130 / 408
第129話 シェラの仕事探し
しおりを挟む
仕事がようやく一段落して、農作業が麦の種まきを残すところになった頃、僕はシェラを呼び出し、話をすることにした。それは、シェラの仕事のことだ。シェラは、アウーディア石の制御で自らの神の力を失ってまで活躍してくれた。シェラの活躍がなければ、近い将来にこの村の農業は衰退して、皆が飢えに苦しむようになっていただろう。そういう意味では、感謝しきれないほどだ。しかし、だからといって、居室で寝て起きての繰り返しというのはどうだろうか。僕はその辺りのことを話すためにシェラを呼び出したのだ。
シェラが居間に来た時は、どうやら寝起きだったようで、まだ眠たそうな目を擦っていた。僕はマグ姉に頼んで、濃いめのコーヒーを作ってもらった。シェラは当然そうに受け取ったコーヒーをすすって、のんびりとした表情になっていた。
「なあ、シェラ。ちょっと聞きたいことがあるんだが。仕事をやってみる気はないか? かなり眠そうにしているが、もう昼だぞ。こんな生活は良くないと思うんだが。もちろん、仕事探しは僕が一緒になってやるから、どうだ?」
シェラはきょとんとして、じっと僕を見つめたまま考えているようだった。僕も目を逸らさないようにしていたが、澄んだ瞳を見続けるとどうしても恥ずかしくなってきて、目を逸らしてしまう。
「ロッシュが仕事をしたほうが良いというのなら、考えなくもないですよ。ただ、私はなにも出来ないと思いますよ。知っての通り、神の力を失ってしまいましたから。それでもいいのであれば……」
シェラが前向きのことを言ったぞ。よし、早速行動開始だ。僕はシェラに外に出ようと促すと、準備をしてくると言って居室に戻っていった。待つこと、一時間。さすがに準備に時間がかかり過ぎじゃないか? 居室に行くと、シェラがベッドで可愛い寝息を立てて、寝ていた。とりあえず、そのままにして僕は居間に戻った。
シェラが寝ていることを言うと、マグ姉が少し怒った様子で起こしてきましょうかと言うので、僕は止めた。
「シェラにはアウーディア石の件を解決したら、自由に行動させるという約束をしているんだ。アウーディア石の件で約束は果たされたから、僕が約束を破るわけにはいかないんだ。だから、シェラが寝たいといえば、僕は寝かせてやらないといけないんだよ」
不承不承ながらマグ姉は引き下がってくれた。次の日は朝からシェラが起きてきてくれたので、仕事探しをすることにした。気にいる仕事があるといいが。
とりあえず、村の仕事といえば農業だ。これが出来れば、問題は解決だ。といっても、農業の仕事はやる気があればなんとかなるものが多い。畑に向かう道中、シェラからどこに向かうか聞かれたので、畑で農作業を……といいかけると、即座に拒否された。
「ロッシュ。私に農業の仕事が務まると思っているのですか? 農業というのは、毎日行うものでしょ? その時点でダメだと思うの」
こうもきっぱりと断られると気分が良いな。それに、自分をそこまでポンコツ扱いを出来るなんて、なかなか出来るもんじゃないよな。じゃあ……と考えたのが服飾店だ。シェラがこの村に来てから、一番興味を示していたのが服だ。生地やデザインにもかなりこだわりがあるところを見ると相当好きだと思うんだ。好きこそ物の上手なれだ。結構期待して、服飾店に向かった。
途中で、シェラから次はどこに行くのですか、と聞かれたので、服飾店の理由を言って薦めてみた。しかし、それも即座に断ってきた。
「私は服を着たり見たりするのは好きですけど、作るのは全く興味ないですよ。それに、絶望的に不器用だと思うんです。とても、針仕事が出来るとは思えないんですよ」
またしても断られてしまった。服飾店はかなり良いと思っていただけに、断られると後が続かないな。どうしよう。とりあえず、手当たりしだいに行ってみるか。僕とシェラは、鍛冶工房や塩田、養魚場、木材加工などを回ったが、どれも不発に終わってしまった。手で何かを作る仕事というのがダメなようだ。仕方がない、行きたくはないが、錬金工房に向かった。
初めてシェラが興味がありそうな様子で、錬金工房を見学していた。スタシャも珍しく側で話を聞いていた。その時、シェラが何気に置いてある資材の名称を言うと、スタシャがかなり食いついてきて、珍しいものを次々と出しては、シェラと資材話に花が咲いていた。スタシャは、シェラのことをかなり気に入った様子で、工房で働く気がないかとこっちが打診もしていないのに勧誘を始めた。
結論から言うと、シェラは断っていた。理由は屋敷から遠いからだそうだ。そんな理由でと思ったが、何も言わずに工房を後にした。あとは、マグ姉の薬局くらいだが、今までのことを考えるとダメだろうな。一応、通り道だったので寄ってみることにした。
薬局にはマグ姉はいなかったが、弟子の子たちが常駐していた。気を利かせて、お茶を出してくれた。シェラも悠悠をお茶を飲んで寛いでいた。
「ロッシュ。ごめんなさいね。結局、私の仕事が見つからなかったですね。ロッシュのお役に立ちたいと思っているのですが……」
段々と落ち込み始めたので、僕は宥めていると、表が急に騒々しくなったので、見に行くと大怪我を負った人達が運ばれてきていた。どうやら収穫中に積んであった農作物の下敷きになってしまったようで骨が折れたりしている者が何人かいた。これはすぐに治療が必要だな。怪我人を運んできた人達に、薬局の中に運び込んでもらった。
僕は、すぐに回復魔法を掛け、怪我人を治療し始めた。怪我の箇所が多いせいか、結構手間取ってしまう。他にも重傷者がいるので早く回復させたいが……すると、シェラが僕の方に手を当ててきた。こんな時は、離れて待っててほしかったが。すると、思いもしない言葉を掛けてきた。
「なぜだか分かりませんけど、私にもその魔法ができそうです」
そういうと、シェラは他の重傷人のところに行って、回復魔法をかけ始めた。遠目から見ても、回復しているのが分かる。シェラにそんな特技があったとは意外だ。なぜ、今まで気づかなかったんだ? とりあえず、僕とシェラの二人がかりで治療を行えたおかげで、早く終わらせることが出来た。ここからは治療院の仕事だ。弟子たちは手際よく薬を怪我人に飲ませていって、ベッドに横にしていった。僕達はようやく休憩することが出来た。
「シェラ。回復魔法が使えるなんて驚いたな。なぜ、今まで気づかなかったんだ?」
「私もさっき気付きましたから驚いているんですよ。私が魔法を使えるなんて、どうしてなんでしょうか? もしかしたら、神の力を失った後にロッシュの回復魔法をシてもらったおかげかもしれませんね。神の力が入っていた器にロッシュの魔力が入ったってことは考えられそうですね。いえ、きっとそうなのでしょう」
僕は、そんなことがあるんだな。くらいにしか感想が出なかったが、シェラはなんかモジモジしながら恥ずかしそうに話していた。恥ずかしがるような内容だったか? ただ、回復魔法が使える人が僕以外にいたのは奇跡だな。
「なぁ、シェラ。回復魔法を使って治療院で仕事をする気はないか? 僕もそこで仕事をしているんだが、どうしても人手が少なくてな。なにせ回復魔法が使えるのが僕しかいないからね。どうだろう。一緒にやるっているのは?」
「ロッシュとですか? 是非やります。その仕事が良いです」
即答に僕は唖然としたが、シェラがやる気を出してくれるんだから本当に良かった。今日の苦労も報われる思いだよ。
そして、シェラは治療院で僕と働くことになった。といっても、毎日というわけではないので、シェラのグータラ生活はもうしばらく続くのであった。
シェラが居間に来た時は、どうやら寝起きだったようで、まだ眠たそうな目を擦っていた。僕はマグ姉に頼んで、濃いめのコーヒーを作ってもらった。シェラは当然そうに受け取ったコーヒーをすすって、のんびりとした表情になっていた。
「なあ、シェラ。ちょっと聞きたいことがあるんだが。仕事をやってみる気はないか? かなり眠そうにしているが、もう昼だぞ。こんな生活は良くないと思うんだが。もちろん、仕事探しは僕が一緒になってやるから、どうだ?」
シェラはきょとんとして、じっと僕を見つめたまま考えているようだった。僕も目を逸らさないようにしていたが、澄んだ瞳を見続けるとどうしても恥ずかしくなってきて、目を逸らしてしまう。
「ロッシュが仕事をしたほうが良いというのなら、考えなくもないですよ。ただ、私はなにも出来ないと思いますよ。知っての通り、神の力を失ってしまいましたから。それでもいいのであれば……」
シェラが前向きのことを言ったぞ。よし、早速行動開始だ。僕はシェラに外に出ようと促すと、準備をしてくると言って居室に戻っていった。待つこと、一時間。さすがに準備に時間がかかり過ぎじゃないか? 居室に行くと、シェラがベッドで可愛い寝息を立てて、寝ていた。とりあえず、そのままにして僕は居間に戻った。
シェラが寝ていることを言うと、マグ姉が少し怒った様子で起こしてきましょうかと言うので、僕は止めた。
「シェラにはアウーディア石の件を解決したら、自由に行動させるという約束をしているんだ。アウーディア石の件で約束は果たされたから、僕が約束を破るわけにはいかないんだ。だから、シェラが寝たいといえば、僕は寝かせてやらないといけないんだよ」
不承不承ながらマグ姉は引き下がってくれた。次の日は朝からシェラが起きてきてくれたので、仕事探しをすることにした。気にいる仕事があるといいが。
とりあえず、村の仕事といえば農業だ。これが出来れば、問題は解決だ。といっても、農業の仕事はやる気があればなんとかなるものが多い。畑に向かう道中、シェラからどこに向かうか聞かれたので、畑で農作業を……といいかけると、即座に拒否された。
「ロッシュ。私に農業の仕事が務まると思っているのですか? 農業というのは、毎日行うものでしょ? その時点でダメだと思うの」
こうもきっぱりと断られると気分が良いな。それに、自分をそこまでポンコツ扱いを出来るなんて、なかなか出来るもんじゃないよな。じゃあ……と考えたのが服飾店だ。シェラがこの村に来てから、一番興味を示していたのが服だ。生地やデザインにもかなりこだわりがあるところを見ると相当好きだと思うんだ。好きこそ物の上手なれだ。結構期待して、服飾店に向かった。
途中で、シェラから次はどこに行くのですか、と聞かれたので、服飾店の理由を言って薦めてみた。しかし、それも即座に断ってきた。
「私は服を着たり見たりするのは好きですけど、作るのは全く興味ないですよ。それに、絶望的に不器用だと思うんです。とても、針仕事が出来るとは思えないんですよ」
またしても断られてしまった。服飾店はかなり良いと思っていただけに、断られると後が続かないな。どうしよう。とりあえず、手当たりしだいに行ってみるか。僕とシェラは、鍛冶工房や塩田、養魚場、木材加工などを回ったが、どれも不発に終わってしまった。手で何かを作る仕事というのがダメなようだ。仕方がない、行きたくはないが、錬金工房に向かった。
初めてシェラが興味がありそうな様子で、錬金工房を見学していた。スタシャも珍しく側で話を聞いていた。その時、シェラが何気に置いてある資材の名称を言うと、スタシャがかなり食いついてきて、珍しいものを次々と出しては、シェラと資材話に花が咲いていた。スタシャは、シェラのことをかなり気に入った様子で、工房で働く気がないかとこっちが打診もしていないのに勧誘を始めた。
結論から言うと、シェラは断っていた。理由は屋敷から遠いからだそうだ。そんな理由でと思ったが、何も言わずに工房を後にした。あとは、マグ姉の薬局くらいだが、今までのことを考えるとダメだろうな。一応、通り道だったので寄ってみることにした。
薬局にはマグ姉はいなかったが、弟子の子たちが常駐していた。気を利かせて、お茶を出してくれた。シェラも悠悠をお茶を飲んで寛いでいた。
「ロッシュ。ごめんなさいね。結局、私の仕事が見つからなかったですね。ロッシュのお役に立ちたいと思っているのですが……」
段々と落ち込み始めたので、僕は宥めていると、表が急に騒々しくなったので、見に行くと大怪我を負った人達が運ばれてきていた。どうやら収穫中に積んであった農作物の下敷きになってしまったようで骨が折れたりしている者が何人かいた。これはすぐに治療が必要だな。怪我人を運んできた人達に、薬局の中に運び込んでもらった。
僕は、すぐに回復魔法を掛け、怪我人を治療し始めた。怪我の箇所が多いせいか、結構手間取ってしまう。他にも重傷者がいるので早く回復させたいが……すると、シェラが僕の方に手を当ててきた。こんな時は、離れて待っててほしかったが。すると、思いもしない言葉を掛けてきた。
「なぜだか分かりませんけど、私にもその魔法ができそうです」
そういうと、シェラは他の重傷人のところに行って、回復魔法をかけ始めた。遠目から見ても、回復しているのが分かる。シェラにそんな特技があったとは意外だ。なぜ、今まで気づかなかったんだ? とりあえず、僕とシェラの二人がかりで治療を行えたおかげで、早く終わらせることが出来た。ここからは治療院の仕事だ。弟子たちは手際よく薬を怪我人に飲ませていって、ベッドに横にしていった。僕達はようやく休憩することが出来た。
「シェラ。回復魔法が使えるなんて驚いたな。なぜ、今まで気づかなかったんだ?」
「私もさっき気付きましたから驚いているんですよ。私が魔法を使えるなんて、どうしてなんでしょうか? もしかしたら、神の力を失った後にロッシュの回復魔法をシてもらったおかげかもしれませんね。神の力が入っていた器にロッシュの魔力が入ったってことは考えられそうですね。いえ、きっとそうなのでしょう」
僕は、そんなことがあるんだな。くらいにしか感想が出なかったが、シェラはなんかモジモジしながら恥ずかしそうに話していた。恥ずかしがるような内容だったか? ただ、回復魔法が使える人が僕以外にいたのは奇跡だな。
「なぁ、シェラ。回復魔法を使って治療院で仕事をする気はないか? 僕もそこで仕事をしているんだが、どうしても人手が少なくてな。なにせ回復魔法が使えるのが僕しかいないからね。どうだろう。一緒にやるっているのは?」
「ロッシュとですか? 是非やります。その仕事が良いです」
即答に僕は唖然としたが、シェラがやる気を出してくれるんだから本当に良かった。今日の苦労も報われる思いだよ。
そして、シェラは治療院で僕と働くことになった。といっても、毎日というわけではないので、シェラのグータラ生活はもうしばらく続くのであった。
0
お気に入りに追加
2,575
あなたにおすすめの小説
家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
転生をしたら異世界だったので、のんびりスローライフで過ごしたい。
みみっく
ファンタジー
どうやら事故で死んでしまって、転生をしたらしい……仕事を頑張り、人間関係も上手くやっていたのにあっけなく死んでしまうなら……だったら、のんびりスローライフで過ごしたい!
だけど現状は、幼馴染に巻き込まれて冒険者になる流れになってしまっている……
転生したら唯一の魔法陣継承者になりました。この不便な世界を改革します。
蒼井美紗
ファンタジー
魔物に襲われた記憶を最後に、何故か別の世界へ生まれ変わっていた主人公。この世界でも楽しく生きようと覚悟を決めたけど……何この世界、前の世界と比べ物にならないほど酷い環境なんだけど。俺って公爵家嫡男だよね……前の世界の平民より酷い生活だ。
俺の前世の知識があれば、滅亡するんじゃないかと心配になるほどのこの国を救うことが出来る。魔法陣魔法を広めれば、多くの人の命を救うことが出来る……それならやるしかない!
魔法陣魔法と前世の知識を駆使して、この国の救世主となる主人公のお話です。
※カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる