10 / 74
1話 四兄妹
二 荘次郎の飛び道具(五)
しおりを挟む
弓は、奉公の邪魔になるので、武蔵屋に預かってもらっていた。
たまの休みに武蔵屋に行き、稽古してきた。
的に集中する刻は、落ち着き、頭がすっきりし、考えもまとまり、本来の自分に戻れる。
妬まれ、いじめられて辛い時も、
お嬢さまに好かれて、嬉しくて胸が躍る時も、程よく静めてくれた。
淡路屋に弓を持ち込んで引くのは初めてだった。
ずっと隠していたからだ。
裏庭の木に、丸い的を吊るして、荘次郎は弓を引いていた。
おきくが物珍しげに、かっこいいー!としきりに手を叩いて褒めていたが、じきに飽きたとみえて引っ込んだ。
「若旦那さま。用心棒のご浪人さまがおいでになりました」
と店の方から小僧が知らせに来た。
「用心棒?八丁堀の旦那の紹介だと言ってたか?」
一応確かめてみる。
「はい。そのようにおっしゃっていました」
「そうか。じゃあ、庭の方に回って来てもらっておくれ」
牧がどんな浪人者を送り込んできたのか、興味津々だった。
ちょっと脅かしてやろうか。
どれほどの腕を持っているのか試してみたかった。
うなぎの寝床のような家なので、庭も細長くて狭い。
その長さを利用して、急拵えでも、わりにいい稽古場になっている。
足音が近づいてくる。
矢を取り、弓を構えた。
弦を引く。
背後の人の気配が止まった。
「弓か・・・」
のんびりと低い声がした。
放たれた矢は、的に突き立った。
「さすがだ。腕が上がったんじゃないかな。・・・荘次郎だろ?立花新一郎と申す。・・・こちらで雇ってもらえるだろうか」
「・・・」
素早く矢をつがえて脅してやろうと思ったのに、肩が波打って振り返られなかった。
ようやく振り向いて声の主を見たが、涙でぼやけてしまっている。
「兄上・・・?」
両手が塞がっていて、流れる涙が頬を伝い落ちるままだ。
目で確かめるよりも先に、体がわかっていた。
声は低くなっているが、話し方が兄のものだった。
用心棒というと、尾羽打ちからした浪人を思い浮かべるが、目の前に立った新一郎は、総髪で身なりは粗末だが、うらぶれた感じはない。
どことなく品があって、柔らかく穏やかな雰囲気は変わっていなかった。
はにかんだ笑みを浮かべて言った。
「相変わらずの男前だな。兄弟の中で一番賢くてモテる男だと思っていたが、その通りだった。お店の主人になっていたとは驚いたな」
「よく言うよ。この顔のどこが男前だよ」
涙でぐちゃぐちゃなのに・・・。
悪いことと、いいことは同時に起こるものらしい。
夜。
おきくは父母と共に寝てもらうことにし、荘次郎は、兄と寝所にいる。
布団は一つだ。
新一郎は寝ずの番をするのだ。
「あいつが先に兄上と接触していたのか」
荘次郎は、八丁堀の旦那をあいつ呼ばわりした。
人物は保証すると自信たっぷりに言っていたのを思い出す。
知っていて黙っているなんて、人が悪い。
「なんとなくだが、胡散臭くないか?」
「信用していいか、おれもよくわからなかったが、一人では埒があかんと思って乗ったんだ。今では良かったと思っている」
「刀好きが厄介だな」
「確かにな。牧の旦那は、おれたちを使って花ふぶきを手に入れたいんじゃないかな」
「それは確実だ」
二人で頷き、笑い合った。
こんなふうに二人で話し合えることに喜びが湧いてきて、油断すると目頭が熱くなってくる。
独りになったんじゃない。
この喜びを、洋三郎にも、波蕗にも味わって欲しかった。
「早く寝た方がいいぞ」
と、新一郎が言うが、興奮して寝られそうになかった。
話したいことはたくさんあった。
「心配なのは、波蕗だ」
洋三郎が花ふぶきの持ち主ではないとわかったとき、波蕗に牙が集中してしまう。
荘次郎のように、無いと突っぱねられないからだ。
自分たちが先に波蕗を見つけなければ、力づくで奪いに来る者たちから守ることができない。
「早く探しださければな」
新一郎の顔も曇った。
「なぜ今頃になって、花ふぶきが狙われるんだと思う?」
「内通する者がいるんだと思う。旦那が言っていたんだ。金が動くと。金に困った誰かが漏らしたんじゃないか。そうでなければ、花ふぶきのことが漏れるはずがない」
「金か。思い当たらないな。とにかく急がねばならんな。今はおれたちの力を結集する時だ。やはり八丁堀の旦那の力を借りるしかない。・・・もう灯りを消すぞ。いつまでも明るいと賊も来れんだろう。おれは外に出ている」
「悪いな、兄上」
「なに、これがおれの仕事だ」
この日は何も起こらず、朝になった。
「おまえさまのお顔が明るくなりました。お兄さまにはずっといてもらいましょうよ」
朝餉の膳を運んできたおきくが、そのまま居座っている。
昨日、用心棒は生き別れになっていた兄だと紹介したとき、すごい偶然だと自分のことのように喜んでいたおきくだった。
新一郎はかしこまってきちんと正座し、黙々と箸を動かしていた。
その微動だにしない姿に、思わず笑みがこぼれてしまう。
おきくも見惚れてしまっている。
浪人者とは思えない上品な食べっぷりに、育ちの良さが滲んでいて、先ほどの言葉が自然と出てしまうのだ。
「どうする?兄上。良かったらここに住みなよ」
新一郎が首を振っている。
食べ終わって箸を置き、手を合わせた。
「ご馳走さまでした。かたじけのうござる」
頭を下げる。
「いえいえ、こちらこそ、お粗末さまでございました」
おきくもつられて頭を下げている。
荘次郎は堪えきれなくなって笑い出した。
新一郎は湯呑みを取り上げてお茶を飲んだ。
「ありがたいが、おれは用心棒だ。仕事が終われば用はなくなる」
荘次郎は頷いた。
「わかってる。ちょっと言ってみただけだよ」
「残念だわ。ゆっくりお休みになって下さいね」
新一郎は今から一眠りする。
「おまえさまは今日からちゃんとお店に出て下さいましね」
おきくの口調は、先ほどの新一郎に対するものとは違って尖っていた。
たまの休みに武蔵屋に行き、稽古してきた。
的に集中する刻は、落ち着き、頭がすっきりし、考えもまとまり、本来の自分に戻れる。
妬まれ、いじめられて辛い時も、
お嬢さまに好かれて、嬉しくて胸が躍る時も、程よく静めてくれた。
淡路屋に弓を持ち込んで引くのは初めてだった。
ずっと隠していたからだ。
裏庭の木に、丸い的を吊るして、荘次郎は弓を引いていた。
おきくが物珍しげに、かっこいいー!としきりに手を叩いて褒めていたが、じきに飽きたとみえて引っ込んだ。
「若旦那さま。用心棒のご浪人さまがおいでになりました」
と店の方から小僧が知らせに来た。
「用心棒?八丁堀の旦那の紹介だと言ってたか?」
一応確かめてみる。
「はい。そのようにおっしゃっていました」
「そうか。じゃあ、庭の方に回って来てもらっておくれ」
牧がどんな浪人者を送り込んできたのか、興味津々だった。
ちょっと脅かしてやろうか。
どれほどの腕を持っているのか試してみたかった。
うなぎの寝床のような家なので、庭も細長くて狭い。
その長さを利用して、急拵えでも、わりにいい稽古場になっている。
足音が近づいてくる。
矢を取り、弓を構えた。
弦を引く。
背後の人の気配が止まった。
「弓か・・・」
のんびりと低い声がした。
放たれた矢は、的に突き立った。
「さすがだ。腕が上がったんじゃないかな。・・・荘次郎だろ?立花新一郎と申す。・・・こちらで雇ってもらえるだろうか」
「・・・」
素早く矢をつがえて脅してやろうと思ったのに、肩が波打って振り返られなかった。
ようやく振り向いて声の主を見たが、涙でぼやけてしまっている。
「兄上・・・?」
両手が塞がっていて、流れる涙が頬を伝い落ちるままだ。
目で確かめるよりも先に、体がわかっていた。
声は低くなっているが、話し方が兄のものだった。
用心棒というと、尾羽打ちからした浪人を思い浮かべるが、目の前に立った新一郎は、総髪で身なりは粗末だが、うらぶれた感じはない。
どことなく品があって、柔らかく穏やかな雰囲気は変わっていなかった。
はにかんだ笑みを浮かべて言った。
「相変わらずの男前だな。兄弟の中で一番賢くてモテる男だと思っていたが、その通りだった。お店の主人になっていたとは驚いたな」
「よく言うよ。この顔のどこが男前だよ」
涙でぐちゃぐちゃなのに・・・。
悪いことと、いいことは同時に起こるものらしい。
夜。
おきくは父母と共に寝てもらうことにし、荘次郎は、兄と寝所にいる。
布団は一つだ。
新一郎は寝ずの番をするのだ。
「あいつが先に兄上と接触していたのか」
荘次郎は、八丁堀の旦那をあいつ呼ばわりした。
人物は保証すると自信たっぷりに言っていたのを思い出す。
知っていて黙っているなんて、人が悪い。
「なんとなくだが、胡散臭くないか?」
「信用していいか、おれもよくわからなかったが、一人では埒があかんと思って乗ったんだ。今では良かったと思っている」
「刀好きが厄介だな」
「確かにな。牧の旦那は、おれたちを使って花ふぶきを手に入れたいんじゃないかな」
「それは確実だ」
二人で頷き、笑い合った。
こんなふうに二人で話し合えることに喜びが湧いてきて、油断すると目頭が熱くなってくる。
独りになったんじゃない。
この喜びを、洋三郎にも、波蕗にも味わって欲しかった。
「早く寝た方がいいぞ」
と、新一郎が言うが、興奮して寝られそうになかった。
話したいことはたくさんあった。
「心配なのは、波蕗だ」
洋三郎が花ふぶきの持ち主ではないとわかったとき、波蕗に牙が集中してしまう。
荘次郎のように、無いと突っぱねられないからだ。
自分たちが先に波蕗を見つけなければ、力づくで奪いに来る者たちから守ることができない。
「早く探しださければな」
新一郎の顔も曇った。
「なぜ今頃になって、花ふぶきが狙われるんだと思う?」
「内通する者がいるんだと思う。旦那が言っていたんだ。金が動くと。金に困った誰かが漏らしたんじゃないか。そうでなければ、花ふぶきのことが漏れるはずがない」
「金か。思い当たらないな。とにかく急がねばならんな。今はおれたちの力を結集する時だ。やはり八丁堀の旦那の力を借りるしかない。・・・もう灯りを消すぞ。いつまでも明るいと賊も来れんだろう。おれは外に出ている」
「悪いな、兄上」
「なに、これがおれの仕事だ」
この日は何も起こらず、朝になった。
「おまえさまのお顔が明るくなりました。お兄さまにはずっといてもらいましょうよ」
朝餉の膳を運んできたおきくが、そのまま居座っている。
昨日、用心棒は生き別れになっていた兄だと紹介したとき、すごい偶然だと自分のことのように喜んでいたおきくだった。
新一郎はかしこまってきちんと正座し、黙々と箸を動かしていた。
その微動だにしない姿に、思わず笑みがこぼれてしまう。
おきくも見惚れてしまっている。
浪人者とは思えない上品な食べっぷりに、育ちの良さが滲んでいて、先ほどの言葉が自然と出てしまうのだ。
「どうする?兄上。良かったらここに住みなよ」
新一郎が首を振っている。
食べ終わって箸を置き、手を合わせた。
「ご馳走さまでした。かたじけのうござる」
頭を下げる。
「いえいえ、こちらこそ、お粗末さまでございました」
おきくもつられて頭を下げている。
荘次郎は堪えきれなくなって笑い出した。
新一郎は湯呑みを取り上げてお茶を飲んだ。
「ありがたいが、おれは用心棒だ。仕事が終われば用はなくなる」
荘次郎は頷いた。
「わかってる。ちょっと言ってみただけだよ」
「残念だわ。ゆっくりお休みになって下さいね」
新一郎は今から一眠りする。
「おまえさまは今日からちゃんとお店に出て下さいましね」
おきくの口調は、先ほどの新一郎に対するものとは違って尖っていた。
1
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
左義長の火
藤瀬 慶久
歴史・時代
ボーイミーツガールは永遠の物語――
時は江戸時代後期。
少年・中村甚四郎は、近江商人の町として有名な近江八幡町に丁稚奉公にやって来た。一人前の商人を目指して仕事に明け暮れる日々の中、やがて同じ店で働く少女・多恵と将来を誓い合っていく。
歴史に名前を刻んだわけでも無く、世の中を変えるような偉業を成し遂げたわけでも無い。
そんな名も無き少年の、恋と青春と成長の物語。
呪法奇伝ZERO・平安京異聞録~夕空晴れて明星は煌めき、遥かなる道程に月影は満ちゆく~
武無由乃
歴史・時代
「拙僧(おれ)を殺したければ――播摩の地へと来るがいい。拙僧(おれ)は人の世を壊す悪鬼羅刹であるぞ――」
――その日、そう言って蘆屋道満は、師である安倍晴明の下を去った。
時は平安時代、魑魅魍魎が跳梁跋扈する平安京において――、後の世に最強の陰陽師として名をのこす安倍晴明と、その好敵手であり悪の陰陽師とみなされる蘆屋道満は共にあって笑いあっていた。
彼らはお互いを師弟――、そして相棒として、平安の都の闇に巣食う悪しき妖魔――、そして陰謀に立ち向かっていく。
しかし――、平安京の闇は蘆屋道満の心を蝕み――、そして人への絶望をその心に満たしてゆく。
そして――、永遠と思われた絆は砕かれ――、一つであった道は分かたれる。
人の世の安寧を選んだ安倍晴明――。
迫害され――滅ぼされゆく妖魔を救うべく、魔道へと自ら進みゆく蘆屋道満。
――これは、そうして道を分かたれた二人の男が、いまだ笑いあい、――そして共にあった時代の物語。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
【完結】魔力・魔法が無いと家族に虐げられてきた俺は殺して殺して強くなります
ルナ
ファンタジー
「見てくれ父上!俺の立派な炎魔法!」
「お母様、私の氷魔法。綺麗でしょ?」
「僕らのも見てくださいよ〜」
「ほら、鮮やかな風と雷の調和です」
『それに比べて"キョウ・お兄さん"は…』
代々から強い魔力の血筋だと恐れられていたクライス家の五兄弟。
兄と姉、そして二人の弟は立派な魔道士になれたというのに、次男のキョウだけは魔法が一切使えなかった。
家族に蔑まれる毎日
与えられるストレスとプレッシャー
そして遂に…
「これが…俺の…能力…素晴らしい!」
悲劇を生んだあの日。
俺は力を理解した。
9/12作品名それっぽく変更
前作品名『亡骸からの餞戦士』
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
日本国を支配しようとした者の末路
kudamonokozou
歴史・時代
平治の乱で捕まった源頼朝は不思議なことに命を助けられ、伊豆の流人として34歳まで悠々自適に暮らす。
その後、数百騎で挙兵して初戦を大敗した頼朝だが、上総広常の2万人の大軍を得て関東に勢力を得る。
その後は、反平家の御家人たちが続々と頼朝の下に集まり、源範頼と源義経の働きにより平家は滅亡する。
自らは戦わず日本の支配者となった頼朝は、奥州の金を手中に納めようとする。
頼朝は奥州に戦を仕掛け、黄金の都市と呼ばれた平泉を奥州藤原氏もろとも滅ぼしてしまう。
日ノ本の歴史 始まりの話
Ittoh
歴史・時代
日ノ本の歴史である。
石器から縄文にかけて、日ノ本は、世界有数の文明を有した地域であった。
しかしながら、日ノ本の歴史は、古代と現代の狭間に、語ること難しく、お爺ぃは学ぶことを断念したことがある。お爺ぃでは、小説として描くも難しい。
ということで、行間の多い、個人名や出来事を具体的にはあまり記述しない、かなぁぁり変わった歴史を描いてみました。
参考資料
CGS動画 「目からウロコの日本の歴史」 小名木善行&神谷宗幣
文献資料:明治大学、黒曜石研究センター関連資料
誉田亜紀子著「ときめく縄文図鑑」
植田文雄 著「縄文人の淡海学」
瀬川拓郎 著「縄文の思想」
松木武彦 著「縄文とケルト」
西田正規 著「人類のなかの定住革命」
安田喜憲 著「森と文明の物語」
鬼頭宏 著「人口から読む日本の歴史」
滋賀県立安土城考古博物館「人・自然・祈り」共生の原点を探る
滋賀県立安土城考古博物館「水中考古学の世界-琵琶湖湖底の遺跡を掘る-」
サンライズ出版「滋賀県の歴史」
山形県教育委員会「押出遺跡発掘調査報告書」
山川登著 「倭国大乱は二王朝の激突だった」
寺本克之 著「倭国大乱 軍事学的に見た日本古代史」
倉本一宏 著「内戦の日本古代史」
今野真二 著「日本語の歴史」
兼好法師 著「徒然草」
清水克之 著「喧嘩両成敗の誕生」
関 幸彦 著「武士の誕生」
網野善彦 著「日本の歴史をよみなおす」
本郷和人 著「承久の乱」「軍事の日本史」
作者不詳 「伊勢物語」
原田信男 著「義経伝説と為朝伝説」
出雲隆 編「鎌倉武家辞典」
講談社 編「難波大阪 全三巻」
桃崎有一郎 著「武士の起源を解きあかす」
山内 譲 著「海賊の日本史」
呉座勇一 著「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」
桃井治郎 著「海賊の世界史」
曲亭馬琴 著「椿説弓張月」
本居宣長 著「日本人のこころの言葉」
太安万侶、鈴木三重吉、武田祐吉「古事記」
紀貫之 著「土佐日記」
菊池寛 著「応仁の乱」
日下雅義 著「地形からみた歴史」
関裕二 著「地形で読み解く」
鴨長明 著「方丈記」
黒嶋敏 著「海の武士団」
最近、電子書籍が多くなり、Amaz〇nさんに至っては、同人誌も個人出版という形で発売されるという状況となっています。なかなかに面白い時代となりました。
座頭の石《ざとうのいし》
とおのかげふみ
歴史・時代
強者が支配する市井のなかで、誠実であろうとする儚い者達へ
江戸へと旅をする石は、旅の途中で母娘の親子と知り合い、街道沿いの町に留まることになる。
宿場の町を仕切る渡世人の首領に目をつけられ無益な闘いを避けようとする石だったが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる