誰に抱かれてもあなたへの愛は揺らがない

ゆきは、芸者になるために、叔母について江戸に出てきた。
が、あまりの人の多さにはぐれてしまい、どうやって探したらいいかわからないゆきは、屋台や物売りが立ちならぶ沿道で舞を舞う。
その舞は人目を引いて人だかりができてしまう。
我に返ったゆきは、急に恥ずかしくなり逃げ出したが、なぜか追いかけられ、そこに通りかかった、見回り中の奉行所同心、片桐和馬にぶつかり、番屋に連れて行かれてしまう。
ところが、番屋にまで謎の舞姫を見ようと、人が押し寄せたため、やむなく片桐家に預けられることに。
和馬と離れたくないゆきは、片桐家の女中としておいてもらう。
そんな時、父を斬ったと言う浪人者が現れ、出会茶屋へ連れ込まれる。
芸者になることを決意したゆきは、最後の夜、和馬に抱いてほしいとねだる。
その愛を体に刻んで、芸者になり、舞の名手として名を上げていく。

※無理やり表現があります。お気をつけください。
作中の舞は実在のものと似ている部分もあるかと思いますが、作者が想像で書いたもので、関係がありません。
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