98 / 408
第97話 エルフの里を訪問②
しおりを挟む
エルフの里についた僕達をエルフたちが歓迎してくれた。以前のようなギラついた視線を感じることがなくなり、ちょっと注目されている程度だった。案内をしてくれるエルフはいつも違うのは、偶々なのかな? リリの館に着くといつものエルフが対応してくれる。この人はリリの秘書みたいなのかな? 部屋に案内されると、相変わらず大仰な態度で僕達を出迎えた。
「連絡もなしに来るなんて珍しいこともあったもんじゃな。まぁ、我が君ならいつでも歓迎じゃ。もちろん、後ろの女子《おなご》たちもよ。ん? 我が君よ。そんな怖い顔をして、どうしたのじゃ?」
「どうしたじゃないだろ!! 分かってて言っているんだろ? とりあえず、僕は怒っているんだぞ」
「妾には思い当たる節がないわけではないが……そんなことで怒るなんて、妾は失望したぞ。よいか。ロッシュ。エルフにとってはの、あれは最高の礼なのじゃ。それを怒るということは、エルフの文化を侮辱することになるのじゃぞ。それにの、あれは妾にとっても初めてのこと。折角の良い思い出を穢さないでおくれ。そなただって、大いに喜んでいたではないか。だから、気を静めておくれ」
ぐっ……たしかに不意打ちとはいえ、僕に隙があったのかもしれない。リリが来たときから予想して、対処をしておかなければならなかった……のか? リリの顔を見ると、ニヤッと笑っていた。僕は言い負かされてしまったようだ。悔しいが、何も言い返せなかった。次こそは……しっかり覚えておこう。
僕がリリに負けたところを見計らって、マグ姉が間に入ってきた。そうだ。今回はマグ姉がリリに用があってきたのだった。
「リリさん。あなたのおかげで、ロッシュが私達と結婚することに踏ん切りがついたことに感謝してますわ。ありがとう。あの夜は私にとってもいい思い出となりました」
「さすがは、王の娘よ。よく分かっているではないか。ロッシュも、この女子を見倣うのじゃぞ」
いちいち言ってくるのが、少々腹が立つな。しかし、ここで反論しては向こうの思う壺。僕は、引きつった笑みを浮かべて大人の態度を取った。その後もマグ姉が話を続ける。
「今回来たのは、リリさんに頼みがあってのことなのです。村で、体力を著しく消耗した者を早く回復させる薬に心当たりはないでしょうか? どうしても、早く回復させなければならないのです。リリさんは、薬草に造詣が深いお方。何卒、知恵をお借りできないでしょうか?」
「ふむ。体力回復の薬とな。ないわけではないが……ちなみに何の薬を処方しておるのだ?」
マグ姉は、トール夫婦に与えている薬が入った袋をリリに手渡した。リリは小袋を見つめた後、袋を開け、懐紙を取り出した上に薬を取り出した。薬の匂いを嗅ぎ、小指で薬を掬い、舌先で舐めた。その仕草が妙に色っぽかったが、真面目な雰囲気だったので顔には出さないでいた。
「なるほどの。良い薬じゃ。相手のことを考えて調合してあることがよく分かるの」
そう言うと、リリが待機しているエルフに薬箱を持って参れと命令すると、すぐにエルフが薬箱をリリの前に置いた。リリは、薬箱から一つの袋を取り出し、マグ姉の前に置いた。
「そなたには、それをやろう。この調合した薬に混ぜて使うとよい。それはエルフの秘薬で、効能を高める効果があるのじゃ。そなたにこの薬を渡すのは、この前、貴重な薬を貰った礼だと思ってくれ。そなたの薬は良い薬じゃ。効能を高めれば、体力の回復を早めることが出来るであろう。ただ、ほんの少し媚薬が入っているせいか、興奮してしまうかもしれんが。」
マグ姉は、リリに頭を下げ、袋を大事そうにカバンにしまいこんだ。さすがは、リリだな。すぐにマグ姉の助けになるとは。最後の言葉が気になるが……トール夫婦だから大丈夫か。
「そういえば、リリさん。近い内に、ロッシュの成人式をする予定なの。どうかしら? リリさんも参加してくださらない? きっと、楽しくなるはずよ」
その後、リリがマグ姉に成人式について、いろいろ聞いていたが、結局は曖昧な返事をして終わった。僕もせっかくならリリに参加してほしかったが、あまり乗り気にはならないようだ。すると、ドアからノックする音が聞こえ、待機しているエルフがドアを開けると、そこには、エリスとリードが立っていた。到着したようだな。エリスとリードの登場に、リリは少し腰を上げ、鼻をスンスンと動かしている。どうやら気付いたようだ。エリスが部屋の中に入ると甘い香りが部屋の中に広がっていく。
「我が君。この妾の鼻を刺激する匂いは……」
僕は、エリスから大きなカゴを受け取った。カゴには、大量のパウンドケーキが入っており、そのどれもが美味しそうに出来上がっている。
「リリよ。鶏を貰った折の約束を果たそう」
僕は、エルフにナイフを借りて、パウンドケーキを薄く切り分けた。それを皿に載せ、リリに供した。もちろん、その場にいるエルフにもあげた。早速食べようとすると、リリがケーキを取り上げ匂いを嗅ぎ、皿に戻した。僕が食べようとしているのを止め、エルフを呼び出し、なにやら小声で話していた。焦らされること、数分。エルフが紅茶が入ったティーカップを持ってきた。なるほど。これはケーキに合いそうだ。
ようやく食べることが出来た。やはり旨いな。魔牛乳でバターを作ってみたが、なかなか上手くいったみたいだ。これなら、いくらでも食べられそうだな。僕がもう一切れ食べようと思い、カゴを覗き込むと、空になっていた。そんな……カゴいっぱいといかなくても、相当量があったはず。この人数なら、腹いっぱい食べても残るはずだ。どうして。周りを見渡すと、今まで居なかったエルフが十人近く屯して、ケーキを食べていた。リリも一本丸々を切らずに食べていた。
僕は、紅茶を飲みながら、リリが幸せそうに食べている姿を眺めていた。本当に幸せそうに食べるよな。さっきまで、野獣のようにケーキをがっついていたリリが満足し、上品そうに口を拭い、優雅に紅茶を飲み干した。
「これは、なんと素晴らしい甘味か。我が君の村では、このようなものを作れるというのか。恐ろしさすら感じてしまうの」
そこで、マグ姉が何かを思いついたようにリリに話しかけていた。
「リリは、そのケーキを気に入ったみたいね。成人式では、もっとたくさんの種類のケーキが出される予定よ。もちろん、ケーキ以外の甘味もあるわよ」
「な、なに!! まことか。行くのじゃ。すぐに行くのじゃ。里の者総出で行こうではないか」
周りのエルフたちも大盛り上がりし、中には涙を流している者も居た。エルフにとって、甘味って一体何なんだろうか。とりあえず、勝手に話を決めたマグ姉には後で説教をしよう。他の種類の甘味なんて、思いつくだろうか?
さて、薬も手に入ったし、約束も果たすことができたし帰るか。僕達は、目配せをして帰る支度をさせた。すると、ミヤが僕の袖を引っ張り、今日は夕飯をここでご馳走になっていきましょう、と囁いてきた。僕は、迷惑になるから帰るぞ、とミヤに言うと、見るからに落胆した顔になった。ミヤは、エルフの里の食事……というか魔界の料理が好きだからな。
「我が君よ。食事の支度をしてある故、食べていくがよい。ケーキなるものを馳走になったのじゃ。そのお返しと思ってくれてよい。もちろん、それ以外にも期待して良いぞ」
「連絡もなしに来るなんて珍しいこともあったもんじゃな。まぁ、我が君ならいつでも歓迎じゃ。もちろん、後ろの女子《おなご》たちもよ。ん? 我が君よ。そんな怖い顔をして、どうしたのじゃ?」
「どうしたじゃないだろ!! 分かってて言っているんだろ? とりあえず、僕は怒っているんだぞ」
「妾には思い当たる節がないわけではないが……そんなことで怒るなんて、妾は失望したぞ。よいか。ロッシュ。エルフにとってはの、あれは最高の礼なのじゃ。それを怒るということは、エルフの文化を侮辱することになるのじゃぞ。それにの、あれは妾にとっても初めてのこと。折角の良い思い出を穢さないでおくれ。そなただって、大いに喜んでいたではないか。だから、気を静めておくれ」
ぐっ……たしかに不意打ちとはいえ、僕に隙があったのかもしれない。リリが来たときから予想して、対処をしておかなければならなかった……のか? リリの顔を見ると、ニヤッと笑っていた。僕は言い負かされてしまったようだ。悔しいが、何も言い返せなかった。次こそは……しっかり覚えておこう。
僕がリリに負けたところを見計らって、マグ姉が間に入ってきた。そうだ。今回はマグ姉がリリに用があってきたのだった。
「リリさん。あなたのおかげで、ロッシュが私達と結婚することに踏ん切りがついたことに感謝してますわ。ありがとう。あの夜は私にとってもいい思い出となりました」
「さすがは、王の娘よ。よく分かっているではないか。ロッシュも、この女子を見倣うのじゃぞ」
いちいち言ってくるのが、少々腹が立つな。しかし、ここで反論しては向こうの思う壺。僕は、引きつった笑みを浮かべて大人の態度を取った。その後もマグ姉が話を続ける。
「今回来たのは、リリさんに頼みがあってのことなのです。村で、体力を著しく消耗した者を早く回復させる薬に心当たりはないでしょうか? どうしても、早く回復させなければならないのです。リリさんは、薬草に造詣が深いお方。何卒、知恵をお借りできないでしょうか?」
「ふむ。体力回復の薬とな。ないわけではないが……ちなみに何の薬を処方しておるのだ?」
マグ姉は、トール夫婦に与えている薬が入った袋をリリに手渡した。リリは小袋を見つめた後、袋を開け、懐紙を取り出した上に薬を取り出した。薬の匂いを嗅ぎ、小指で薬を掬い、舌先で舐めた。その仕草が妙に色っぽかったが、真面目な雰囲気だったので顔には出さないでいた。
「なるほどの。良い薬じゃ。相手のことを考えて調合してあることがよく分かるの」
そう言うと、リリが待機しているエルフに薬箱を持って参れと命令すると、すぐにエルフが薬箱をリリの前に置いた。リリは、薬箱から一つの袋を取り出し、マグ姉の前に置いた。
「そなたには、それをやろう。この調合した薬に混ぜて使うとよい。それはエルフの秘薬で、効能を高める効果があるのじゃ。そなたにこの薬を渡すのは、この前、貴重な薬を貰った礼だと思ってくれ。そなたの薬は良い薬じゃ。効能を高めれば、体力の回復を早めることが出来るであろう。ただ、ほんの少し媚薬が入っているせいか、興奮してしまうかもしれんが。」
マグ姉は、リリに頭を下げ、袋を大事そうにカバンにしまいこんだ。さすがは、リリだな。すぐにマグ姉の助けになるとは。最後の言葉が気になるが……トール夫婦だから大丈夫か。
「そういえば、リリさん。近い内に、ロッシュの成人式をする予定なの。どうかしら? リリさんも参加してくださらない? きっと、楽しくなるはずよ」
その後、リリがマグ姉に成人式について、いろいろ聞いていたが、結局は曖昧な返事をして終わった。僕もせっかくならリリに参加してほしかったが、あまり乗り気にはならないようだ。すると、ドアからノックする音が聞こえ、待機しているエルフがドアを開けると、そこには、エリスとリードが立っていた。到着したようだな。エリスとリードの登場に、リリは少し腰を上げ、鼻をスンスンと動かしている。どうやら気付いたようだ。エリスが部屋の中に入ると甘い香りが部屋の中に広がっていく。
「我が君。この妾の鼻を刺激する匂いは……」
僕は、エリスから大きなカゴを受け取った。カゴには、大量のパウンドケーキが入っており、そのどれもが美味しそうに出来上がっている。
「リリよ。鶏を貰った折の約束を果たそう」
僕は、エルフにナイフを借りて、パウンドケーキを薄く切り分けた。それを皿に載せ、リリに供した。もちろん、その場にいるエルフにもあげた。早速食べようとすると、リリがケーキを取り上げ匂いを嗅ぎ、皿に戻した。僕が食べようとしているのを止め、エルフを呼び出し、なにやら小声で話していた。焦らされること、数分。エルフが紅茶が入ったティーカップを持ってきた。なるほど。これはケーキに合いそうだ。
ようやく食べることが出来た。やはり旨いな。魔牛乳でバターを作ってみたが、なかなか上手くいったみたいだ。これなら、いくらでも食べられそうだな。僕がもう一切れ食べようと思い、カゴを覗き込むと、空になっていた。そんな……カゴいっぱいといかなくても、相当量があったはず。この人数なら、腹いっぱい食べても残るはずだ。どうして。周りを見渡すと、今まで居なかったエルフが十人近く屯して、ケーキを食べていた。リリも一本丸々を切らずに食べていた。
僕は、紅茶を飲みながら、リリが幸せそうに食べている姿を眺めていた。本当に幸せそうに食べるよな。さっきまで、野獣のようにケーキをがっついていたリリが満足し、上品そうに口を拭い、優雅に紅茶を飲み干した。
「これは、なんと素晴らしい甘味か。我が君の村では、このようなものを作れるというのか。恐ろしさすら感じてしまうの」
そこで、マグ姉が何かを思いついたようにリリに話しかけていた。
「リリは、そのケーキを気に入ったみたいね。成人式では、もっとたくさんの種類のケーキが出される予定よ。もちろん、ケーキ以外の甘味もあるわよ」
「な、なに!! まことか。行くのじゃ。すぐに行くのじゃ。里の者総出で行こうではないか」
周りのエルフたちも大盛り上がりし、中には涙を流している者も居た。エルフにとって、甘味って一体何なんだろうか。とりあえず、勝手に話を決めたマグ姉には後で説教をしよう。他の種類の甘味なんて、思いつくだろうか?
さて、薬も手に入ったし、約束も果たすことができたし帰るか。僕達は、目配せをして帰る支度をさせた。すると、ミヤが僕の袖を引っ張り、今日は夕飯をここでご馳走になっていきましょう、と囁いてきた。僕は、迷惑になるから帰るぞ、とミヤに言うと、見るからに落胆した顔になった。ミヤは、エルフの里の食事……というか魔界の料理が好きだからな。
「我が君よ。食事の支度をしてある故、食べていくがよい。ケーキなるものを馳走になったのじゃ。そのお返しと思ってくれてよい。もちろん、それ以外にも期待して良いぞ」
10
お気に入りに追加
2,660
あなたにおすすめの小説
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる