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第154話 告白
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朝、目が覚めるとエリスが横に立っていた。いつもの明るい笑顔だ。僕はおはようといいながら、エリスのお腹を優しくなでた。日々大きくなるお腹は本当に神秘としかいいようがない。僕はベッドから出て、エリスと共に居間に向かった。マグ姉は、朝の日課である薬草畑に出ていて、シェラは自室でまだ就寝中のようだ。ミヤは、部屋ではなく、ソファーで寝ていた。周りに酒樽が転がっているところを見ると、あれからまた飲んでいたようだ。リードも早々に朝食を食べて、工房部屋に行ってしまったらしい。ということは、エリスと二人か。
「二人で朝食は久しぶりだな。エリスと初めて会った時を思い出すよ。あの頃の村はひどかったな。食料がなく、着るものだって怪しかったほどだ。それが、今ではこんなにたくさんの朝食を食べれるようになったんだな。源吉だったという意識は今ではかなり薄れてきてはいる。もしかしたら、しばらくしたら僕の中からも源吉は消えてしまうかもしれないが、僕はこの世界にいることに満足している。エリスやミヤ、マグ姉、リード、シェラ、最近になってクレイが僕の嫁になってくれた。これほど幸せなことはない。僕はもっともっとこの世界の人から餓えを取り除くために頑張るつもりだ。エリス、改めて、よろしく頼むぞ」
エリスは、はい!! と気持ちよく返事をしてくれた。あのときと同じだなと懐かしく思い出していた。すると、さっきまで爆睡していたミヤがすっと起き出して、僕の方に顔を向けた。
「ねぇ、さっきの話はどういう意味なの? あなたはロッシュじゃないの? エリスは知っているみたいだけど、隠し事は良くないと思うわよ」
ミヤは恐ろしい雰囲気を出し、エリスも初めて見るのか少し恐怖に顔を引きつらせていた。僕は、若干後悔したが、いつかは話さないといけないと思っていたので、エリスにマグ姉とリードを呼んでくるように頼んだ。ミヤには待つように言って、僕はシェラの部屋に向かった。部屋のドアをノックしたが返事がなかったので、勝手に入ると穏やかな表情で寝ているシェラがいた。寝相が凄いことになっていて、ほぼ裸みたいになっている。いつもなら見ていたいが、今日は事情が違う。シェラを叩き起こして、寝ぼけているシェラに事情を説明した。
「ようやく説明する気になったのね。私もいい加減、自称女神を卒業したかったところよ」
やはり、皆から女神であることを信じてもらえないことに不満を持っていたんだな。僕とシェラは居間に向かうと、全員が集まっていた。エリスがどう説明したのか分からないが、マグ姉の手にまだ泥が付いているし、リードもおがくずだらけだ。とりあえず、二人には着替えてきてもらうことにした。ミヤは、さっきからずっと黙って、コーヒーを啜っている。この場の空気が少し耐えられないな。隠していたことは悪いとは思うが、内容が内容だからな。そもそも、信じてもらえるか分からないな。その時は、シェラには自称女神を続けてもらうしかないな。
ようやく、マグ姉とリードが着替えを済ませて居間に戻ってきた。二人は、静かにテーブルに着いた。どうも僕はこういう沈黙のときの切り出し方が下手だ。まずは、何を言うべきなんだ。と思っていると、シェラが先に話を切り出した。
「ようやくロッシュが自分のことを話すということなので、その前に私のことを話しさせてもらいますね。私は、この世界を司る豊穣の女神でした」
女神という言葉を言った瞬間、周りから、シェラ、今は冗談を言うときではない、と言われ、シェラは少し落ち込んだが、気を取り直して皆に力強く、私は女神なのです!! と言い返していた。
「信じていただくのは難しいことはよく分かっています。私自身、神の力を失っていますから、証明することは出来ませんので、信じてもらうしかないのですが。私とロッシュの出会いからお話します。ロッシュは、この世界の人間ではありません。とある世界から私が呼び寄せ、この世界に転生させたのです。ロッシュという少年の体に。前の世界では、源吉と言う名前の爺……高齢者でした。彼の卓越した農業の知識を使って、この世界に蔓延した餓えから救ってもらうように頼んだのです。彼の魔法は、すべて女神権限で与えたもの。それが、真実なのです」
僕が言うべきことをほとんど言われてしまった。皆が僕の方に目を向け、全身を舐め回すように見てくる。どうみても、僕のことはロッシュにしか見えないだろう。
「見ても、僕はロッシュそのものだ。エリスにも言ったが、前の世界について、思い出すということは少なくなってきた。もちろん、源吉という自分についてもだ。この世界では、僕はロッシュそのものになってしまっているんだろう。
だから、これからも僕はロッシュで有り続けると言うことは変わらないんだ。皆にはそれだけを分かって欲しいんだ。それと、シェラが女神であることはおそらく本当だろう。僕も、確信があるわけではないが、この世界に転生される前にシェラに会っているからな」
しばらく沈黙が続いた後、マグ姉が口を開けた。
「私は、今の話を聞いて腑に落ちましたわ。だって、前に会った時のロッシュとは大きく変わっていましたから。もっと頼りがなくて、気力もやる気も感じられない少年でしたから。再会した時は、それは驚きました。立派な長として民を引っ張っていましたし、皆を餓えさせないように必死に頑張っている姿はとても同一人物とは思えませんでした。それがずっと疑問でしたが、そういうことでしたか。しかし、そんな不思議なことがあるんですね」
マグ姉の言葉は、僕がロッシュの体に入る前のロッシュに会ったことがあるからこそ言える言葉だな。皆にはあまり共感は得られていないようだが、マグ姉はひとまず理解を示してくれたようだ。次はリードだ。
「私は、よく分かりませんが、ロッシュ殿がリリ様と対等に接することが出来る理由がよく分かりました。リリ様の魅了は絶対に人間には抗えませんから。もしかしたら、リリ様はこれを知っていて、あそこまでロッシュ殿のご執心だったのではないかと思うくらいです。リリ様なら、もしかしたら……」
ぶつぶつと呟き始めたが、リードも大丈夫そうだ。エリスは前から知った上で、僕と行動しているので、この場で口を挟むことはなかった。最後はミヤか。
「さっき、高齢者って言ってたけど、何歳だったのよ? 私、爺さんはごめんよ。雰囲気からして嫌いだもの」
僕は正直に88歳だと答えた。マグ姉あたりは、まあ、と感心していたが、ミヤは表情を変えない。
「88歳⁉ 私より若いじゃないの。心配して損したじゃないの。私は、あなたの中身が違うとしても、関係ないわ。私と出会ったときと変わっていなければ、それでいいのよ。だって、その時からロッシュを好きでいるんだから。だから、今回はこれくらいで許してあげるわ。いい? ロッシュ。隠し事をするなら、最後まで徹底して隠しなさいよ」
隠し事をしていいのか、ダメなのかよくわからないが、ミヤも理解してくれたようだ。今回はロッシュという若者があまり皆の記憶の中で存在としてないか、薄かったおかげで、僕という存在を簡単に受け入れてくれたんだと思う。存在の薄いロッシュに感謝をしなければな。
さて、問題が一つ。シェラのことだ。実は話をしながら、シェラがどんどん落ち込んでいくのだ。だって、誰も女神について触れないのだから。すると、ミヤがシェラに話しかけた。
「シェラが女神であるかなんて、私達にはどうでもいいことなの。あなたが、ロッシュの妻ってだけで十分なのよ。だから、気にすることないじゃない。私は吸血鬼だけど、そんなことはどうでも良いと思っているわ。だって、ロッシュの妻であることが幸せだし、ここでの生活はすごく面白いもの。それでいいじゃない」
おお。それっぽいことを言ったぞ。シェラは、機嫌がかなり戻っている。僕は正直何を言っているか分からなかったけど、シェラには通ずるものがあったようだ。しかも、女神なんてどうでもいいわよね、なんて言ってる。自分の存在意義なのではないのか? 少し心配になってくるな。
マグ姉が、シェラになんで女神がこの世界にいるのかという単純な質問が飛んだ。僕が説明したほうが良いかな。アウーディア石の質問をするために、指輪を渡したのだが、そのまま、僕が下界に戻ってしまったため、女神の身分を剥奪され下界に落とされたんだという話をすると、あまりにもお粗末すぎるので失笑していた。ミヤだけは爆笑していたが。
それから色々と質問がされ、シェラがそれに答えたりしていた。ちょっとしたきっかけで、告白をすることになったが、言ってみるとスッキリしている自分がいた。どこかで、内緒にしていることに罪悪感があったのだろうか。今回のきっかけをくれたミヤには感謝しないとな。そういえば、ここにはいないクレイにも説明しないとな。すると、ミヤから、驚く顔が見たいから、私がいる時にいいなさいよ、と催促してくる始末だった。
非常に長い朝になってしまった。そろそろ、街に出発しなければな。今日から新村の開発だ。一体、どういう漁村が出来上がるのか今から楽しみだな。
「二人で朝食は久しぶりだな。エリスと初めて会った時を思い出すよ。あの頃の村はひどかったな。食料がなく、着るものだって怪しかったほどだ。それが、今ではこんなにたくさんの朝食を食べれるようになったんだな。源吉だったという意識は今ではかなり薄れてきてはいる。もしかしたら、しばらくしたら僕の中からも源吉は消えてしまうかもしれないが、僕はこの世界にいることに満足している。エリスやミヤ、マグ姉、リード、シェラ、最近になってクレイが僕の嫁になってくれた。これほど幸せなことはない。僕はもっともっとこの世界の人から餓えを取り除くために頑張るつもりだ。エリス、改めて、よろしく頼むぞ」
エリスは、はい!! と気持ちよく返事をしてくれた。あのときと同じだなと懐かしく思い出していた。すると、さっきまで爆睡していたミヤがすっと起き出して、僕の方に顔を向けた。
「ねぇ、さっきの話はどういう意味なの? あなたはロッシュじゃないの? エリスは知っているみたいだけど、隠し事は良くないと思うわよ」
ミヤは恐ろしい雰囲気を出し、エリスも初めて見るのか少し恐怖に顔を引きつらせていた。僕は、若干後悔したが、いつかは話さないといけないと思っていたので、エリスにマグ姉とリードを呼んでくるように頼んだ。ミヤには待つように言って、僕はシェラの部屋に向かった。部屋のドアをノックしたが返事がなかったので、勝手に入ると穏やかな表情で寝ているシェラがいた。寝相が凄いことになっていて、ほぼ裸みたいになっている。いつもなら見ていたいが、今日は事情が違う。シェラを叩き起こして、寝ぼけているシェラに事情を説明した。
「ようやく説明する気になったのね。私もいい加減、自称女神を卒業したかったところよ」
やはり、皆から女神であることを信じてもらえないことに不満を持っていたんだな。僕とシェラは居間に向かうと、全員が集まっていた。エリスがどう説明したのか分からないが、マグ姉の手にまだ泥が付いているし、リードもおがくずだらけだ。とりあえず、二人には着替えてきてもらうことにした。ミヤは、さっきからずっと黙って、コーヒーを啜っている。この場の空気が少し耐えられないな。隠していたことは悪いとは思うが、内容が内容だからな。そもそも、信じてもらえるか分からないな。その時は、シェラには自称女神を続けてもらうしかないな。
ようやく、マグ姉とリードが着替えを済ませて居間に戻ってきた。二人は、静かにテーブルに着いた。どうも僕はこういう沈黙のときの切り出し方が下手だ。まずは、何を言うべきなんだ。と思っていると、シェラが先に話を切り出した。
「ようやくロッシュが自分のことを話すということなので、その前に私のことを話しさせてもらいますね。私は、この世界を司る豊穣の女神でした」
女神という言葉を言った瞬間、周りから、シェラ、今は冗談を言うときではない、と言われ、シェラは少し落ち込んだが、気を取り直して皆に力強く、私は女神なのです!! と言い返していた。
「信じていただくのは難しいことはよく分かっています。私自身、神の力を失っていますから、証明することは出来ませんので、信じてもらうしかないのですが。私とロッシュの出会いからお話します。ロッシュは、この世界の人間ではありません。とある世界から私が呼び寄せ、この世界に転生させたのです。ロッシュという少年の体に。前の世界では、源吉と言う名前の爺……高齢者でした。彼の卓越した農業の知識を使って、この世界に蔓延した餓えから救ってもらうように頼んだのです。彼の魔法は、すべて女神権限で与えたもの。それが、真実なのです」
僕が言うべきことをほとんど言われてしまった。皆が僕の方に目を向け、全身を舐め回すように見てくる。どうみても、僕のことはロッシュにしか見えないだろう。
「見ても、僕はロッシュそのものだ。エリスにも言ったが、前の世界について、思い出すということは少なくなってきた。もちろん、源吉という自分についてもだ。この世界では、僕はロッシュそのものになってしまっているんだろう。
だから、これからも僕はロッシュで有り続けると言うことは変わらないんだ。皆にはそれだけを分かって欲しいんだ。それと、シェラが女神であることはおそらく本当だろう。僕も、確信があるわけではないが、この世界に転生される前にシェラに会っているからな」
しばらく沈黙が続いた後、マグ姉が口を開けた。
「私は、今の話を聞いて腑に落ちましたわ。だって、前に会った時のロッシュとは大きく変わっていましたから。もっと頼りがなくて、気力もやる気も感じられない少年でしたから。再会した時は、それは驚きました。立派な長として民を引っ張っていましたし、皆を餓えさせないように必死に頑張っている姿はとても同一人物とは思えませんでした。それがずっと疑問でしたが、そういうことでしたか。しかし、そんな不思議なことがあるんですね」
マグ姉の言葉は、僕がロッシュの体に入る前のロッシュに会ったことがあるからこそ言える言葉だな。皆にはあまり共感は得られていないようだが、マグ姉はひとまず理解を示してくれたようだ。次はリードだ。
「私は、よく分かりませんが、ロッシュ殿がリリ様と対等に接することが出来る理由がよく分かりました。リリ様の魅了は絶対に人間には抗えませんから。もしかしたら、リリ様はこれを知っていて、あそこまでロッシュ殿のご執心だったのではないかと思うくらいです。リリ様なら、もしかしたら……」
ぶつぶつと呟き始めたが、リードも大丈夫そうだ。エリスは前から知った上で、僕と行動しているので、この場で口を挟むことはなかった。最後はミヤか。
「さっき、高齢者って言ってたけど、何歳だったのよ? 私、爺さんはごめんよ。雰囲気からして嫌いだもの」
僕は正直に88歳だと答えた。マグ姉あたりは、まあ、と感心していたが、ミヤは表情を変えない。
「88歳⁉ 私より若いじゃないの。心配して損したじゃないの。私は、あなたの中身が違うとしても、関係ないわ。私と出会ったときと変わっていなければ、それでいいのよ。だって、その時からロッシュを好きでいるんだから。だから、今回はこれくらいで許してあげるわ。いい? ロッシュ。隠し事をするなら、最後まで徹底して隠しなさいよ」
隠し事をしていいのか、ダメなのかよくわからないが、ミヤも理解してくれたようだ。今回はロッシュという若者があまり皆の記憶の中で存在としてないか、薄かったおかげで、僕という存在を簡単に受け入れてくれたんだと思う。存在の薄いロッシュに感謝をしなければな。
さて、問題が一つ。シェラのことだ。実は話をしながら、シェラがどんどん落ち込んでいくのだ。だって、誰も女神について触れないのだから。すると、ミヤがシェラに話しかけた。
「シェラが女神であるかなんて、私達にはどうでもいいことなの。あなたが、ロッシュの妻ってだけで十分なのよ。だから、気にすることないじゃない。私は吸血鬼だけど、そんなことはどうでも良いと思っているわ。だって、ロッシュの妻であることが幸せだし、ここでの生活はすごく面白いもの。それでいいじゃない」
おお。それっぽいことを言ったぞ。シェラは、機嫌がかなり戻っている。僕は正直何を言っているか分からなかったけど、シェラには通ずるものがあったようだ。しかも、女神なんてどうでもいいわよね、なんて言ってる。自分の存在意義なのではないのか? 少し心配になってくるな。
マグ姉が、シェラになんで女神がこの世界にいるのかという単純な質問が飛んだ。僕が説明したほうが良いかな。アウーディア石の質問をするために、指輪を渡したのだが、そのまま、僕が下界に戻ってしまったため、女神の身分を剥奪され下界に落とされたんだという話をすると、あまりにもお粗末すぎるので失笑していた。ミヤだけは爆笑していたが。
それから色々と質問がされ、シェラがそれに答えたりしていた。ちょっとしたきっかけで、告白をすることになったが、言ってみるとスッキリしている自分がいた。どこかで、内緒にしていることに罪悪感があったのだろうか。今回のきっかけをくれたミヤには感謝しないとな。そういえば、ここにはいないクレイにも説明しないとな。すると、ミヤから、驚く顔が見たいから、私がいる時にいいなさいよ、と催促してくる始末だった。
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