5 / 20
新たな旅路と出会い
しおりを挟む
もっぱらのルーティンワークになっている、いつもの日記に最近あった事を書き込んで本を閉じた。
小さくため息を吐いて
「さてと」
この辺りは5年ほど住んだこともあって非常に愛着が湧いている。
住みやすさを追求するあまり城壁のような物で小屋を囲ったり、薬草を調合するのにハマって畑を作ったり、湖に釣り堀を作ったり、動物の鳥を飼ったり、動物に名前をつけて。
とにかく愛着が強い。
が、離れれば1年もしないうちに朽ち果てるだろう。ここはそんな場所だ。
しかしこのまま死ぬまで此処で過ごす事は、逃げてるだけに思えて、前世の両親や現世の母に申し訳がたたない。
だから全てを捨てて、人間の生活に戻るのだ。少なくとも生き抜く、あがらうだけの力は持ったはずだから。
「よーし。鳥ピー達を解放したか?」
キキッ 相変わらず可愛い返事だ。
○ョッカーに聞こえてきて、さらにウケる。
「今の俺なら走って10日もあれば人里に出ると思うが、もしもキリが霧化出来れば1日で着くけどね」
霧化も奥が深く周辺に広く霧を発生させて、さらに全身を全て霧化することで、霧から霧へ瞬間的な移動が可能となったのだ。
もはや暗殺者もびっくり状態。
「キリ、移動中はつまらないだろうし、服の中で寝てなよ。その代わり俺が寝る時は警戒を頼む」
キキッ。
うむ。少し黒い服を着せてみるか。
「たしかこの森はオリンポス王国とガイア帝国、アメリア皇国の3国の中心だったはずだから、元父親が所属してるガイア帝国は論外として、オリンポスかアメリアか。コイントスで表が出ればオリンポスで裏ならアメリアにしよう」
ゴブリンの集落を潰した時に得た金貨をピンと親指で弾いて地面に落とした。
「表だからオリンポスか。とすると、多分こっちの方向だな。じゃー出発しますか」
◇
◇
◇
急ぎ移動したいこともあって、スキルの威圧を使った事で、偶然的な戦闘以外は無くスムーズに森を横断した。
「おっ! 村が見えた。ちょっと不安だけど、立ち寄ってみるか」
キリは少し不安そうなライムに毛繕いを始めた。
「ありがとうな。キリがいるから大丈夫だよ」
キキッと嬉しそうにはしゃいでいる。
気を引き締めて門番にいる人に声をかける。
「ごめんください」
「むっ。何ヤツだ?」
「あっ。えーっと、森で迷子になりまして、、」
話しかける前に設定を決めてなかったから、しろどもどろな返答になってしまった。
「この森で迷子だと? 神の庭で生きてられるわけがないだろ! まさか最近の魔物の襲来はお前仕業か?」
「魔物の襲来? そんなこと出来るわけないじゃないですか」
「では、その肩に乗っているキリングモンキーはどう説明する?」
「コイツはキリといって俺がテイムした仲間です。危険はありません!」
キリの事を悪く言われたようで強い言葉で言ってしまった。
「むっ。キリングモンキーをテイムなど聞いた事がない。まぁよい。今ちょうど王国から森の異変を聞いた騎士様がいらっしゃるから裁量をお任せする。武器を下に置いてしばし待て」
「はぁー。やっぱり立ち寄るのやめたらよかった。逃げていいかな?」
まさに逃げようと振り返った瞬間。
門が開いて、数人の全身鎧を装備した騎士が呼びかけてきた。
「お前、名はなんという?」
「あっ。えーとライムです。すいません。お邪魔のようですし、アメリア皇国に行きますので失礼します」
「なに?! アメリア皇国のスパイか!」
「えっ? なんでそうなるのかな。違いますよ。確かに怪しいとは思いますが10年ほど森で生活してまして、たまたまオリンポス王国に行こうとなりましたので立ち寄っただけです」
「森で10年? ははははっ嘘をつくのも、もう少し上手くやれんのか? 生きれる訳ないだろう。ええい! 面倒だ! ひっ捕えろ」
キリが顔を真っ赤にして戦闘モードだ。
こんな人達と関わっていい事ないし、逃げるが勝ちだよね。
《濃霧》
辺り一面に濃い霧がたちこめる。
じゃー失敬。
「つくづく人間ってこうも短絡的なんだろ? まぁーこんな怪しい俺を疑う気持ちは分かるけど、会話にならないのは説明のしようがないよね」
なんてブツブツ言いながら道なき道を進んでいると、「わぁーーー」と子供の悲鳴が聞こえた。
「うっ。子供か。人間とはいえ子供は助けるべきだよね」
今世では、トコトン人間嫌いになったライムにも子供となると助けたくなる。
悲鳴の方に行くと、馬車が盗賊のような人間に襲われていて大人が応戦している。
逃げたか、逃がされたか子供がこちらの方に走っていて、すぐ背後には武器を持った人間が子供を攻撃しようとしている。
ライムは自分が襲われた事がフラッシュバックし、怒りに震えた。
一瞬で接近し、盗賊と思われる人間を殺した。
少し吐き気を感じたが、人を殺す事に思ったより罪悪感を感じない自分に驚きつつも、子供に目線を下す。
「大丈夫か?」
「はぁはぁ。ありがとうございます。あっあの」
「なんだ?」
「出来れば、あっちも助けてほしいでしゅ! あっ。ほしいです」
ライムは悩んだ。さっきは怒りに任せたが少し冷静になると、関わりたくないと思った。
「馬車に母上が! お願いします!」
母親か。自分の母を少し思い出し、ペンダントを握って
「わかった。けど俺はあまり人と関わりたくない。厄介ごとはごめんだぞ?」
「あい! 僕の命にかえて誓います」
こんなに小さい子供なのに。。
5歳といったところか。仕方がない。
「わかったよ《濃霧》」
《霧化》
もう殺すのも嫌だし、峰打ちというか剣のヒラ面で賊の腹を強打し意識を奪っていく。
両者共に濃霧で混乱しているようで、あっさり10人ほどの賊を倒して霧を納めた。
「何ヤツ!」
「おいおい。俺はあっちの子供にお願いされて助けた側だぞ。謝礼はいいし、俺はここから立ち去るから安心しろ」
「お兄ちゃん待って!」
「面倒ごとはごめんだと約束しただろ?」
「はい! 命に変えても! しかし厄介ごとじゃなければいいですよね?」
「おっ。えっ? 確かに、、」
「約束しましたから少しお待ちください」
聡い子供だ。18歳と前世20数年の俺を手玉に、、要するに俺がバカなだけか?
「お母様! ご無事ですか?」
「アイン! 無事なのね?」
母親と思われる女性は、その場で泣き崩れた。子を想う母とはこのようなものなのかと、少し目頭が熱くなる。
「お母様。あのね、あのお兄ちゃんが僕を助けてくれて、それでね、あのね、お母様を助けてってお願いしたら、助けてくれたの! でね。厄介ごとはしないって命の約束をしたから、絶対に厄介なことをしてほしくないから、えと」
「アイン落ち着きなさい。いつもゆっくり話なさいと言ってるでしょ。ちゃんとわかりましたから。あのワタクシはオリンポス王国辺境伯の妻、サーラ・キュロスと申します。そしてこの子は息子のアインです。この度は命を救って頂き感謝の言葉もございません。ありがとうごさいました」
母子揃って深々と頭を下げている。
ライムは少し驚いてしまった。自分の義母と重ねると月とスッポンだ。
「いや。かまわない。俺はこれで失礼する」
「あっ! ザッツ!」
ザッツという男が弓を数本刺さった状態で倒れてる。
「団長は最初の襲撃で馬車の盾になって・・・・・・」
「サーラさ、ま、もうしわけ、私はこれまで、、不甲斐ない私をお許しくだ、、」
アインという子供が号泣して、見てられない。貴族は下の者に厳しい姿しか見た事がないのに。この家族は良い人達なんだろうな。
「ふぅ。いいもの見せてもらったお礼だ」
痛いだろうが強引に弓矢を引き抜く。
全員から一瞬で怒気が溢れ出るが、
《ハイヒーリング》
「なにをす、、る?」
団長は穏やかな呼吸を取り戻し、目をパチクリさせている。
「無理やり治してるから、無理に動かさず栄養をとって安静にしろよ。じゃーこれで」
「お待ち下さい!」
「いや。だから」
辺境伯夫人のサーラ? が膝をついて
「何卒、何卒、我が領地にお越し頂けませんか? もし厄介が起こりましたら、ワタクシの命に変えてお詫び致します。ですので、一度だけチャンスを頂けませんか。主人のゼット・キュロスの名代として、伏してお願い致します」
騎士団と思われる人達も全員が膝をつき首を垂れている。
これには流石のライムも驚愕してしまった。
この世にはこのような人達もいるのかと。
そして貴族がこのように頭を下げる事はあり得ない事を、元貴族であるライムには痛いほど理解してしまっている。
「わっわかった。わかりましたから頭を上げてください」
信頼には信頼を。誠意には誠意を。
疑心暗鬼な今のライムには、少し眩しい出来事となった。
小さくため息を吐いて
「さてと」
この辺りは5年ほど住んだこともあって非常に愛着が湧いている。
住みやすさを追求するあまり城壁のような物で小屋を囲ったり、薬草を調合するのにハマって畑を作ったり、湖に釣り堀を作ったり、動物の鳥を飼ったり、動物に名前をつけて。
とにかく愛着が強い。
が、離れれば1年もしないうちに朽ち果てるだろう。ここはそんな場所だ。
しかしこのまま死ぬまで此処で過ごす事は、逃げてるだけに思えて、前世の両親や現世の母に申し訳がたたない。
だから全てを捨てて、人間の生活に戻るのだ。少なくとも生き抜く、あがらうだけの力は持ったはずだから。
「よーし。鳥ピー達を解放したか?」
キキッ 相変わらず可愛い返事だ。
○ョッカーに聞こえてきて、さらにウケる。
「今の俺なら走って10日もあれば人里に出ると思うが、もしもキリが霧化出来れば1日で着くけどね」
霧化も奥が深く周辺に広く霧を発生させて、さらに全身を全て霧化することで、霧から霧へ瞬間的な移動が可能となったのだ。
もはや暗殺者もびっくり状態。
「キリ、移動中はつまらないだろうし、服の中で寝てなよ。その代わり俺が寝る時は警戒を頼む」
キキッ。
うむ。少し黒い服を着せてみるか。
「たしかこの森はオリンポス王国とガイア帝国、アメリア皇国の3国の中心だったはずだから、元父親が所属してるガイア帝国は論外として、オリンポスかアメリアか。コイントスで表が出ればオリンポスで裏ならアメリアにしよう」
ゴブリンの集落を潰した時に得た金貨をピンと親指で弾いて地面に落とした。
「表だからオリンポスか。とすると、多分こっちの方向だな。じゃー出発しますか」
◇
◇
◇
急ぎ移動したいこともあって、スキルの威圧を使った事で、偶然的な戦闘以外は無くスムーズに森を横断した。
「おっ! 村が見えた。ちょっと不安だけど、立ち寄ってみるか」
キリは少し不安そうなライムに毛繕いを始めた。
「ありがとうな。キリがいるから大丈夫だよ」
キキッと嬉しそうにはしゃいでいる。
気を引き締めて門番にいる人に声をかける。
「ごめんください」
「むっ。何ヤツだ?」
「あっ。えーっと、森で迷子になりまして、、」
話しかける前に設定を決めてなかったから、しろどもどろな返答になってしまった。
「この森で迷子だと? 神の庭で生きてられるわけがないだろ! まさか最近の魔物の襲来はお前仕業か?」
「魔物の襲来? そんなこと出来るわけないじゃないですか」
「では、その肩に乗っているキリングモンキーはどう説明する?」
「コイツはキリといって俺がテイムした仲間です。危険はありません!」
キリの事を悪く言われたようで強い言葉で言ってしまった。
「むっ。キリングモンキーをテイムなど聞いた事がない。まぁよい。今ちょうど王国から森の異変を聞いた騎士様がいらっしゃるから裁量をお任せする。武器を下に置いてしばし待て」
「はぁー。やっぱり立ち寄るのやめたらよかった。逃げていいかな?」
まさに逃げようと振り返った瞬間。
門が開いて、数人の全身鎧を装備した騎士が呼びかけてきた。
「お前、名はなんという?」
「あっ。えーとライムです。すいません。お邪魔のようですし、アメリア皇国に行きますので失礼します」
「なに?! アメリア皇国のスパイか!」
「えっ? なんでそうなるのかな。違いますよ。確かに怪しいとは思いますが10年ほど森で生活してまして、たまたまオリンポス王国に行こうとなりましたので立ち寄っただけです」
「森で10年? ははははっ嘘をつくのも、もう少し上手くやれんのか? 生きれる訳ないだろう。ええい! 面倒だ! ひっ捕えろ」
キリが顔を真っ赤にして戦闘モードだ。
こんな人達と関わっていい事ないし、逃げるが勝ちだよね。
《濃霧》
辺り一面に濃い霧がたちこめる。
じゃー失敬。
「つくづく人間ってこうも短絡的なんだろ? まぁーこんな怪しい俺を疑う気持ちは分かるけど、会話にならないのは説明のしようがないよね」
なんてブツブツ言いながら道なき道を進んでいると、「わぁーーー」と子供の悲鳴が聞こえた。
「うっ。子供か。人間とはいえ子供は助けるべきだよね」
今世では、トコトン人間嫌いになったライムにも子供となると助けたくなる。
悲鳴の方に行くと、馬車が盗賊のような人間に襲われていて大人が応戦している。
逃げたか、逃がされたか子供がこちらの方に走っていて、すぐ背後には武器を持った人間が子供を攻撃しようとしている。
ライムは自分が襲われた事がフラッシュバックし、怒りに震えた。
一瞬で接近し、盗賊と思われる人間を殺した。
少し吐き気を感じたが、人を殺す事に思ったより罪悪感を感じない自分に驚きつつも、子供に目線を下す。
「大丈夫か?」
「はぁはぁ。ありがとうございます。あっあの」
「なんだ?」
「出来れば、あっちも助けてほしいでしゅ! あっ。ほしいです」
ライムは悩んだ。さっきは怒りに任せたが少し冷静になると、関わりたくないと思った。
「馬車に母上が! お願いします!」
母親か。自分の母を少し思い出し、ペンダントを握って
「わかった。けど俺はあまり人と関わりたくない。厄介ごとはごめんだぞ?」
「あい! 僕の命にかえて誓います」
こんなに小さい子供なのに。。
5歳といったところか。仕方がない。
「わかったよ《濃霧》」
《霧化》
もう殺すのも嫌だし、峰打ちというか剣のヒラ面で賊の腹を強打し意識を奪っていく。
両者共に濃霧で混乱しているようで、あっさり10人ほどの賊を倒して霧を納めた。
「何ヤツ!」
「おいおい。俺はあっちの子供にお願いされて助けた側だぞ。謝礼はいいし、俺はここから立ち去るから安心しろ」
「お兄ちゃん待って!」
「面倒ごとはごめんだと約束しただろ?」
「はい! 命に変えても! しかし厄介ごとじゃなければいいですよね?」
「おっ。えっ? 確かに、、」
「約束しましたから少しお待ちください」
聡い子供だ。18歳と前世20数年の俺を手玉に、、要するに俺がバカなだけか?
「お母様! ご無事ですか?」
「アイン! 無事なのね?」
母親と思われる女性は、その場で泣き崩れた。子を想う母とはこのようなものなのかと、少し目頭が熱くなる。
「お母様。あのね、あのお兄ちゃんが僕を助けてくれて、それでね、あのね、お母様を助けてってお願いしたら、助けてくれたの! でね。厄介ごとはしないって命の約束をしたから、絶対に厄介なことをしてほしくないから、えと」
「アイン落ち着きなさい。いつもゆっくり話なさいと言ってるでしょ。ちゃんとわかりましたから。あのワタクシはオリンポス王国辺境伯の妻、サーラ・キュロスと申します。そしてこの子は息子のアインです。この度は命を救って頂き感謝の言葉もございません。ありがとうごさいました」
母子揃って深々と頭を下げている。
ライムは少し驚いてしまった。自分の義母と重ねると月とスッポンだ。
「いや。かまわない。俺はこれで失礼する」
「あっ! ザッツ!」
ザッツという男が弓を数本刺さった状態で倒れてる。
「団長は最初の襲撃で馬車の盾になって・・・・・・」
「サーラさ、ま、もうしわけ、私はこれまで、、不甲斐ない私をお許しくだ、、」
アインという子供が号泣して、見てられない。貴族は下の者に厳しい姿しか見た事がないのに。この家族は良い人達なんだろうな。
「ふぅ。いいもの見せてもらったお礼だ」
痛いだろうが強引に弓矢を引き抜く。
全員から一瞬で怒気が溢れ出るが、
《ハイヒーリング》
「なにをす、、る?」
団長は穏やかな呼吸を取り戻し、目をパチクリさせている。
「無理やり治してるから、無理に動かさず栄養をとって安静にしろよ。じゃーこれで」
「お待ち下さい!」
「いや。だから」
辺境伯夫人のサーラ? が膝をついて
「何卒、何卒、我が領地にお越し頂けませんか? もし厄介が起こりましたら、ワタクシの命に変えてお詫び致します。ですので、一度だけチャンスを頂けませんか。主人のゼット・キュロスの名代として、伏してお願い致します」
騎士団と思われる人達も全員が膝をつき首を垂れている。
これには流石のライムも驚愕してしまった。
この世にはこのような人達もいるのかと。
そして貴族がこのように頭を下げる事はあり得ない事を、元貴族であるライムには痛いほど理解してしまっている。
「わっわかった。わかりましたから頭を上げてください」
信頼には信頼を。誠意には誠意を。
疑心暗鬼な今のライムには、少し眩しい出来事となった。
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

黄金蒐覇のグリード 〜力と財貨を欲しても、理性と対価は忘れずに〜
黒城白爵
ファンタジー
とある異世界を救い、元の世界へと帰還した玄鐘理音は、その後の人生を平凡に送った末に病でこの世を去った。
死後、不可思議な空間にいた謎の神性存在から、異世界を救った報酬として全盛期の肉体と変質したかつての力である〈強欲〉を受け取り、以前とは別の異世界にて第二の人生をはじめる。
自由気儘に人を救い、スキルやアイテムを集め、敵を滅する日々は、リオンの空虚だった心を満たしていく。
黄金と力を蒐集し目指すは世界最高ランクの冒険者。
使命も宿命も無き救世の勇者は、今日も欲望と理性を秤にかけて我が道を往く。
※ 更新予定日は【月曜日】と【金曜日】です。
※第301話から更新時間を朝5時からに変更します。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる