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鍛冶師としての感性

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 領民への対策としては第一にやるべきことは決まったのでさっそく行動に移す。

「さっそく仕事出来たんだがまだ鍛冶をするための鍛冶場などがまだだからそれが出来るまでの間に三人で収穫量や味をよくするための農薬みたいなものを考えてもらいたい。使用後土地が痩せるとかはないを大前提に、そうだな、農地のポーションを作れないか考えてみてくれないか?」

「農地のポーションですか?栄養をしっかり与えてそれを維持していけるようにしないといけないですね。わかりました、まずはこの土地の状態を調べてそこから色々してみたいと思います。なのでナイト様には鍛冶場だけでなく錬金術なども研究出来る場所を一緒に作っていただけたら助かります」

「もちろん、そちらも作らせてもらうよ。今はとりあえず空き部屋を使って色々考えてみてほしい」

「わかりました。ではセバスさん空き部屋への案内お願いできますか?」

「わかりました。部屋数はそれなりにございますのですぐに案内いたしましょう」

「次はマリアとシルキーにはセバスがまとめてくれたメモの確認と領地を盛り上げていく為のプランを何でもいいから考えてみてほしい。今この領地でなにを活かすべきかとかはすべてが手探りの状態だから意見があればいくらでも言って欲しい。そこからみんなで出来ることをまた考えてみようと思う」

「わかりました。元々こちらで過ごしていた身です。以前ではできなかったことも、ナイト様と一緒にならばできる事は格段と増えることでしょうからおまかせください。」

「最後にティナだが今後のことも考えて領地運営に必要なことをセバスから色々教えてもらってほしいと同時に俺に必要な知識とかどんなものがいるか聞いておいてもらいたい」

「わかりました。ナイト様はまず身の回りを整えることに集中してください。私はこれからの為に少しでも領地運営について学んでおきますので」

 よしこれでみんなの行動は決まった。俺もさっそく行動を起こすとしよう。

 まずは鍛冶場を作っていくとしようかな。ディスの実力を考えて色々出来るように配置とかも考えなければならないかな。鍛冶場は魔力混合の炉を作って通常より高火力に対応出来るようにしておけば今後もつかえるだろう。

 魔力混合の炉は火属性の魔石を砕いて魔力を込めた特製の土に混ぜ込みブロック状にしたものをどんどん作り上げていく。出来上がったブロックを積み重ねて炉を作り上げていく、あとはコーティングを使って固定したら完成だ。

 炉が完成したので動線を考えながら、小道具や他の設備を一通り組み立てていったらディスに一旦来てもらい細かな配置を調整していきディス専用の鍛冶場の出来上がりだ。

「流石ナイト様です。しかもこの炉はかなり高性能ですよね?使う前からなんか伝わってくるです」

 流石だな。ディスの鍛冶師としての感性が使う前から作った炉の実力を感じ取ったんだろう。この炉を使ってどんな物を作り上げていくか今から楽しみだ。
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