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第243話 王国軍の不穏な動き
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錬金工房での要件を済ませ、僕が去ろうとしていた時、スタシャから変なことを言われたのだ。
「そういえば、ライルから頼まれていたクロスボウ用の貫通弾を量産しているところだが、頼まれていた半分の量が完成しているから必要であれば取りに来るように伝えてもらえないか? あれは場所を取るから早めに取りに来てもらわないと困るんだが」
貫通弾を? 僕は知らないぞ。ライルが何故注文したんだ? もちろん、ライルには軍事の権限を与えているのでスタシャに注文することは問題ではないのだが、軍備の一環としてのことだろうか。僕はあまり深く考えずにスタシャに返事をして、その場を去った。
僕はハヤブサを撫でてから、背中に乗り帰りもゆっくりと帰ってもらうことにした。ハヤブサの背中の上で考えていた。貫通弾のことだ。初めて使ったのは、ガムドの妻娘と亜人達を救助する時に王国軍と対峙したときだった。あの時、貫通弾がなければ僕達は今この場にはいないだろう。それほどまでに活躍した兵器だ。しかし、当然、王国もこの兵器に対して何らかの手は打ってくることになるだろうな。
これから王国との戦が再び始まるとすれば、国力の差が圧倒的な現状では公国は王国に蹂躙されてえしまうことは自明だろう。王国を偵察している斥候からの報告を聞く限りでは、先の戦乱で先王が崩御したことで起きた王権の占奪によって生じた王国内の混乱は一応は落ち着きを取り戻したという。今は専ら国内の食料の生産が急がれ、周辺の貴族たちの懐柔が行われているというのだ。
再び王都を中心とした王国が盤石となれば、王国軍がどのような行動をするかは全く分からない。ライルからの報告では王国との戦力比較をした結果、優越しているのは食料生産が安定している点、公国民の士気が高いこと、局所戦において兵器の優位性があることがあげらていた。しかし、依然として、王国軍の物量の前には手も足も出ない現状がある。
それを打開するためにも、ライルに任せている南の砦とグルドに任せる予定の北の砦を強化する必要がある。もし、戦が始まったとしても王国には長期戦を出来るほどの体力は備わっていない。その弱点を突くにはフラクの砦を築く必要がある。その間に公国の軍備を拡張し、新兵器の開発や軍の練度向上を行い、物流を円滑に行えるような道作りを進めていかなければならない。その準備が終わった時こそ、公国が王国に対して、非を鳴らし、王国で苦しめられている亜人達を開放させるときであると思っている。
公国の人口はたかが11万人程度。一方、王国は王都周辺だけでも50万人はいる。王国全体だとその10倍はいるだろう。これを覆すためにも、王都の周辺貴族をどのように切り崩してを図っていかなければならない。すでに何人もの工作隊を送り込んで、公国に鞍替えするように説得しているのだが、王都の影響力が強い現在ではその結果も芳しくない。やはり、公国の国力向上が必要なのだろう。なんとか、戦が起こらず、公国民の安寧が維持できれば当面はそれでいいのだがな。
僕はそんなことを考えながら屋敷へと向かっていった。それから数日経った頃、ゴードンが街より戻ってきた。そこにはライルも共にいるのだから驚いた。報告には上がっていなかったことからみると、急に来ることが決まったのだろう。不穏な雰囲気で始まらなければいいのだが。
「ロッシュ村長。ただいま、街より戻りました。こっちはまだまだ寒いですな。街の方はすっかり春の気配が漂っていまして、皆、畑仕事がしたくてウズウズしている様子でしたぞ。私も早く畑に出たいものですな」
ゴードンは相変わらず元気でなによりだ。僕はライルの方に目を向けた。ライルの表情はあまり明るくない。
「村長さん。急に押しかけてきて申し訳ない。こっちにガムドさんが到着しているという報告があったんで、話を聞こうとやってきたんだ。王国軍の動きが活発化してきているんだ」
やはり、王国軍についての話だったか。王国軍についての情報はライルが最も早く入手できる立場にある。祖のガムドが急いでやってきたのだから、王国軍絡みであることはなんとなく察することができる。僕は二人を屋敷に入れ、警備をしていた自警団には本部での待機を命令した。今や、ライルとゴードンは公国でも重要な役目を担っているため二人が移動するだけでも多くの自警団が動くのだ。なんとも、数年前からは想像も出来ないような光景だな。
僕が自警団達の後ろ姿を見てから屋敷に方に体を向けると、二人がピタリと止まって玄関前で待っているのであった。僕を待っているのかと思ったが、そうではなかった。玄関で迎えていたオコトを見て、体を硬直させていたのだ。見知らぬ女性が公国の主である僕の屋敷にいるのに不審を持っているのだろうな、と勘ぐったが、そうではなかった。二人共、オコトの妖艶な雰囲気に魅了され、ただ呆然と立ち尽くしていただけだった。なんとも、間抜けな顔をしているではないか。
ライルのこの顔を妻になったレイヤが見せたら、さぞかし失望することだろう。ゴードンは、年寄りのくせに元気なやつだ。僕は咳払いをして、二人を現実に戻させた。二人共、お互いにオコトに魅了されていたことが分かっていたので、顔を見合わせて失笑していた。僕は、いい機会だと思い、二人にオコトを紹介した。
「サノケッソの街より東の経路を辿って、ラエルの街に向かっている途中で面白い集団が暮らす里があったのだ。その里と協力関係を結び、そこから派遣された者達の一人がここにいるオコトた。今は、屋敷内の家事全般をしてもらっている。一応は言っておくが、警戒は無用だ。今は家族のように皆も接している」
二人共、オコトに挨拶を交わしてから執務室へと向かった。僕はオコトにガムドの呼び出しを頼んだ。僕達は執務室に入り、自然といつも座るソファーの定位置に腰を掛ける。僕はライルに王国軍の動きについて聞くことにした。内容如何では、再び王国との戦争をしなければならないからな。
「まずは、王国軍との交戦は今のところはないことだけは言っておいたほうがいいだろう。それだけは安心してくれ。ただ、王国軍に不穏な動きがあるのは事実だが」
何やら要領の得ない話だ。しかし、戦争に発展しないと聞けてよかった。僕はライルに話しの続きを聞かせてもらった。話としては、ライルが王国に送り込んでいる斥候からの情報で、王国軍が公国から百キロメートル程離れた場所にしきりに出没して砦を築いているという報告だった。たしかに不穏な動きだ。やはり、再び戦が始めるというのか。
僕達が話し始めて、いくらも時間が経っていない頃、ガムドが屋敷にやってきた。
「遅くなりました。おや、お二方ともご無沙汰です」
そういって、僕の横にガムドは座った。ライルは僕に話した内容をガムドにも話し始めた。ガムドも何度もうなずきながらライルの話を聞いている。それからライルはガムドに意見を求めた。
「そうですか。それは不思議な動きですな。私も独自に王国軍の動きについては調べているところなのですが、正直に言って、王国には公国との戦いを継続するだけの体力はありませんぞ。もし、攻めてくるなら短期決戦を仕掛けてくるはず。砦とは王国では長期戦の構えと考えられています。そうなると、目的は我々ではないのかも知れませんな」
なるほどな。ただ、二人の話を聞いても王国軍の動きは不明瞭であることは変わりはないわけか。僕は二人に王国軍が攻めてきた場合の対処について聞いてみた。まず、答えたのはガムドだ。
「それについては現状は心配はいらないと思います。南方に関してはライルさんの率いる精強な軍と頑丈な砦があると聞きます。むしろ、公国の弱点は北方ですから。数万人の軍勢で押しかけても、撤退を余儀なくされることでしょう」
ライルもガムドの意見に同意のようだ。
「ガムドさんの言うことは間違いないだろう。あの堅牢な砦を前にしたら何万の軍勢でも破ることは不可能に近い。内通者がいなければ絶対に崩すことはできないだろうな」
そうか。僕は二人の意見を聞いて安心した。しかし、公国の弱点が北方であるということを聞いて、少し不安を覚えた。南方の動きが陽動で、北方に動きが出たら今の公国で対処できるだろうか? その点について、ガムドに聞くとやはり難しそうな表情を浮かべてきた。
「それがもっとも危惧されるところですな。北方はなんら王国軍に対して防御陣を築いておりません。伯父のグルドの領土は、攻めの構えこそあれど守りは皆無ですから。さらに、残っている兵もかなり少ないです。グルドの部下と私の部下を合わせても五千人程度。とても王国軍に対抗することは難しいでしょう」
そうなってくると、話が随分と変わってくるな。今までは南方での動きに注目してきたが、北方で戦争が始まる可能性が出てきたのだ。まずは、情報収集が急務だろう。すぐには使う予定がないと思っていたが、そうも言っていられないな。僕はハトリとオコトを呼び出したのだった。
「そういえば、ライルから頼まれていたクロスボウ用の貫通弾を量産しているところだが、頼まれていた半分の量が完成しているから必要であれば取りに来るように伝えてもらえないか? あれは場所を取るから早めに取りに来てもらわないと困るんだが」
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再び王都を中心とした王国が盤石となれば、王国軍がどのような行動をするかは全く分からない。ライルからの報告では王国との戦力比較をした結果、優越しているのは食料生産が安定している点、公国民の士気が高いこと、局所戦において兵器の優位性があることがあげらていた。しかし、依然として、王国軍の物量の前には手も足も出ない現状がある。
それを打開するためにも、ライルに任せている南の砦とグルドに任せる予定の北の砦を強化する必要がある。もし、戦が始まったとしても王国には長期戦を出来るほどの体力は備わっていない。その弱点を突くにはフラクの砦を築く必要がある。その間に公国の軍備を拡張し、新兵器の開発や軍の練度向上を行い、物流を円滑に行えるような道作りを進めていかなければならない。その準備が終わった時こそ、公国が王国に対して、非を鳴らし、王国で苦しめられている亜人達を開放させるときであると思っている。
公国の人口はたかが11万人程度。一方、王国は王都周辺だけでも50万人はいる。王国全体だとその10倍はいるだろう。これを覆すためにも、王都の周辺貴族をどのように切り崩してを図っていかなければならない。すでに何人もの工作隊を送り込んで、公国に鞍替えするように説得しているのだが、王都の影響力が強い現在ではその結果も芳しくない。やはり、公国の国力向上が必要なのだろう。なんとか、戦が起こらず、公国民の安寧が維持できれば当面はそれでいいのだがな。
僕はそんなことを考えながら屋敷へと向かっていった。それから数日経った頃、ゴードンが街より戻ってきた。そこにはライルも共にいるのだから驚いた。報告には上がっていなかったことからみると、急に来ることが決まったのだろう。不穏な雰囲気で始まらなければいいのだが。
「ロッシュ村長。ただいま、街より戻りました。こっちはまだまだ寒いですな。街の方はすっかり春の気配が漂っていまして、皆、畑仕事がしたくてウズウズしている様子でしたぞ。私も早く畑に出たいものですな」
ゴードンは相変わらず元気でなによりだ。僕はライルの方に目を向けた。ライルの表情はあまり明るくない。
「村長さん。急に押しかけてきて申し訳ない。こっちにガムドさんが到着しているという報告があったんで、話を聞こうとやってきたんだ。王国軍の動きが活発化してきているんだ」
やはり、王国軍についての話だったか。王国軍についての情報はライルが最も早く入手できる立場にある。祖のガムドが急いでやってきたのだから、王国軍絡みであることはなんとなく察することができる。僕は二人を屋敷に入れ、警備をしていた自警団には本部での待機を命令した。今や、ライルとゴードンは公国でも重要な役目を担っているため二人が移動するだけでも多くの自警団が動くのだ。なんとも、数年前からは想像も出来ないような光景だな。
僕が自警団達の後ろ姿を見てから屋敷に方に体を向けると、二人がピタリと止まって玄関前で待っているのであった。僕を待っているのかと思ったが、そうではなかった。玄関で迎えていたオコトを見て、体を硬直させていたのだ。見知らぬ女性が公国の主である僕の屋敷にいるのに不審を持っているのだろうな、と勘ぐったが、そうではなかった。二人共、オコトの妖艶な雰囲気に魅了され、ただ呆然と立ち尽くしていただけだった。なんとも、間抜けな顔をしているではないか。
ライルのこの顔を妻になったレイヤが見せたら、さぞかし失望することだろう。ゴードンは、年寄りのくせに元気なやつだ。僕は咳払いをして、二人を現実に戻させた。二人共、お互いにオコトに魅了されていたことが分かっていたので、顔を見合わせて失笑していた。僕は、いい機会だと思い、二人にオコトを紹介した。
「サノケッソの街より東の経路を辿って、ラエルの街に向かっている途中で面白い集団が暮らす里があったのだ。その里と協力関係を結び、そこから派遣された者達の一人がここにいるオコトた。今は、屋敷内の家事全般をしてもらっている。一応は言っておくが、警戒は無用だ。今は家族のように皆も接している」
二人共、オコトに挨拶を交わしてから執務室へと向かった。僕はオコトにガムドの呼び出しを頼んだ。僕達は執務室に入り、自然といつも座るソファーの定位置に腰を掛ける。僕はライルに王国軍の動きについて聞くことにした。内容如何では、再び王国との戦争をしなければならないからな。
「まずは、王国軍との交戦は今のところはないことだけは言っておいたほうがいいだろう。それだけは安心してくれ。ただ、王国軍に不穏な動きがあるのは事実だが」
何やら要領の得ない話だ。しかし、戦争に発展しないと聞けてよかった。僕はライルに話しの続きを聞かせてもらった。話としては、ライルが王国に送り込んでいる斥候からの情報で、王国軍が公国から百キロメートル程離れた場所にしきりに出没して砦を築いているという報告だった。たしかに不穏な動きだ。やはり、再び戦が始めるというのか。
僕達が話し始めて、いくらも時間が経っていない頃、ガムドが屋敷にやってきた。
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そういって、僕の横にガムドは座った。ライルは僕に話した内容をガムドにも話し始めた。ガムドも何度もうなずきながらライルの話を聞いている。それからライルはガムドに意見を求めた。
「そうですか。それは不思議な動きですな。私も独自に王国軍の動きについては調べているところなのですが、正直に言って、王国には公国との戦いを継続するだけの体力はありませんぞ。もし、攻めてくるなら短期決戦を仕掛けてくるはず。砦とは王国では長期戦の構えと考えられています。そうなると、目的は我々ではないのかも知れませんな」
なるほどな。ただ、二人の話を聞いても王国軍の動きは不明瞭であることは変わりはないわけか。僕は二人に王国軍が攻めてきた場合の対処について聞いてみた。まず、答えたのはガムドだ。
「それについては現状は心配はいらないと思います。南方に関してはライルさんの率いる精強な軍と頑丈な砦があると聞きます。むしろ、公国の弱点は北方ですから。数万人の軍勢で押しかけても、撤退を余儀なくされることでしょう」
ライルもガムドの意見に同意のようだ。
「ガムドさんの言うことは間違いないだろう。あの堅牢な砦を前にしたら何万の軍勢でも破ることは不可能に近い。内通者がいなければ絶対に崩すことはできないだろうな」
そうか。僕は二人の意見を聞いて安心した。しかし、公国の弱点が北方であるということを聞いて、少し不安を覚えた。南方の動きが陽動で、北方に動きが出たら今の公国で対処できるだろうか? その点について、ガムドに聞くとやはり難しそうな表情を浮かべてきた。
「それがもっとも危惧されるところですな。北方はなんら王国軍に対して防御陣を築いておりません。伯父のグルドの領土は、攻めの構えこそあれど守りは皆無ですから。さらに、残っている兵もかなり少ないです。グルドの部下と私の部下を合わせても五千人程度。とても王国軍に対抗することは難しいでしょう」
そうなってくると、話が随分と変わってくるな。今までは南方での動きに注目してきたが、北方で戦争が始まる可能性が出てきたのだ。まずは、情報収集が急務だろう。すぐには使う予定がないと思っていたが、そうも言っていられないな。僕はハトリとオコトを呼び出したのだった。
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