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第242話 錬金肥料
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僕は肥料作りを依頼するために、スタシャのもとに向かった。化学肥料の原料を作る際に成分の抽出という工程が非常に重要になってくる。スタシャの得意とする錬金術はまさに抽出を得意とする分野だ。前々から考えていたのだが、実践するだけの価値は当時はなかったので見送っていたのだ。しかし、今回は状況は変わってきている。今以上の土地の荒廃を防ぎ、食料生産の向上を達成するためにも、化学肥料の導入が欠かせないのだ。
僕は、フェンリルのハヤブサの背中にまたがりスタシャへと向かっていく。雪解け水で泥濘んだ道をゆっくりと歩きながらのため、時間はかかってしまった。実は、屋敷を出てすぐは駆けていたのだが、ハヤブサの後ろ足について泥が容赦なく僕に降り注いでくるために歩いてもらうことにしたのだ。それでも僕は泥を大いにかぶり、少し間抜けな姿になってしまっていた。
スタシャの屋敷に到着してから、開口一番、泥まみれの僕を指摘してきて大笑いされた挙句、風呂にまで入らされてしまった。普通に入ってしまったが、出てから気づいたのだ。スタシャの屋敷に風呂なんてあったのか? 個人の屋敷にこれだけ立派な風呂があれば、皆喜ぶであろうな。しかし、これにはスタシャの工房で作られた錬金物が大量に使われているだろうから、実用には程遠そうだ。
その頃には、すっかり僕の着ていた服も乾いていたので、スタシャの工房の奥深さに驚くばかりだった。一体、いつの間に洗濯して乾燥までしたことやら。それを聞いても、スタシャは鼻で笑われるだけだった。こういう態度を取る時は、錬金術の秘術に近いことをやっている時が多い。それを披露することを嫌がることはないが、わからない人に説明する事が嫌いなようである。
そのためか、世間話がなかなか出来ないのだ。僕はすぐに本題に移ることにした。
「スタシャ。頼みがあるんだが……」
僕が頼もうとすると、スタシャが僕の口を遮り、指を一本出してニヤッと笑った。
「ロッシュが一月以上もいなかったせいで、少々心許ないのだ。ちょっと、融通してくれないか?」
僕からみると、現金を催促されているような感覚だ。だが、公国には現金というは未だ流通していない。そのため、スタシャのいう一本とは違う意味を指しているのだ。
「何を言っているんだ? 僕がいなくとも屋敷から好きに持っていかせているんだから、足りなくなることなんてないだろ?」
「一ヶ月も遊び歩いたせいで頭が寝ぼけてしまっているのか? 私が言っているのは、ロッシュが手持ちの素材のことを言っているのだ。当然、オリハルコンに決まっているだろ」
スタシャはあいかわらずの口ぶりだ。まぁ、久々に聞いたので、なにやら村に戻ってきたという実感が増してくる感覚に襲われる。まぁ、ちょっとイラッとはするけど。僕はこれ以上抵抗しても意味はないと思い、要求通り、指一本の指先分を取り出し手渡した。決してケチっているわけではないぞ。それだけ、オリハルコンは貴重ってことだ。スタシャも分かっているのか、少々不満げであったが納得したような表情でテーブルの上に置いた。前のようによだれを垂らして頬ずりをするようなことはしなくなったのだな、と変なところが気になってしまった。
スタシャは受け取ると、僕に話の続きをするように促してきた。
「実はな、肥料作りを手伝って欲しいと思ってきたのだ。肥料と言っても、村で作っているような堆肥とは違う。作物に必要な栄養素を抽出してもらい濃縮してもらいのだ。これを錬金術で可能か?」
「誰に物を言っているのだ? そんなのは簡単なことだ。要は作物を構成している成分を見つけだし、それを他から抽出してくればいいだけのことだろ? まさに錬金術の得意とするところだ。だが、困ったことがあるな」
スタシャが困ったことということは本当に困ったことなんだろう。僕はこの肥料作りには公国の未来が大きく関わってくると思えるほど重要なことだ。その困ったことを解決しなければ、肥料作りに影を落としかねないだろう。僕は恐る恐る、その困ったことを聞くことにした。
スタシャはすぐに答えようとはせず、考える素振りをしてしばらく沈黙が流れた。スタシャはようやく口を開いた。
「肥料と言うからには、当然いろいろな作物で使うことが想定されているのだろ? まだ、研究を進めていないから分からないが、作物毎に必要となる成分量は異なるのではないか?」
なるほど。たしかにスタシャの言う通りだ。しかし、そこは大した問題ではない。もちろん、作物に適した肥料作りというのは将来的には必要不可欠となろうが、今はすぐに作れる肥料で試してみて、あとは作物の様子を見ながら堆肥や自然界にある肥料でまかなっていけばいいと考えている。適した肥料は、追々研究して作り上げていけばいいだろう。
「そうか。私としては完璧な肥料というものに興味がないわけではないが、ロッシュがそういうのであれば、すぐに作れる肥料を提供しよう。といっても、量も膨大となるし、絶えず研究もしなければならない内容でもある。そうすると、ホムンクルスを数体、肥料作り用に用意せねばならないな」
そういうと、僕の方をちらっと見て、あとは分かるな? という表情をしてきた。スタシャの言うことは間違いではないので断るつもりはない。しかし、スタシャの子供姿で催促されるというのは、なんとも珍妙なものだな。ホムンクルスを作る材料はアダマンタイトと聞いた記憶がある。アダマンタイトは十分な量を確保しているので、スタシャの過大な請求にも耐えられるだろう。
僕はスタシャが催促してきた量に余分に増やして渡した。スタシャの考えているホムンクルスの人数に更に数人増やしてもらうことにしたのだ。全員を肥料作りに投入するつもりだ。これからの肥料づくりの必要性と研究の短縮を考えてのことだ。そうなると、肥料づくりのための研究所を作らねばなるまいな。肥料作りは様々な原料を必要とするものだ。そのための場所も必要となるから、準備に多くの時間がかかるな。
もっと早く肥料作りに着手できないものか。そんなことを考えていると、スタシャは席を立ち、部屋から出ていってしまった。しばらくしても帰ってくる様子がないので、部屋の中に展示されている怪しいものを物色していると、スタシャが戻ってきた。手には大きめな瓶を持っていて、重そうな顔をしながらテーブルの上に置いた。
「こんなに重いなら、ホムンクルスに運んでもらうんだった。これが肥料の試作品よ。いくつかの作物を基準に作った肥料だから、ある程度の汎用性はあると思うな。まぁ、私は農業には詳しくないからやってみなければ分からないだろうけど」
え? もう出来ちゃったの? こんな短時間で? 僕はビンに入っている粒状の肥料とスタシャを見て、疑問を聞いてみた。
「だから、さっき言ったではないか。これは錬金術の得意とするところだと。こんなものを短時間で出来ないようでは錬金術師を語る資格などない。こんなものでいいなら、数日で山のように作ってやるぞ。もっとも今の人員では素材調達に手間取りそうだがな」
そういえば、この原料は一体何なのだ? 僕が聞くと、その辺の木や草らしい。スタシャの屋敷周りの畑から適当に作物を引っこ抜いてきて、構成している成分を抽出して、その配合になるように周りの草木から成分を調達したそうだ。その草木の調達に手間がかかるみたいだ。それだった、村人を使えば、大量に調達することが出来るだろう。
さらに、スタシャの言い分を聞く限りだと、この屋敷でも十分に肥料工場としての役目を果たすことができそうだ。草木は野ざらしでも構わないと言うので、倉庫を作る必要性もなくなった。こっちでも草木の一時集積場をつくれば、事足りるな。なにせ、村からスタシャの屋敷はかなりの距離がある。草木を運び込むにしても大量に集めてからのほうが効率的だと言える。更には乾燥させたほうがなおいいだろう。そのための場所となる。
あとは草木の採取の場所だが、草木を大量に採取する場所はどこでもいいというわけではないから注意しなければな。この辺りだと、村の川の下流域での採取が理想的だろうな。草を大量に採取すれば、当然、地力は徐々に失われていく。しかし、河川は上流から養分を運んでくる。それが下流に集積しやすいのだ。そのため、下流域周辺では地力が低下しにくいため、採取に適した場所と言える。
これで、いわゆる化学? 錬金肥料工場が稼働することになる。なんとか、春の作付けには間に合いそうだ。あとは、工場で出来た肥料を各地に運び込む手筈を整えなければな。これにはゴードンに相談しなければならないだろう。すでに、街を出発したという報告は入っているので、近日中に戻ってくるな。婚約者に魔の森の城、肥料のことを話したら驚くだろうな。
僕は、フェンリルのハヤブサの背中にまたがりスタシャへと向かっていく。雪解け水で泥濘んだ道をゆっくりと歩きながらのため、時間はかかってしまった。実は、屋敷を出てすぐは駆けていたのだが、ハヤブサの後ろ足について泥が容赦なく僕に降り注いでくるために歩いてもらうことにしたのだ。それでも僕は泥を大いにかぶり、少し間抜けな姿になってしまっていた。
スタシャの屋敷に到着してから、開口一番、泥まみれの僕を指摘してきて大笑いされた挙句、風呂にまで入らされてしまった。普通に入ってしまったが、出てから気づいたのだ。スタシャの屋敷に風呂なんてあったのか? 個人の屋敷にこれだけ立派な風呂があれば、皆喜ぶであろうな。しかし、これにはスタシャの工房で作られた錬金物が大量に使われているだろうから、実用には程遠そうだ。
その頃には、すっかり僕の着ていた服も乾いていたので、スタシャの工房の奥深さに驚くばかりだった。一体、いつの間に洗濯して乾燥までしたことやら。それを聞いても、スタシャは鼻で笑われるだけだった。こういう態度を取る時は、錬金術の秘術に近いことをやっている時が多い。それを披露することを嫌がることはないが、わからない人に説明する事が嫌いなようである。
そのためか、世間話がなかなか出来ないのだ。僕はすぐに本題に移ることにした。
「スタシャ。頼みがあるんだが……」
僕が頼もうとすると、スタシャが僕の口を遮り、指を一本出してニヤッと笑った。
「ロッシュが一月以上もいなかったせいで、少々心許ないのだ。ちょっと、融通してくれないか?」
僕からみると、現金を催促されているような感覚だ。だが、公国には現金というは未だ流通していない。そのため、スタシャのいう一本とは違う意味を指しているのだ。
「何を言っているんだ? 僕がいなくとも屋敷から好きに持っていかせているんだから、足りなくなることなんてないだろ?」
「一ヶ月も遊び歩いたせいで頭が寝ぼけてしまっているのか? 私が言っているのは、ロッシュが手持ちの素材のことを言っているのだ。当然、オリハルコンに決まっているだろ」
スタシャはあいかわらずの口ぶりだ。まぁ、久々に聞いたので、なにやら村に戻ってきたという実感が増してくる感覚に襲われる。まぁ、ちょっとイラッとはするけど。僕はこれ以上抵抗しても意味はないと思い、要求通り、指一本の指先分を取り出し手渡した。決してケチっているわけではないぞ。それだけ、オリハルコンは貴重ってことだ。スタシャも分かっているのか、少々不満げであったが納得したような表情でテーブルの上に置いた。前のようによだれを垂らして頬ずりをするようなことはしなくなったのだな、と変なところが気になってしまった。
スタシャは受け取ると、僕に話の続きをするように促してきた。
「実はな、肥料作りを手伝って欲しいと思ってきたのだ。肥料と言っても、村で作っているような堆肥とは違う。作物に必要な栄養素を抽出してもらい濃縮してもらいのだ。これを錬金術で可能か?」
「誰に物を言っているのだ? そんなのは簡単なことだ。要は作物を構成している成分を見つけだし、それを他から抽出してくればいいだけのことだろ? まさに錬金術の得意とするところだ。だが、困ったことがあるな」
スタシャが困ったことということは本当に困ったことなんだろう。僕はこの肥料作りには公国の未来が大きく関わってくると思えるほど重要なことだ。その困ったことを解決しなければ、肥料作りに影を落としかねないだろう。僕は恐る恐る、その困ったことを聞くことにした。
スタシャはすぐに答えようとはせず、考える素振りをしてしばらく沈黙が流れた。スタシャはようやく口を開いた。
「肥料と言うからには、当然いろいろな作物で使うことが想定されているのだろ? まだ、研究を進めていないから分からないが、作物毎に必要となる成分量は異なるのではないか?」
なるほど。たしかにスタシャの言う通りだ。しかし、そこは大した問題ではない。もちろん、作物に適した肥料作りというのは将来的には必要不可欠となろうが、今はすぐに作れる肥料で試してみて、あとは作物の様子を見ながら堆肥や自然界にある肥料でまかなっていけばいいと考えている。適した肥料は、追々研究して作り上げていけばいいだろう。
「そうか。私としては完璧な肥料というものに興味がないわけではないが、ロッシュがそういうのであれば、すぐに作れる肥料を提供しよう。といっても、量も膨大となるし、絶えず研究もしなければならない内容でもある。そうすると、ホムンクルスを数体、肥料作り用に用意せねばならないな」
そういうと、僕の方をちらっと見て、あとは分かるな? という表情をしてきた。スタシャの言うことは間違いではないので断るつもりはない。しかし、スタシャの子供姿で催促されるというのは、なんとも珍妙なものだな。ホムンクルスを作る材料はアダマンタイトと聞いた記憶がある。アダマンタイトは十分な量を確保しているので、スタシャの過大な請求にも耐えられるだろう。
僕はスタシャが催促してきた量に余分に増やして渡した。スタシャの考えているホムンクルスの人数に更に数人増やしてもらうことにしたのだ。全員を肥料作りに投入するつもりだ。これからの肥料づくりの必要性と研究の短縮を考えてのことだ。そうなると、肥料づくりのための研究所を作らねばなるまいな。肥料作りは様々な原料を必要とするものだ。そのための場所も必要となるから、準備に多くの時間がかかるな。
もっと早く肥料作りに着手できないものか。そんなことを考えていると、スタシャは席を立ち、部屋から出ていってしまった。しばらくしても帰ってくる様子がないので、部屋の中に展示されている怪しいものを物色していると、スタシャが戻ってきた。手には大きめな瓶を持っていて、重そうな顔をしながらテーブルの上に置いた。
「こんなに重いなら、ホムンクルスに運んでもらうんだった。これが肥料の試作品よ。いくつかの作物を基準に作った肥料だから、ある程度の汎用性はあると思うな。まぁ、私は農業には詳しくないからやってみなければ分からないだろうけど」
え? もう出来ちゃったの? こんな短時間で? 僕はビンに入っている粒状の肥料とスタシャを見て、疑問を聞いてみた。
「だから、さっき言ったではないか。これは錬金術の得意とするところだと。こんなものを短時間で出来ないようでは錬金術師を語る資格などない。こんなものでいいなら、数日で山のように作ってやるぞ。もっとも今の人員では素材調達に手間取りそうだがな」
そういえば、この原料は一体何なのだ? 僕が聞くと、その辺の木や草らしい。スタシャの屋敷周りの畑から適当に作物を引っこ抜いてきて、構成している成分を抽出して、その配合になるように周りの草木から成分を調達したそうだ。その草木の調達に手間がかかるみたいだ。それだった、村人を使えば、大量に調達することが出来るだろう。
さらに、スタシャの言い分を聞く限りだと、この屋敷でも十分に肥料工場としての役目を果たすことができそうだ。草木は野ざらしでも構わないと言うので、倉庫を作る必要性もなくなった。こっちでも草木の一時集積場をつくれば、事足りるな。なにせ、村からスタシャの屋敷はかなりの距離がある。草木を運び込むにしても大量に集めてからのほうが効率的だと言える。更には乾燥させたほうがなおいいだろう。そのための場所となる。
あとは草木の採取の場所だが、草木を大量に採取する場所はどこでもいいというわけではないから注意しなければな。この辺りだと、村の川の下流域での採取が理想的だろうな。草を大量に採取すれば、当然、地力は徐々に失われていく。しかし、河川は上流から養分を運んでくる。それが下流に集積しやすいのだ。そのため、下流域周辺では地力が低下しにくいため、採取に適した場所と言える。
これで、いわゆる化学? 錬金肥料工場が稼働することになる。なんとか、春の作付けには間に合いそうだ。あとは、工場で出来た肥料を各地に運び込む手筈を整えなければな。これにはゴードンに相談しなければならないだろう。すでに、街を出発したという報告は入っているので、近日中に戻ってくるな。婚約者に魔の森の城、肥料のことを話したら驚くだろうな。
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