヤにありがとう、と告げると笑顔になった。これで今できる準備は終わらせることが出来た。あとは砦を作るだけだ。再び、ガムドとグルドに顔を合わせて、砦建設のための会議を始めることにした。すでに砦の設計図は出来上がっていて、南方の砦を基礎に考えられているようだ。
南方の砦は山岳地帯を利用したものだ。そのため、一面の壁を作れば、それだけで強固な砦を築くことが出来た。しかし、ここには山や崖がない。どうしてもやり方を変えなければならない。幸い、大きな河川が流れているのでそれを利用しない手はない。
僕が考えた方法を設計図を指差しながら、ガムドたちに説明していく。
「今回の砦は南方とは考え方を変えたいと思っている。壁による防御陣を築くのは同様だが、河川を利用し壁に近寄れないような構造を作ろうと思う。公国の武器は遠距離攻撃に特化していると言ってもいい。河川で敵の接近を防ぎ、遠距離攻撃により敵の戦力を挫く。僕はそういう砦を作りたいと考えている」
さらに、と僕は話を続けた。
「先程も言ったが、この砦は公国の国力を示すものでなければならない。そのためにも砦と街を一体となったものを作りたいと思っている。僕がここに来て思ったことは砦と街の距離が離れすぎている。これだと物資の運搬に支障が出てしまう可能性が高い。そこで街機能を砦に取り込もうと思っているのだが」
僕の案について、ガムド達は一々頷いていて聞いていた。その中でガムドが質問をしてきた。
「ロッシュ公の案は。面白いものですな。その案の砦が出来たら、さぞかし攻略には苦戦しそうですな。しかし、いくつか質問があるのですが……」
ガムドが言うには、主に河川の利用についてだ。敵の接近を防ぐためには十分な水深と川幅を必要とする。しかし、使おうとしている河川は下流になるため、川幅は異常に広いが、水深はかなり浅い。この時期は雪解け水があるが夏場は底が見れるほど水が減ってしまう。そうすれば、川を使った意味がなくなるというのだ。
「ガムドの言うことは最もだ。だから、渡河することが難しいほどの堀を作ろうと思う。十分な深さと幅を備えておき、年中水を貯めておけるような構造にしておけば、ガムドの心配はなくなるだろう。しかも、その堀を砦の中に配置すれば水路としても使うことができる」
ガムド達との話を勧めていくうちに壮大な街が出来上がってしまった。要塞都市とでも言えばいいだろうか。分厚い外壁で街を取り囲み、その外には深い堀がめぐらされ、内側には数万人は居住できるほどの空間を確保し、堀で水路を街中をめぐらしたものだ。一層のこと、雪解け水を利用して上水道の整備をやってしまったほうがいいな。農業用の水資源としても使えるので、春の作付けにも役に立つだろう。
僕達は設計図を書き直すことにし、その日は夜更けまで砦ではなく城塞都市の建設の会議が続けられた。
5
お気に入りに追加
2,660
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?


魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる