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第148話 クレイ①
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僕、クレイ、ゴードン達を交えたレントーク王国の亜人達の処遇についての話し合いは次の日に持ち越しとなった。といっても、ほとんどの話し合いは終わっているので、確認程度しか残っていない。街の外に駐留している亜人たちには、テントと食料を供給を開始しているという報告が入ってきている。外は既に暗くなっている。冬も近いため、寒さが肌を刺すようになってきた。
僕達は、その場で明日の昼にここに集まるという約束をし、解散という話になった。僕は、ふと部屋から外を覗くと、亜人達が炊事をしているのか、方々から煙が上がっているのが見えた。自警団の団員に火事にならないように注意を亜人達に促すように命令をして、再びに外に目を向けていると後ろの方からマグ姉の声が聞こえてきた。おや? 先程、部屋を出ていったのではなかったかな? と思い、声のする方向に目を向けた。そこには、部屋を出ようとするクレイを入り口で待ち構えているマグ姉という光景が目に入ってきた。どうやら、マグ姉は僕ではなく、クレイに話しかけているようだった。
「クレイさん。お久しぶりですね。先程は挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。ちょっと、お時間をよろしいですか?」
マグ姉が人と接するときの優雅さというのは、ほんとうに素敵だと思う。でも、普段の甘えてくる態度もそれはそれでいいのだが……と僕はつい顔が緩んでしまう。
「マーガレット姫。お久しぶりです。先程、お目見えした時は、マーガレット姫がここにいるとは信じられず、こちらも挨拶が遅れてしまいました。ルドベック王子もですが、マーガレット姫もどうしてここにいらっしゃるのですか?」
「私は、もう姫ではありません。今は、ロッシュ公の妻となっています。ルドのこともそうですが、その辺りを説明したいと思いますし、ロッシュ公の妻となった方々がクレイさんの話を聞きたがっていると思います。ですから、これから村の屋敷の方に向かおうと思うのですが……ロッシュ公の婚約者となったのですから、当然、来て頂けますよね?」
マグ姉が僕の妻だと言った瞬間、ずっと表情を笑顔のままにしていたクレイがちょっと驚いたような顔をしたが、さすがに王室の人間だ。すぐに表情を戻していた。マグ姉も表情だけだと分からないが、クレイでちょっと楽しんでいる感じがなんとなくした。
「と、当然です。村? の屋敷に行きたいと思います。ドゥア、準備をしなさい。」
クレイが行くと聞いて、マグ姉がニコっと笑って、従者はここに置いていってくださいと言った。クレイは、マグ姉のなんと言えない迫力に押されて、了承していた。マグ姉は僕の方に顔を向けて、村に帰りましょう、と行ってきた。僕は、完全に他人事だと思って聞いていたのに、僕も行くの? だって、明日の昼に……あっ、クレイも一緒か。屋敷に帰りましょう!!
僕は、マグ姉の提案で今晩中に屋敷に戻ることになった。共に帰るのは、クレイとミヤとマグ姉、それとシェラだ。護衛としてライルと自警団、それにミヤの眷族達が付いてくることになった。ルドとゴードンに後のことを頼みんだ後、治療院に寄ってシェラと合流し、街を後にした。移動は馬での移動となった。ミヤの眷族達が同行してくれるので、魔の森を抜ける最短で行くことにした。クレイは、魔の森を抜けていくと聞いた時はかなり怖がっていたな。というか、魔の森ってどのくらい知られているんだろうか?
幸い、魔獣達に出会うことなく、村にたどり着くことが出来た。昨日の早朝に出発したのに、随分と長い時間が経ったような気分だ。すでに暗くなっていたため、村人の姿はなかったが、遠目に見える公衆浴場の光に沢山の人が群がっているのが見えた。その姿を見て、僕はいつもの日常に戻ったのだと思いながら、屋敷へと進んでいった。クレイは、村の情景を見て、何を思っているのか、涙を流していた。僕はクレイに話しかけた。
「クレイ。どうかしたか?」
「申し訳ありません。なんだか、随分前の王国を思い出してしまって。以前の王国もこのように豊かな国でした。これほどの畑が広がっていたわけではありませんが、雰囲気がとても似ていたので。まさか、このような場所がまだこの世界に残っていたなんて、ロッシュ公は本当に何者なのですか?」
何者と言われてもな……僕はただのロッシュ以外何者でもないんだけど。強いて言うなら、僕の背中に抱きついているシェラから世界を救うように頼まれたくらいかな。といっても、説明しても信用してもらえないだろうな。ぼくは、クレイの問いには何も答えることはなかった。ただ、村を褒められたことは嬉しかったので、ありがとう、と一言言ったくらいだ。
屋敷に到着した僕達は、すぐに居間に行くことにした。エリスとリードは僕達を出迎えてくれ、エリスは涙ぐんで僕に抱きついてきた。リードもすっと僕の手を取り、おかえりなさい、と小さな声で言ってくれた。僕は、二人にただいま、と言った。ようやく帰ってきたんだな。エリスが僕からすっと離れて、人数分のコーヒーを用意するためにキッチンに向かった。リードもエリスに付いていった。
とりあえず、外から帰ってきた僕達は着替えをするために各自の部屋に戻っていった。クレイは、リードと体型が似ているので、リードから服を借りることにし、マグ姉と共に部屋に向かっていった。僕は、着替えを済ませ、居間に戻った。まだ、皆は部屋から戻ってきていないが、テーブルにはコーヒーが用意されていたので、先に飲むことにした。相変わらず、旨いな。
エリスとリードには、昨日と今日の出来事を簡単に話した。特に二人が興味を示したのは、クレイが僕と婚約した話だ。二人は特に反対している様子はなかったが、しきりとクレイと話がしたいと言っていた。まぁ、こうゆう話は女性同士で話したほうがいいのだろう。今夜は僕は静かにしていようと心に決めたのだ。
僕達は、その場で明日の昼にここに集まるという約束をし、解散という話になった。僕は、ふと部屋から外を覗くと、亜人達が炊事をしているのか、方々から煙が上がっているのが見えた。自警団の団員に火事にならないように注意を亜人達に促すように命令をして、再びに外に目を向けていると後ろの方からマグ姉の声が聞こえてきた。おや? 先程、部屋を出ていったのではなかったかな? と思い、声のする方向に目を向けた。そこには、部屋を出ようとするクレイを入り口で待ち構えているマグ姉という光景が目に入ってきた。どうやら、マグ姉は僕ではなく、クレイに話しかけているようだった。
「クレイさん。お久しぶりですね。先程は挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。ちょっと、お時間をよろしいですか?」
マグ姉が人と接するときの優雅さというのは、ほんとうに素敵だと思う。でも、普段の甘えてくる態度もそれはそれでいいのだが……と僕はつい顔が緩んでしまう。
「マーガレット姫。お久しぶりです。先程、お目見えした時は、マーガレット姫がここにいるとは信じられず、こちらも挨拶が遅れてしまいました。ルドベック王子もですが、マーガレット姫もどうしてここにいらっしゃるのですか?」
「私は、もう姫ではありません。今は、ロッシュ公の妻となっています。ルドのこともそうですが、その辺りを説明したいと思いますし、ロッシュ公の妻となった方々がクレイさんの話を聞きたがっていると思います。ですから、これから村の屋敷の方に向かおうと思うのですが……ロッシュ公の婚約者となったのですから、当然、来て頂けますよね?」
マグ姉が僕の妻だと言った瞬間、ずっと表情を笑顔のままにしていたクレイがちょっと驚いたような顔をしたが、さすがに王室の人間だ。すぐに表情を戻していた。マグ姉も表情だけだと分からないが、クレイでちょっと楽しんでいる感じがなんとなくした。
「と、当然です。村? の屋敷に行きたいと思います。ドゥア、準備をしなさい。」
クレイが行くと聞いて、マグ姉がニコっと笑って、従者はここに置いていってくださいと言った。クレイは、マグ姉のなんと言えない迫力に押されて、了承していた。マグ姉は僕の方に顔を向けて、村に帰りましょう、と行ってきた。僕は、完全に他人事だと思って聞いていたのに、僕も行くの? だって、明日の昼に……あっ、クレイも一緒か。屋敷に帰りましょう!!
僕は、マグ姉の提案で今晩中に屋敷に戻ることになった。共に帰るのは、クレイとミヤとマグ姉、それとシェラだ。護衛としてライルと自警団、それにミヤの眷族達が付いてくることになった。ルドとゴードンに後のことを頼みんだ後、治療院に寄ってシェラと合流し、街を後にした。移動は馬での移動となった。ミヤの眷族達が同行してくれるので、魔の森を抜ける最短で行くことにした。クレイは、魔の森を抜けていくと聞いた時はかなり怖がっていたな。というか、魔の森ってどのくらい知られているんだろうか?
幸い、魔獣達に出会うことなく、村にたどり着くことが出来た。昨日の早朝に出発したのに、随分と長い時間が経ったような気分だ。すでに暗くなっていたため、村人の姿はなかったが、遠目に見える公衆浴場の光に沢山の人が群がっているのが見えた。その姿を見て、僕はいつもの日常に戻ったのだと思いながら、屋敷へと進んでいった。クレイは、村の情景を見て、何を思っているのか、涙を流していた。僕はクレイに話しかけた。
「クレイ。どうかしたか?」
「申し訳ありません。なんだか、随分前の王国を思い出してしまって。以前の王国もこのように豊かな国でした。これほどの畑が広がっていたわけではありませんが、雰囲気がとても似ていたので。まさか、このような場所がまだこの世界に残っていたなんて、ロッシュ公は本当に何者なのですか?」
何者と言われてもな……僕はただのロッシュ以外何者でもないんだけど。強いて言うなら、僕の背中に抱きついているシェラから世界を救うように頼まれたくらいかな。といっても、説明しても信用してもらえないだろうな。ぼくは、クレイの問いには何も答えることはなかった。ただ、村を褒められたことは嬉しかったので、ありがとう、と一言言ったくらいだ。
屋敷に到着した僕達は、すぐに居間に行くことにした。エリスとリードは僕達を出迎えてくれ、エリスは涙ぐんで僕に抱きついてきた。リードもすっと僕の手を取り、おかえりなさい、と小さな声で言ってくれた。僕は、二人にただいま、と言った。ようやく帰ってきたんだな。エリスが僕からすっと離れて、人数分のコーヒーを用意するためにキッチンに向かった。リードもエリスに付いていった。
とりあえず、外から帰ってきた僕達は着替えをするために各自の部屋に戻っていった。クレイは、リードと体型が似ているので、リードから服を借りることにし、マグ姉と共に部屋に向かっていった。僕は、着替えを済ませ、居間に戻った。まだ、皆は部屋から戻ってきていないが、テーブルにはコーヒーが用意されていたので、先に飲むことにした。相変わらず、旨いな。
エリスとリードには、昨日と今日の出来事を簡単に話した。特に二人が興味を示したのは、クレイが僕と婚約した話だ。二人は特に反対している様子はなかったが、しきりとクレイと話がしたいと言っていた。まぁ、こうゆう話は女性同士で話したほうがいいのだろう。今夜は僕は静かにしていようと心に決めたのだ。
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