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朝食を

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「おっおはようございます、御兄様。さっ先程は、叫んでしまってすいませんでした。でっでもですね、御兄様も気をつけてください。私じゃなかったら大変な目にあっているとこですよ」

「本当にごめんなさい、完全に俺が、悪かったよ。咲希くらいかわいい女の子なら、当然朝から身だしなみに時間かけるよね。それなのに俺は、なんの確認もしないで、これからは必ずノックするから許してください」俺はソファーから降りて、誠心誠意心を込めて土下座をする。

「おっ御兄様大丈夫です、大丈夫ですから頭を上げてください、私怒ってませんから。私も、鍵の閉め忘れで不注意でしたし、それに怒るというより恥ずかしかっただけですから。こんなぺったんこな体を見せてしまって。
 それに、これで喧嘩してしまってお互い気まずくなるのもいやです。今回のはお互い不幸な事故だったと言う事で忘れましょ。忘れるといってもこれからは、一緒に住むので簡単にルールは決めましょ。」

 良かった。咲希に怒られたり嫌われないですんで良かった。そうだな、二人で、住むならルールを決めたほうがお互いにとっていいよな。

「さっまずは朝ご飯にしましょ。さっきはバタバタしてしまいましたのであと少しだけお待ち下さい」

 俺は、ご飯が出来上がるのを、待っているあいだに改めて顔を洗ったりなどの身支度をしにいった。

 身支度を終え戻ると、ちょうどご飯が出来上がり咲希が座って待っていた。

「お待たせしました。簡単ではありますが朝ご飯にしましょう。今日は、目玉焼きが上手く半熟で仕上げることができたので自信作ですよ。」

 朝ご飯は半熟の目玉焼きにパリッと焼き上がったウインナーにサラダ 浅漬けと味噌汁だった。俺的に目玉焼きの半熟は大好物だったので嬉しかった。見てるだけでお腹が減り食欲が増しているのがわかる。朝からこんな幸せでいいのだろうか?

「では、いただきます。ご飯を食べてからですが、今日は、御兄様の部屋の家具を揃えに行きたいと思います。もちろん前の家の家具はこちらで大切に保管してありますので取りに行きたいものがあればいつでも案内いたします。」

 家具かー、家具といっても本棚、タンス、ベッド、テーブルや机があれば、満足なんだよな。あっでも家具を買うならあそこに行きたいな。

「その家具なんだけど、ばーちゃんの知り合いに家具職人がいて、昔からお世話になっているんだ。ばーちゃんのことでも挨拶をしたいから、そこで買うのは駄目かな?」

「知り合いの家具職人ですか?御兄様がそこがいいと言うなら構いませんが、私もその家具は、見せてもらっていいですか?そのあまり質の悪い家具の場合、私がお父様からお叱りを受けるので」

 確かに、こんな高級な住宅に合わない家具だとあれだよな。でも、あの人の家具なら大丈夫だとおもうんだよな。

 この時の、俺は知らなかった。あの家具職人のおじいちゃんがあんな大物だなんて。
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