スキル喰らい（スキルイーター）がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

帰ります

　王都での商談もティナのおかげで無事終わり俺達は領地に戻ることにした。ティナも久しぶりの家族との団らんを楽しめたようでよかった。

「ティナのおかげで無事商談も済んだことだし、次は量産と更なる商品の開発だな。資金はいくらあっても困らないし」

「そうですね、ティナ様のおかげで今回の日程は思った以上に効果も出ましたし、領地に戻ったら忙しい日々に成りそうです」

「忙しい日々いいじゃないか、嬉しい悲鳴ってやつだな。最初は忙しいだろうがちゃんと体制を整えて行くから最初だけ我慢してくれ」

「はい、頑張りますね。みんなも協力してくれるはずです。さー帰る用意は私がしますので今日はティナ様とお過ごしください」

「ティナにはマリアとの時間を作ってもらったことだしちゃんとお礼をしないとな帰る前に」

「はい、ぜひティナ様との二人の時間も大切にしてください」

マリアと話しているとディナーの呼び出しがあり身だしなみを整えて向かう。

ディナーにマリアと共に向かうと国王と王妃とティナの3人がすでに座って待機していた。

「お待たせして申し訳ありません」

「いや、よいよい。我々が早くきて話していただけじゃ。家族の団らんを久しぶりゆっくりとれて楽しいひと時であった。これからは、おぬしも家族になるのだから一緒に過ごせる時を楽しみにしておるぞ。今宵はそなたらが帰る前にゆっくり食事ができるよう我等だけの食事にしておる。そなたらも食事を楽しむがよい、マリアおぬしも我の娘となるのだ、ぜひ楽しんでくれ」

「国王さまありがとうございます。私なんかにもったいなきお言葉です。ですがそのお言葉に甘えさせていただき今宵は一緒に食事をすることをお許しください」

「ふむ、許そう。今宵の食事を楽しんでくれ」

国王の言葉の後、様々な料理が運ばれてきて食事が始まった。この日の食事は国王の前であるが、賑やかな食事になった。

食事を楽しんだあとは、ティナの部屋に向かい将棋のやり方を教えながら一緒に夜を過ごし、今後の領地の展望を話し合いながら眠りにつくまで語り合った。

「マリアありがとう、マリアのおかげで帰る用意が楽に済んで助かったよ」

「もちろんです。これは、私の仕事ですのでナイト様はごゆっくりしてください」

「帰ったら忙しくなるがみんなで頑張ろう、ディス達は俺達がいない間どうしてるだろうか？無茶なことをしていなければいいが、たまにやらかしてしまうから若干心配だがなにもないことを願おう」