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ティナとの交渉
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体も通常通り動くようになり、再び王都に向けて旅を再開することにする。村にも思っていたより長く滞在してしまい、何人かの人とは仲良くなり世間話も出来るようになった。
旅立つ前に、ここで世話になったお礼として、リハビリがてら狩ってきたオークの肉をみんなに振る舞いお風呂もまたアリアの協力のもと提供させてもらった。
旅立つ前の村人総出での、食事は楽しくこの村を救えてよかったと心から感じた。
旅立ちの朝、村長から馬車をもらうことになる。村には金などなく、古くなってしまったもので申し訳ないが、まだ使えるのでぜひ旅の役に立ててほしいと。
俺は、村長に感謝しみんなで頭を下げありがたく馬車を頂く事にする 馬も若く大人しい扱いやすい子をもらえたので扱いもみんなでゆっくり覚えて行こうと思う。
三人は、馬車に乗り、もう二人は御者として一緒に馬の扱いを覚えて行こうと話がきまり、最初は、俺とティナが御者としてやることになった。
ティナとこうして、二人きりになるのもはじめてで少しドキドキしてしまうが、今は馬に集中しなければ、扱いやすいとはいえなにかミスをして、事故とかはたまったものじゃない。
一時間ずつで、御者を交代しながら進んでいく。ペースも歩きでいたより早いので旅としては順調だ。
次の御者は、アリアとメルヴィス親子だ。たまには親子で、ゆっくり会話してもらいたい。
馬車では、俺とティナとユミルの3人になった。そうだなこうして旅も再開したし、ティナにもお願いしたいことがあったので話してみよう。
「ティナ今後のことで、話したいことがあるんだがいいだろうか?」おれは、ティナに真剣な顔で話し始めた。ティナも姿勢を正しこちらを見て頷いた。
「ティナはおれの力のことについてどれくらい知ってる?」
「私が、知っているのはなにか特別な力を持っているくらいしか」
「仲間として、ティナ達にも俺の力を知ってもらったほうがいいだろう 俺の力はユニークスキル スキル食らい(スキルイーター)といって他人やモンスターからスキルを奪い自分の力にすることが出来る。そしてこのユニークスキルもレベルアップして今は、奪うスキルを選択でき、奪ったスキル同士を合成して強力なスキルを作り出すことが出来る。」
俺自身が理解しているのはこんなとこかな?分解についてはそれほど重要ではないから大丈夫だろう言わなくても。
「レイ様その力は、今はまだ弱いかもしれません。なにせスキルを集めなければ意味が無いですから、ですがスキルを集め合成して強力なスキルを生み出していけばそれは無限の可能性に近い力を得ることが出来ると考えます」
そうだよな。強力なスキルを生み出すことが出来るのは魅力的過ぎる。しかも、合成によってできるというのならば、本来ハズレスキルと言われている者同士の組み合わせ次第で予想外のスキルを作り出すことが出来るかもしれないのだ。
「そのうえでティナに協力を頼みたい、君を王都に連れ帰った時に王都にいるであろう軍の訓練に参加させて欲しい。軍の中にいるものなら色々なスキルを持っているものが揃っているだろう。俺がスキルを奪うとはいえ全てを奪う訳ではない、今はだけどな、いずれ全てを奪うことが可能になるかもしれないが今は奪うスキルを選択してスキルレベル1分しか奪うことが出来ないからスキルレベル2の物を選べばスキルが無くなることは無い」と説明し俺は、ティナに改めて頼む
「俺が、強くなるために協力してくれ」
「レイ様がいうことは、分かりました。確かに軍には色々なスキルを持っているものがいるでしょう。レイ様が、強くなるには最適な場所かもしれません助けていただいた報酬として、軍の訓練に参加することは可能だとおもいます」
よかった、スキルを持っても実戦訓練をしないと戦う時に扱いきれないと困るからな。
「レイ様こちらからもお願いをしてよろしいでしょうか?もし聞いていただけなくても軍の訓練に関しては許可を出しますから
ティナには、こちらのお願いを聞いてもらうんだ。こちらも、ティナのお願いは聞いてやらないとな。
「私のお願いというのは、第一、第二王女の悪事を防いで国を守り、より良い国にする手伝いをお願いしたいのです」
あ~なんかテンプレなような気がするな~
「すまない、ティナ聞きたいことがあるんだがいいか?今回ティナが少数で出ていたのはもしかして姉たちの不正を調べる為だったりするか?それなら、少数での動きも納得出来る」ティナは静かに頷く。
「流石レイ様です。正に言われた通りで今回我々は、少人数で姉たちの不正を調べる為に動いていたのですが、知っての通りその最中に魔物に襲われてしまい」
なるほどな。しかも、その少数で調べていた仲間も今回の件でいなくなってしまい、姉の不正を調べることが大変な状態だということだな。
ティナには世話になることだし、助けてやってもいいよな。国の為になるなら国に、恩を売ることもできるだろうし、こちらに悪いことはない。更に、不正をしているというなら敵だ。敵なら遠慮なくスキルを奪うことが出来る。
俺は、ティナの提案に納得し手を出してみせる。ティナは、よく分かってないようなので、ティナにも手を出してもらい握りしめ握手をする。お互いの提案を了承する時の挨拶だと説明しとく。
お互いこれで今後の目標の目処がついた
旅立つ前に、ここで世話になったお礼として、リハビリがてら狩ってきたオークの肉をみんなに振る舞いお風呂もまたアリアの協力のもと提供させてもらった。
旅立つ前の村人総出での、食事は楽しくこの村を救えてよかったと心から感じた。
旅立ちの朝、村長から馬車をもらうことになる。村には金などなく、古くなってしまったもので申し訳ないが、まだ使えるのでぜひ旅の役に立ててほしいと。
俺は、村長に感謝しみんなで頭を下げありがたく馬車を頂く事にする 馬も若く大人しい扱いやすい子をもらえたので扱いもみんなでゆっくり覚えて行こうと思う。
三人は、馬車に乗り、もう二人は御者として一緒に馬の扱いを覚えて行こうと話がきまり、最初は、俺とティナが御者としてやることになった。
ティナとこうして、二人きりになるのもはじめてで少しドキドキしてしまうが、今は馬に集中しなければ、扱いやすいとはいえなにかミスをして、事故とかはたまったものじゃない。
一時間ずつで、御者を交代しながら進んでいく。ペースも歩きでいたより早いので旅としては順調だ。
次の御者は、アリアとメルヴィス親子だ。たまには親子で、ゆっくり会話してもらいたい。
馬車では、俺とティナとユミルの3人になった。そうだなこうして旅も再開したし、ティナにもお願いしたいことがあったので話してみよう。
「ティナ今後のことで、話したいことがあるんだがいいだろうか?」おれは、ティナに真剣な顔で話し始めた。ティナも姿勢を正しこちらを見て頷いた。
「ティナはおれの力のことについてどれくらい知ってる?」
「私が、知っているのはなにか特別な力を持っているくらいしか」
「仲間として、ティナ達にも俺の力を知ってもらったほうがいいだろう 俺の力はユニークスキル スキル食らい(スキルイーター)といって他人やモンスターからスキルを奪い自分の力にすることが出来る。そしてこのユニークスキルもレベルアップして今は、奪うスキルを選択でき、奪ったスキル同士を合成して強力なスキルを作り出すことが出来る。」
俺自身が理解しているのはこんなとこかな?分解についてはそれほど重要ではないから大丈夫だろう言わなくても。
「レイ様その力は、今はまだ弱いかもしれません。なにせスキルを集めなければ意味が無いですから、ですがスキルを集め合成して強力なスキルを生み出していけばそれは無限の可能性に近い力を得ることが出来ると考えます」
そうだよな。強力なスキルを生み出すことが出来るのは魅力的過ぎる。しかも、合成によってできるというのならば、本来ハズレスキルと言われている者同士の組み合わせ次第で予想外のスキルを作り出すことが出来るかもしれないのだ。
「そのうえでティナに協力を頼みたい、君を王都に連れ帰った時に王都にいるであろう軍の訓練に参加させて欲しい。軍の中にいるものなら色々なスキルを持っているものが揃っているだろう。俺がスキルを奪うとはいえ全てを奪う訳ではない、今はだけどな、いずれ全てを奪うことが可能になるかもしれないが今は奪うスキルを選択してスキルレベル1分しか奪うことが出来ないからスキルレベル2の物を選べばスキルが無くなることは無い」と説明し俺は、ティナに改めて頼む
「俺が、強くなるために協力してくれ」
「レイ様がいうことは、分かりました。確かに軍には色々なスキルを持っているものがいるでしょう。レイ様が、強くなるには最適な場所かもしれません助けていただいた報酬として、軍の訓練に参加することは可能だとおもいます」
よかった、スキルを持っても実戦訓練をしないと戦う時に扱いきれないと困るからな。
「レイ様こちらからもお願いをしてよろしいでしょうか?もし聞いていただけなくても軍の訓練に関しては許可を出しますから
ティナには、こちらのお願いを聞いてもらうんだ。こちらも、ティナのお願いは聞いてやらないとな。
「私のお願いというのは、第一、第二王女の悪事を防いで国を守り、より良い国にする手伝いをお願いしたいのです」
あ~なんかテンプレなような気がするな~
「すまない、ティナ聞きたいことがあるんだがいいか?今回ティナが少数で出ていたのはもしかして姉たちの不正を調べる為だったりするか?それなら、少数での動きも納得出来る」ティナは静かに頷く。
「流石レイ様です。正に言われた通りで今回我々は、少人数で姉たちの不正を調べる為に動いていたのですが、知っての通りその最中に魔物に襲われてしまい」
なるほどな。しかも、その少数で調べていた仲間も今回の件でいなくなってしまい、姉の不正を調べることが大変な状態だということだな。
ティナには世話になることだし、助けてやってもいいよな。国の為になるなら国に、恩を売ることもできるだろうし、こちらに悪いことはない。更に、不正をしているというなら敵だ。敵なら遠慮なくスキルを奪うことが出来る。
俺は、ティナの提案に納得し手を出してみせる。ティナは、よく分かってないようなので、ティナにも手を出してもらい握りしめ握手をする。お互いの提案を了承する時の挨拶だと説明しとく。
お互いこれで今後の目標の目処がついた
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