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1564

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12月20日

俺には小さい時からおかしなところがあった
俺は血とかバラバラ死体とかを見ると笑えてくる
世に言うサイコパスと言うやつだ。
まぁ、俺の生きてる18世紀英国では
生首とか張りつけとか珍しくない
で、そんな俺は死刑執行人になった
毎日死刑囚の首をはねいた
無論、楽しくて仕方がない
そんなある日一人の死刑囚が話しかけてきた
囚人番号は1564だ
「お前は辛くないのか?」
死刑囚はこう聞いてきた
何を言ってるんだ、
こんな楽しい仕事辛いはずがない
「楽しくて仕方がないよ」俺はそう答えた
すると死刑囚は「お前も壊れてるんだな」と
寂しそうに言った
俺はよくわからなかった、
その死刑囚を迷わず殺した
その夜、あの死刑囚の言葉が
やけに耳に残っていた。
また別の日俺は国に呼ばれた
そして国の偉い奴らは俺に死ぬと言ってきた
俺はわけがわからない、何故だ、と聞いた
まず、定期的に死刑執行人を
変えなければいけないらしい
それは知っていた。
そして次に合法とはいえ人を殺してきたのだから死ねと言うことらしい
俺は囚人になったしかも死刑囚だ囚人番号は1564
待てよ、おかしいこの番号はあの男の番号じゃないか
俺は不思議になって看守に聞いた
「1564は前にもいたろなんで同じ番号なんだ」
すると看守はニヤニヤしながら答える
「お前知らないのか?、昔から死刑執行は1564
なんだよ、1564、人殺しってな、お前でちょうど100人目だよ!www」
俺は恐くなった、この看守が、俺に死ねと言ってきた国の犬がそして自分が……
そうして理解した、あの男は確かに
「お前も壊れてるんだな」と言ったお前も、と
つまり、あいつも執行人だったんだ。
今更気づいても遅いが………
その夜、俺は俺を殺す執行人と面会した
執行人は笑っている、狂気じみた顔をしている
俺もこんな顔だったのだろうか
俺は体の震えを抑えながらあの言葉を発した
「お前は辛くないのか?」
執行人は笑いながら答える
「こんな楽しい仕事他にないよ」
俺は寒気を感じながらあの男と同じ口調で伝えた
「お前も壊れてるんだな」
そうして、俺は自分のベッドで最後の夜を明かす
この日記はこの1564専用の部屋に隠しておく
もしこの日記を見つけたら1564を止めてほしい
みんなの目をさましてほしい

さて、俺も寝よう、最後の夜だ

100代目 1564
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