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3.悪だくみ
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清が安吉と話すようになったのは純粋に客として迎え入た際に知り合っただけだ。
育ちの良い箱入り娘である清は、他の宿の看板娘たちのように気の利いた客勧誘も袖引きもしない。
お嬢様らしい清と調子のよい安吉との間で交わされるのは、いつもなんてことはない会話だったけれど、草陰の白い蛇は胸が焼けつくような想いに駆られていた。
声を聞くだけで満たされるぐらい大切で慕っている清が居なくなってしまいそうで、安吉が訪れるたびに焦燥感でいっぱいになるのだ。
内容は大したことがないのだけれど、清が安吉を見る目が変わってきているのを知っていた。
「今度はどのくらいここにいらっしゃるの?」
「さてね、御隠居しだいだが……旅立つ前に真砂屋に寄るのを楽しみにしていますよ。あの調子じゃ今年も無理なお願いをしてしまうかもしれませんがね」
気まぐれな行動の多い御隠居だが、旅立つ前に真砂屋に泊るのは恒例行事なのである。
昨年はぜひにと頼まれて、清は御隠居の前で琴と踊りを披露した。
芸者のように華やかにはできないけれど、楚々とした清の振る舞いにずいぶんと老人は喜んでいたのを思い出し、ふわりと清は微笑んだ。
「無理なんてちっとも……ごひいきにしてくださって感謝しておりますと、御隠居様にもお伝えくださいね。いらしてくださる日をお待ちしております」
「ああ、そういや、忘れるところだった」
話しのキリがついて立ち去りかけた安吉が、ふいと戻ってきて小さな包みを清の手に握らせる。
「京の紅だ。お清さんの姫様ぶりも上がるだろうよ」
じゃぁなと言いおいて、今度はスイスイと人の波を泳ぐように立ち去る安吉を、お清は見えなくなるまで目で追いかけていた。
宝物のように紅の包みを胸に抱いて、その瞳に宿る光は切なげで、頬はほんのりと紅に染まっている。
蛇が出会ったときは十三歳だった清も、今では十六歳。
そろそろ嫁に行ってもおかしくない年になっていた。
たまに訪れる優しくて小粋なお兄さんが、憧れで慕わしい異性に見えるようになり意識するのも当然かもしれない。
訪れるのは年に一度とはいえ、御隠居も安吉も身なりに羽振りに申し分なく、話せば商売上手で頭が切れるのも確かなので、ここいらの良い男の中に名前が上がるほどなのだ。
白い蛇は賢くて不可思議な能力を持っていたけれど、どこまでも蛇であった。
人間の言葉を理解しても、人間の言葉を話すことはできない。
人間の近くに暮らしていても、人間と一緒に暮らす事は出来ない。
何より、人間である清に想いは向けているけれど、人間の中にある情を理解することが蛇には難しかった。
慕わしいとか、胸が温もるとか、毎日のように姿を見たいとか、自分の胸の中にあるソレがなにかもわからない。
ただ、清が笑って健やかに暮らしていれば、それだけで満たされる。
それに、清の事は横に置いても、安吉の事は嫌いだった。
あれは出会って間もないころで、清が十三歳の時だ。
清の姿を見かけて顔を出したとき、安吉もたまたま側にいた。
桜色の落雁を清からもらい、可愛い蛇だなぁなんて話をしている二人を見上げて、これはどうやら自分の出る幕はないと頭を一つ下げて草むらに隠れたのだけど。
その次の日、ひとりできた別れた場所と安吉は同じ所に立ち、珊瑚と白い蛇の名前を呼んだのだ。
呼ばれるままうかつに顔を出した白い蛇も悪いが、清の知り合いだと油断していた。
竹の籠をかぶせられ、さらうようにつかまってしまった。
忍び笑いと共に「こいつは金になる」という低く濁ったつぶやきが聞こえ、白い蛇はぞっとした。
それほど暗い、闇を含んだ声だったのだ。
白い蛇は自らの持つ不思議な力を使って草むらに跳んで逃げたが、ただの蛇であったならあのまま売られていたことだろう。
生まれてこのかた白い蛇は悪意を持つ者とはトンと縁がなかったけれど、生まれて初めて出会った悪意ある者は安吉だった。
綺麗な顔で、甘い言葉で、調子良くいい人のふりをしている悪党。
そのへんでスリやタカリをしているただの悪党など比にならない狡猾さを持っていると、つかまった日の闇を含んだくらい声を思い出すたびに白い蛇は思う。
人に好かれている様子を見るにつけて、腹の底で何か企んでいるに違いないとうがった見方をするのも仕方のないことだ。
ただ悲しい事に、言葉のない蛇の身。
安吉が人々に好意的に受け入れられているのを危惧しても、注意喚起すらできない。
それに白い蛇は知っていた。
人は、自分の信じたいものだけを信じるのだ。
例え白い蛇が言葉を話せたとしても、安吉は悪い奴だと声高に叫んだならば、袋叩きにされるのは白い蛇なのだ。
きっとそれは仕方のないことなのだけれど、珊瑚の名をくれた清の事だけが心配だった。
「お清、おまえは安吉さんの事をどう思っているね?」
床下でまどろんでいた白い蛇は、そんな声が頭上から聞こえてきてパチリと目を覚ました。
「どうって、とと様。意地の悪いことをお聞きにならないで」
はじらっているか細い様子が声の調子から想像でき、白い蛇はぶるぶると尻尾を震わせる。
そうかもしれないとは思っていたけれど、本当に心を寄せているのだと知ってしまうと、心の奥から冷えてくる。
「そろそろお前も大人になるし、この真砂屋を引き継ぐ婿を取らねばならん。お前も旅籠も任せられるほどの人物となると、そうそうおらんからね。親の勝手ではあるが、御隠居様にそっと聞いてみたんだよ」
「……とと様!」
「いや、まぁ、安吉さん本人に尋ねたわけではないし、うなずいてくれたとしても御隠居に四六時中つきそっている安吉さんのかわりを見つけてからになるからね。すぐにすぐという話ではないんだが。幸いなことに御隠居様は嫌な顔をなさらなかった」
清は言葉に詰まってしばらく無言でいたけれど、とと様ったらひどいわとつぶやく声は小さかった。言葉は少ないけれど、畳の縁を指で忙しくなでているらしくサワサワと恥じらいそのもののような音が続く。
まんざらでもない顔をする娘に少し複雑な気持ちもあったのか、安吉さんと話す時のお清はいっそう愛らしかったよ、とポソリとつけたす声はすねたような響きだった。
それからは安吉に打診する日取りだの婚約だの祝言だの、断られない前提の華やいだ話がはじまり、喜びに色づいた清の声に白い蛇はいたたまれなくなって床下を離れた。
あいつは悪党なんだと叫びたかったが、その証拠も叫びだすのに必要な声も、何一つ白い蛇にはなかった。
どれほど不本意に思おうと、白い蛇には何もできないのだ。
しおしおとうなだれて屋敷を離れ、かしましい旅籠の床下へと移動する。
真砂屋は今日もにぎわっていて、ほとんどの部屋が埋まっているようだった。
ズルズルと落ち込んだまま隅っこで丸くなって落ち着こうとしていたところで、低くひそめた嘲りの声が頭の上から落ちてきた。
「おい、安。ずいぶんとうまくやったじゃねぇか。おまえ、真砂屋の婿になるかい?」
「よしてくだせぇ、親分じゃあるまいし。乳臭い小娘を相手にしながら旅籠経営なんぞ、七面倒なことできるかっての」
「そうかい? おまえさんが堅気面して入り込んで繁盛させりゃ、上前を撥ねれるのによ」
言うと思ったと低く笑いながら、やってらんねぇとはじく声は間違いなく安吉のものだった。
と、すれば。話している相手は御隠居だろうが、カクシャクとした品のある老人の顔を脱ぎ捨て、ずいぶんと荒っぽい調子だ。
なんだか不穏な空気を感じ、白い蛇はプルリと尾を震わせる。
ひそめた声はずいぶんと聞き取りにくいが、良い話でないことだけはわかる。
「もとより潮時。仕込みにしても五年は長ぇや」
今年が最後だと最初からそう決めていたと安吉が言えば、含むように御隠居が笑う。
「おうよ、潮時さね。繋ぎが取れしだいやるぞ」
「おうとも、それまで小娘にせいぜいいい夢見せてやりますぜ」
「手ぇ出すならわしも混ぜろ」
馬鹿言ってんじゃねぇとか小娘でも脱がせりゃ美形だとか下卑た話は切れ切れだったが、笑い声が途切れると「数日のうちに仲間も来るし準備も出来る」と声は潜められ、肝心なところで隣の部屋の乱痴気騒ぎがはじまった。
酔っ払いの声で聞こえなくなったが、白い蛇は一生懸命考えた。
詳しい内容はわからなかったけれど、安吉たちの声の調子からして悪だくみに違いない。
何か良くない事が起こる。
白い蛇はこのままでは危ない思った。
だけど、それだけだった。
できることがなにもないと、思考はこのところの堂々巡りに堕ちるだけだ。
ふがいない身の上を嘆きながらも、珊瑚と呼んでくれる清にさらに心を寄せていく。
草むらから顔を出し、今日も清の無事を確認できる。
できることといえば、今日も無事だったと、清の姿を見て安心するだけだ。
それだけでよかった。
育ちの良い箱入り娘である清は、他の宿の看板娘たちのように気の利いた客勧誘も袖引きもしない。
お嬢様らしい清と調子のよい安吉との間で交わされるのは、いつもなんてことはない会話だったけれど、草陰の白い蛇は胸が焼けつくような想いに駆られていた。
声を聞くだけで満たされるぐらい大切で慕っている清が居なくなってしまいそうで、安吉が訪れるたびに焦燥感でいっぱいになるのだ。
内容は大したことがないのだけれど、清が安吉を見る目が変わってきているのを知っていた。
「今度はどのくらいここにいらっしゃるの?」
「さてね、御隠居しだいだが……旅立つ前に真砂屋に寄るのを楽しみにしていますよ。あの調子じゃ今年も無理なお願いをしてしまうかもしれませんがね」
気まぐれな行動の多い御隠居だが、旅立つ前に真砂屋に泊るのは恒例行事なのである。
昨年はぜひにと頼まれて、清は御隠居の前で琴と踊りを披露した。
芸者のように華やかにはできないけれど、楚々とした清の振る舞いにずいぶんと老人は喜んでいたのを思い出し、ふわりと清は微笑んだ。
「無理なんてちっとも……ごひいきにしてくださって感謝しておりますと、御隠居様にもお伝えくださいね。いらしてくださる日をお待ちしております」
「ああ、そういや、忘れるところだった」
話しのキリがついて立ち去りかけた安吉が、ふいと戻ってきて小さな包みを清の手に握らせる。
「京の紅だ。お清さんの姫様ぶりも上がるだろうよ」
じゃぁなと言いおいて、今度はスイスイと人の波を泳ぐように立ち去る安吉を、お清は見えなくなるまで目で追いかけていた。
宝物のように紅の包みを胸に抱いて、その瞳に宿る光は切なげで、頬はほんのりと紅に染まっている。
蛇が出会ったときは十三歳だった清も、今では十六歳。
そろそろ嫁に行ってもおかしくない年になっていた。
たまに訪れる優しくて小粋なお兄さんが、憧れで慕わしい異性に見えるようになり意識するのも当然かもしれない。
訪れるのは年に一度とはいえ、御隠居も安吉も身なりに羽振りに申し分なく、話せば商売上手で頭が切れるのも確かなので、ここいらの良い男の中に名前が上がるほどなのだ。
白い蛇は賢くて不可思議な能力を持っていたけれど、どこまでも蛇であった。
人間の言葉を理解しても、人間の言葉を話すことはできない。
人間の近くに暮らしていても、人間と一緒に暮らす事は出来ない。
何より、人間である清に想いは向けているけれど、人間の中にある情を理解することが蛇には難しかった。
慕わしいとか、胸が温もるとか、毎日のように姿を見たいとか、自分の胸の中にあるソレがなにかもわからない。
ただ、清が笑って健やかに暮らしていれば、それだけで満たされる。
それに、清の事は横に置いても、安吉の事は嫌いだった。
あれは出会って間もないころで、清が十三歳の時だ。
清の姿を見かけて顔を出したとき、安吉もたまたま側にいた。
桜色の落雁を清からもらい、可愛い蛇だなぁなんて話をしている二人を見上げて、これはどうやら自分の出る幕はないと頭を一つ下げて草むらに隠れたのだけど。
その次の日、ひとりできた別れた場所と安吉は同じ所に立ち、珊瑚と白い蛇の名前を呼んだのだ。
呼ばれるままうかつに顔を出した白い蛇も悪いが、清の知り合いだと油断していた。
竹の籠をかぶせられ、さらうようにつかまってしまった。
忍び笑いと共に「こいつは金になる」という低く濁ったつぶやきが聞こえ、白い蛇はぞっとした。
それほど暗い、闇を含んだ声だったのだ。
白い蛇は自らの持つ不思議な力を使って草むらに跳んで逃げたが、ただの蛇であったならあのまま売られていたことだろう。
生まれてこのかた白い蛇は悪意を持つ者とはトンと縁がなかったけれど、生まれて初めて出会った悪意ある者は安吉だった。
綺麗な顔で、甘い言葉で、調子良くいい人のふりをしている悪党。
そのへんでスリやタカリをしているただの悪党など比にならない狡猾さを持っていると、つかまった日の闇を含んだくらい声を思い出すたびに白い蛇は思う。
人に好かれている様子を見るにつけて、腹の底で何か企んでいるに違いないとうがった見方をするのも仕方のないことだ。
ただ悲しい事に、言葉のない蛇の身。
安吉が人々に好意的に受け入れられているのを危惧しても、注意喚起すらできない。
それに白い蛇は知っていた。
人は、自分の信じたいものだけを信じるのだ。
例え白い蛇が言葉を話せたとしても、安吉は悪い奴だと声高に叫んだならば、袋叩きにされるのは白い蛇なのだ。
きっとそれは仕方のないことなのだけれど、珊瑚の名をくれた清の事だけが心配だった。
「お清、おまえは安吉さんの事をどう思っているね?」
床下でまどろんでいた白い蛇は、そんな声が頭上から聞こえてきてパチリと目を覚ました。
「どうって、とと様。意地の悪いことをお聞きにならないで」
はじらっているか細い様子が声の調子から想像でき、白い蛇はぶるぶると尻尾を震わせる。
そうかもしれないとは思っていたけれど、本当に心を寄せているのだと知ってしまうと、心の奥から冷えてくる。
「そろそろお前も大人になるし、この真砂屋を引き継ぐ婿を取らねばならん。お前も旅籠も任せられるほどの人物となると、そうそうおらんからね。親の勝手ではあるが、御隠居様にそっと聞いてみたんだよ」
「……とと様!」
「いや、まぁ、安吉さん本人に尋ねたわけではないし、うなずいてくれたとしても御隠居に四六時中つきそっている安吉さんのかわりを見つけてからになるからね。すぐにすぐという話ではないんだが。幸いなことに御隠居様は嫌な顔をなさらなかった」
清は言葉に詰まってしばらく無言でいたけれど、とと様ったらひどいわとつぶやく声は小さかった。言葉は少ないけれど、畳の縁を指で忙しくなでているらしくサワサワと恥じらいそのもののような音が続く。
まんざらでもない顔をする娘に少し複雑な気持ちもあったのか、安吉さんと話す時のお清はいっそう愛らしかったよ、とポソリとつけたす声はすねたような響きだった。
それからは安吉に打診する日取りだの婚約だの祝言だの、断られない前提の華やいだ話がはじまり、喜びに色づいた清の声に白い蛇はいたたまれなくなって床下を離れた。
あいつは悪党なんだと叫びたかったが、その証拠も叫びだすのに必要な声も、何一つ白い蛇にはなかった。
どれほど不本意に思おうと、白い蛇には何もできないのだ。
しおしおとうなだれて屋敷を離れ、かしましい旅籠の床下へと移動する。
真砂屋は今日もにぎわっていて、ほとんどの部屋が埋まっているようだった。
ズルズルと落ち込んだまま隅っこで丸くなって落ち着こうとしていたところで、低くひそめた嘲りの声が頭の上から落ちてきた。
「おい、安。ずいぶんとうまくやったじゃねぇか。おまえ、真砂屋の婿になるかい?」
「よしてくだせぇ、親分じゃあるまいし。乳臭い小娘を相手にしながら旅籠経営なんぞ、七面倒なことできるかっての」
「そうかい? おまえさんが堅気面して入り込んで繁盛させりゃ、上前を撥ねれるのによ」
言うと思ったと低く笑いながら、やってらんねぇとはじく声は間違いなく安吉のものだった。
と、すれば。話している相手は御隠居だろうが、カクシャクとした品のある老人の顔を脱ぎ捨て、ずいぶんと荒っぽい調子だ。
なんだか不穏な空気を感じ、白い蛇はプルリと尾を震わせる。
ひそめた声はずいぶんと聞き取りにくいが、良い話でないことだけはわかる。
「もとより潮時。仕込みにしても五年は長ぇや」
今年が最後だと最初からそう決めていたと安吉が言えば、含むように御隠居が笑う。
「おうよ、潮時さね。繋ぎが取れしだいやるぞ」
「おうとも、それまで小娘にせいぜいいい夢見せてやりますぜ」
「手ぇ出すならわしも混ぜろ」
馬鹿言ってんじゃねぇとか小娘でも脱がせりゃ美形だとか下卑た話は切れ切れだったが、笑い声が途切れると「数日のうちに仲間も来るし準備も出来る」と声は潜められ、肝心なところで隣の部屋の乱痴気騒ぎがはじまった。
酔っ払いの声で聞こえなくなったが、白い蛇は一生懸命考えた。
詳しい内容はわからなかったけれど、安吉たちの声の調子からして悪だくみに違いない。
何か良くない事が起こる。
白い蛇はこのままでは危ない思った。
だけど、それだけだった。
できることがなにもないと、思考はこのところの堂々巡りに堕ちるだけだ。
ふがいない身の上を嘆きながらも、珊瑚と呼んでくれる清にさらに心を寄せていく。
草むらから顔を出し、今日も清の無事を確認できる。
できることといえば、今日も無事だったと、清の姿を見て安心するだけだ。
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