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第185話 ドワーフに会いに行こう
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ゴブリンの女王に感謝されながら、僕達は数十年前に会ったとされるドワーフを求めて旅を続けていた。先を歩く、というか走るゴブリン。それを歩いて追う僕達。ゴブリンは小さいため、僕達の歩速に合わせるためには走らないといけないのだ。それでもゴブリンには疲れる様子はないのだから、凄い体力だと思う。
洞窟を出ると、深い森に入り、そこを抜けると山岳地帯に入ったりと様々な地形を幾度となく越えていく長い旅になってしまった。僕が歩きながら長い旅をするのは王都に行った以来で、王都周辺とは違った風景を見ることができて、とても新鮮な気持ちになる。しかも、魔の森にいながら、まだ一度も魔獣に襲われていないのだ。吸血鬼が言うには、ゴブリンは最弱と言ってもいい魔獣であるため、他の魔獣を避ける能力は抜きん出いているらしい。たしかに、その能力がなければ、今まで生き残ることはできなかったのだから、当然の能力と言えばそれまでだが。
様々な地形を乗り越え、ようやく辿り着いたのが、女王が言っていた鉱脈のようだ。ゴブリンの話は分からないが、周囲にドワーフの姿はなく、シラーがしきりに匂いを嗅いでいることから察することができたのだ。シラーを見ていると、地面に這いつくばってしきりに匂いを嗅いでいる。この絵面はどうなんだろうか。ミヤもシェラもちょっと引いてるよな。僕は、優しくシラーにどうだ? と声をかけた。
「ロッシュ様。ここはいい匂いがしますよ。お宝の香りです。ロッシュ様のお目当てのものがある期待は大きいですよ。早く掘りましょう!!」
なに⁉ 僕のお目当てということは、アウーディア石以外に考えられない。それがあるとなると、見過ごすわけにはいかない。僕がミヤとシェラに採掘をするから、ここでしばらく待機することを伝えると、意外にも喜んでいた。どうやら、最近歩きっぱなしで、ろくに休憩も取っていなかったし、食事もありあわせのものだったから、ゆっくりしたかったみたいだ。僕は、鞄から魔酒を取り出し、飲みすぎないようにと注意してミヤに預けた。
僕はシラーと共に坑を開け、鉱脈に向かって掘り進み始めた。この辺りは慣れたもので、大して疲れもせずに掘り進められる。シラーが言うには、度重なる採掘でかなり魔力の効率があがっているようだ。その間にも、土中に含まれる微量の金属をかき集めることを忘れることはない。鉱脈にぶつかってからは、大量の魔金属や魔宝石が大量に出てくるが、それらを回収することはなく一心にアウーディア石を目指して突き進んでいた。
この鉱脈は女王が言っていた通り、素晴らしいの一言だ。数日掘り進めているが鉱脈を抜けることはなく、鉱石が山ほど出てくるのだ。持ち帰る術があるならば持って帰りたいが。大量の宝石を捨てていきながら、進む。ついに、鉱脈の最奥と思われる場所に到達した。そこには、アウーディア石が小さいながも大きな存在を放っていた。僕は、石を採掘し、大切に鞄にしまいこんだ。僕は目的を達成して、引き返そうとしたが、シラーがまだ難しそうな顔をして周囲の匂いを嗅いでいた。僕が、シラーに話しかけようとすると、一点を指差し、そこを掘れと言わんばかりの表情をしていたので、今までの阿吽の呼吸があったのですかさず掘り進めると、そこには大きな鉱石が埋まっていた。
これは……。シラーもその鉱物を眺め、触ったりして結論が出た。どうやら、巨大なオリハルコンのようだ。その瞬間、シラーは絶叫を上げ、気絶してしまった。僕は、シラーを持ち上げ、後方に横たわらせた。改めて、鉱石を見た。前に僕が見つけたのは小指程度の大きさだったが、これは比較にならないほどだ。大人の体以上の大きさはあるだろうか。僕は、慎重に掘り進め、きれいに掘った後、それを鞄にしまいこんだ。鞄の容量が大きくて助かった。これほどの大きさのオリハルコンを置いていくなんて、考えられないことだ。村に戻ったら、スタシャとオリハルコンの使い途についてじっくりと相談しなくてはな。
幸せそうな顔をして気絶しているシラーを僕は背負い、掘ってきた道を戻っていった。その頃、地上では、ミヤ達が野営を張っていて、眷族達が魔獣を狩って、それをつまみに魔酒で宴会をやっていたとあとで聞かされた。僕が地上に戻ると、ミヤとシェラは僕に近づくなり、ぎゅっと抱擁してきた。僕達が坑を掘り始めてから、一週間という時間が経過していたようだ。そのため、僕が現われるまで、二人はかなり心配していてくれたみたいだ。僕は二人に謝り、取ってきたアウーディア石を見せて、採掘の成果を示したが、二人は拗ねてしまっているので、聞く耳を持ってくれなかったのだ。
僕は気を取り直し、ゴブリンにドワーフの下に向かうように頼んだ。僕の言葉を理解したかどうかは分からないが、頷き、先に進みだしたのだから、きっと理解してくれたのだろうと思う。ミヤとシェラは、野営地を名残惜しそうにしながら後にした。
それからも長く険しい道を越えて行き、山の上から一つの集落を見下ろせる位置にやって来た。遠目だがら分からないが、何人かの人が動いているのが見える。ゴブリンもそこを目指すところをみると、どうやら、あの場所がドワーフの集落ということになりそうだ。シラーは匂いを嗅ぎながら、ここはいい鉱脈がありそうですね、としきりに感心していた。
ミヤはようやく辿り着いたのね、とため息混じりに呟き、シェラは僕の背中が定位置になってしまったかのように、すやすやと眠っている。足元は崖になっているため、気をつけながら山を降りていった。しかし、そこからは地獄だった。なにやら、罠が大量に仕掛けられていて、なんとか眷族達が罠を破壊しながら進むことが出来たが、ゴブリンが怪我を負ってしまった。すぐに治療をしたが、そこから先には行きたくないという雰囲気を出し始めたので、ここまでの礼をして、僕達は先に進んでいった。
仕掛けられた罠は、どれも魔獣対策なのか、仕掛けそのものは単純なものであったし、どこに仕掛けられているかすぐに分かるようになっていた。なぜかというと、仕掛けられている場所はかならず木の根元で、その木に読めない字だが、大きく文字が刻まれているのだ。その字は魔界で使われている字だったため、ミヤ達はすんなりと読めるみたいだ。そこには、罠がある、とそのままのことが書いてあるようだ。
そこまで分かれば、回避するのも簡単で、罠にかかることもなくドワーフがいると思われる集落の前まで辿り着くことができた。集落には、数軒の建物があり、どの家にも煙突が取り付けられたレンガ造りの立派な建物である。周囲は、柵で覆われており、一応は魔獣対策が施されているようだ。僕達が立っている近くには畑がいくらか耕されており、見たことがないような野菜が収穫間近のようだ。山の上から覗いた時は、人の影があったが、今はどこにも見当たらない。僕達が現れて隠れてしまったのか? すると、ミヤが急に前を歩き出した。
「ちょっと!! 誰かいるんでしょ? 早く出てきなさい!!」
ミヤが命令口調で大声で叫び始めたのだ。僕は、ミヤを止めに入ろうとしたら、近くにある一軒の建物から、毛むくじゃらの小人がよちよちと歩いてきたのだ。これが、ドワーフか? 僕は、膝を折り、小人に話しかけることにした。
「僕はロッシュと申します。ここにドワーフがいると聞き、はるばるやってまいりました。急で迷惑とは思いますが、どうか、私達を受け入れてくれないでしょうか?」
僕がそういうと小人は、ヘラヘラと笑っているだけだった。ん? もしかしたら、言葉が通じないのか? ミヤやエルフには話が通じていたから、大丈夫と思っていたんだが。これは困ったな。もしかしたら、ミヤなら通訳が出来るかもしれない。そう思い、ミヤの方に顔を向けたら、笑いを堪えている様子だったのだ。
「ロッシュ。それはドワーフの子供よ。そんな子供に丁寧な口調で話しかけたって、分かるわけないじゃない!! いくら、ドワーフが小さい巨人と言われているからって、そんなに小さいわけ無いでしょ? 最初は冗談かと思ってみていたら、本気で話していて、久々に笑わせてもらったわ」
ぐっ……分かっているなら、最初に言ってほしかった。僕は気を取り直して、子供のドワーフに、パパかママはいない? と優しく声を掛けると、子供が出てきた建物を指差すと、そこには、決して小さくないドワーフが立っていた。
洞窟を出ると、深い森に入り、そこを抜けると山岳地帯に入ったりと様々な地形を幾度となく越えていく長い旅になってしまった。僕が歩きながら長い旅をするのは王都に行った以来で、王都周辺とは違った風景を見ることができて、とても新鮮な気持ちになる。しかも、魔の森にいながら、まだ一度も魔獣に襲われていないのだ。吸血鬼が言うには、ゴブリンは最弱と言ってもいい魔獣であるため、他の魔獣を避ける能力は抜きん出いているらしい。たしかに、その能力がなければ、今まで生き残ることはできなかったのだから、当然の能力と言えばそれまでだが。
様々な地形を乗り越え、ようやく辿り着いたのが、女王が言っていた鉱脈のようだ。ゴブリンの話は分からないが、周囲にドワーフの姿はなく、シラーがしきりに匂いを嗅いでいることから察することができたのだ。シラーを見ていると、地面に這いつくばってしきりに匂いを嗅いでいる。この絵面はどうなんだろうか。ミヤもシェラもちょっと引いてるよな。僕は、優しくシラーにどうだ? と声をかけた。
「ロッシュ様。ここはいい匂いがしますよ。お宝の香りです。ロッシュ様のお目当てのものがある期待は大きいですよ。早く掘りましょう!!」
なに⁉ 僕のお目当てということは、アウーディア石以外に考えられない。それがあるとなると、見過ごすわけにはいかない。僕がミヤとシェラに採掘をするから、ここでしばらく待機することを伝えると、意外にも喜んでいた。どうやら、最近歩きっぱなしで、ろくに休憩も取っていなかったし、食事もありあわせのものだったから、ゆっくりしたかったみたいだ。僕は、鞄から魔酒を取り出し、飲みすぎないようにと注意してミヤに預けた。
僕はシラーと共に坑を開け、鉱脈に向かって掘り進み始めた。この辺りは慣れたもので、大して疲れもせずに掘り進められる。シラーが言うには、度重なる採掘でかなり魔力の効率があがっているようだ。その間にも、土中に含まれる微量の金属をかき集めることを忘れることはない。鉱脈にぶつかってからは、大量の魔金属や魔宝石が大量に出てくるが、それらを回収することはなく一心にアウーディア石を目指して突き進んでいた。
この鉱脈は女王が言っていた通り、素晴らしいの一言だ。数日掘り進めているが鉱脈を抜けることはなく、鉱石が山ほど出てくるのだ。持ち帰る術があるならば持って帰りたいが。大量の宝石を捨てていきながら、進む。ついに、鉱脈の最奥と思われる場所に到達した。そこには、アウーディア石が小さいながも大きな存在を放っていた。僕は、石を採掘し、大切に鞄にしまいこんだ。僕は目的を達成して、引き返そうとしたが、シラーがまだ難しそうな顔をして周囲の匂いを嗅いでいた。僕が、シラーに話しかけようとすると、一点を指差し、そこを掘れと言わんばかりの表情をしていたので、今までの阿吽の呼吸があったのですかさず掘り進めると、そこには大きな鉱石が埋まっていた。
これは……。シラーもその鉱物を眺め、触ったりして結論が出た。どうやら、巨大なオリハルコンのようだ。その瞬間、シラーは絶叫を上げ、気絶してしまった。僕は、シラーを持ち上げ、後方に横たわらせた。改めて、鉱石を見た。前に僕が見つけたのは小指程度の大きさだったが、これは比較にならないほどだ。大人の体以上の大きさはあるだろうか。僕は、慎重に掘り進め、きれいに掘った後、それを鞄にしまいこんだ。鞄の容量が大きくて助かった。これほどの大きさのオリハルコンを置いていくなんて、考えられないことだ。村に戻ったら、スタシャとオリハルコンの使い途についてじっくりと相談しなくてはな。
幸せそうな顔をして気絶しているシラーを僕は背負い、掘ってきた道を戻っていった。その頃、地上では、ミヤ達が野営を張っていて、眷族達が魔獣を狩って、それをつまみに魔酒で宴会をやっていたとあとで聞かされた。僕が地上に戻ると、ミヤとシェラは僕に近づくなり、ぎゅっと抱擁してきた。僕達が坑を掘り始めてから、一週間という時間が経過していたようだ。そのため、僕が現われるまで、二人はかなり心配していてくれたみたいだ。僕は二人に謝り、取ってきたアウーディア石を見せて、採掘の成果を示したが、二人は拗ねてしまっているので、聞く耳を持ってくれなかったのだ。
僕は気を取り直し、ゴブリンにドワーフの下に向かうように頼んだ。僕の言葉を理解したかどうかは分からないが、頷き、先に進みだしたのだから、きっと理解してくれたのだろうと思う。ミヤとシェラは、野営地を名残惜しそうにしながら後にした。
それからも長く険しい道を越えて行き、山の上から一つの集落を見下ろせる位置にやって来た。遠目だがら分からないが、何人かの人が動いているのが見える。ゴブリンもそこを目指すところをみると、どうやら、あの場所がドワーフの集落ということになりそうだ。シラーは匂いを嗅ぎながら、ここはいい鉱脈がありそうですね、としきりに感心していた。
ミヤはようやく辿り着いたのね、とため息混じりに呟き、シェラは僕の背中が定位置になってしまったかのように、すやすやと眠っている。足元は崖になっているため、気をつけながら山を降りていった。しかし、そこからは地獄だった。なにやら、罠が大量に仕掛けられていて、なんとか眷族達が罠を破壊しながら進むことが出来たが、ゴブリンが怪我を負ってしまった。すぐに治療をしたが、そこから先には行きたくないという雰囲気を出し始めたので、ここまでの礼をして、僕達は先に進んでいった。
仕掛けられた罠は、どれも魔獣対策なのか、仕掛けそのものは単純なものであったし、どこに仕掛けられているかすぐに分かるようになっていた。なぜかというと、仕掛けられている場所はかならず木の根元で、その木に読めない字だが、大きく文字が刻まれているのだ。その字は魔界で使われている字だったため、ミヤ達はすんなりと読めるみたいだ。そこには、罠がある、とそのままのことが書いてあるようだ。
そこまで分かれば、回避するのも簡単で、罠にかかることもなくドワーフがいると思われる集落の前まで辿り着くことができた。集落には、数軒の建物があり、どの家にも煙突が取り付けられたレンガ造りの立派な建物である。周囲は、柵で覆われており、一応は魔獣対策が施されているようだ。僕達が立っている近くには畑がいくらか耕されており、見たことがないような野菜が収穫間近のようだ。山の上から覗いた時は、人の影があったが、今はどこにも見当たらない。僕達が現れて隠れてしまったのか? すると、ミヤが急に前を歩き出した。
「ちょっと!! 誰かいるんでしょ? 早く出てきなさい!!」
ミヤが命令口調で大声で叫び始めたのだ。僕は、ミヤを止めに入ろうとしたら、近くにある一軒の建物から、毛むくじゃらの小人がよちよちと歩いてきたのだ。これが、ドワーフか? 僕は、膝を折り、小人に話しかけることにした。
「僕はロッシュと申します。ここにドワーフがいると聞き、はるばるやってまいりました。急で迷惑とは思いますが、どうか、私達を受け入れてくれないでしょうか?」
僕がそういうと小人は、ヘラヘラと笑っているだけだった。ん? もしかしたら、言葉が通じないのか? ミヤやエルフには話が通じていたから、大丈夫と思っていたんだが。これは困ったな。もしかしたら、ミヤなら通訳が出来るかもしれない。そう思い、ミヤの方に顔を向けたら、笑いを堪えている様子だったのだ。
「ロッシュ。それはドワーフの子供よ。そんな子供に丁寧な口調で話しかけたって、分かるわけないじゃない!! いくら、ドワーフが小さい巨人と言われているからって、そんなに小さいわけ無いでしょ? 最初は冗談かと思ってみていたら、本気で話していて、久々に笑わせてもらったわ」
ぐっ……分かっているなら、最初に言ってほしかった。僕は気を取り直して、子供のドワーフに、パパかママはいない? と優しく声を掛けると、子供が出てきた建物を指差すと、そこには、決して小さくないドワーフが立っていた。
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