123 / 408
第122話 シェラ
しおりを挟む
「ロッシュ村長。相当深く掘りましたな。しかし、地下室とは良いものですな。食料に保管するのにちょうど良さっそうです。地上だとどうしても気温に影響を受けて、腐りも多く出てしまいますからな。少し検討してみてはいかがでしょうか? それにしても、石が丁度収まりましたな。ますます魔法の腕が上がったのではないですか」
ほお。ゴードンは面白いことを言うな。地下室に食料を保管するという考えは思いつかなかった。そういえば、昔は地下に室《むろ》を作って、種や野菜を保管していたというのがあったな。それは一考する価値はありそうだ。
ちなみに、村の地下に村がすっぽり入るほどの地下室があることを村人に知られると不安を感じさせかねないので、壁を作って見せないようにしたのだ。
ゴードンには、後でそのことを説明するとして、村人たちには地上に戻ってもらうことにした。女神様の力をあまり見せないほうが良いだろうと思ったからだ。どうせ、今回が最初で最後だ。神の奇跡は知らないほうが良いだろう。僕は女神様にお願いをして結界を張ってもらうことにした。これで、石の効果が制御され、村に効果が限定される。石の消費も少なくなるだろう。
女神様は、目を瞑り、意識を集中しているように見えた。女神様は何かをしてのだろうか、澄まし顔をして、終わりましたと一言言った。その顔は寂しそうで、少し後悔をしているのではと心配になる、そんな顔をしていた。僕は、その顔を忘れることは出来なかった。空間には何も変化は見られず、当然、アウーディア石にも変化はなかった。女神様は神の力を失ったのか、フッと力が抜けたように気絶した。
僕は女神様を抱えて、屋敷に戻って数日経ってから、驚くような報告がやってきた。街の畑の土が急速に衰え始めてきたというのだ。この村の土は相変わらず、いい状態を維持していたので、安心していたのが。その報告を聞いて、僕は完全に失念していたことに気付いた。女神様は、この村に効果を制限すると言っていた。つまり、街まで効果が及ばないということだ。僕は、勝手に街までを村と勘違いしていたのだ。
すぐに、女神様の部屋に向かい、女神様を起こそうとしたが、一向に目覚める気配がなかった。そうだ、回復魔法をかければ、もしかしたら。そう思い、回復魔法を掛けると、女神様は少し目を覚ましてくれた。それでもかなり衰弱しているようだ。まるで、僕が魔力を失ったような状態だ。それでも、なんとか少しの会話程度はできそうだ。
「女神様。助けてほしいことが起きた。村から離れた場所に街があるんだが、石の効力が及ばなくなったせいで土地が枯れ始めているんだ。なんとか、石の効力を街に及ぼすことは出来ないか?」
女神様は、うつろな瞳でこちらをじっと見つめていた。僕を手招きをしてくるので、口元の方に耳を近づけた。女神様の吐息は妙に色っぽく恥ずかしい思いをしたが、我慢をして女神様の声に耳を傾けた。
「その街の中心に石のかけらを設置しなさい。あの石は石同士で共鳴し合う特徴があります。共鳴をすれば、その効果は街にも及ぶでしょう。ただ、石同士の距離が離れすぎると共鳴しづらいので、あまり離してはいけませんよ」
僕は、すぐにアウーディア石のカケラを持って、街に向かうことにした。ライルにも同行してもらい、急行した。ルドの小屋に向かい、すぐに会うことにした。ルドも急速な土地の衰えにどうしていいかわからない様子で、緊張したような表情をして僕と対面していた。僕は、持ってきた石のかけらを見せ、このかけらを街の中心に設置すれば土地が再び豊かになると説明した。しかし、半信半疑と言った様子だったが、他に取るべき手段もないということで、かけらを設置することに決まった。街の中心と言うと……考えてみたら、今いる小屋がそうだ。僕は、適当な場所を作ってもらい、かけらを設置した。これで効果が出ると良いが。すると、ルドが疑問に思ったことを口にした。
「なあ、ロッシュ。一つ疑問に思うんだが。石のかけらというのは、マリーヌの指輪ではダメなのか? あれもアウーディア石のかけらだろ?」
そのとおりだ。考えてみれば、すでにこの街には、かけらがあったではないか。それで共鳴していないということは、距離が遠すぎるということか。早く気付いて良かった。少しでも遅くなれば、今栽培している作物に影響が出かねない。まだ、大丈夫なようだが。
僕は、ルドとライルを連れて、街と村にある壁に向かった。そこなら、かけらの設置をするのに適しているだろう。すぐにかけらを設置すると、キラッと輝いたような気がした。ここに常駐している自警団員にはかけらを保管しておくことを説明し、これも警備対象であることを頼み、街に戻った。
効果はすぐに顕れたようで、土の状態はみるみる回復していったみたいだ。それが判明したときには、すっかり暗くなっていたので、街で一泊した。夜は、ウイスキーと米の酒で大盛り上がりした。この街でも、酒が浸透するようになっていて、街の人でも少しだが口にすることが出来るみたいだ。
次の日の朝にライルと共に村に戻ることにした。一旦、石のかけらの様子を見て、異常がないことにホッとしてから、屋敷へと帰っていった。屋敷に戻ると、女神様の意識は戻っていたようで、遅い朝食だったが食べていた。
「目覚めていたか。あれほど衰弱しているように見えたが、女神様ともなると回復が早いようだな」
「おはよう。ロッシュ。貴方が回復魔法を掛けてくれたみたいで助かったわ。あのまま、神力がない状態が続いたら消えていたかもしれなかったわ。あなたの魔力がすごく暖かく私を包んでくれましたわ。神力の代わりにあなたの魔力が体に入ったおかげで、今はとても気分は良いですわ。ある意味、貴方は命の恩人ということになりますね」
そういって、僕に微笑を向けてから、朝食を美味しそうに食べていた。
「そういえば、今回のことで少し疑問に思ったんだが。アウーディア石を採掘してから土が豊かになることは理解できた。僕がしている指輪は、減ったりしていないが、これはどうゆうことだ?」
女神様は食事の手を止め、少し考えていた。
「正直言って、分からないわね。共鳴はしているとは思うけど、たしかに、その指輪自体から効力が出ているようには見えませんね。多分だけど、その石はロッシュの魔法で加工しているじゃないですか。それが原因かもしれませんよ」
ふむ。要領を得ないが、女神様にわからないようだと、僕にも分からないことなんだろう。気づかなかったが、女神様がいつの間には僕の名前を呼ぶようになっていたな。そういえば、女神様の名前はないのだろうか?
「ところで、女神様のことはなんて呼べばいいんだ? いつまでも女神様では村人の前で呼んだ時、おかしいと思われるだろ」
「私は別に女神という名前でいいのですけど、ロッシュが呼び方を変えたほうがいいというのなら従います。といっても、女神以外の名前はないので、好きに呼んでくれてもいいですよ。いい名前を付けてくださいね」
また、この展開か。この世界は名無しが多いのか? といっても、適当につけるわけには……僕は、女神様をシェラと呼ぶことにした。シェラは気に入ってくれたみたいで、僕がシェラと呼ぶ度に嬉しそうな顔をしていた。それにしても、随分と僕に親しむようになったな。どういう心境の変化なんだろうか?
これで、イルス公国領はようやく土壌の荒廃から免れることが出来たようだ。今年は、来年の畑の準備が随分と遅れてしまった。秋も深まり、冬も間もなくやってくるだろう。その前に、やることをやっておかなければ。
ほお。ゴードンは面白いことを言うな。地下室に食料を保管するという考えは思いつかなかった。そういえば、昔は地下に室《むろ》を作って、種や野菜を保管していたというのがあったな。それは一考する価値はありそうだ。
ちなみに、村の地下に村がすっぽり入るほどの地下室があることを村人に知られると不安を感じさせかねないので、壁を作って見せないようにしたのだ。
ゴードンには、後でそのことを説明するとして、村人たちには地上に戻ってもらうことにした。女神様の力をあまり見せないほうが良いだろうと思ったからだ。どうせ、今回が最初で最後だ。神の奇跡は知らないほうが良いだろう。僕は女神様にお願いをして結界を張ってもらうことにした。これで、石の効果が制御され、村に効果が限定される。石の消費も少なくなるだろう。
女神様は、目を瞑り、意識を集中しているように見えた。女神様は何かをしてのだろうか、澄まし顔をして、終わりましたと一言言った。その顔は寂しそうで、少し後悔をしているのではと心配になる、そんな顔をしていた。僕は、その顔を忘れることは出来なかった。空間には何も変化は見られず、当然、アウーディア石にも変化はなかった。女神様は神の力を失ったのか、フッと力が抜けたように気絶した。
僕は女神様を抱えて、屋敷に戻って数日経ってから、驚くような報告がやってきた。街の畑の土が急速に衰え始めてきたというのだ。この村の土は相変わらず、いい状態を維持していたので、安心していたのが。その報告を聞いて、僕は完全に失念していたことに気付いた。女神様は、この村に効果を制限すると言っていた。つまり、街まで効果が及ばないということだ。僕は、勝手に街までを村と勘違いしていたのだ。
すぐに、女神様の部屋に向かい、女神様を起こそうとしたが、一向に目覚める気配がなかった。そうだ、回復魔法をかければ、もしかしたら。そう思い、回復魔法を掛けると、女神様は少し目を覚ましてくれた。それでもかなり衰弱しているようだ。まるで、僕が魔力を失ったような状態だ。それでも、なんとか少しの会話程度はできそうだ。
「女神様。助けてほしいことが起きた。村から離れた場所に街があるんだが、石の効力が及ばなくなったせいで土地が枯れ始めているんだ。なんとか、石の効力を街に及ぼすことは出来ないか?」
女神様は、うつろな瞳でこちらをじっと見つめていた。僕を手招きをしてくるので、口元の方に耳を近づけた。女神様の吐息は妙に色っぽく恥ずかしい思いをしたが、我慢をして女神様の声に耳を傾けた。
「その街の中心に石のかけらを設置しなさい。あの石は石同士で共鳴し合う特徴があります。共鳴をすれば、その効果は街にも及ぶでしょう。ただ、石同士の距離が離れすぎると共鳴しづらいので、あまり離してはいけませんよ」
僕は、すぐにアウーディア石のカケラを持って、街に向かうことにした。ライルにも同行してもらい、急行した。ルドの小屋に向かい、すぐに会うことにした。ルドも急速な土地の衰えにどうしていいかわからない様子で、緊張したような表情をして僕と対面していた。僕は、持ってきた石のかけらを見せ、このかけらを街の中心に設置すれば土地が再び豊かになると説明した。しかし、半信半疑と言った様子だったが、他に取るべき手段もないということで、かけらを設置することに決まった。街の中心と言うと……考えてみたら、今いる小屋がそうだ。僕は、適当な場所を作ってもらい、かけらを設置した。これで効果が出ると良いが。すると、ルドが疑問に思ったことを口にした。
「なあ、ロッシュ。一つ疑問に思うんだが。石のかけらというのは、マリーヌの指輪ではダメなのか? あれもアウーディア石のかけらだろ?」
そのとおりだ。考えてみれば、すでにこの街には、かけらがあったではないか。それで共鳴していないということは、距離が遠すぎるということか。早く気付いて良かった。少しでも遅くなれば、今栽培している作物に影響が出かねない。まだ、大丈夫なようだが。
僕は、ルドとライルを連れて、街と村にある壁に向かった。そこなら、かけらの設置をするのに適しているだろう。すぐにかけらを設置すると、キラッと輝いたような気がした。ここに常駐している自警団員にはかけらを保管しておくことを説明し、これも警備対象であることを頼み、街に戻った。
効果はすぐに顕れたようで、土の状態はみるみる回復していったみたいだ。それが判明したときには、すっかり暗くなっていたので、街で一泊した。夜は、ウイスキーと米の酒で大盛り上がりした。この街でも、酒が浸透するようになっていて、街の人でも少しだが口にすることが出来るみたいだ。
次の日の朝にライルと共に村に戻ることにした。一旦、石のかけらの様子を見て、異常がないことにホッとしてから、屋敷へと帰っていった。屋敷に戻ると、女神様の意識は戻っていたようで、遅い朝食だったが食べていた。
「目覚めていたか。あれほど衰弱しているように見えたが、女神様ともなると回復が早いようだな」
「おはよう。ロッシュ。貴方が回復魔法を掛けてくれたみたいで助かったわ。あのまま、神力がない状態が続いたら消えていたかもしれなかったわ。あなたの魔力がすごく暖かく私を包んでくれましたわ。神力の代わりにあなたの魔力が体に入ったおかげで、今はとても気分は良いですわ。ある意味、貴方は命の恩人ということになりますね」
そういって、僕に微笑を向けてから、朝食を美味しそうに食べていた。
「そういえば、今回のことで少し疑問に思ったんだが。アウーディア石を採掘してから土が豊かになることは理解できた。僕がしている指輪は、減ったりしていないが、これはどうゆうことだ?」
女神様は食事の手を止め、少し考えていた。
「正直言って、分からないわね。共鳴はしているとは思うけど、たしかに、その指輪自体から効力が出ているようには見えませんね。多分だけど、その石はロッシュの魔法で加工しているじゃないですか。それが原因かもしれませんよ」
ふむ。要領を得ないが、女神様にわからないようだと、僕にも分からないことなんだろう。気づかなかったが、女神様がいつの間には僕の名前を呼ぶようになっていたな。そういえば、女神様の名前はないのだろうか?
「ところで、女神様のことはなんて呼べばいいんだ? いつまでも女神様では村人の前で呼んだ時、おかしいと思われるだろ」
「私は別に女神という名前でいいのですけど、ロッシュが呼び方を変えたほうがいいというのなら従います。といっても、女神以外の名前はないので、好きに呼んでくれてもいいですよ。いい名前を付けてくださいね」
また、この展開か。この世界は名無しが多いのか? といっても、適当につけるわけには……僕は、女神様をシェラと呼ぶことにした。シェラは気に入ってくれたみたいで、僕がシェラと呼ぶ度に嬉しそうな顔をしていた。それにしても、随分と僕に親しむようになったな。どういう心境の変化なんだろうか?
これで、イルス公国領はようやく土壌の荒廃から免れることが出来たようだ。今年は、来年の畑の準備が随分と遅れてしまった。秋も深まり、冬も間もなくやってくるだろう。その前に、やることをやっておかなければ。
1
お気に入りに追加
2,659
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる