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第58話 トマト収穫
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夏が終わり、秋の訪れを感じるようになってきた。僕は朝食後、エリスとマグ姉とコーヒーを飲んでくつろいでいた。すると、ココが来客を告げにやってきた。どうやら、トマト作りを任せていたゴールが来たようだ。そろそろ、来ると思っていたがついに来たか。
「ロッシュ村長。ついに、トマトが出来ましたので報告に参りました。とりあえず、朝取りのものを持参いたしましたので、ご確認ください」
ゴールが持ってきたのは、瑞々しく水滴のついた青いトマトがやってきた。これか……まだ、青いのになぜ収穫するのか分からない。まぁ、漬物とかにするにはちょうどいいんだけど。しかし、青いのはおいといて、立派なトマトだ。大玉よりやや小さいが、期待していたものだ。早速、試食してみることにした。ん~やっぱり青臭いな。このままで食べるのは少しつらいものがある。
そうだ。ラーナさんの食堂に持っていってみよう。もしかしたら、美味しい料理になるかもしれない。僕らは、すぐにラーナさんの食堂に向かった。まだ、開店前なので、村人の姿はなかった。僕らは食堂に入り、ラーナさんを呼んだ。ラーナさんは厨房の方から顔を出してきた。
「ロッシュ村長。おはようございます。朝早くからどうしたんだい? あら、ゴール爺も一緒だったかい。と言うことは、ついに出来たのかい⁉ すぐに持ってきておくれ」
ゴールは、僕の許可をもらい、ラーナさんにトマトの入ったカゴを手渡した。トマトを受け取ったラーナさんはすごく笑顔になった。
「久しぶりにお目にかかれたね。トマトを夏に食べないと始まらないからね。もっとも、夏は終わっちまったけどさ。さっそく、頂こうかね」
この青いトマトがどういう料理に化けるのか楽しみだな。さっそく、包丁でトマトを切り始めた。いい腕だ。ん? 皿に盛り始めたぞ。そうか、調理前の下拵えをしているんだな。トマトに何か掛けているな。塩か? うん、間違いなく下拵えだな。さあ、ここから料理が始まるだろう。窯に火は……入ってないな。火には掛けないのかな?
おや? ラーナさんがこっちにやってきたぞ。そして、ラーナさんは塩のかかったトマトを僕達の前に出した。へ⁉ まさか……これだけなのか?
「おまちどうさま。フレッシュトマトサラダだよ。塩を付けてあるから、そのまま召し上がっておくれ」
違う!! 僕の考えているトマトの食べ方と違う。こんなことになるなら、僕も収穫を手伝うべきだった……ちょっと待てよ。
「ゴール、僕を畑に案内してくれないか? ちょっと、確かめたいことがあるんだ」
僕は、ラーナさんの制止を振り切り、すぐに畑に向かった。トマトは、地這い栽培か。理に適っているな。畑の面積は、100メートル × 10メートル くらいかな。数人でやるくらいでちょうどいい面積だな。
「この面積で何人でやってるんだ? 」
ゴールは、自分と一人手伝いを使っていると言っていた。二人でやっているということなら、あるかもしれないな。僕は、トマトの苗を注意深く探っていくと、あったあった!! 望んでいた赤く熟れたトマトが。おっ!! ここにも……なんだかんだで、熟れたトマトがカゴいっぱいになるほど採れてしまった。ゴール……しっかりと、収穫しているのか? ゴールは言い訳がましく、熟れたものは種として使えるから残していただけと言っていた。そんなのは、最後でいいのだ。もう少し、人を増やしたほうが良さそうだな。
とりあえずと、一口、熟れたトマトを食べてみた。ん~!! これだよ。これが、トマトの味だ。甘みは弱いが、それでもトマトと分かる。うまい!!
僕は、熟れたトマトを持って、再び、ラーナの店に急行した。そのときには、すでに店は開いており、長蛇の列が出来ていた。このトマトを是非、村人に味わってもらいたい。
僕は、食堂に何とか入り、ラーナに持ってきたトマトを渡し、さっきと同じ要領で出してくれと頼んだ。ラーナは、これ腐ってないかい? というもんだから、腐ってないから早く頼むと急かした。僕が立っていると、村人が僕のために一席を開けてくれた。せっかくだから、座らせてもらうおう。外で待っている者に申し訳ないな。
ラーナが、カットされた熟れたトマトに塩を付けたものを持ってきてくれた。ものすごく、心配そうな顔をしていたのが印象的だ。僕は、躊躇もなく、手づかみでトマトを摘み、口に放り込んだ。塩がついているおかげで、甘みが増し、さっきより食べやすく、旨さが増していた。これが、トマトの食べ方としてはシンプルで一番美味しいと思う。更に一口と食べていった。すると、僕が美味しそうに食べるものだから、同席している村人が欲しそうな顔をしていた。
しまった!! このトマトを村人に試食してもらうつもりでこの店に入ったはず。旨くて、つい忘れてしまっていた。僕は、まずは同席の者に、このトマトの試食をしてもらった。村人も赤く熟れたトマトは初めてだったようで、恐る恐る口に入れると、旨い!! と大きな声で叫んだ。そこまでか? と思ったが、口には出さなかった。これほど、トマトが絶賛されるのは嬉しそうだ。一緒にゴールも嬉しそうにしていた。
それからはトマトが飛ぶように消費されていき、全員に行き渡ったところで、今日収穫したものは全て無くなってしまった。そのおかげで、熟れているのは腐っているという間違った認識を変えることに成功した。ラーナも驚いていた。それもよくよく聞くと、トマトは収穫してからしばらく経たないと美味しくないから、放置することが多かったみたいだ。それは、青い段階で取るからだろうな。赤いのは、すぐに食べなければならない。放置なんかしたら、それは腐ってしまうよね。
これも食文化というやつなんだろうか。トマトの新しい食べ方を知ったラーナは興奮して、カーゴに熟れたトマトをもの凄く催促していた。
僕は、屋敷に戻ると、今日の話を皆にし、少し取り分けていたトマトを試食してもらった。ここでも、絶賛だった。ミヤなんて、すごく気に入ったのか。すごく催促してきたな。そうだ。熟れすぎて腐る寸前のものがあったな、ちょっと生食には向かないものだから、ちょっと手を掛けてみよう。僕は厨房に行き、熟れきったトマトを潰し、ジュースにしてみた。真っ赤な、美味しそうなトマトジュースが出来上がった。一口飲むと、少し青臭さはあったものの、甘く爽やかな味が口に広がった。
トマトジュースを器に移し、食卓に持っていくと、ミヤがすごい反応を示した。器に入ったトマトジュースをじっと凝視し、恐る恐るといった様子で一口飲み、また一口と飲む。皆は、特に変わりもなく、普通に飲んでいる。皆、僕と同じ感想を持ったようで、気に入ってくれた。今日は、飲めたけど、ここまで熟れたトマトはしばらく手に入らないだろうな。
「ロッシュ!! これはなんなの? 」
ミヤが変なことを言ってきた。僕は、この器を渡す時にトマトジュースだと言ってある。僕が、首を傾げ、皆の顔を見ても、皆も首を傾げる。
「このトマトジュースを見ていると、血が騒ぐの。それが何なのかわからないけど……もっと、欲しい。もっとないの? 」
「うん。ごめん。もう無いぞ。それに、ラーナの店でトマトの評判は上々だったからな。しばらくは手に入らないと思うぞ。まぁ、欲しいなら、僕ので良かったら飲んでくれ」
ミヤは落胆しながらも、僕の器をひったくり、ちびちびと大事そうに飲んでいた。そんなに気に入ってくれたのか。そうだ。魔牛牧場近くの畑に植えるといいのではないか? あそこは、気候がここと違い、一年中、暖かい場所だ。トマトは年中、生育可能な場所だろう。
それについて、ミヤに打診すると、すぐに栽培を始めると言って、夜にも拘わらず屋敷を飛び出していった。今まで、あんな態度のミヤを初めて見た。トマトジュースの何が、彼女を魅了するのかは全く分からず仕舞いだった。
しかし、この村に有望な夏野菜が手に入り、村人にも広く受け入れられるようになった。
「ロッシュ村長。ついに、トマトが出来ましたので報告に参りました。とりあえず、朝取りのものを持参いたしましたので、ご確認ください」
ゴールが持ってきたのは、瑞々しく水滴のついた青いトマトがやってきた。これか……まだ、青いのになぜ収穫するのか分からない。まぁ、漬物とかにするにはちょうどいいんだけど。しかし、青いのはおいといて、立派なトマトだ。大玉よりやや小さいが、期待していたものだ。早速、試食してみることにした。ん~やっぱり青臭いな。このままで食べるのは少しつらいものがある。
そうだ。ラーナさんの食堂に持っていってみよう。もしかしたら、美味しい料理になるかもしれない。僕らは、すぐにラーナさんの食堂に向かった。まだ、開店前なので、村人の姿はなかった。僕らは食堂に入り、ラーナさんを呼んだ。ラーナさんは厨房の方から顔を出してきた。
「ロッシュ村長。おはようございます。朝早くからどうしたんだい? あら、ゴール爺も一緒だったかい。と言うことは、ついに出来たのかい⁉ すぐに持ってきておくれ」
ゴールは、僕の許可をもらい、ラーナさんにトマトの入ったカゴを手渡した。トマトを受け取ったラーナさんはすごく笑顔になった。
「久しぶりにお目にかかれたね。トマトを夏に食べないと始まらないからね。もっとも、夏は終わっちまったけどさ。さっそく、頂こうかね」
この青いトマトがどういう料理に化けるのか楽しみだな。さっそく、包丁でトマトを切り始めた。いい腕だ。ん? 皿に盛り始めたぞ。そうか、調理前の下拵えをしているんだな。トマトに何か掛けているな。塩か? うん、間違いなく下拵えだな。さあ、ここから料理が始まるだろう。窯に火は……入ってないな。火には掛けないのかな?
おや? ラーナさんがこっちにやってきたぞ。そして、ラーナさんは塩のかかったトマトを僕達の前に出した。へ⁉ まさか……これだけなのか?
「おまちどうさま。フレッシュトマトサラダだよ。塩を付けてあるから、そのまま召し上がっておくれ」
違う!! 僕の考えているトマトの食べ方と違う。こんなことになるなら、僕も収穫を手伝うべきだった……ちょっと待てよ。
「ゴール、僕を畑に案内してくれないか? ちょっと、確かめたいことがあるんだ」
僕は、ラーナさんの制止を振り切り、すぐに畑に向かった。トマトは、地這い栽培か。理に適っているな。畑の面積は、100メートル × 10メートル くらいかな。数人でやるくらいでちょうどいい面積だな。
「この面積で何人でやってるんだ? 」
ゴールは、自分と一人手伝いを使っていると言っていた。二人でやっているということなら、あるかもしれないな。僕は、トマトの苗を注意深く探っていくと、あったあった!! 望んでいた赤く熟れたトマトが。おっ!! ここにも……なんだかんだで、熟れたトマトがカゴいっぱいになるほど採れてしまった。ゴール……しっかりと、収穫しているのか? ゴールは言い訳がましく、熟れたものは種として使えるから残していただけと言っていた。そんなのは、最後でいいのだ。もう少し、人を増やしたほうが良さそうだな。
とりあえずと、一口、熟れたトマトを食べてみた。ん~!! これだよ。これが、トマトの味だ。甘みは弱いが、それでもトマトと分かる。うまい!!
僕は、熟れたトマトを持って、再び、ラーナの店に急行した。そのときには、すでに店は開いており、長蛇の列が出来ていた。このトマトを是非、村人に味わってもらいたい。
僕は、食堂に何とか入り、ラーナに持ってきたトマトを渡し、さっきと同じ要領で出してくれと頼んだ。ラーナは、これ腐ってないかい? というもんだから、腐ってないから早く頼むと急かした。僕が立っていると、村人が僕のために一席を開けてくれた。せっかくだから、座らせてもらうおう。外で待っている者に申し訳ないな。
ラーナが、カットされた熟れたトマトに塩を付けたものを持ってきてくれた。ものすごく、心配そうな顔をしていたのが印象的だ。僕は、躊躇もなく、手づかみでトマトを摘み、口に放り込んだ。塩がついているおかげで、甘みが増し、さっきより食べやすく、旨さが増していた。これが、トマトの食べ方としてはシンプルで一番美味しいと思う。更に一口と食べていった。すると、僕が美味しそうに食べるものだから、同席している村人が欲しそうな顔をしていた。
しまった!! このトマトを村人に試食してもらうつもりでこの店に入ったはず。旨くて、つい忘れてしまっていた。僕は、まずは同席の者に、このトマトの試食をしてもらった。村人も赤く熟れたトマトは初めてだったようで、恐る恐る口に入れると、旨い!! と大きな声で叫んだ。そこまでか? と思ったが、口には出さなかった。これほど、トマトが絶賛されるのは嬉しそうだ。一緒にゴールも嬉しそうにしていた。
それからはトマトが飛ぶように消費されていき、全員に行き渡ったところで、今日収穫したものは全て無くなってしまった。そのおかげで、熟れているのは腐っているという間違った認識を変えることに成功した。ラーナも驚いていた。それもよくよく聞くと、トマトは収穫してからしばらく経たないと美味しくないから、放置することが多かったみたいだ。それは、青い段階で取るからだろうな。赤いのは、すぐに食べなければならない。放置なんかしたら、それは腐ってしまうよね。
これも食文化というやつなんだろうか。トマトの新しい食べ方を知ったラーナは興奮して、カーゴに熟れたトマトをもの凄く催促していた。
僕は、屋敷に戻ると、今日の話を皆にし、少し取り分けていたトマトを試食してもらった。ここでも、絶賛だった。ミヤなんて、すごく気に入ったのか。すごく催促してきたな。そうだ。熟れすぎて腐る寸前のものがあったな、ちょっと生食には向かないものだから、ちょっと手を掛けてみよう。僕は厨房に行き、熟れきったトマトを潰し、ジュースにしてみた。真っ赤な、美味しそうなトマトジュースが出来上がった。一口飲むと、少し青臭さはあったものの、甘く爽やかな味が口に広がった。
トマトジュースを器に移し、食卓に持っていくと、ミヤがすごい反応を示した。器に入ったトマトジュースをじっと凝視し、恐る恐るといった様子で一口飲み、また一口と飲む。皆は、特に変わりもなく、普通に飲んでいる。皆、僕と同じ感想を持ったようで、気に入ってくれた。今日は、飲めたけど、ここまで熟れたトマトはしばらく手に入らないだろうな。
「ロッシュ!! これはなんなの? 」
ミヤが変なことを言ってきた。僕は、この器を渡す時にトマトジュースだと言ってある。僕が、首を傾げ、皆の顔を見ても、皆も首を傾げる。
「このトマトジュースを見ていると、血が騒ぐの。それが何なのかわからないけど……もっと、欲しい。もっとないの? 」
「うん。ごめん。もう無いぞ。それに、ラーナの店でトマトの評判は上々だったからな。しばらくは手に入らないと思うぞ。まぁ、欲しいなら、僕ので良かったら飲んでくれ」
ミヤは落胆しながらも、僕の器をひったくり、ちびちびと大事そうに飲んでいた。そんなに気に入ってくれたのか。そうだ。魔牛牧場近くの畑に植えるといいのではないか? あそこは、気候がここと違い、一年中、暖かい場所だ。トマトは年中、生育可能な場所だろう。
それについて、ミヤに打診すると、すぐに栽培を始めると言って、夜にも拘わらず屋敷を飛び出していった。今まで、あんな態度のミヤを初めて見た。トマトジュースの何が、彼女を魅了するのかは全く分からず仕舞いだった。
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