6 / 51
"顔"に焦がれたのっぺらぼう
"顔"に焦がれたのっぺらぼう①
しおりを挟む
急なお誘いに快く挙手してくれた友人と有楽町で落ち合い、たっぷりデザートまで楽しんだ私は、いつもよりも話し声の多い総武線快速電車に揺られ、錦糸町駅で降りた。
肩には通勤鞄、手にはローズ香るスクラブとセール品のトップスが入った紙袋が二つ。
一杯だけと含んだ日本酒も手伝って、最高に気分がいい。
「これで普通に帰れれば、言う事なしだったのに」
ぞわりと背に、妙な悪寒。
ああ、やっぱりきちゃった。連日のことで慣れてきてしまったのか、今は恐怖よりも落胆が強い。
毎日毎日、飽きもせずただ着いてきて、本当、一体何が目的なんだか。
(……目的、っていえば)
ふと、昨夜出会った変な男の"忠告"が脳内に過る。
『……知ろうとするな。知らないままでいろ』
あれは、不審者とも捉えられかねない自身のことを指していたのか。
それとも、この姿なく付いてくる、得体の知れない"なにか"のことを言っていたのか。
もし後者ならば、あの男はこの"なにか"の正体を知っているってこと。
(……それなら)
「……霊感ゼロの私なんかに付いてくるより、あの男のほうが、"アナタ"のことわかってくれるんじゃない?」
足は動かしたまま、独り言のように呟く。
当然、夜道は静まり返ったままだし、やっぱり"なにか"も変わらず付いてくる。
(せっかくこっちが"提案"してあげてるのに、無視ですか)
たぶんこの時私は、昼間の襲撃によるストレスと、お酒の力も相まって気が大きくなっていたんだと思う。
こっちの話など聞いてもいない、理不尽な"嫌がらせ"を続ける"なにか"に、ここ最近の悩みの種が重なって、
「まさか、"アナタ"も私の顔目当てだなんて言わないでしょうね?」
嘲笑交じりに吐き出した、その時だった。
「――嬉しい。まさか、気付いて頂けるとは」
「っ!」
ぞわりと粟立つ肌。衝撃に足が止まる。というか、止めざるを得なかった。
前方、十メートルほど先の街頭下に、ぼんやりと浮かぶ女性の立ち姿。白布に紅色の花が描かれた着物を纏い、真っ黒な髪を芸妓さんのように結い上げている。
光を避けるようにして俯く彼女の顔は見えない。なのに私は瞬時に、"違う"と感じた。
――あれは、人間じゃない。
「……そう、お顔。とても美しくて、愛らしいお顔」
氷を滑るビー玉みたいに、薄く澄んだ声。けれど"声"のはずなのに、空間を通して届いるというよりは、直接鼓膜に響いているような違和感がある。
俯く女はカラリと下駄を鳴らして、一歩一歩、近づいてきた。
「そのお顔は数多のお相手を魅了するのでしょう? そのお顔があれば、もう、悲しむことなんてない」
まるで、金縛り。
直感が危険信号をこれでもかと鳴らすのに、硬直する身体は動かない。
(まずいまずいまずいってこれ……っ!)
逃げなきゃ、逃げないと――!
「……私のお願い、きいてはくださいませんか」
気付けば眼前まで迫っていた女が、妙に白い指で私の頬をするりと撫でた。
伏せられていた顔が上がる。
「――貴女様のお顔を、私に貸してくださいな」
「きっ……!」
ぬっと向けられた"顔"のない面に、悲鳴が洩れる。はずだった。
私の声がご近所の平和な夜を一変しなかったのは、音をせき止めるようにして"なにか"が私の口を塞いだから。
手、だ。どうして、誰の?
パニックに陥りながらも本能で引き剥がそうとすると、
「……だから、"知ろうとするな"と言っただろう。その頭は空っぽの飾りか?」
「!」
聞き覚えのある声に、顔をひねる。
「あんた、昨日の……!」
「うるさい騒ぐな。人が来たら厄介だ」
解放された掌。押しのけるようにして私の前に歩を進めた男は、私を一瞥もせずに顔のない女を睨み続ける。
――間違いない。昨日のあの男だ。
どうしてここに、とか、あの女の人見えてるの、とか。
言いたいことは色々あったけど、どれも言葉にならない私の眼前で、男は着物の合わせ目から万年筆のようなものを取り出した。
深い、黒とも少し違う色をしたそれは、精密な金の装飾が施されている。
(綺麗な万年筆……って、そうじゃなくて)
それ、なに? と私が尋ねるよりも早く、
「――"薄紫"」
男がそう呟いた次の瞬間、その手元で閃光が弾けた。
眩しさに目がくらむ。瞬きをしたその刹那、男の手にあったはずの万年筆が、美しい刀へと姿を変えた。
「う、そ……」
なに? なにが起こっているの?
夢だと言われれば信じてしまいそうな出来事が、紛れもなく現実で、目の前で起こっている。
へたりこんでしまいそうな膝にぐっと力をこめて、自分の置かれた状況を理解すべく必死に脳をフル回転させていると、男は静かに刀を鞘から抜き出した。
躊躇うことなく、やけに艶やかなその切っ先を、顔のない女に向ける。
(――え、こ、これってヤバいんじゃ……っ)
「ちょっ、ちょっと。そんなもの向けたら危ないじゃない……っ!」
「危ない? 自分が取り込まれそうだったというのに、随分とおめでたい思考だな」
「はあ!?」
「いいか、アレはあやかしだ。『のっぺらぼう』と言えば、アンタにもわかるだろう。そしてこの刀は、『祓え』の力を持つ妖刀だ。……一度関わってしまった以上、仕方ない。俺は俺の仕事をする」
「し、ごとって……」
男は刀を構えたまま、眼だけを私を寄こし、
「俺は、祓い屋だ」
「はらいや……?」
呆然と繰り返した私の声に重なるようにして、「ひっ」と怯えた悲鳴が聞こえた。
顔のない――のっぺらぼうの女だ。恐れるように身体を震わせたかと思うと、「ちっ、違います……!」と両膝を折って地に脚をついた。
「取り込もうだなんて、そんな滅相もございません……! 私はただ、あの方のお顔をお借りしたかっただけで……!」
「奪うつもりだったんだろう? それを"取り込む"と言うのだと、隠世で一度は聞いた事が……」
「お願い致しますっ! どうか、話を……!」
のっぺらぼうの女が、祈るようにして手を組み合わせる。
けれども祓い屋だという男は、「御託はいい」と歩を進めると、そのまっさらな面に刀の先を向け、
「"いかなる理由があろうと、ヒトに危害を与えない"。隠世法度にそうあるはずだ。お前は取り決めを破った。よって重罪犯として、大人しく祓われるんだな」
後悔は、勝手にひとりでやってろ。
そう冷たく言い捨てて、「どうか、どうか……!」と繰り返す女を眼下に、男は刀の柄を両手で握り込めた。
――いけない!
私は咄嗟に駆け出し、男の腕にしがみつく。
「ちょっと、待ってよ!」
「……邪魔だ」
「そりゃそーでしょうね、邪魔してるんだから!」
「……離せ。逃げられたら厄介だ」
「嫌よ」
「なに?」
私はぐっと顎を上げ、男を睨めつける。
「だって、私が手を離したら、あんた、そののっぺらぼうを斬るんでしょ」
「……斬り捨てなければ、"祓え"ないからな」
――本気だ。悟った私は、ますます腕に力を込める。
肩には通勤鞄、手にはローズ香るスクラブとセール品のトップスが入った紙袋が二つ。
一杯だけと含んだ日本酒も手伝って、最高に気分がいい。
「これで普通に帰れれば、言う事なしだったのに」
ぞわりと背に、妙な悪寒。
ああ、やっぱりきちゃった。連日のことで慣れてきてしまったのか、今は恐怖よりも落胆が強い。
毎日毎日、飽きもせずただ着いてきて、本当、一体何が目的なんだか。
(……目的、っていえば)
ふと、昨夜出会った変な男の"忠告"が脳内に過る。
『……知ろうとするな。知らないままでいろ』
あれは、不審者とも捉えられかねない自身のことを指していたのか。
それとも、この姿なく付いてくる、得体の知れない"なにか"のことを言っていたのか。
もし後者ならば、あの男はこの"なにか"の正体を知っているってこと。
(……それなら)
「……霊感ゼロの私なんかに付いてくるより、あの男のほうが、"アナタ"のことわかってくれるんじゃない?」
足は動かしたまま、独り言のように呟く。
当然、夜道は静まり返ったままだし、やっぱり"なにか"も変わらず付いてくる。
(せっかくこっちが"提案"してあげてるのに、無視ですか)
たぶんこの時私は、昼間の襲撃によるストレスと、お酒の力も相まって気が大きくなっていたんだと思う。
こっちの話など聞いてもいない、理不尽な"嫌がらせ"を続ける"なにか"に、ここ最近の悩みの種が重なって、
「まさか、"アナタ"も私の顔目当てだなんて言わないでしょうね?」
嘲笑交じりに吐き出した、その時だった。
「――嬉しい。まさか、気付いて頂けるとは」
「っ!」
ぞわりと粟立つ肌。衝撃に足が止まる。というか、止めざるを得なかった。
前方、十メートルほど先の街頭下に、ぼんやりと浮かぶ女性の立ち姿。白布に紅色の花が描かれた着物を纏い、真っ黒な髪を芸妓さんのように結い上げている。
光を避けるようにして俯く彼女の顔は見えない。なのに私は瞬時に、"違う"と感じた。
――あれは、人間じゃない。
「……そう、お顔。とても美しくて、愛らしいお顔」
氷を滑るビー玉みたいに、薄く澄んだ声。けれど"声"のはずなのに、空間を通して届いるというよりは、直接鼓膜に響いているような違和感がある。
俯く女はカラリと下駄を鳴らして、一歩一歩、近づいてきた。
「そのお顔は数多のお相手を魅了するのでしょう? そのお顔があれば、もう、悲しむことなんてない」
まるで、金縛り。
直感が危険信号をこれでもかと鳴らすのに、硬直する身体は動かない。
(まずいまずいまずいってこれ……っ!)
逃げなきゃ、逃げないと――!
「……私のお願い、きいてはくださいませんか」
気付けば眼前まで迫っていた女が、妙に白い指で私の頬をするりと撫でた。
伏せられていた顔が上がる。
「――貴女様のお顔を、私に貸してくださいな」
「きっ……!」
ぬっと向けられた"顔"のない面に、悲鳴が洩れる。はずだった。
私の声がご近所の平和な夜を一変しなかったのは、音をせき止めるようにして"なにか"が私の口を塞いだから。
手、だ。どうして、誰の?
パニックに陥りながらも本能で引き剥がそうとすると、
「……だから、"知ろうとするな"と言っただろう。その頭は空っぽの飾りか?」
「!」
聞き覚えのある声に、顔をひねる。
「あんた、昨日の……!」
「うるさい騒ぐな。人が来たら厄介だ」
解放された掌。押しのけるようにして私の前に歩を進めた男は、私を一瞥もせずに顔のない女を睨み続ける。
――間違いない。昨日のあの男だ。
どうしてここに、とか、あの女の人見えてるの、とか。
言いたいことは色々あったけど、どれも言葉にならない私の眼前で、男は着物の合わせ目から万年筆のようなものを取り出した。
深い、黒とも少し違う色をしたそれは、精密な金の装飾が施されている。
(綺麗な万年筆……って、そうじゃなくて)
それ、なに? と私が尋ねるよりも早く、
「――"薄紫"」
男がそう呟いた次の瞬間、その手元で閃光が弾けた。
眩しさに目がくらむ。瞬きをしたその刹那、男の手にあったはずの万年筆が、美しい刀へと姿を変えた。
「う、そ……」
なに? なにが起こっているの?
夢だと言われれば信じてしまいそうな出来事が、紛れもなく現実で、目の前で起こっている。
へたりこんでしまいそうな膝にぐっと力をこめて、自分の置かれた状況を理解すべく必死に脳をフル回転させていると、男は静かに刀を鞘から抜き出した。
躊躇うことなく、やけに艶やかなその切っ先を、顔のない女に向ける。
(――え、こ、これってヤバいんじゃ……っ)
「ちょっ、ちょっと。そんなもの向けたら危ないじゃない……っ!」
「危ない? 自分が取り込まれそうだったというのに、随分とおめでたい思考だな」
「はあ!?」
「いいか、アレはあやかしだ。『のっぺらぼう』と言えば、アンタにもわかるだろう。そしてこの刀は、『祓え』の力を持つ妖刀だ。……一度関わってしまった以上、仕方ない。俺は俺の仕事をする」
「し、ごとって……」
男は刀を構えたまま、眼だけを私を寄こし、
「俺は、祓い屋だ」
「はらいや……?」
呆然と繰り返した私の声に重なるようにして、「ひっ」と怯えた悲鳴が聞こえた。
顔のない――のっぺらぼうの女だ。恐れるように身体を震わせたかと思うと、「ちっ、違います……!」と両膝を折って地に脚をついた。
「取り込もうだなんて、そんな滅相もございません……! 私はただ、あの方のお顔をお借りしたかっただけで……!」
「奪うつもりだったんだろう? それを"取り込む"と言うのだと、隠世で一度は聞いた事が……」
「お願い致しますっ! どうか、話を……!」
のっぺらぼうの女が、祈るようにして手を組み合わせる。
けれども祓い屋だという男は、「御託はいい」と歩を進めると、そのまっさらな面に刀の先を向け、
「"いかなる理由があろうと、ヒトに危害を与えない"。隠世法度にそうあるはずだ。お前は取り決めを破った。よって重罪犯として、大人しく祓われるんだな」
後悔は、勝手にひとりでやってろ。
そう冷たく言い捨てて、「どうか、どうか……!」と繰り返す女を眼下に、男は刀の柄を両手で握り込めた。
――いけない!
私は咄嗟に駆け出し、男の腕にしがみつく。
「ちょっと、待ってよ!」
「……邪魔だ」
「そりゃそーでしょうね、邪魔してるんだから!」
「……離せ。逃げられたら厄介だ」
「嫌よ」
「なに?」
私はぐっと顎を上げ、男を睨めつける。
「だって、私が手を離したら、あんた、そののっぺらぼうを斬るんでしょ」
「……斬り捨てなければ、"祓え"ないからな」
――本気だ。悟った私は、ますます腕に力を込める。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
百合系サキュバス達に一目惚れされた
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
推等と旅するヲタク達
隠井迅
キャラ文芸
〈遠征系イヴェンター〉、それは、〈推し〉のためならば、日本中どこにでも征く、そんなヲタクのことである。
この物語は、アニソン・アーティスト〈翼葵〉と一緒にツアーを巡った、遠征系イヴェンター達を中心に描いたヲタ活回想録である。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる