196 / 408
第195話 職人養成学校
しおりを挟む
公国内の各地での不満を解消するために学校を設立することがいいのではないかと、僕はゴードンに提案したのだ。
「分からないのですが。今の職人のもとで修行をするのと、学校で職人になるための勉強をするのとでは違いが分かりません」
そうだろうな。学校の大きな利点は、教えるための人がいるということだ。言ってみれば、四六時中、技術を教えることが出来るわけだ。そのため、個人差はあるが生徒の育成はかなり早くなるだろう。言ってみれば、職人を量産する場所だ。問題があるとすれば、実戦経験の不足と習得する技術が低くなりやすいという点だ。ただ、人手不足の現状では、技術よりも職人の頭数が重要だ。学校こそが、理にかなった施設だろう。
「なるほど。それはいい考えですな。是非、動き出しましょう。こういうのは早いほうがいいでしょうから。先生役は、各職人の弟子から出してもらうことにしましょう。生徒は、公国内から公募という形でよろしいでしょう。それで動き出しても構いませんか?」
僕は、もちろんだ、と快諾した。ゴードンはすぐに職人と名の付く者たちを集めてくれた。そこに顔を出したのは、大工のレイヤ、鍛冶のカーゴ、服飾のトール、服生地のメトレー、綿糸製造のスノ、製塩のマリー、製材のモスコ、木材伐採のクラッカー、造船のテド、操船のチカカ、酒造のスイとルドット、樽作りのハナ、製薬のマグ姉、診療所のココが集まってくれた。
更には、各地で公募をするために、ラエルの街を任せているルド、新村のクレイ、元ガムド子爵領のガムド、それにゴードン、ゴーダを呼んで、公国の重要な人物を一堂に集めた。ここにいる人達で、公国が回っていると思うと感慨深いものがある。もちろん、農業をやっている者たちがいることも忘れない。ここにはいないが魔牛牧場で働く者たちやライルも忘れてはいけないな。
「皆のもの、集まってくれて助かった。この場にいる者たちは、公国の土台を支える者たちだ。しかし、公国の現状は、拡大の一途を辿っている。このままでは、いずれ皆の許容を超え、公国民の不満を招くことになるだろう。そうなれば、皆を餓えから救うという目標から遠のいてしまうだろう。そのためにも、皆の技術や知識を広く教え、人材の確保を急がなければならない」
そこまで話したが、皆はゴードンからある程度説明はされているのか、特に意見らしいものは出てこなかった。
「皆の中には、すでに弟子を多く抱え、職人を育てているのは承知している。しかし、残念ながら、公国の急成長にその弟子の育成がついていけてないのは事実なのだ。そのため、このままでは粗悪品が流通する危険性があるのだ。特に粗悪な住居は取り返しの付かない事態になる。そこで、職人を育てるためだけの組織を作りたいと考えているのだ」
僕は、意見が出てこないか待つように、一呼吸おいてから話を続ける。
「それが職人養成学校だ。以前より学校という話はあがっていたのだ。ただ、それは文字や計算を教えるためのものであるのに対して、今回考えている学校は、職人を育て上げるためだけの学校だ。生徒は在学中、つねに技術を磨くために時間を割くことが求められる。あとは、習得度に応じて、一年か二年で世に出そうと考えている。その後は、皆のもとで修行という形で実践的な技術を教えてもらいたいのだ」
そこから、色々と質問が飛んできた。一番の問題は誰が教えるのかという点だ。ただでさえ、人手不足なのに人を割く余裕がないということだ。たしかに、その通りだ。しかし、今、変革しなければ、今以上に状況は悪化するだろう。そうなれば、手を出すことが難しくなりかねない。農業も、土を一度ダメにしたら十年は作物を育てることが出来ないということがある。そうなる前に例え、今の仕事を犠牲にしてでも、手を打つことが重要なのだ。
今回集まってもらったのは、まさに弟子や部下のうち一人でも学校の教師役として出てもらえないかを頼むためなのだ。もちろん、僕も学校の教師役として出来る範囲でやるつもりだ。とにかく、工夫しながら技術を教えていく必要がある。さすがに、難色を示している人が多くいたが、前向きに考えてくれている印象はあった。次に問題となったのは場所だ。学校と言ってもどういった場所でやるか、全く想像がつかないようだ。
「基本的には、村に学校を作り、そこで技術を習得してもらう予定だ。当然、実地での講義もあるが。皆の技術は生産がほとんどだ。そうなると、資材の確保、設計、製造までを学んでもらうことになる。十分に村でも出来る内容だろう」
すると、大工のレイヤから質問が来た。
「私は、ロッシュ村長の意見には賛成だな。弟子たちも頑張って、いろんなところで建物を作っているけど、やっぱり教える前に知識があるのとないのとでは、こっちの負担も大きく変わってくる。だから、学校で基本的なことを教えてくれるって言うなら文句はないな。ただ、気になることがあるんだ。私の弟子は、私を含めてみんな亜人だ。亜人が人間に教えることだってあるだろ? まだ、人間を怖がる亜人は少なくないんだ。その点は大丈夫なのか?」
やはり、まだまだ根強いようだな。亜人と人間は、以前は支配者と被支配者の関係だ。簡単に変わらないことは僕でも理解できるが、随分と緩和はされていると思っていたが。心配するなというのは簡単だし、僕が権力を使って、差別する人間に制裁を課すことは簡単だが、それでいいのだろうか? 意識を変えていくことこそ重要だと思う。そのために交流が必要で、その場が学校であるべきだとも思う。特に若いうちは意識が変わりやすい。そういう時に、亜人と対等に付き合うことを覚えてくれれば、公国内の雰囲気は時間がかかるかもしれないが変わるのではないだろうか。
僕は、自分の考えを素直に皆に伝えることにした。僕の考えはある意味、理想論だろう。しかし、公国は出来たばかりで、支配構造がまだ決まっていない状況だからこそ出来る最善の策ではないかと思っている。僕は公国民には未だに所有権を認めていない。すべての財産は公国に帰属している。亜人と人間と魔族が互いに助け合いが出来る世代が出来上がった時に、僕は財産を民に帰属させることを認めようと思っている。三つの種族が、当り前にいる社会こそ公国が目指すべき未来だ。
僕がそういうと、皆から拍手が鳴り響いた。ゴードンなんて涙を流している。ルドも頷いていてくれるから、問題はなかったのだろう。いや、問題だらけの考えだからこそ、皆で知恵を出して乗り越えていかねばならないだろう。
その後の会議は、至って順調だった。職人は各人一人ずつ弟子か部下を出すことで決まった。レイヤだけは自分が出来ると言ってきかなかった。
「レイヤがいなくなったら、現場は困るだろう」
僕が、当り前の疑問をレイヤにぶつけると、レイヤは少し顔を赤らめて、身ごもったことを僕に伝えてきたのだ。なんと、ライルとの間の子供が出来たようなのだ。だから、現場には出られないからちょうどいいんだ、と笑っていた。僕は、そういうことならと了承し、無理をしないことだけを約束してもらった。
めでたい話が聞けて、僕は嬉しくなったな。しかし、ライルも遠隔地にいるのは可愛そうだな。知っているのだろうか? 今度、会ったときにでも祝いの酒でも一緒に飲んでやるか。
ついに、公国で初めての学校が誕生した。村の中心地から北に位置する場所で、いまだ建物らしいものは何もない場所のため、大きな敷地の学校を建てるのに都合が良かったのだ。この学校建設も授業の一環とするのも面白いかもしれないということで、学校が出来る前から公募が始まったのだった。
村に出来た学校は、それからも拡大を続け、公国で最大の学園都市を形成し、公国の若者は皆、村の学園にいくと言われるくらいに周知されることになった。初代校長になったのは、ロッシュ村長だった。村は人種の坩堝。ここに通う学生は皆、差別とは無縁の暮らしが出来ていたという。だが、それは別の話。
「分からないのですが。今の職人のもとで修行をするのと、学校で職人になるための勉強をするのとでは違いが分かりません」
そうだろうな。学校の大きな利点は、教えるための人がいるということだ。言ってみれば、四六時中、技術を教えることが出来るわけだ。そのため、個人差はあるが生徒の育成はかなり早くなるだろう。言ってみれば、職人を量産する場所だ。問題があるとすれば、実戦経験の不足と習得する技術が低くなりやすいという点だ。ただ、人手不足の現状では、技術よりも職人の頭数が重要だ。学校こそが、理にかなった施設だろう。
「なるほど。それはいい考えですな。是非、動き出しましょう。こういうのは早いほうがいいでしょうから。先生役は、各職人の弟子から出してもらうことにしましょう。生徒は、公国内から公募という形でよろしいでしょう。それで動き出しても構いませんか?」
僕は、もちろんだ、と快諾した。ゴードンはすぐに職人と名の付く者たちを集めてくれた。そこに顔を出したのは、大工のレイヤ、鍛冶のカーゴ、服飾のトール、服生地のメトレー、綿糸製造のスノ、製塩のマリー、製材のモスコ、木材伐採のクラッカー、造船のテド、操船のチカカ、酒造のスイとルドット、樽作りのハナ、製薬のマグ姉、診療所のココが集まってくれた。
更には、各地で公募をするために、ラエルの街を任せているルド、新村のクレイ、元ガムド子爵領のガムド、それにゴードン、ゴーダを呼んで、公国の重要な人物を一堂に集めた。ここにいる人達で、公国が回っていると思うと感慨深いものがある。もちろん、農業をやっている者たちがいることも忘れない。ここにはいないが魔牛牧場で働く者たちやライルも忘れてはいけないな。
「皆のもの、集まってくれて助かった。この場にいる者たちは、公国の土台を支える者たちだ。しかし、公国の現状は、拡大の一途を辿っている。このままでは、いずれ皆の許容を超え、公国民の不満を招くことになるだろう。そうなれば、皆を餓えから救うという目標から遠のいてしまうだろう。そのためにも、皆の技術や知識を広く教え、人材の確保を急がなければならない」
そこまで話したが、皆はゴードンからある程度説明はされているのか、特に意見らしいものは出てこなかった。
「皆の中には、すでに弟子を多く抱え、職人を育てているのは承知している。しかし、残念ながら、公国の急成長にその弟子の育成がついていけてないのは事実なのだ。そのため、このままでは粗悪品が流通する危険性があるのだ。特に粗悪な住居は取り返しの付かない事態になる。そこで、職人を育てるためだけの組織を作りたいと考えているのだ」
僕は、意見が出てこないか待つように、一呼吸おいてから話を続ける。
「それが職人養成学校だ。以前より学校という話はあがっていたのだ。ただ、それは文字や計算を教えるためのものであるのに対して、今回考えている学校は、職人を育て上げるためだけの学校だ。生徒は在学中、つねに技術を磨くために時間を割くことが求められる。あとは、習得度に応じて、一年か二年で世に出そうと考えている。その後は、皆のもとで修行という形で実践的な技術を教えてもらいたいのだ」
そこから、色々と質問が飛んできた。一番の問題は誰が教えるのかという点だ。ただでさえ、人手不足なのに人を割く余裕がないということだ。たしかに、その通りだ。しかし、今、変革しなければ、今以上に状況は悪化するだろう。そうなれば、手を出すことが難しくなりかねない。農業も、土を一度ダメにしたら十年は作物を育てることが出来ないということがある。そうなる前に例え、今の仕事を犠牲にしてでも、手を打つことが重要なのだ。
今回集まってもらったのは、まさに弟子や部下のうち一人でも学校の教師役として出てもらえないかを頼むためなのだ。もちろん、僕も学校の教師役として出来る範囲でやるつもりだ。とにかく、工夫しながら技術を教えていく必要がある。さすがに、難色を示している人が多くいたが、前向きに考えてくれている印象はあった。次に問題となったのは場所だ。学校と言ってもどういった場所でやるか、全く想像がつかないようだ。
「基本的には、村に学校を作り、そこで技術を習得してもらう予定だ。当然、実地での講義もあるが。皆の技術は生産がほとんどだ。そうなると、資材の確保、設計、製造までを学んでもらうことになる。十分に村でも出来る内容だろう」
すると、大工のレイヤから質問が来た。
「私は、ロッシュ村長の意見には賛成だな。弟子たちも頑張って、いろんなところで建物を作っているけど、やっぱり教える前に知識があるのとないのとでは、こっちの負担も大きく変わってくる。だから、学校で基本的なことを教えてくれるって言うなら文句はないな。ただ、気になることがあるんだ。私の弟子は、私を含めてみんな亜人だ。亜人が人間に教えることだってあるだろ? まだ、人間を怖がる亜人は少なくないんだ。その点は大丈夫なのか?」
やはり、まだまだ根強いようだな。亜人と人間は、以前は支配者と被支配者の関係だ。簡単に変わらないことは僕でも理解できるが、随分と緩和はされていると思っていたが。心配するなというのは簡単だし、僕が権力を使って、差別する人間に制裁を課すことは簡単だが、それでいいのだろうか? 意識を変えていくことこそ重要だと思う。そのために交流が必要で、その場が学校であるべきだとも思う。特に若いうちは意識が変わりやすい。そういう時に、亜人と対等に付き合うことを覚えてくれれば、公国内の雰囲気は時間がかかるかもしれないが変わるのではないだろうか。
僕は、自分の考えを素直に皆に伝えることにした。僕の考えはある意味、理想論だろう。しかし、公国は出来たばかりで、支配構造がまだ決まっていない状況だからこそ出来る最善の策ではないかと思っている。僕は公国民には未だに所有権を認めていない。すべての財産は公国に帰属している。亜人と人間と魔族が互いに助け合いが出来る世代が出来上がった時に、僕は財産を民に帰属させることを認めようと思っている。三つの種族が、当り前にいる社会こそ公国が目指すべき未来だ。
僕がそういうと、皆から拍手が鳴り響いた。ゴードンなんて涙を流している。ルドも頷いていてくれるから、問題はなかったのだろう。いや、問題だらけの考えだからこそ、皆で知恵を出して乗り越えていかねばならないだろう。
その後の会議は、至って順調だった。職人は各人一人ずつ弟子か部下を出すことで決まった。レイヤだけは自分が出来ると言ってきかなかった。
「レイヤがいなくなったら、現場は困るだろう」
僕が、当り前の疑問をレイヤにぶつけると、レイヤは少し顔を赤らめて、身ごもったことを僕に伝えてきたのだ。なんと、ライルとの間の子供が出来たようなのだ。だから、現場には出られないからちょうどいいんだ、と笑っていた。僕は、そういうことならと了承し、無理をしないことだけを約束してもらった。
めでたい話が聞けて、僕は嬉しくなったな。しかし、ライルも遠隔地にいるのは可愛そうだな。知っているのだろうか? 今度、会ったときにでも祝いの酒でも一緒に飲んでやるか。
ついに、公国で初めての学校が誕生した。村の中心地から北に位置する場所で、いまだ建物らしいものは何もない場所のため、大きな敷地の学校を建てるのに都合が良かったのだ。この学校建設も授業の一環とするのも面白いかもしれないということで、学校が出来る前から公募が始まったのだった。
村に出来た学校は、それからも拡大を続け、公国で最大の学園都市を形成し、公国の若者は皆、村の学園にいくと言われるくらいに周知されることになった。初代校長になったのは、ロッシュ村長だった。村は人種の坩堝。ここに通う学生は皆、差別とは無縁の暮らしが出来ていたという。だが、それは別の話。
0
お気に入りに追加
2,662
あなたにおすすめの小説
転生をしたら異世界だったので、のんびりスローライフで過ごしたい。
みみっく
ファンタジー
どうやら事故で死んでしまって、転生をしたらしい……仕事を頑張り、人間関係も上手くやっていたのにあっけなく死んでしまうなら……だったら、のんびりスローライフで過ごしたい!
だけど現状は、幼馴染に巻き込まれて冒険者になる流れになってしまっている……
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる