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終章 冬が好きになった少年
忙しそうなラフィール
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「――ふぇあ。ミノルお姉ちゃん……」
そんなユルユルにとろけた寝言で、ボクは目覚める。
目線を下にやり、毛布の中を覗き込んでみると。そこには猫のように丸くなったマサトの姿が。
いつの間にベッドに忍び込んで来たのか。マサトはボクのお腹を枕にしてスヤスヤと。……そうか。つい数時間前まで、ボクらは……。
起こしたら悪いな、と思ったので。ボクはマサトを抱きしめながら再び目を閉じる。――まだ窓の外では、うっすらと太陽が見えてきたばかりだったから。
『カタン……』
「……ん。ラフィール?」
その時だった。ふと扉の方から音がしたかと思うと、そこにはラフィールが立っていた。
全身に積もった雪を暖炉に投げ捨て、寒そうに上着を脱ぎ。意味ありげにボクのベッドに近寄ろうとした……あたりで、ボクらは目があう。
「悪い、起こしたか。まだ寝てると思って油断してたな」
「いや、大丈夫だけど……。どうしたの、もしかして外に出てたの?」
「ああ。ちょっと父上の用事があってな。色々片付けてたら遅くなっちまった」
そういえばラフィールは、ここ最近出かけることが多くなってたっけ。どうにもバイトとかとは違う用事っぽかったんだけど……。
「まあなんだ。邪魔するつもりはねぇから、ゆっくり寝てな。まだ朝までは時間があるからよ」
「えっ。も、もう行っちゃうの?」
「ああ。二人の時間を邪魔するつもりはねぇからな。適当に風呂にでも入って二度寝するさ。んじゃ、おやすみ」
ラフィールはそう言うと、さっき脱いだ上着をもう一度手に取り、そそくさと部屋を出ていこうとする。
だけどいざドアノブに手をかけ、扉の『ガチャッ……』という音が聴こえた瞬間。
なぜかボクの胸がざわざわとして、きゅぅ……と寂しく、切ないような感覚が襲いかかってくる。
……行かないで欲しい。そんな物欲しさに抗うことが出来ず、気が付けばボクは……声を出していた。
「ま、まって。ラフィールっ」
「……ん?」
「えっと、その……。……よ、よかったら。その、一緒に寝る……?」
ボクは片手で毛布を軽く持ち上げ、ラフィールを誘うように目線を送った。
それを見たラフィールは軽くキョトンとし、ふと突然理解したように……淡い笑みを。
「はっ。なんだ、寂しいのかよ。相変わらずだなオメーは」
「う、うるさいなぁ……。もう、いいから早く来てよっ。寒いんだから……」
「別にいいが、冷たいぜ? 今の俺。随分体が冷えちまってるし、まだ手に霜焼けも……」
「だからいいからってっ……。ああもう、手が疲れてきたよボクっ。もう閉じちゃうよっ……」
「……。ああ、わかった。んじゃあ失礼して、お邪魔させてもらうとするか」
そしてラフィールは再び上着を置き、ボクの代わりに毛布を持ち上げた。そのまま軽くベッドを軋ませながら、ボクの隣まで……ゆっくりと近寄り。ラフィールの腕が、ボクの腕にぴたりとくっついた辺りで毛布を閉じた。
「ひぁっ……!」
「だから言ったろ、冷たいって。無茶したらまた風邪ぶり返すぞ」
相当に寒かったのだろう。ラフィールの体は氷のように凍えていて、油断すれば張り付いてしまうんじゃないかと思うほど。
「う、うるさいなぁっ……。このくらい平気だよっ。……いいからっ。もっと、その。だ、抱きなよ。気にせず……」
「……。ったく、強情な奴だな。相変わらず。……まあいいさ。そこまで言うなら、好きにさせてもらうぜ」
だけどそれでもボクは、ラフィールに体を預けた。もっと正確に言えば、背中を。
背中を預けた理由は、単純に……今ボクがマサトを抱きしめている途中だから、っていうのもある。前にはマサト、後ろにはラフィールっていう構図……。
でもやっぱりボクは、ラフィールには背中から抱きしめて欲しいから。大きくて、たくましいこの体に。背中を預けたくなってしまうから……。
「……大丈夫か。寒くないか?」
「う、うん。平気。……どう、暖かくなってる……?」
「ああ。あったかいよ。……おめーはいつだってそうさ。そうやって俺のことを、心の底から暖めてくれるんだよな」
「っ……。……もうっ。い、いいから早く寝なよっ。もうすぐ朝になっちゃうんだから……」
「クク。そうだな。んじゃ、ありがたく寝させてもらうぜ。――おやすみ、ミノル」
そうしてラフィールは、ボクをギュッと抱きしめると同時に……ボクの体にしっかりと身を寄せた。そしてボクのほっぺに軽くキスをすると、そのまますぐに眠りに入ってしまう。
……ラフィールの寝息が、すぐ耳の後ろで聴こえている。お陰でボクの心臓はバックバクで、体が冷えるどころかむしろ熱いくらいに。
だけど心地よかった。ぽかぽかと暖かい布団の中で、マサトとラフィール……一緒に眠っている。それこそこの前の風邪の時みたいに……。
……とりあえず寝よう。今はただゆっくりと、目を閉じて。世界で一番幸せな二度寝を……。
――――――――――――――――
それからもボクらは、積み重ねるように毎日を過ごした。マサトと愛し合い、ラフィールと愛し合い。時おり起こる兄弟喧嘩なんかを見守りつつ、あっという間に過ぎていく毎日。
そしてそのうち、ボクらの部屋には幾つかの〝写真〟が増えた。そう、この前撮った写真が出来上がったから。大切に額縁に入れて、ボクは部屋の窓際に飾ってみたんだ。
真ん中にボクで、右にマサト、左にラフィール。マサトはニマッとした可愛い笑顔で、ラフィールはフフンとした妙に自慢げな顔。――その一方でボクは、どこかドギマギと緊張が抜けてないような笑顔だったけど……(汗)。
「いい写真だねぇ。やっぱり三人で映ると賑やかだね? これっ」
写真を見ながら、マサトが一言。この時ばかりはラフィールも反論もなく、ただ静かに頷いていた(もちろんボクも)。
「次はアレか、冬が明けた頃にでも撮ってみるか? その頃にはマサトも1個上の学年になってるだろうしな」
「フフ、それはアレじゃない? お父さんとかと一緒に撮るやつじゃない? どちらかと言えばさ」
「まあ細かいこと気にするなって。――さてと。んじゃあそろそろ俺は出かけるとするかな」
ラフィールはそう言うと、手早く上着を着て出かける用意を。
「もう行くの? またお父さんに頼まれた用事ってやつ?」
「ああ。ま、今日はそう遅くならねぇと思うぜ。夕方には帰れるかな」
そしてラフィールはボクにキスをして、やけに急ぐように部屋を出ていった。
ボクとマサトは窓越しに、雪の向こうに消えていくラフィールを見守り……。ふと、マサトがムムムと声を上げる。
「怪しい……。怪しいと思わないかい、ミノルお姉ちゃん」
「ん……? 何が?」
「何がって、兄ちゃんのことだよ! ここ最近ずっと出かけてばっかだよ? それも王様の、お父さんに頼まれた用事だなんてさ。何かきな臭いね、コレッ。探偵としての勘がそう言ってるぜっ!」
「い、一体いつから探偵に……。――まあでも、確かに何をしてるのかは気になるね……」
前に一度それが気になって、ラフィールに聴いてみたことがある。だけど「秘密だ」って言われるだけで、教えてくれそうな素振りすらない。
「ねえ、もうこうなったら追いかけてみない? 兄ちゃんのことっ。怪しいことしてないか見張るためにもさ!」
「ううん……。でも、いいのかなあ。ラフィールが秘密にしたいって言ってるんだし……」
「いいのいいの! だってお父さんが……というか、王様が何か頼む必要のある用事って、特に思いつかないんだもの。この時期は特に儀式とかも無いはずだし、何をやってるのかマジで怪しいんだよねぇ……」
「そうなのか……?」
「だから試しに追いかけてみて、何をしてるのか確かめてみようよ! 理由がわかったらすぐに帰るからさっ。お願い! ちょっとだけ手伝って……!」
マサトは両手を合わせ、おねだりするように目をウルウルと滲ませる。ああ、駄目だ。その目には弱いんだ。その目で何かを頼まれると、ボクはいつも断ることが出来ない。
「し、仕方ないなぁ……ちょっとだけだよ? ば、バレる可能性高そうだけど……」
「よっしゃっ! そうと決まれば早く行こっ、兄ちゃんに追いつかなきゃ……!」
そんなユルユルにとろけた寝言で、ボクは目覚める。
目線を下にやり、毛布の中を覗き込んでみると。そこには猫のように丸くなったマサトの姿が。
いつの間にベッドに忍び込んで来たのか。マサトはボクのお腹を枕にしてスヤスヤと。……そうか。つい数時間前まで、ボクらは……。
起こしたら悪いな、と思ったので。ボクはマサトを抱きしめながら再び目を閉じる。――まだ窓の外では、うっすらと太陽が見えてきたばかりだったから。
『カタン……』
「……ん。ラフィール?」
その時だった。ふと扉の方から音がしたかと思うと、そこにはラフィールが立っていた。
全身に積もった雪を暖炉に投げ捨て、寒そうに上着を脱ぎ。意味ありげにボクのベッドに近寄ろうとした……あたりで、ボクらは目があう。
「悪い、起こしたか。まだ寝てると思って油断してたな」
「いや、大丈夫だけど……。どうしたの、もしかして外に出てたの?」
「ああ。ちょっと父上の用事があってな。色々片付けてたら遅くなっちまった」
そういえばラフィールは、ここ最近出かけることが多くなってたっけ。どうにもバイトとかとは違う用事っぽかったんだけど……。
「まあなんだ。邪魔するつもりはねぇから、ゆっくり寝てな。まだ朝までは時間があるからよ」
「えっ。も、もう行っちゃうの?」
「ああ。二人の時間を邪魔するつもりはねぇからな。適当に風呂にでも入って二度寝するさ。んじゃ、おやすみ」
ラフィールはそう言うと、さっき脱いだ上着をもう一度手に取り、そそくさと部屋を出ていこうとする。
だけどいざドアノブに手をかけ、扉の『ガチャッ……』という音が聴こえた瞬間。
なぜかボクの胸がざわざわとして、きゅぅ……と寂しく、切ないような感覚が襲いかかってくる。
……行かないで欲しい。そんな物欲しさに抗うことが出来ず、気が付けばボクは……声を出していた。
「ま、まって。ラフィールっ」
「……ん?」
「えっと、その……。……よ、よかったら。その、一緒に寝る……?」
ボクは片手で毛布を軽く持ち上げ、ラフィールを誘うように目線を送った。
それを見たラフィールは軽くキョトンとし、ふと突然理解したように……淡い笑みを。
「はっ。なんだ、寂しいのかよ。相変わらずだなオメーは」
「う、うるさいなぁ……。もう、いいから早く来てよっ。寒いんだから……」
「別にいいが、冷たいぜ? 今の俺。随分体が冷えちまってるし、まだ手に霜焼けも……」
「だからいいからってっ……。ああもう、手が疲れてきたよボクっ。もう閉じちゃうよっ……」
「……。ああ、わかった。んじゃあ失礼して、お邪魔させてもらうとするか」
そしてラフィールは再び上着を置き、ボクの代わりに毛布を持ち上げた。そのまま軽くベッドを軋ませながら、ボクの隣まで……ゆっくりと近寄り。ラフィールの腕が、ボクの腕にぴたりとくっついた辺りで毛布を閉じた。
「ひぁっ……!」
「だから言ったろ、冷たいって。無茶したらまた風邪ぶり返すぞ」
相当に寒かったのだろう。ラフィールの体は氷のように凍えていて、油断すれば張り付いてしまうんじゃないかと思うほど。
「う、うるさいなぁっ……。このくらい平気だよっ。……いいからっ。もっと、その。だ、抱きなよ。気にせず……」
「……。ったく、強情な奴だな。相変わらず。……まあいいさ。そこまで言うなら、好きにさせてもらうぜ」
だけどそれでもボクは、ラフィールに体を預けた。もっと正確に言えば、背中を。
背中を預けた理由は、単純に……今ボクがマサトを抱きしめている途中だから、っていうのもある。前にはマサト、後ろにはラフィールっていう構図……。
でもやっぱりボクは、ラフィールには背中から抱きしめて欲しいから。大きくて、たくましいこの体に。背中を預けたくなってしまうから……。
「……大丈夫か。寒くないか?」
「う、うん。平気。……どう、暖かくなってる……?」
「ああ。あったかいよ。……おめーはいつだってそうさ。そうやって俺のことを、心の底から暖めてくれるんだよな」
「っ……。……もうっ。い、いいから早く寝なよっ。もうすぐ朝になっちゃうんだから……」
「クク。そうだな。んじゃ、ありがたく寝させてもらうぜ。――おやすみ、ミノル」
そうしてラフィールは、ボクをギュッと抱きしめると同時に……ボクの体にしっかりと身を寄せた。そしてボクのほっぺに軽くキスをすると、そのまますぐに眠りに入ってしまう。
……ラフィールの寝息が、すぐ耳の後ろで聴こえている。お陰でボクの心臓はバックバクで、体が冷えるどころかむしろ熱いくらいに。
だけど心地よかった。ぽかぽかと暖かい布団の中で、マサトとラフィール……一緒に眠っている。それこそこの前の風邪の時みたいに……。
……とりあえず寝よう。今はただゆっくりと、目を閉じて。世界で一番幸せな二度寝を……。
――――――――――――――――
それからもボクらは、積み重ねるように毎日を過ごした。マサトと愛し合い、ラフィールと愛し合い。時おり起こる兄弟喧嘩なんかを見守りつつ、あっという間に過ぎていく毎日。
そしてそのうち、ボクらの部屋には幾つかの〝写真〟が増えた。そう、この前撮った写真が出来上がったから。大切に額縁に入れて、ボクは部屋の窓際に飾ってみたんだ。
真ん中にボクで、右にマサト、左にラフィール。マサトはニマッとした可愛い笑顔で、ラフィールはフフンとした妙に自慢げな顔。――その一方でボクは、どこかドギマギと緊張が抜けてないような笑顔だったけど……(汗)。
「いい写真だねぇ。やっぱり三人で映ると賑やかだね? これっ」
写真を見ながら、マサトが一言。この時ばかりはラフィールも反論もなく、ただ静かに頷いていた(もちろんボクも)。
「次はアレか、冬が明けた頃にでも撮ってみるか? その頃にはマサトも1個上の学年になってるだろうしな」
「フフ、それはアレじゃない? お父さんとかと一緒に撮るやつじゃない? どちらかと言えばさ」
「まあ細かいこと気にするなって。――さてと。んじゃあそろそろ俺は出かけるとするかな」
ラフィールはそう言うと、手早く上着を着て出かける用意を。
「もう行くの? またお父さんに頼まれた用事ってやつ?」
「ああ。ま、今日はそう遅くならねぇと思うぜ。夕方には帰れるかな」
そしてラフィールはボクにキスをして、やけに急ぐように部屋を出ていった。
ボクとマサトは窓越しに、雪の向こうに消えていくラフィールを見守り……。ふと、マサトがムムムと声を上げる。
「怪しい……。怪しいと思わないかい、ミノルお姉ちゃん」
「ん……? 何が?」
「何がって、兄ちゃんのことだよ! ここ最近ずっと出かけてばっかだよ? それも王様の、お父さんに頼まれた用事だなんてさ。何かきな臭いね、コレッ。探偵としての勘がそう言ってるぜっ!」
「い、一体いつから探偵に……。――まあでも、確かに何をしてるのかは気になるね……」
前に一度それが気になって、ラフィールに聴いてみたことがある。だけど「秘密だ」って言われるだけで、教えてくれそうな素振りすらない。
「ねえ、もうこうなったら追いかけてみない? 兄ちゃんのことっ。怪しいことしてないか見張るためにもさ!」
「ううん……。でも、いいのかなあ。ラフィールが秘密にしたいって言ってるんだし……」
「いいのいいの! だってお父さんが……というか、王様が何か頼む必要のある用事って、特に思いつかないんだもの。この時期は特に儀式とかも無いはずだし、何をやってるのかマジで怪しいんだよねぇ……」
「そうなのか……?」
「だから試しに追いかけてみて、何をしてるのか確かめてみようよ! 理由がわかったらすぐに帰るからさっ。お願い! ちょっとだけ手伝って……!」
マサトは両手を合わせ、おねだりするように目をウルウルと滲ませる。ああ、駄目だ。その目には弱いんだ。その目で何かを頼まれると、ボクはいつも断ることが出来ない。
「し、仕方ないなぁ……ちょっとだけだよ? ば、バレる可能性高そうだけど……」
「よっしゃっ! そうと決まれば早く行こっ、兄ちゃんに追いつかなきゃ……!」
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