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オークに拾われた少年
ところがどっこい
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「……い、……お……」
「うん……?」
「……お……きろ……」
「うるさいなあもう……。もう少し寝かせてよ……」
「起きろ……クソガキ……」
「だ、誰がクソガキだ……。ボクは……ううん……」
なんだか呼びかけられてる気がする。でも変だな。母さんの声ってこんなに男っぽかったっけ。男っぽいというか、なんかその。めちゃめちゃなんか悪そうな声がする。……、ていうか、え? なんか聞き覚えがあるんだけど……。
「ん……。……うわああああああああっっっっ!?!?」
「あ、起きた」
目を開けてみると、そこにはさっきのオークが居た。真緑のイヤミッたらしいイケメン顔が、ボクの目の前にあって。思わずボクは悲鳴をあげてしまう。
「騒ぐんじゃねぇよ、うるせえな。男ならもっとシャンとしろい」
「わっ……わっ!? わっ!? え、えっ!? はあっ!?」
どういうことだ。アレは夢じゃなかったのか? え、なんでコイツがまた出てくるんだ? それともアレか、ここも夢? またこんなたちの悪い夢を見てるのか、ボクは?
「言っとくが夢じゃねぇぞ。フフフフ。お前が気絶してる間、たっぷり楽しませてもらったぜ」
「はっ……!? ……う、おえっ!」
途端にボクは、妙な吐き気を覚えた。そして同時に、異様な感じでお腹が膨らんでいることに気がつく。……こ、これは、まさか。精液……? まさか本当に、ボクの中にオークのが注ぎ込まれたってのか!?
「ぎゃーーーっっっ!!」
「あーもううるせぇなぁ! 犯されたくらいでギャーギャー喚くんじゃねえっての!」
「わっ……わぁっ!! わーーっ! やだ!!! 来るな!!! ま、またする気か!? またボクを!?」
「やらねえよ馬鹿! もうスッキリしたっての!」
「そういう問題じゃない!」
……な、なんてこった。夢だと思ってたのに、なんでこんな。いわゆるその……くっ殺とかでよく見るやつに、まさかボクがなるだなんて。それもわざわざ異世界に来て!?
「たくもう。とにかく着替えろよお前。これから父上に謁見なんだからな」
「……ち、父上……!?」
「ああ。オークの中のオーク、俺たちの王だ! ふふん。喜べ、父上の今夜の伽はお前に決まったぞ!」
「……はぁっ!? なにそれ、ってことはまた!?」
「当然だろ? 言っとくが父上は俺よりすげぇぞ~。オークの中じゃあ一番の床上手だからな!」
「……はあっ!?」
そうこうしているうちに、部屋に何人かのオークが入ってくる。そいつらは何着かの服を持っているから、どう考えても俺を着替えさせるつもりで。思わずボクはベッドから飛び起きようとするけど……。すぐに腕を掴まれて、押し倒されてしまう。
「っ……!?」
「逃さねぇからな? もうお前は、俺らのモノって決まったんだよ。……へへ。さあ……、沢山産んでもらうぜ、俺らの子をよ……♡」
「う、産む……!? ばかっ、ぼ、ボクは男だよ!?」
「関係ねえよ。俺らの種は男でも妊娠させられるんだ。……わかるか? お前の小さな体を……孕ませてやるんだぜ?」
「う……」
「だからよ。逃げようなんて思うなよ? もし逃げたら、その時は……。……へへへ……」
「うん……?」
「……お……きろ……」
「うるさいなあもう……。もう少し寝かせてよ……」
「起きろ……クソガキ……」
「だ、誰がクソガキだ……。ボクは……ううん……」
なんだか呼びかけられてる気がする。でも変だな。母さんの声ってこんなに男っぽかったっけ。男っぽいというか、なんかその。めちゃめちゃなんか悪そうな声がする。……、ていうか、え? なんか聞き覚えがあるんだけど……。
「ん……。……うわああああああああっっっっ!?!?」
「あ、起きた」
目を開けてみると、そこにはさっきのオークが居た。真緑のイヤミッたらしいイケメン顔が、ボクの目の前にあって。思わずボクは悲鳴をあげてしまう。
「騒ぐんじゃねぇよ、うるせえな。男ならもっとシャンとしろい」
「わっ……わっ!? わっ!? え、えっ!? はあっ!?」
どういうことだ。アレは夢じゃなかったのか? え、なんでコイツがまた出てくるんだ? それともアレか、ここも夢? またこんなたちの悪い夢を見てるのか、ボクは?
「言っとくが夢じゃねぇぞ。フフフフ。お前が気絶してる間、たっぷり楽しませてもらったぜ」
「はっ……!? ……う、おえっ!」
途端にボクは、妙な吐き気を覚えた。そして同時に、異様な感じでお腹が膨らんでいることに気がつく。……こ、これは、まさか。精液……? まさか本当に、ボクの中にオークのが注ぎ込まれたってのか!?
「ぎゃーーーっっっ!!」
「あーもううるせぇなぁ! 犯されたくらいでギャーギャー喚くんじゃねえっての!」
「わっ……わぁっ!! わーーっ! やだ!!! 来るな!!! ま、またする気か!? またボクを!?」
「やらねえよ馬鹿! もうスッキリしたっての!」
「そういう問題じゃない!」
……な、なんてこった。夢だと思ってたのに、なんでこんな。いわゆるその……くっ殺とかでよく見るやつに、まさかボクがなるだなんて。それもわざわざ異世界に来て!?
「たくもう。とにかく着替えろよお前。これから父上に謁見なんだからな」
「……ち、父上……!?」
「ああ。オークの中のオーク、俺たちの王だ! ふふん。喜べ、父上の今夜の伽はお前に決まったぞ!」
「……はぁっ!? なにそれ、ってことはまた!?」
「当然だろ? 言っとくが父上は俺よりすげぇぞ~。オークの中じゃあ一番の床上手だからな!」
「……はあっ!?」
そうこうしているうちに、部屋に何人かのオークが入ってくる。そいつらは何着かの服を持っているから、どう考えても俺を着替えさせるつもりで。思わずボクはベッドから飛び起きようとするけど……。すぐに腕を掴まれて、押し倒されてしまう。
「っ……!?」
「逃さねぇからな? もうお前は、俺らのモノって決まったんだよ。……へへ。さあ……、沢山産んでもらうぜ、俺らの子をよ……♡」
「う、産む……!? ばかっ、ぼ、ボクは男だよ!?」
「関係ねえよ。俺らの種は男でも妊娠させられるんだ。……わかるか? お前の小さな体を……孕ませてやるんだぜ?」
「う……」
「だからよ。逃げようなんて思うなよ? もし逃げたら、その時は……。……へへへ……」
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