25 / 69
公爵家付き工房
第20話 初めての作品
しおりを挟む
工房の朝は早い。
窯に火を入れることから始まる。
目の前には新調した鍛冶道具が並ぶ。
武具を作る材料も揃っている。
これで全ての準備が整ったんだ……。
ついに……ついに僕は手に入れた。
自分の工房を!
そして、これが記念すべき一つ目の……
「完成だ!!」
『鍛冶師』スキルはない。
だが、僕には15年間の修行という経験があるんだ。
それなりの形にはなる。
……酷いな。
かろうじて、剣の形をしていると言うだけに過ぎないものが出来上がった。
こんなものは商品価値はゼロだ。
とはいえ……。
シュッ……シュッ……
『研磨』スキルを発動した。
研ぐべき箇所が山のように示される。
研ぐ力加減、時間、量……すべてを忠実にやっていく。
そして、出来上がったのが……。
「剣だ!!」
そこには、どこに出しても問題はない物が完成していた。
だが、これで終わりではない。
更にもう一度、『研磨』スキルを発動する。
今までは三度の研磨に耐えられた武具があった。
研磨はすればするほど、性能が上がる様に感じる。
僕の作った武器もそれくらいは……
「……やっぱり、ダメか」
二度目の研磨でナマクラへと変わってしまった。
僕は落ち込んだ……とっても……。
だって、ナマクラのほうが僕の作った剣よりも良さそうに見えるから……
「だが、僕は負けない。こうなることは分かっていたんだから!!」
「お兄ちゃん、鉄はここに置くよ」
「ああ、ありがとう。アリーシャ、すまないけど工房周りの草を取って来てくれないか?」
「うん!!」
……さて、もう一度……。
カン……カン……。
シュッ……シュッ……。
その音が工房が途絶えることはない。
僕はひたすら、剣を鍛え、研磨を続けた。
そして、その日の成果は……。
ナマクラ10本が出来上がった。
「どうして……いや、まだ初日だ。明日こそ!!」
どうしても二度目の研磨が出来ない。
きっと、僕の鍛冶師としての力不足が原因だ。
なんとか、経験で『鍛冶師』スキル持ち並になれないだろうか?
「とにかく、たくさん作るぞ」
それから連日……いや、一月以上……
僕は剣を鍛え続けた。
だが、ついに完成を見ることはなかった。
それでも満足の行く武具を作るために……。
……本当に一度の研磨しかしていない物を親父の店に卸さないとダメなのか?
そんな事が頭を過るようになってきた。
親父からの催促があまりにも凄かったから。
「商品がないなら、アリーシャちゃんを店番に借りていくぞ!!」
そんなことを言われたら、妥協の一つや二つ……
出来るかぁ!!
「アリーシャ! 店番を頼む!!」
「はい!! 行ってきます!!」
これでいい。
僕の飽くなき探究心をアリーシャも理解しているはず。
すまない……アリーシャ。
この埋め合わせは必ず……。
「やあ、ライル君。武具作りはどうかな? あまりうまく行っていないと聞いているが」
あまり顔を合わせたくない人が来たな。
出来れば、完成した武具を持って行きたかった。
「デルバート様……なかなか満足の行くものが出来なくて……」
「ん? それを見てもいいかな?」
指差していたのは、二度目の研磨をしようと思っていた剣だ。
正直、まだまだという物だけに見られるのはちょっと恥ずかしい。
「構いませんが……お見せ出来るようなものでは……」
僕が作れる武具は所詮は素人に毛が生えた程度……。
剣の形をしている、というものに過ぎない。
「ふむ……いい輝きだね。持ってもいいかな?」
そうかな?
「ええ。もちろん」
ショックを受けないといいな。
僕に工房を貸したことを後悔はされたくない。
まだまだ、ここの工房で僕の腕を磨きたいんだ……
「重さがちょうどいい。重心も素晴らしいな。振ってもいいかな?」
……随分といい評価だな。
意外だ……。
「ええ。ただ、外でお願いします」
「……それもそうだな」
やっぱり、この人が剣を握ると様になるな。
もっと、優れた剣を握らせたかったけど……。
今の僕にはこれが限界というのがなんとも歯がゆい。
刃が風を斬る音が聞こえる。
まるで華麗に舞う蝶のような動きで剣で空を斬っていた。
「ふう……で? これの何が不満なんだい?」
ん?
何がって……。
不満しかないんだけど。
「全部です。全てがまだまだ足りていないんです」
僕が夢見る武具は、それこそ究極と言われるものだ。
『研磨』で性能が上がることは分かっている。
しかも、回数を重ねるほど、性能は上がる。
何度やれば、急遽の武具になるかはまだ分からない。
とにかく、二度は研げるほどの武具作りを……。
「そうか……ちなみにこれを王都のコンテストに持っていけば……いい線いくのではないか?」
デルバート様はお優しい方だ。
きっと、失敗続きの僕を励まそうと、そんな嘘を。
いくらなんでも、鍛冶師としての能力に欠ける僕が作った武器がいい評価をもらうわけがない。
今まで、評価を受けてきた武具はすべて鍛冶師が手がけた物だからこそだ。
元が悪ければ、どんなに『研磨』してもダメなのは分かっているつもりだ。
「ありがとうございます。もっと、精進して、より品質の高いものを作り上げたいと思います!」
この優しさに甘えてはダメだ。
より自分を追い詰めないと……。
「ライル君は、この剣を他の人には見せたのかな?」
「……いえ。デルバート様が初めてです」
何がいいたいんだ?
……そうか。
僕はなんて愚かなんだ。
いつもそうだ。
僕は独りよがりになって、物事を進めようとする。
それで何度、父上に叱られたことか。
まずは周りの話しに耳を傾ける……。
その重要性をイヤと言うほど教えられたではないか。
でも、誰に見せる?
流石に親父に見せるのは……こんなナマクラみたいな剣を見せたら、傷つくかもしれないしな。
屋敷の人?
それなら……。
「これは売り物にするつもりなのかな?」
「はい。『ブーセル』という武具屋と契約をしているので」
……。
「では、これを持っていくがいい。きっと、ライル君の大きな勘違いを正してくれると思う」
大きな勘違い?
何を言っているんだろう?
この剣に大きな欠点でもあったのかな?
でも、さすがにそんな事はないと思うんだけど……
だが、デルバート様の言葉だ。
聞かなければ、工房を没取されてしまうかもしれない……
「分かりました。すぐに行ってきます」
「うむ」
なんで、こんなナマクラみたいな剣を持って行かなければならないんだ……
僕はそんな疑問をずっと持っていた。
親父に見せるまでは……
「一級品ではないですかぁ!! 我々でさえ、年に一度扱えるかどうか……」
うそ、だろ?
窯に火を入れることから始まる。
目の前には新調した鍛冶道具が並ぶ。
武具を作る材料も揃っている。
これで全ての準備が整ったんだ……。
ついに……ついに僕は手に入れた。
自分の工房を!
そして、これが記念すべき一つ目の……
「完成だ!!」
『鍛冶師』スキルはない。
だが、僕には15年間の修行という経験があるんだ。
それなりの形にはなる。
……酷いな。
かろうじて、剣の形をしていると言うだけに過ぎないものが出来上がった。
こんなものは商品価値はゼロだ。
とはいえ……。
シュッ……シュッ……
『研磨』スキルを発動した。
研ぐべき箇所が山のように示される。
研ぐ力加減、時間、量……すべてを忠実にやっていく。
そして、出来上がったのが……。
「剣だ!!」
そこには、どこに出しても問題はない物が完成していた。
だが、これで終わりではない。
更にもう一度、『研磨』スキルを発動する。
今までは三度の研磨に耐えられた武具があった。
研磨はすればするほど、性能が上がる様に感じる。
僕の作った武器もそれくらいは……
「……やっぱり、ダメか」
二度目の研磨でナマクラへと変わってしまった。
僕は落ち込んだ……とっても……。
だって、ナマクラのほうが僕の作った剣よりも良さそうに見えるから……
「だが、僕は負けない。こうなることは分かっていたんだから!!」
「お兄ちゃん、鉄はここに置くよ」
「ああ、ありがとう。アリーシャ、すまないけど工房周りの草を取って来てくれないか?」
「うん!!」
……さて、もう一度……。
カン……カン……。
シュッ……シュッ……。
その音が工房が途絶えることはない。
僕はひたすら、剣を鍛え、研磨を続けた。
そして、その日の成果は……。
ナマクラ10本が出来上がった。
「どうして……いや、まだ初日だ。明日こそ!!」
どうしても二度目の研磨が出来ない。
きっと、僕の鍛冶師としての力不足が原因だ。
なんとか、経験で『鍛冶師』スキル持ち並になれないだろうか?
「とにかく、たくさん作るぞ」
それから連日……いや、一月以上……
僕は剣を鍛え続けた。
だが、ついに完成を見ることはなかった。
それでも満足の行く武具を作るために……。
……本当に一度の研磨しかしていない物を親父の店に卸さないとダメなのか?
そんな事が頭を過るようになってきた。
親父からの催促があまりにも凄かったから。
「商品がないなら、アリーシャちゃんを店番に借りていくぞ!!」
そんなことを言われたら、妥協の一つや二つ……
出来るかぁ!!
「アリーシャ! 店番を頼む!!」
「はい!! 行ってきます!!」
これでいい。
僕の飽くなき探究心をアリーシャも理解しているはず。
すまない……アリーシャ。
この埋め合わせは必ず……。
「やあ、ライル君。武具作りはどうかな? あまりうまく行っていないと聞いているが」
あまり顔を合わせたくない人が来たな。
出来れば、完成した武具を持って行きたかった。
「デルバート様……なかなか満足の行くものが出来なくて……」
「ん? それを見てもいいかな?」
指差していたのは、二度目の研磨をしようと思っていた剣だ。
正直、まだまだという物だけに見られるのはちょっと恥ずかしい。
「構いませんが……お見せ出来るようなものでは……」
僕が作れる武具は所詮は素人に毛が生えた程度……。
剣の形をしている、というものに過ぎない。
「ふむ……いい輝きだね。持ってもいいかな?」
そうかな?
「ええ。もちろん」
ショックを受けないといいな。
僕に工房を貸したことを後悔はされたくない。
まだまだ、ここの工房で僕の腕を磨きたいんだ……
「重さがちょうどいい。重心も素晴らしいな。振ってもいいかな?」
……随分といい評価だな。
意外だ……。
「ええ。ただ、外でお願いします」
「……それもそうだな」
やっぱり、この人が剣を握ると様になるな。
もっと、優れた剣を握らせたかったけど……。
今の僕にはこれが限界というのがなんとも歯がゆい。
刃が風を斬る音が聞こえる。
まるで華麗に舞う蝶のような動きで剣で空を斬っていた。
「ふう……で? これの何が不満なんだい?」
ん?
何がって……。
不満しかないんだけど。
「全部です。全てがまだまだ足りていないんです」
僕が夢見る武具は、それこそ究極と言われるものだ。
『研磨』で性能が上がることは分かっている。
しかも、回数を重ねるほど、性能は上がる。
何度やれば、急遽の武具になるかはまだ分からない。
とにかく、二度は研げるほどの武具作りを……。
「そうか……ちなみにこれを王都のコンテストに持っていけば……いい線いくのではないか?」
デルバート様はお優しい方だ。
きっと、失敗続きの僕を励まそうと、そんな嘘を。
いくらなんでも、鍛冶師としての能力に欠ける僕が作った武器がいい評価をもらうわけがない。
今まで、評価を受けてきた武具はすべて鍛冶師が手がけた物だからこそだ。
元が悪ければ、どんなに『研磨』してもダメなのは分かっているつもりだ。
「ありがとうございます。もっと、精進して、より品質の高いものを作り上げたいと思います!」
この優しさに甘えてはダメだ。
より自分を追い詰めないと……。
「ライル君は、この剣を他の人には見せたのかな?」
「……いえ。デルバート様が初めてです」
何がいいたいんだ?
……そうか。
僕はなんて愚かなんだ。
いつもそうだ。
僕は独りよがりになって、物事を進めようとする。
それで何度、父上に叱られたことか。
まずは周りの話しに耳を傾ける……。
その重要性をイヤと言うほど教えられたではないか。
でも、誰に見せる?
流石に親父に見せるのは……こんなナマクラみたいな剣を見せたら、傷つくかもしれないしな。
屋敷の人?
それなら……。
「これは売り物にするつもりなのかな?」
「はい。『ブーセル』という武具屋と契約をしているので」
……。
「では、これを持っていくがいい。きっと、ライル君の大きな勘違いを正してくれると思う」
大きな勘違い?
何を言っているんだろう?
この剣に大きな欠点でもあったのかな?
でも、さすがにそんな事はないと思うんだけど……
だが、デルバート様の言葉だ。
聞かなければ、工房を没取されてしまうかもしれない……
「分かりました。すぐに行ってきます」
「うむ」
なんで、こんなナマクラみたいな剣を持って行かなければならないんだ……
僕はそんな疑問をずっと持っていた。
親父に見せるまでは……
「一級品ではないですかぁ!! 我々でさえ、年に一度扱えるかどうか……」
うそ、だろ?
0
お気に入りに追加
1,540
あなたにおすすめの小説
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
器用さんと頑張り屋さんは異世界へ 〜魔剣の正しい作り方〜
白銀六花
ファンタジー
理科室に描かれた魔法陣。
光を放つ床に目を瞑る器用さんと頑張り屋さん。
目を開いてみればそこは異世界だった!
魔法のある世界で赤ちゃん並みの魔力を持つ二人は武器を作る。
あれ?武器作りって楽しいんじゃない?
武器を作って素手で戦う器用さんと、武器を振るって無双する頑張り屋さんの異世界生活。
なろうでも掲載中です。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる