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地獄の始まり
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走り始める前に柔軟はしっかりしとこう。どうせ倒れるまでやるんだから怪我しないようにしないと。
「ふむ、いい心がけだ。しっかりほぐしとけよーお主がどこまでやれるか楽しみにしておるからな」
期待されるのは嬉しいが恐ろしくもあるんだよなー限界を知るって言ってたし、きっと強制的に動かして本当に動けなくなるまでやる気だこの人は
「今日の訓練で最低限の生き残りが何人出るかで今後の訓練が決まるからのー お主はまー生き残りの一人になるじゃろうと見ておるからな。
そうじゃ、走る前にお主のとこの狼を何匹か出しておいて、ワシに命令権をくれぬか?なに無茶なことはせんから安心せい。ホレ、お前のとこの狼に追いかけ回されれば走るのも頑張れるじゃろ?軽い噛みつき程度なら死にはせぬしの」
ちょっとこの人はなに言ってるの?うちの眷属にそんなことやらせるの?今後この子たちを見た時怖がられるじゃん
「ほれほれー早く減るもんではないじゃろ、早く呼ばなければ始まるぞ」
仕方ないか、(眷属召喚)ウルフを3匹召喚する。
コイツラならレオナルドに怯えたりしないし、見た目もあれだから、強制的に走らせるには最適だろうな。
「さて、すまないが今日はこのレオナルドの言うことを聞いてほしいんだ。あと、動きが悪くなったやつを怪我をしない程度に追いかけ回して欲しい。本当に動けなくなったと判断したやつがいたらそいつは無視してもいい。そのへんの判断で悩んだらレオナルドに頼ったらいい」
俺は、3匹をレオナルドに託し、走る用意をはじめる。よし、どうせやるなら一番になってやる。
「よし、それではこれより本日の訓練をはじめる。内容は簡単だ、とにかく走って走って走りまくって限界を超えて倒れるまで走れ。なお、今日は特別にこちらのウルフ3匹に協力してもらい、余力があると判断したものには襲わせることになっている。訓練だから殺しはしないが生傷は増えると思え。しっかり走りきれば襲われることはないからの。ちなみにこの三匹は連携がしっかり出来ていてそのへんの、魔物程度ならメシにしか見えんくらいの強さを備えておるからな。では、いざ走れ~!」
こうして、地獄がはじまった
始まって一時間なんとかみんな走れている。それなりに鍛えているからな。だが、限界が近いものも何人か後ろにいた。そいつらは、朝の水汲みで遅れてご飯を食べお腹がしっかり膨れるまで食べた奴らだ。一時間はなんとか走ったが、まだ消化もしきれてない状態で無茶をするからすでに口を押さえながらフラフラしていた。
「どうしたー そこでフラフラしおってお前らはしっかり朝ご飯食べて元気いっぱいじゃろ?ほれほれたった一時間で甘えるんじゃないぞ」
あまりそいつらは刺激してほしくないな、今にもリバースしそうだぞ。
「は~は~ ふっひゅじゃけんな あれだけたべヒャアとにこんな走らされてはこうなってあたりみぁえにゃろ」
ほらっ舌がもう回ってないじゃん
「なんじゃだらしないのー どれっ仕方ない。まずはお前らでこいつらの実力を試すとするか。ほれっお前らのおもちゃがフラフラしてるぞ。遊んでもらえ、追いかけっ子じゃ」
ついに、出されてしまった。いくら遊びとはいえ限界が近い奴らに三匹が追いかけ回したらどうなるか目に見えてるだろうに。
うわっまじかー こいつらの目俺等を餌にしか見てないじゃないのか?絶対にやべーよ ぎゃー
そりゃそうなるよな。どう見ても襲われる新人冒険者にしか見えないし あっこけた、終わったな。
一人がこけたことで巻き込まれながら将棋倒しみたいに一気に転び横側に転がっていくと同時に倒れた衝撃でお腹が押され一人がリバースすると、それにつられて次々ともらいリバースをする最悪な状況に陥る
クーンと悲しい声を出しながらウルフたちが離れていく。あ~なんともいえない空気だな
「ほれっ出してスッキリしたから走れるじゃろ、今日汲んだ水を温めておるからきれいに着替えてすぐ戻れ」
あっきれいにする時間はくれるんだ。でも本当に限界まで走らせるんだって改めて実感した。
「さーそこで見学して休んでおらんでとにかく走れー タラタラ走ってるとわかれば遠慮なく噛みつかせにいくからな」
やばい 流石に噛みつかれたくはない。とにかく走ろう。俺は、頭をなるべく空っぽにしてとにかく走り出した。
あれから何時間たったのだろうか?すでに走っているのは数人しかいなくなった。なんで、俺は走っているんだろうか?頭がまわらない。足が止まりそうになるとウルフに噛みつかれそうになり噛まれないためにまた必死で走り出すの繰り返しだ
「ほー地力でよく頑張っておるの、ほれもう少し限界を、超えてみせい」
限界なんてとっくに超えてるつうの、あっ駄目だ、足の感覚もなくなってきた。俺は走れてるのか?なにも感じない 次に目が覚めたら終わってたらいいな
「ふむ、いい心がけだ。しっかりほぐしとけよーお主がどこまでやれるか楽しみにしておるからな」
期待されるのは嬉しいが恐ろしくもあるんだよなー限界を知るって言ってたし、きっと強制的に動かして本当に動けなくなるまでやる気だこの人は
「今日の訓練で最低限の生き残りが何人出るかで今後の訓練が決まるからのー お主はまー生き残りの一人になるじゃろうと見ておるからな。
そうじゃ、走る前にお主のとこの狼を何匹か出しておいて、ワシに命令権をくれぬか?なに無茶なことはせんから安心せい。ホレ、お前のとこの狼に追いかけ回されれば走るのも頑張れるじゃろ?軽い噛みつき程度なら死にはせぬしの」
ちょっとこの人はなに言ってるの?うちの眷属にそんなことやらせるの?今後この子たちを見た時怖がられるじゃん
「ほれほれー早く減るもんではないじゃろ、早く呼ばなければ始まるぞ」
仕方ないか、(眷属召喚)ウルフを3匹召喚する。
コイツラならレオナルドに怯えたりしないし、見た目もあれだから、強制的に走らせるには最適だろうな。
「さて、すまないが今日はこのレオナルドの言うことを聞いてほしいんだ。あと、動きが悪くなったやつを怪我をしない程度に追いかけ回して欲しい。本当に動けなくなったと判断したやつがいたらそいつは無視してもいい。そのへんの判断で悩んだらレオナルドに頼ったらいい」
俺は、3匹をレオナルドに託し、走る用意をはじめる。よし、どうせやるなら一番になってやる。
「よし、それではこれより本日の訓練をはじめる。内容は簡単だ、とにかく走って走って走りまくって限界を超えて倒れるまで走れ。なお、今日は特別にこちらのウルフ3匹に協力してもらい、余力があると判断したものには襲わせることになっている。訓練だから殺しはしないが生傷は増えると思え。しっかり走りきれば襲われることはないからの。ちなみにこの三匹は連携がしっかり出来ていてそのへんの、魔物程度ならメシにしか見えんくらいの強さを備えておるからな。では、いざ走れ~!」
こうして、地獄がはじまった
始まって一時間なんとかみんな走れている。それなりに鍛えているからな。だが、限界が近いものも何人か後ろにいた。そいつらは、朝の水汲みで遅れてご飯を食べお腹がしっかり膨れるまで食べた奴らだ。一時間はなんとか走ったが、まだ消化もしきれてない状態で無茶をするからすでに口を押さえながらフラフラしていた。
「どうしたー そこでフラフラしおってお前らはしっかり朝ご飯食べて元気いっぱいじゃろ?ほれほれたった一時間で甘えるんじゃないぞ」
あまりそいつらは刺激してほしくないな、今にもリバースしそうだぞ。
「は~は~ ふっひゅじゃけんな あれだけたべヒャアとにこんな走らされてはこうなってあたりみぁえにゃろ」
ほらっ舌がもう回ってないじゃん
「なんじゃだらしないのー どれっ仕方ない。まずはお前らでこいつらの実力を試すとするか。ほれっお前らのおもちゃがフラフラしてるぞ。遊んでもらえ、追いかけっ子じゃ」
ついに、出されてしまった。いくら遊びとはいえ限界が近い奴らに三匹が追いかけ回したらどうなるか目に見えてるだろうに。
うわっまじかー こいつらの目俺等を餌にしか見てないじゃないのか?絶対にやべーよ ぎゃー
そりゃそうなるよな。どう見ても襲われる新人冒険者にしか見えないし あっこけた、終わったな。
一人がこけたことで巻き込まれながら将棋倒しみたいに一気に転び横側に転がっていくと同時に倒れた衝撃でお腹が押され一人がリバースすると、それにつられて次々ともらいリバースをする最悪な状況に陥る
クーンと悲しい声を出しながらウルフたちが離れていく。あ~なんともいえない空気だな
「ほれっ出してスッキリしたから走れるじゃろ、今日汲んだ水を温めておるからきれいに着替えてすぐ戻れ」
あっきれいにする時間はくれるんだ。でも本当に限界まで走らせるんだって改めて実感した。
「さーそこで見学して休んでおらんでとにかく走れー タラタラ走ってるとわかれば遠慮なく噛みつかせにいくからな」
やばい 流石に噛みつかれたくはない。とにかく走ろう。俺は、頭をなるべく空っぽにしてとにかく走り出した。
あれから何時間たったのだろうか?すでに走っているのは数人しかいなくなった。なんで、俺は走っているんだろうか?頭がまわらない。足が止まりそうになるとウルフに噛みつかれそうになり噛まれないためにまた必死で走り出すの繰り返しだ
「ほー地力でよく頑張っておるの、ほれもう少し限界を、超えてみせい」
限界なんてとっくに超えてるつうの、あっ駄目だ、足の感覚もなくなってきた。俺は走れてるのか?なにも感じない 次に目が覚めたら終わってたらいいな
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