孤独になった先にあったのは幸せを運ぶ義妹でした

けんたん

文字の大きさ
上 下
15 / 20

フードコート

しおりを挟む
 源じーさんのところを跡にし、ちょうど昼だったのでランチをすることにしたのだが、咲希が御兄様が普段行くところに行ってみたいと言ってきたのだ。
 お嬢様と一般学生のランチでは、レベルが違う気がするんだがさてどうしようか?いや、逆にお嬢様が普段行きそうにないフードコートやマックや牛丼なんかありなんじゃないか?
「咲希は普段は、どんなところでご飯食べてるんだ?食べるジャンルとか分かれば俺も、候補を考えやすいんだが」俺が尋ねると咲希は、人差し指をアゴに当てながら顔を傾けむーんとうなりながら、考える。

「普段はですね、お父様がよく使う店に行くことが多いですね。この見た目ですが、個室のある店もありますので」なるほどな、確かにこの見た目で高級店にひとりでランチとかは、注目ヤバそうだしな。

「なら今日は、咲希が普段いかないたくさん人がいるとこに食べに行ってみるか?近くのモールにあるフードコートなら、色々食べるものを自分で選ぶことも出来るし、たくさん人はいるけどあまり周りを気にしないでいいし」 

「ぜひっ行ってみたいです。私フードコート行ったことないのでそこで食べてみたいです。あれですよね?色々な種類のお店があって直接選んで取りに行くという」知識はあるんだな、だが行ったことはないと、まだまだ実際幼いし、ワクワクしているのが見て分かる。食事をしたらそのままモールで他の買い物も出来るだろうしちょうどいいだろう。おれたちは近くにあるモールを目的地にして向かってもらうことにした。

 無事モールに着き、運転手は買い物が済むまで近くで待機しているので、帰るときにまたお呼びくださいと丁寧に挨拶をしてくれて駐車場から去っていった。早速、フードコートに向かうが着いたら、休みで昼時ということもあり、案の定人が賑わっていた。子供連れの親子、部活帰りの学生、カップルなどが、ガヤガヤと騒いでいた。

「うわ~凄い人ですね。普段はこんなたくさん人がいる中で食べることがないので凄い新鮮です。メニューもたくさんですね?ラーメン、蕎麦、オムライス、チャンポン、マック、クレープとご飯からデザートまで色々揃っていて悩んでしまいます。」

「ゆっくり選んでもらって大丈夫だぞ、別に時間を、急いでいるわけじゃないし好きな選んで食べるのがフードコートの醍醐味でもあるからな」
 咲希は、目を輝かせながらじっくり選びその結果オムライスと食後にクレープと決まった。店員のサービスでオムライスに旗が付いていることにはしゃいでいる姿はとてもかわいかったが時間がたつにつれて恥ずかしくなったのか顔が赤くなっていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

それぞれのその後

京佳
恋愛
婚約者の裏切りから始まるそれぞれのその後のお話し。 ざまぁ ゆるゆる設定

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

パパのお嫁さん

詩織
恋愛
幼い時に両親は離婚し、新しいお父さんは私の13歳上。 決して嫌いではないが、父として思えなくって。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...