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春泥棒
しおりを挟む春の匂いに満ちた道路脇。
桃色の絨毯が、はらりと風になびく。
朝と昼の狭間、陽と足音。
東風に揺られ、騒ぐ春が視界に入る。
桃色の絨毯が舞い上がり、時折、吹雪のように荒れる。
その先には、どこまでも高い、青天井。
どう足掻いても止まることの無い時間は置き去りにして。
永遠を手に入れたかのように振舞おう。
陽の光が全てを照らしているその数瞬間に。
風に揺られ、時を忘れ、春を萌やせ。
邂逅、咲く花、春吹雪。
花開いた今を言葉如きが、語れるものか。
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