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嫌がらせをしてから旅立とう

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あーやっちまったー しかも、メルヴィスの前でやっちまったよ 自分でも驚くくらい、アリアやメルヴィスが大切な存在になっていたんだなー

まーやってしまったものは仕方ない 今は、とにかく急いで出て行かないとな それに、殴ったついでにスキルをいただいたし こっちはスッキリ出来て、お得な気分でいいからまたなんかある前に行こう

早くいきたいんだが、まずメルヴィスをなんとかしないとな。さっきからキラキラした目でこちらを見つめて、なにかを思い出したかのように顔を、真っ赤にして立ち止まってしまって先に進めない。



「あのメルヴィス 色々考えることはあるんだが今は、ここをすこしでも早く出たいんだ 考えるのはせめてここを出て、落ち着いてからにしてくれないか?ほらいつものキリッとした素敵なメルヴィスに戻ってくれよ」


「すっ素敵だなんで レイ様いっいけません アリアがいるのに わっ私もゴニョゴニョ」


また固まってしまった、仕方ない 俺は、肉体強化を使いメルヴィスを抱えて部屋に戻った 


「アリア身だしなみをせっかく整えたのに悪いがすぐに屋敷を出るからメルヴィスと用意してくれ。

 荷物はアイテムボックスに詰め込んでいくから、あとちょっとした嫌がらせをしたいから早くここを出たいんだ」俺はなんとも悪い顔でにやっとしていただろう


俺は身の回りのものをとにかくアイテムボックスに入れていく もちろんお風呂もだ せっかく作ったし置いていったらアリアは悲しむだろう。


次にアリアやメルヴィスのまとめた荷物をしまう アリアはいいが、メルヴィスには悪いな こちらに荷物をあまりもって来てはいないだろうし 屋敷の部屋に取りに行くわけにも行かないしな。


さて最後に嫌がらせをしますか 俺はスッキリした部屋に 穴掘りをした際に出来たブロックをいくつか天井まで積み上げ固定し 様子を見ながら天井にかけたコーティングの魔法を解いていく。


さて、これくらいでいいかな?やりすぎて生き埋めになったら意味がないしな あいつらが仕返しに団体で来たら、コーティングの解除でゆるくなった地盤がくずれて落とし穴になってくれるだろう。


落ちるとこを見れないのが少し残念だが、嫌がらせとしては、充分だろ。さっこんなとこさっさとおさらばしてまだ見ぬ世界を楽しもうじゃないか


嫌がらせの細工をした後、さっそく三人で屋敷を出ていく。出たのはいいが、目標がないとつまらないよな 人間目的が無ければ堕落してしまうだろうしな。


こんな時は、一人で悩まず二人にも聞いてみないとな これからは、一緒に行動する仲間なんだから。


「なー二人共これからのことなんだが、なにかしたいことや、行ってみたいとこはあるか?」


「レイ様私は、レイ様が向うところならどこえなりとも付いていきます。」


「レイ様私めも、アリアと同じ意見です それにレイ様の向かうとこなら必ず今以上の刺激のある日々を過ごせることでしょう」


二人は俺と共に出来れば問題ないみたいだが俺は一緒に考えて色々な意見を語りたかったんだがな。まーそれは、後々の課題にしよう ならとりあえず向かうなら、冒険者の王道の王都に向かうとしよ。


馬車で2週間ほどかかるから、その間に色々経験出来るだろう。 


「なら、まずは王都を目指そうと思う 王都までは様々なことを経験しなければいけないだろうが、それは必ずこれからの3人の糧となるはずだ。屋敷では、経験出来なかった刺激を二人に約束するよ もちろん嫌な事も中にはあるかもしれない、だけどそれ以上に一緒に来て良かったと思わせることも約束しよう」




「まったく忌々しいやつらだ。しかしこれで我が家は安泰だな。マーケドックほら、起きろ。次期当主としての初仕事だ。やつの住んでいた場所を処分しろ、あんな物我が家には不要だ。」


「わっわかったよ父さん、ふっふん僕に手を出しやがってやつのいた痕跡なんて全て消してやる」


「ここがやつの住んでいた場所か、いかにもらしい場所だな。どれ、中はどうだ?」

 マーケドックと複数のメイドが中に入り探索を始める。メイドたちも中を探索をするのに歩いているとどこからかはビキッビキビキがっと音が響く。


「この音はなんだ?いったいどこから聞こえてくるんだ?」


響く音の場所を探るべくみんなが固まりゆっくり歩く。だが集まったことで重さが増えてまもなくバキバキと激しい音をたてながら床が崩れ、みんなが落ちてしまった。


「くっクソ~なんなんだ。次期当主の俺様がなんでなこんな目に。おい、早くここからでる用意をしろ」


「もっ申し訳ありません。たっ高さがありすぎて私達ではどうしようも」


「ふっふざけるな、とにかくなんでもいいからここから出れるようにしろ」


その後も結局出ることはできず、マーケドックが戻ってこないと心配して見に来たものたちが来たのは周りが暗くなってからだった

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