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5・悪魔と魔王の見解
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ネビロスが応接間へ入ると、魔王ルシファーはソファーに広げた書類を見ながら、モグモグとなにかを食べている最中だった。
ローテーブルの上には、アルがいたときのまま所せましと食事が乗っているから、それを食べているのだろう。
天使の一団が天界へ帰るのを目撃したネビロスは、急ぎ、飛んで応接間へ戻ってきた。
『飛んで』というのは比喩ではない。言葉の通り、背中の翼をはためかせて空を飛んできたのだ。
魔王ルシファーの城が、どこもかしこも天井高く作られているのは、緊急時に飛んで移動するためである。通常、普通の悪魔が城の中を飛ぶことは禁止されているが、ネビロスは職務上、自己判断で飛ぶことが許されていた。
今は緊急時だと判断して応接間へと戻ってきたのだが、ネビロスの判断はまちがいではなかったようだ。
「お食事中、申し訳ありません、ルシファー様。急ぎ報告書をあげるようにとのことですが、先に口頭での報告をと思いまして、伺いました」
そう声をかけながら、ネビロスは驚いていた。
部屋の中には魔王ルシファーと、後ろに控えた黒服の悪魔が三人。そしてルシファーの左側に、かしずくように座りながら治癒魔法を施している悪魔がいた。
治癒しているのは魔王ルシファーの左手だ。左の親指と人指し指。それに中指もだろうか。まるで重度の火傷でもしたかのように赤黒く腫れ爛れている。
長年仕えているが、ネビロスがルシファーの怪我を目にしたのは、これがはじめてだった。
堕天したルシファーが、魔界を統一したときだって、たいした怪我などしなかったと聞いている。
天使たちの早々の帰還と、ルシファーの怪我。これでなにもないわけがなかった。
「魔王様。魔界の術式と異なるため、完治には時間がかかります」
治癒魔法を行っている悪魔の言葉に、ルシファーはわずかに口の端をあげた。
「責任をとらせて、大天使ミカエルに治癒させればよかったな」
天使には皆、治癒能力が備わっている。天使でも人間でも悪魔でも、動物や植物でさえも彼らは癒すことができる。
ミカエルほどの大天使ならば、どんな傷でもたちどころに癒せるだろう。
「ルシファー様、まさかそれはミカエル様が……?」
ネビロスは恐れながら尋ねた。
魔王ルシファーが、大天使ミカエルに怪我を負わされたとなれば、天地を揺るがすほどの大事件だ。下手をしたら戦争にだってなりかねない。
ネビロスは最悪の事態を危惧したが、ルシファーは首を横に振った。
「いいや。だが『誰に』と言われたら『アルに』だな」
「え!?」
驚愕するネビロスに、ルシファーは話にくいからとりあえず座れと促す。言われた通りネビロスは、ルシファーの向かい側に腰かけた。
「この距離だ」
そう言って、ルシファーがスプーンを握った右手を、ネビロスの顔の前に差し出した。
「?」
「十五センチってところだな。どこまで近づけるか試した結果が、これだ」
ルシファーは、ガチャンとスプーンをテーブルに置いた。
「柔らかい銀のスプーンには、なんの変化もない。焼かれたのは俺の指だけだ。俺だからこの程度で済んだが、低級悪魔だったら死んでいてもおかしくなかった」
「……それをあの天使がやったのですか?」
「そうだ。正確にはアルを包んでいる結界が、だがな」
「あれは、結界なのですね」
アルが身にまとっている透明な空気。一目見て、それを異質だとわかる者は少なくないだろう。
この応接間でアルをはじめて見たときに『それは?』とネビロスが尋ねたのは、そのためだ。
通常、結界というものは場所や空間に固定して張られるものだ。あんなふうに、生きている者の体にぴたりと沿うように張られた結界など、ネビロスは知らない。
あれが結界だと言うのなら、かなりの高等技術と、よほどの大きな力が必要だろう。
「大天使ミカエルは『人見知り』などと言っていたがな。天界では『特殊例外守護結界』……『特例結界』と呼ばれている。めったにないことだが、ごく稀に心に傷を負った子供に現れることがある」
「現れる? ……本人の意思ではないと言うことですか?」
「そうだ。普通天使は、他人を傷つける結界は張れないのだがな。あれは、なにかしら傷つけられた幼い天使が、防衛本能で無意識に発動する、無自覚の代物だ」
「無自覚とはまた厄介ですね」
天界では、天使が天使を殺すことは絶対的な禁忌だ。だが、天使が天使を傷つけることは、禁止はしているが絶対ではない。故意ではない場合と、正当な理由がある場合は許されることがある。
結界を結んでいる本人が無自覚なのならば、誰が結界に触れ傷ついても、本人の故意ではない。
例外的に他人を傷つけることが許される。それゆえの『特殊例外守護結界』なのだろう。
そう思ったネビロスだが、ルシファーの特例結界に関する見解は、ネビロスのそれとはちがっていた。
「厄介と言えば厄介だが、特例結界で一番厄介なのは、本人がその無自覚を自覚したときだ」
ルシファーによれば、故意ではなくても誰かを傷つけた天使が、自責の念に駆られることは多いらしい。また、自分が特例結界を張ってしまうほど傷ついていると自覚したとたん、パニックを起こすことも多いのだとか。
「天界にいたころ、一度だけ特例結界を見たことがある。アルとはちがい、普通に部屋に張られていたのだが、その天使はそれを自覚したとたんに、力を暴発させて屋敷をまるごと潰した」
「それほどの威力が……」
「だがそんなに問題はない。アルの場合は不用意に近づかなければいいだけの話だ」
アルの特例結界は、アルの体にぴったりと張られている。つまりよほどアルに近づかなければ害はないし、被害がなければアルがそれを自覚することもない。
そこでふと、ネビロスは疑問に思った。
「しかし、先ほどルシファー様とミカエル様は、あの天使の隣に普通に座っていましたよね?」
三人がけのソファーの上で、ルシファーとミカエルはアルを挟むようにして座っていた。それだけ密着していたのに、なんの被害もないのはなぜなのか。
「そうだな、そこがアルの面白いところだ。まず先に、大天使ミカエルがシーツの上からアルをつついてみせたのだ。だから俺もアルを隣に座らせてみた」
そうしたらミカエルがわざわざアルの隣に座り、ルシファーにそれを確かめさせたらしい。
「不思議なことにシーツの上からならば普通に体に触れるようだ。おそらくアルにとってあのシーツは、精神的にかなり重要なものなのだろう」
ルシファーもミカエルも、シーツを被ったアルの姿を許したのは、その重要性を感じていたからだった。
ルシファーの言葉をきいて、ネビロスはアルにシーツを脱げと言わなかった自分に安堵した。もしもあの場でシーツを脱げと言っていたら、今頃どうなっていたのかと考えるとそら恐ろしくなる。
「しかし……それでは、あまり結界の意味がないように思えますが。耐久性もないようですし」
「耐久性?」
「はい」
アルが転びそうになったとき、咄嗟に手を出したネビロスの手が届くより前に、結界はぱちんと弾けてシャボンのように消えたのだ。
威力はあっても、そんなに脆いのでは、結界としての機能は疑問だ。
「こう、触れる直前に、ぱちんと消えたのです」
「ネビロスはアルに触ったのか? それで結界が消えた?」
ルシファーが珍しく驚いたような顔をした。それにネビロスは少し慌てる。
「直接触ってはいません。たまたま転びそうになったのを助けただけです。シーツの上からでしたし」
言い訳をするように言葉を重ねるネビロスに、ルシファーは面白そうな顔をした。
「そうか。ネビロスがアルの例外なのか」
「例外?」
「あれが、なぜ特殊例外守護結界と呼ばれるのか。それは結界を無効にする例外がいるからだと俺は考えている」
「それが私だと?」
「ああ、そうだ。その例外とは、特例結界を発動した天使が、無意識のうちにでも絶対に傷つけたくないと思う相手のことだと俺は思っている」
ネビロスを傷つけないために、アルの結界はネビロスが近づいたとたんに一時的に消えたのだろうとルシファーは言った。
確かに、アイペロスが呼びに来たあの時、扉に向かったネビロスがアルを振り返ると、アルは再び透明な空気に包まれていた。
「よほどアルに気にいられたようだな、ネビロス。大天使ミカエルが笑っていたぞ。『もしかして僕たちは、天使が悪魔に一目惚れする瞬間を見ちゃったのかな』と」
一目惚れ……。
ネビロスは一瞬、苦虫を噛み潰したような顔になる。
あの天使に、一目惚れされるおぼえなんてない。
「こうなると、アスタロトではなくネビロスにアルを任せたのは正解だったな。とりあえずネビロスが特例結界の被害に合う心配はないだろう。後はそうだな、アルの半径五メートル以内には絶対に近寄らないように通達を出すか」
言うがはやいか、ルシファーは控えていた黒服の悪魔に、アルに対する接近禁止令を出す指示をする。
ローテーブルの上には、アルがいたときのまま所せましと食事が乗っているから、それを食べているのだろう。
天使の一団が天界へ帰るのを目撃したネビロスは、急ぎ、飛んで応接間へ戻ってきた。
『飛んで』というのは比喩ではない。言葉の通り、背中の翼をはためかせて空を飛んできたのだ。
魔王ルシファーの城が、どこもかしこも天井高く作られているのは、緊急時に飛んで移動するためである。通常、普通の悪魔が城の中を飛ぶことは禁止されているが、ネビロスは職務上、自己判断で飛ぶことが許されていた。
今は緊急時だと判断して応接間へと戻ってきたのだが、ネビロスの判断はまちがいではなかったようだ。
「お食事中、申し訳ありません、ルシファー様。急ぎ報告書をあげるようにとのことですが、先に口頭での報告をと思いまして、伺いました」
そう声をかけながら、ネビロスは驚いていた。
部屋の中には魔王ルシファーと、後ろに控えた黒服の悪魔が三人。そしてルシファーの左側に、かしずくように座りながら治癒魔法を施している悪魔がいた。
治癒しているのは魔王ルシファーの左手だ。左の親指と人指し指。それに中指もだろうか。まるで重度の火傷でもしたかのように赤黒く腫れ爛れている。
長年仕えているが、ネビロスがルシファーの怪我を目にしたのは、これがはじめてだった。
堕天したルシファーが、魔界を統一したときだって、たいした怪我などしなかったと聞いている。
天使たちの早々の帰還と、ルシファーの怪我。これでなにもないわけがなかった。
「魔王様。魔界の術式と異なるため、完治には時間がかかります」
治癒魔法を行っている悪魔の言葉に、ルシファーはわずかに口の端をあげた。
「責任をとらせて、大天使ミカエルに治癒させればよかったな」
天使には皆、治癒能力が備わっている。天使でも人間でも悪魔でも、動物や植物でさえも彼らは癒すことができる。
ミカエルほどの大天使ならば、どんな傷でもたちどころに癒せるだろう。
「ルシファー様、まさかそれはミカエル様が……?」
ネビロスは恐れながら尋ねた。
魔王ルシファーが、大天使ミカエルに怪我を負わされたとなれば、天地を揺るがすほどの大事件だ。下手をしたら戦争にだってなりかねない。
ネビロスは最悪の事態を危惧したが、ルシファーは首を横に振った。
「いいや。だが『誰に』と言われたら『アルに』だな」
「え!?」
驚愕するネビロスに、ルシファーは話にくいからとりあえず座れと促す。言われた通りネビロスは、ルシファーの向かい側に腰かけた。
「この距離だ」
そう言って、ルシファーがスプーンを握った右手を、ネビロスの顔の前に差し出した。
「?」
「十五センチってところだな。どこまで近づけるか試した結果が、これだ」
ルシファーは、ガチャンとスプーンをテーブルに置いた。
「柔らかい銀のスプーンには、なんの変化もない。焼かれたのは俺の指だけだ。俺だからこの程度で済んだが、低級悪魔だったら死んでいてもおかしくなかった」
「……それをあの天使がやったのですか?」
「そうだ。正確にはアルを包んでいる結界が、だがな」
「あれは、結界なのですね」
アルが身にまとっている透明な空気。一目見て、それを異質だとわかる者は少なくないだろう。
この応接間でアルをはじめて見たときに『それは?』とネビロスが尋ねたのは、そのためだ。
通常、結界というものは場所や空間に固定して張られるものだ。あんなふうに、生きている者の体にぴたりと沿うように張られた結界など、ネビロスは知らない。
あれが結界だと言うのなら、かなりの高等技術と、よほどの大きな力が必要だろう。
「大天使ミカエルは『人見知り』などと言っていたがな。天界では『特殊例外守護結界』……『特例結界』と呼ばれている。めったにないことだが、ごく稀に心に傷を負った子供に現れることがある」
「現れる? ……本人の意思ではないと言うことですか?」
「そうだ。普通天使は、他人を傷つける結界は張れないのだがな。あれは、なにかしら傷つけられた幼い天使が、防衛本能で無意識に発動する、無自覚の代物だ」
「無自覚とはまた厄介ですね」
天界では、天使が天使を殺すことは絶対的な禁忌だ。だが、天使が天使を傷つけることは、禁止はしているが絶対ではない。故意ではない場合と、正当な理由がある場合は許されることがある。
結界を結んでいる本人が無自覚なのならば、誰が結界に触れ傷ついても、本人の故意ではない。
例外的に他人を傷つけることが許される。それゆえの『特殊例外守護結界』なのだろう。
そう思ったネビロスだが、ルシファーの特例結界に関する見解は、ネビロスのそれとはちがっていた。
「厄介と言えば厄介だが、特例結界で一番厄介なのは、本人がその無自覚を自覚したときだ」
ルシファーによれば、故意ではなくても誰かを傷つけた天使が、自責の念に駆られることは多いらしい。また、自分が特例結界を張ってしまうほど傷ついていると自覚したとたん、パニックを起こすことも多いのだとか。
「天界にいたころ、一度だけ特例結界を見たことがある。アルとはちがい、普通に部屋に張られていたのだが、その天使はそれを自覚したとたんに、力を暴発させて屋敷をまるごと潰した」
「それほどの威力が……」
「だがそんなに問題はない。アルの場合は不用意に近づかなければいいだけの話だ」
アルの特例結界は、アルの体にぴったりと張られている。つまりよほどアルに近づかなければ害はないし、被害がなければアルがそれを自覚することもない。
そこでふと、ネビロスは疑問に思った。
「しかし、先ほどルシファー様とミカエル様は、あの天使の隣に普通に座っていましたよね?」
三人がけのソファーの上で、ルシファーとミカエルはアルを挟むようにして座っていた。それだけ密着していたのに、なんの被害もないのはなぜなのか。
「そうだな、そこがアルの面白いところだ。まず先に、大天使ミカエルがシーツの上からアルをつついてみせたのだ。だから俺もアルを隣に座らせてみた」
そうしたらミカエルがわざわざアルの隣に座り、ルシファーにそれを確かめさせたらしい。
「不思議なことにシーツの上からならば普通に体に触れるようだ。おそらくアルにとってあのシーツは、精神的にかなり重要なものなのだろう」
ルシファーもミカエルも、シーツを被ったアルの姿を許したのは、その重要性を感じていたからだった。
ルシファーの言葉をきいて、ネビロスはアルにシーツを脱げと言わなかった自分に安堵した。もしもあの場でシーツを脱げと言っていたら、今頃どうなっていたのかと考えるとそら恐ろしくなる。
「しかし……それでは、あまり結界の意味がないように思えますが。耐久性もないようですし」
「耐久性?」
「はい」
アルが転びそうになったとき、咄嗟に手を出したネビロスの手が届くより前に、結界はぱちんと弾けてシャボンのように消えたのだ。
威力はあっても、そんなに脆いのでは、結界としての機能は疑問だ。
「こう、触れる直前に、ぱちんと消えたのです」
「ネビロスはアルに触ったのか? それで結界が消えた?」
ルシファーが珍しく驚いたような顔をした。それにネビロスは少し慌てる。
「直接触ってはいません。たまたま転びそうになったのを助けただけです。シーツの上からでしたし」
言い訳をするように言葉を重ねるネビロスに、ルシファーは面白そうな顔をした。
「そうか。ネビロスがアルの例外なのか」
「例外?」
「あれが、なぜ特殊例外守護結界と呼ばれるのか。それは結界を無効にする例外がいるからだと俺は考えている」
「それが私だと?」
「ああ、そうだ。その例外とは、特例結界を発動した天使が、無意識のうちにでも絶対に傷つけたくないと思う相手のことだと俺は思っている」
ネビロスを傷つけないために、アルの結界はネビロスが近づいたとたんに一時的に消えたのだろうとルシファーは言った。
確かに、アイペロスが呼びに来たあの時、扉に向かったネビロスがアルを振り返ると、アルは再び透明な空気に包まれていた。
「よほどアルに気にいられたようだな、ネビロス。大天使ミカエルが笑っていたぞ。『もしかして僕たちは、天使が悪魔に一目惚れする瞬間を見ちゃったのかな』と」
一目惚れ……。
ネビロスは一瞬、苦虫を噛み潰したような顔になる。
あの天使に、一目惚れされるおぼえなんてない。
「こうなると、アスタロトではなくネビロスにアルを任せたのは正解だったな。とりあえずネビロスが特例結界の被害に合う心配はないだろう。後はそうだな、アルの半径五メートル以内には絶対に近寄らないように通達を出すか」
言うがはやいか、ルシファーは控えていた黒服の悪魔に、アルに対する接近禁止令を出す指示をする。
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