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地方コンテスト
side 男爵当主 ローラルフ
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私はローラルフ=ウォーカー。
ウォーカー家の当主。
王国の鍛冶師コンテストに優勝し、ウォーカー家を引き継いだ。
自分で言うのも何だが、当代では私の右に出るものはいないほど、鍛冶師としての実力はあると思う。
いや、そう信じたい。
だが、私はまだまだ上を目指す。
王国級では満足できない。
伝説級の武具を開発することだ。
そのためには鍛冶に没頭する時間が必要なのだが……
「我がウォーカー家は私の代で終わりかもしれない」
頭を抱えていた。
子供に恵まれなかったからだ。
男子が二人いれば、安心だと思っていた自分が情けない。
「ベイドがいるではありませんか!」
妻のコニーはいつも、これだ
……正直、あいつにがっかりだ。
一時は才能の塊かとも思った。
あの剣はまさしく伝説級の剣の片鱗を覗かせていた。
なにか、私が向上するためのヒントがある……そう思う程だ。
だが、それ以降、何を作らせても素人に毛が生えた程度の物だけだ。
更にはあのコンテストでの失態。
もはや、あいつにウォーカー家を託すのは無理かもしれない。
それでも、なんとか足掻いてみるが……
「私はベイドをメレデルクに預けようと思う。それがいいキッカケになればよいが」
メレデルクは異国人だ。
長命な種族とかで、鍛冶師としては王国で随一と言ってもいい。
『鍛冶師』スキル持ちではあるが、もっとも低いレギュラー級だった。
それを長い年月を掛け、プレミア級まで育て上げた稀有な存在だ。
メレデルクの工房はかなり厳しいと聞くが、ベイドにはそれが必要なのだ
「私はイヤですよ!! ベイドと離れて暮らすなんて! ましてや、あんな悍ましい者に大事な息子を預けるなんて」
いつもこれだ。
ベイドへの溺愛ぶりは困ったものだ。
「それよりも、あの話はどうするつもりなのですか? もちろん、進めるおつもりでしょ?」
コニーの言っている話というのは……
「公爵様の令嬢を我が家に嫁がせる話は進めるつもりだ」
どうして、こんな話が舞い込んできたのかは全く分からない。
ご当主様自らの打診だったから、嘘ではないと思うが。
しかし、ある意味、千載一遇ではある。
不出来な息子では心許ないが、公爵令嬢を迎えたとあれば箔も付く。
その次の子供に期待をする……それも悪くはない。
それでいけば、別にベイドである必要もあるまい。
ライルだって……。
そういえば、あいつの結果はどうなったのだ?
ベイドと口論をしていた事しか、目に入らなかったが……
結果を見れから帰ればよかったか?
まぁ、会場の端にいる時点で自信のなさが出ているな。
まぁ無理はない。
ライルに鍛冶師としての能力はないのだから。
だが、あいつとて私の血を引いているのだ……。
嫁を貰うのはどちらでも一緒……
「その話だが、ベイドでいくかどうかは決め兼ねている」
「なぜです! あの子があの娘の子供だからですか!? もう止めて下さい!! いない女の話をするのは!」
これは口が滑ったな。
コニーはライルの話を少しでもすると、いつもこれだ。
「分かった。ベイドで話を進めよう。それでよいな?」
「ええ。もちろん、最初からそのつもりでしたから」
早速、ベイドを呼びつけた。
「親父、何か用か?」
顔に相当疲れが出ているな。
まぁ、無理もない。
一晩中、工房の掃除をさせていたからな。
これで少しは反省をして、鍛冶道に邁進してほしいものだが……
「お前に二つ、話がある」
……。
「一つはメレデルク工房で修行をつけてもらう」
「は? じょ、冗談だろ? あの厳しいで有名な? そこに俺を?」
大分、動揺しているようだな。
「ああ。お前には決定的に足りないものがある。それをメレデルクの下で学んでくるのだ」
「なんだよ。俺に足りないものって……」
いちいち言わせるな。
「根気と技術だ。鍛冶道にもっとも必要なものがお前にはない」
「……」
これは観念したと思ってもいいのか?
まぁいい。
「もう一つは……お前に結婚の話が来ている。相手は公爵様の令嬢だ」
「は? もう一度、言ってくれよ」
さっきまでの表情が嘘のようだな。
これ以上ないほど絶望した表情だったと思えば、今みたいに……
「マジかよ!! ついに……ついに俺の時代がやってきたんだ!! 公爵令嬢って……大貴族の仲間入りだぜ!! それによ、めちゃくちゃ美人なんだろ?」
やっぱり、ダメかもしれん。
だが、話を受けることは我が家には大きな利益になる。
なんとしても、この話……上手くまとめなければ。
最悪、ベイドがダメだったら……ライルにでも……。
コニーのやつ……そうなったら、怒るだろうな。
「近々、公爵様にお伺いを立てるつもりだ。お前もそのつもりでな」
「もちろんだぜ。ああ、美人の公爵令嬢か。やべぇな。なぁ、話がまとまったら、さっきの工房行きは無くなるんだろ?」
こいつ、何を言っているんだ?
「そんな訳がないだろ。どんな結果でもお前はウォーカー家の一員だ。鍛冶の技術を学んでおいて、損はないだろ」
メルデルクの技術は私から見ても、学ぶべきところが多い。
やつの工房に入れると言うだけで、本来は狂喜するべきものだ。
ベイドの考えが、私にはさっぱり分からない……。
ライルならば、きっと喜んでい行っただろうに……。
ウォーカー家の当主。
王国の鍛冶師コンテストに優勝し、ウォーカー家を引き継いだ。
自分で言うのも何だが、当代では私の右に出るものはいないほど、鍛冶師としての実力はあると思う。
いや、そう信じたい。
だが、私はまだまだ上を目指す。
王国級では満足できない。
伝説級の武具を開発することだ。
そのためには鍛冶に没頭する時間が必要なのだが……
「我がウォーカー家は私の代で終わりかもしれない」
頭を抱えていた。
子供に恵まれなかったからだ。
男子が二人いれば、安心だと思っていた自分が情けない。
「ベイドがいるではありませんか!」
妻のコニーはいつも、これだ
……正直、あいつにがっかりだ。
一時は才能の塊かとも思った。
あの剣はまさしく伝説級の剣の片鱗を覗かせていた。
なにか、私が向上するためのヒントがある……そう思う程だ。
だが、それ以降、何を作らせても素人に毛が生えた程度の物だけだ。
更にはあのコンテストでの失態。
もはや、あいつにウォーカー家を託すのは無理かもしれない。
それでも、なんとか足掻いてみるが……
「私はベイドをメレデルクに預けようと思う。それがいいキッカケになればよいが」
メレデルクは異国人だ。
長命な種族とかで、鍛冶師としては王国で随一と言ってもいい。
『鍛冶師』スキル持ちではあるが、もっとも低いレギュラー級だった。
それを長い年月を掛け、プレミア級まで育て上げた稀有な存在だ。
メレデルクの工房はかなり厳しいと聞くが、ベイドにはそれが必要なのだ
「私はイヤですよ!! ベイドと離れて暮らすなんて! ましてや、あんな悍ましい者に大事な息子を預けるなんて」
いつもこれだ。
ベイドへの溺愛ぶりは困ったものだ。
「それよりも、あの話はどうするつもりなのですか? もちろん、進めるおつもりでしょ?」
コニーの言っている話というのは……
「公爵様の令嬢を我が家に嫁がせる話は進めるつもりだ」
どうして、こんな話が舞い込んできたのかは全く分からない。
ご当主様自らの打診だったから、嘘ではないと思うが。
しかし、ある意味、千載一遇ではある。
不出来な息子では心許ないが、公爵令嬢を迎えたとあれば箔も付く。
その次の子供に期待をする……それも悪くはない。
それでいけば、別にベイドである必要もあるまい。
ライルだって……。
そういえば、あいつの結果はどうなったのだ?
ベイドと口論をしていた事しか、目に入らなかったが……
結果を見れから帰ればよかったか?
まぁ、会場の端にいる時点で自信のなさが出ているな。
まぁ無理はない。
ライルに鍛冶師としての能力はないのだから。
だが、あいつとて私の血を引いているのだ……。
嫁を貰うのはどちらでも一緒……
「その話だが、ベイドでいくかどうかは決め兼ねている」
「なぜです! あの子があの娘の子供だからですか!? もう止めて下さい!! いない女の話をするのは!」
これは口が滑ったな。
コニーはライルの話を少しでもすると、いつもこれだ。
「分かった。ベイドで話を進めよう。それでよいな?」
「ええ。もちろん、最初からそのつもりでしたから」
早速、ベイドを呼びつけた。
「親父、何か用か?」
顔に相当疲れが出ているな。
まぁ、無理もない。
一晩中、工房の掃除をさせていたからな。
これで少しは反省をして、鍛冶道に邁進してほしいものだが……
「お前に二つ、話がある」
……。
「一つはメレデルク工房で修行をつけてもらう」
「は? じょ、冗談だろ? あの厳しいで有名な? そこに俺を?」
大分、動揺しているようだな。
「ああ。お前には決定的に足りないものがある。それをメレデルクの下で学んでくるのだ」
「なんだよ。俺に足りないものって……」
いちいち言わせるな。
「根気と技術だ。鍛冶道にもっとも必要なものがお前にはない」
「……」
これは観念したと思ってもいいのか?
まぁいい。
「もう一つは……お前に結婚の話が来ている。相手は公爵様の令嬢だ」
「は? もう一度、言ってくれよ」
さっきまでの表情が嘘のようだな。
これ以上ないほど絶望した表情だったと思えば、今みたいに……
「マジかよ!! ついに……ついに俺の時代がやってきたんだ!! 公爵令嬢って……大貴族の仲間入りだぜ!! それによ、めちゃくちゃ美人なんだろ?」
やっぱり、ダメかもしれん。
だが、話を受けることは我が家には大きな利益になる。
なんとしても、この話……上手くまとめなければ。
最悪、ベイドがダメだったら……ライルにでも……。
コニーのやつ……そうなったら、怒るだろうな。
「近々、公爵様にお伺いを立てるつもりだ。お前もそのつもりでな」
「もちろんだぜ。ああ、美人の公爵令嬢か。やべぇな。なぁ、話がまとまったら、さっきの工房行きは無くなるんだろ?」
こいつ、何を言っているんだ?
「そんな訳がないだろ。どんな結果でもお前はウォーカー家の一員だ。鍛冶の技術を学んでおいて、損はないだろ」
メルデルクの技術は私から見ても、学ぶべきところが多い。
やつの工房に入れると言うだけで、本来は狂喜するべきものだ。
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