スキル喰らい（スキルイーター）がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

出立

　地獄のような訓練をみんなで乗り切り基礎から鍛え直したおかげで1段階上の実力を手に入れることが出来た。この国を出てからも出来る訓練も教わったのでここでレオナルドからまだまだ地獄の訓練をするみんなに負けないように頑張ろう。

「ナイトよ、今のお前ならまた勝負すれば以前よりいい勝負になるであろうな。だがワシもお前らからよい刺激を受けまだまだ成長出来ると感じた。」

　いや、このおっさんまだ強くなる気なのかよ。これじゃこれからも訓練を受けるやつらには同情するな

「レオナルドの訓練のおかげで新しい技も手に入ったし、次に会う時には完璧にいやさらに進化させてあんたを驚かせてやる」

「ガハハよしよしよいぞその意気だ。その言葉確かに受け取った。次に来た時は、手合わせをしてその言葉が嘘か真か確かめさせてもらう」

　絶対に今以上に強くなってこのおっさんに吠え面かかせてやる。

「どれ、お前たちは次の目的地とかあるのか？なければ次は獣人国に行ってみるのもよいかもしれんぞ。あそこは強きものは大歓迎じゃからな。あそこには闘技場もあって定期的に大会等も開いているから実力を試すにはバッチリじゃぞ」

　闘技場があるのか、それは賑やかな国だろうな。獣人国なら新たなモフモフとの出会いもあるかもしれないから楽しみだな。

「ふっ闘技場と聞いて目つきが変わったな。あの国ならお前は更に強くなれるはずじゃ、今日までの訓練を決して忘れるなよ」

「もちろん、もう二度とあんな地獄は見たいとは思わないからな。だがおかげで強くなることが出来たから感謝はしている。次に来るまでみんな元気に」

　俺達は、レオナルドに挨拶して次の挨拶に向かう

「おーきたか、お前らがいなくなるのは寂しいな。特にそこの二人とは新たな技術の話で盛り上がることがよくあったから最近の楽しみだったんじゃがな」

「新しい刺激になって成長出来たから感謝している、ありがとう。しかし、いいのか？このままディスをこちらで預かっても」

「もちろんだ。ディスもお前らといることで、どんどん成長しているのを見てとれたからな。どうか一緒に連れて行ってやってくれ。あいつに新しい世界を見せてやってくれ」

「分かった、あなたがそれを望むなら遠慮なくディスを預からせてもらう。正直今の俺達には、ディスのいない日々とか考えられなかったからな」

「師匠、ナイトさん達のもとですぐには無理かもしれないけど師匠を超える作品を作り上げて見せるです」

「ふん、まだまだガキのくせに言いやがる。だが、そこまで言ったんだからやってみやがれ。今日からお前は、ナイト達の専属鍛冶師なんだからな」

「はい、ナイトさん達の為に私の全力を尽くして守ってみせます」

「ディスもこう言ってるんだ。これからもこいつをこき使ってやってくれ」

「そうだな、ただこいつはよく見ないと三人集まって暴走するからな」

「あーそこはしっかり見てやってくれ、ディスにあの二人が加わった時の反応はワシでも恐ろしいからな」ドボスとそんな話を苦笑いしながら三人を見てため息をつく。

　そこからも挨拶周りをして俺達はドワーフ王国を後にした