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魔王軍幹部
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ことの発端は警邏の仕事で出かけた村に何故かたまたま現れた魔王軍だった。
改めて宣言しておくと、俺は魔力も武力も無い悲しき異世界転生者である。
村の偉い人は使い捨ての日雇いに壁になって時間を稼いで欲しいらしかった。
ーー異世界生活 The End
ファンタジー系の話でクソ強いボス級のやつが序盤に出てくる展開たまにあるよな。修行や旅立ちのきっかけになったりするやつ。大体は負けイベで生き残るのは主人公とかメインキャラのやつ。
俺たちはきっと死ぬんだろうなぁ。
俺が怯えながらもパニックに陥らないのは死が2度目だからか?
魔力感知も何もできない雑魚だから?
みんな同じ雑魚装備を渡されて尻込みしている同僚のおじさん達と一緒に魔王軍がいるらしい建物に向かわされる。
この村の学校らしいが先生を務めるシスターと生徒達はとっくに避難済み。学校と言ってもやや大きめの家くらいのこぢんまりとした建物だ。
おじさん達は恐怖で動けそうにない。
それはそうだろう。
ということで俺が先んじて中の様子を窺うことにした。何故ならどうにか動けるからだ。
俺も恐怖はあるんだけど前世のファンタジーフィルターがかかるせいか現地人より冷静になりやすい気がする。
そして魔力感知も何も無い雑魚の俺は魔王軍がどこに居るかは目視で確認するしか無いのだった。事前の話によれば単独1人で現れたらしい。
動けるとは言え流石に震える手足を叱咤して建物の外から窓を覗いていく。
ターゲットは意外にもすぐに見つかった。
教室らしい、サイズもバラバラの小さな机が並ぶ部屋の中で明らかにそれらしい影がある。
ツノ生えてるし。
なんか色合いが黒いし。
黒いモヤみたいなの纏ってるし。
魔王軍だろう。あれが、どう見ても。
魔王軍は奇跡的にこちらに気づいてなさそうだった。姿を確認できたのでいったん撤退……
そう思ったところで、壁に寄りかかるように立っていた黒い影はズルズルとその場にしゃがみ込んだ。
ええ…………?
なんだ、体調が悪いのか?魔王軍。
これはチャンスってやつなのか?いや俺には何もできないけど。
位置を変えながらよくよく覗き込んでみると影になっていた顔が上向いて俺はその相貌を視認できた。
び、美形だーーー!
下がり眉でダウナー系の顔つき。青みがかった黒髪の下、目元に落ちたまつ毛の影とオパールのような瞳の輝きが交錯する様に溜息が出そうになる。
一瞬女性に見紛うほどだが体つきは結構しっかりした男性だった。
ご都合展開でワンナイトできたら最高だな…………。
まずいまずい。俺は馬鹿か。脳みそまでちんこになってしまったのか。
何はともあれ具合悪そうに倒れてるから時間は稼げそうってことをおじさん達に教えに行こう。
そう思ってしゃがんだままおじさん達のところへ戻ろうとした時、唐突に茂みがガサゴソと動いて何かがこちらに飛び出してきた。
「わっ」
それはしっかりと見れば可愛らしい野うさぎだった。しかしこの時の俺は極限状態だった。死を覚悟して斥候し、僅かに気が緩んだその瞬間だった。
つまりうさぎごときに声を上げて飛び上がり、その左手を窓ガラスについたのだ。
「う……」
窓ガラス越しに、口を開けて驚いた表現の美形と目が合った。美形はどんな表情でも美形である。
次の瞬間、世界がぐにゃりと歪んだ。
手の触れたガラスを中心に渦潮のような歪みが発生し俺はその中に飲み込まれた。
痛みは無い。ただ目眩のような感覚が続き、それが収まると俺は先ほど外から眺めていた教室の中にいた。
「な…………」
「……………」
当然目の前には魔王軍の人が居るのである。
ーー 異世界生活 The End
お母さん、お父さん。生んで成人くらいまで育ててくれてありがとう。その後は自由奔放に生き今は異世界まで来てしまった俺だけどどうやらここまでのようです。
アーメン。
魔王軍の男は座り込んだまま俺を睨んでいる。というより何か困惑しているようだった。
そして俺はせめてその美貌を最期に目に収めておこうとガン見していた。
「…………お前、今何か使ったか?」
「え?」
普通に話しかけられると思ってなかったので驚いたが、全く心当たりの無いことだった。
「な、何も使ってないですけど」
「…………」
不服そうな顔で見てくるが本当に知らない。冤罪だ。
男はフラフラと立ち上がるとこちらに向かって歩いてきた。俺は状況が読めなさすぎて動けずにいた。
「魔力はありそうだな」
「えっ」
俺?魔力あるの?
町の魔力測定士みたいな人に無いって言われたんだけど。
「はぁ。どうしてこの結界に入れたかは分からんが……恨むなら自分の不運を恨むんだな」
男の手が俺の首に伸びてきた。鋭く黒い爪の先が首に突き刺さり血が滲む。
う、うわ……死ぬやつだこれ。
俺は無力。
「ん?」
抵抗もできず固まっていると、不可解そうな声が聞こえた。
男は俺の首から手を離すと、その爪先に付着した赤い液体ーー俺の血だーーを口元に持っていった。
よく見ると魔王軍の男はギザ歯らしかった。伏せ目でギザ歯の隙間から覗いた赤い舌が血を舐めとる仕草に俺はTPOを弁えずちょっと興奮していた。
なんで舐めたんだ?
「…………何故だ。魔力が無い」
「…………ああ、やっぱり」
無いんだ魔力。俺。
「そんな筈は……くそ、お前を食って魔力を得ればこの結界から出られると思ったのに」
「結界?」
「はぁ………お前何も知らないのか?ここに魔族用の罠が用意されていたせいだ。くそ、魔人である私が引っかかるとは」
ふーん。このツノ付きの人は魔人という種族なのか。あまり町の外に出ないので魔物すら小さい奴を遠目に2、3回しか見たこと無かったが、遂に異世界っぽいものに出会ってしまったな。
「こんな辺鄙な村にそんな強力な結界が……じゃあ俺の斥候要らなかったのでは?」
「……おい、勘違いするな」
「はい?」
「その……この結界は私のものだ」
「え?」
「ここにあった罠は大したことのないものだが、その中にちょっと……私の苦手なものがあったので……いや全然平気だが……たまたま気を抜いてたから」
「はぁ」
「それで、結界が自動で発動してしまったが、結界発動は魔力を使うし、苦手な奴には魔力を散らされるし」
「なるほど」
「だが結界解除には魔力が必要なのだ」
「…………自分の結界に閉じ込められてる?」
「……そういうこともある」
あるのか?知らんけど。
美形はちょっと気まずそうにしている。そんな姿も美形なので絵になっているが良い迷惑である。
「外に助けを求めようにも、この中は基本的に時間の流れが止まっている。今さっきお前が入ってこれたのもかなり例外だ」
「へー、そんな凄いことだったんだあれ」
いまいちピンと来ずに感心していると、美形の片眉が吊り上がった。
「……私がどうしてここまで話したと思う?」
「ええと……状況整理のためとか?」
「…………いや、そうではないな」
美形の魔人は俺を上から下まで観察するように見回している。
同じことを俺もやり返して良いか?
「お前は結界に干渉して入ってきた。その時点で何かの術を使ったのだろう。そして魔力も感じるのに血に流れていない。どうなっているんだ…………良いか?私が結界を解除しない限りここを出られないのはお前も同じだぞ」
「はぁ、つまり」
「どこに魔力を蓄えているんだ?言えば殺さずに出してやる」
「…………」
なるほど。
なんかこの美形は勘違いしているらしい。悲しいほどに。
「俺、魔力は無いって言われてるし魔力がある自覚も無いんですけど」
「はぁ?そんな筈は…………うーん、なんだ……魔力が段々薄く……」
じろじろと人を見回していた美形は目を白黒させて俺の肩をガシッと掴んだ。
「ど、どうして何も感じないんだ……」
接触してそんな至近距離で美形に悩まし気に呟かれたらこんな状況でも気が昂るというものだ。
「ん?なんだ、魔力が今戻ってきたぞ」
「え?」
「おい、お前今何をした?」
「な、何もしてない何もしてない!」
「じゃあ何を考えた?」
「え………えーと、至近距離で美形が悩まし気に呟いてたらドキドキするな、って」
「………………そんなことで魔力が?しかし血には沸いていない…………」
美形は真剣な眼差しで俺の体を指先で辿る。
え、えろい。この状況。そして俺の体に本当に魔力が?
「うーん…………どうしてこんなところに」
「うわぁっ」
この美形はなんと躊躇いなく人の股間を握ってきたのである。
「ちょっとちょっと!気をつけて!」
「んん?お前どうして…………精液から魔力が……」
うわ、凄い。美形が精液って言った。内容よりその破壊力が凄い。魔人て精液知ってるんだ。
「血には無いのに?どういうことだ……」
「俺って精液に魔力あるタイプだったんだ………」
だとしたら王子に中出ししなくて良かったな……。どんな効果があるか分からないし。
え、ていうか本当にそうなの?
「む。魔力が一際強くなったな」
「まあ今、精液は作られたんでしょうね……」
逐一感知されるの流石に嫌だな。
いや待て、ということは。
「魔人さんに俺の精液を飲んでもらわないといけないってこと?」
「はぁ??絶対に嫌だぞ。人間の精液なんて」
「でも今からっ欠なんですよね?」
「……………まあ、そうだが。…………くそ、致し方ない」
魔人は予想外にすんなりと受け入れ、俺を教室の机の上に乗せてズボンをずり下ろしちんぽを露出させた。
そのスピードについていけない俺がギョッとしている間に魔人はぐわっと口を開けて含もうとした。そのギザ歯で。
「わー!血まみれになる!血まみれになる!」
「血はダメだ。使えない。耐えろ」
「できないできない!人間の男にはできない!」
「くそ……お前の魔力は何のためにあるんだ」
ギザ歯に挟まれてもちんこが傷を負わないためとでも思ってるのか?
「とにかく口を離して!!もういっそお尻の穴に挿れて射精したら良いんじゃないですかね!?」
ヤケクソで捲し立てると魔人は心底嫌そうな表情で見下ろしてきたが、額に手を当てて少し考え始めた。
「…………嫌だが……飲むよりマシか?」
「え」
「…………はぁ」
耳を疑ったが魔人はため息を吐いてこちらを見た。
薄々思ってたけどこれーー
「確かに流血させずに精液を飲むのは無理そうだ。ほら、さっさと済ませるぞ」
魔人は渋々な様子で教壇に手をついて尻を突き出し、黒いローブを捲った。やれやれ致し方なしといった体でされるセックスアピールに、生存本能でおかしくなったのか俺は興奮を覚える。
そして脳裏にはある言葉が浮かんでいた。
これ、セックスしないと出られない部屋だーーー
「というか魔力供給でお尻使うのってよくあるんですか?メジャーな方法?」
俺の前には服を脱いで露出された魔人様のお尻がある。色白でハリのある臀部にゴクリと息を呑む。
これで常日頃魔力供給してますと言われたらどうしよう。
そんなエロゲーみたいなスケベ世界なのここ?
どうして俺は魔法使いじゃないの?
「……いや全然メジャーではないが……そういう手段がないわけでは無い……」
言葉を濁していたが魔力を溜めた触手などを使って致し方なく摂取する事例はあるらしい。
そんなエッチなことができるのか……。異世界ってすげえ。
「無駄口を叩く暇があったら早く中に突っ込んでくれ」
「俺が勃って射精しないとしょうがないんで任せてもらって良いですか?」
「………………はぁ、もうさっさとしろ」
俺は城の仕事でちょっとお給料が入って買ったハンドクリーム的なものを取り出す。昨今の突発すけべ展開に対応しようと酔った勢い&おふざけで買ったものをまさか最初に魔王軍の魔人の尻に使うことになるとは。
片手で尻たぶを開かせ、手に出したクリームを尻穴に塗布すると男は流石に驚いてこちらを向いた。
「っ……、おい、なんだ!何を塗っている。んっ……」
「俺、血が出てると萎えるタイプなんで。大人しくしててもらえます?」
「くっ……奇妙な真似を……っ、ぅっ……」
これはあくまで魔力供給でセックスではない。魔族?の人たちがお尻で気持ち良くなれるのかも分からない。
でもアナルの肉感は同じっぽい。薄い肌色の中はクリームを注入されてピクピクと反応している。指を埋めると押し出そうと窄まるが、ぬるぬる滑って指の腹が擦れるだけだった。
「はぁ………っ、ぁ………」
魔人から悩ましい吐息が漏れてきて色っぽい。まだ苦しいかもしれない。なるべく丁重に指で中を弄った。
時間が止まっている空間でどれだけかかったか分からない。指がズッポリと付け根まで入る頃には魔人は艶めいた声を上げるようになってきた。
「っ……♡……ふ……っ♡……ぅ……♡……っ、ま、まだか……っ……♡はやくっ……♡」
魔人の尻穴は手塩にかけた甲斐があって解れてきて、ひくひくと収縮していた。アナルが開いて窄まるとクリームと腸液(?)が垂れてくるのが卑猥である。
それだけでなく、アナルの中に悦さそうな反応をするポイントがあった。指を挿れて探ると膨らみがあり、そこをじっくり撫でていると良い声が出て、益々ぷっくりと膨らんでいる。
どうやら魔族?もアナルで気持ち良くなれるらしい。
「も、もういいっ……♡……いいからっ……ぁ……♡は、はや、く……っ♡いれて……っ♡おわらせろ……っ♡」
「これまでここで気持ち良くなったことないんですか?」
「あたりまえ、だろ……っ……ぉっ♡んっ……♡それ、やめ……っ♡」
中で散々可愛がられて膨らんだしこりを指で押すと気持ちよさそうに啼いた。反応が良いとこちらの気持ちも昂ってくる。指と穴の隙間からクリームを足して滑らせ、しこりの周りをぐるりと指の腹で回すと肉襞がビクビクと震えて、無意識か尻がカクンッと揺れた。
「ひっ♡ぃ………っ♡っ……♡は、はやく……っ♡はやく……っ♡いれろ……っ♡」
フルフルと尻を震わせながら、意図は全く違うだろう誘い文句のような発言に股間が限界を訴えてきていた。
魔人のアナルに3本の指を挿入すると簡単に咥え込む。グパっと肉穴を開かせて中が蕩けて解れているのを確認した。
「ん……っ♡ぅ…………♡んぐ………♡」
刺激に耐えようとして熱っぽい息が漏れ、中がきゅん♡と震えて収縮する。
「良い反応」
「はぁ……っ♡ぁ……っ♡お前……っ♡まさか、妙な術を……っ♡っ………♡ん………♡」
「使ってないですけど……まあ仮に何か俺に力があったとしても無かったとしても」
俺はズボンを下ろし、痛いほど勃ち上がった性器を露出した。
「やることは変わらないですよね」
「っ………♡ん………♡」
3本挿入していた指をぬーっとゆっくり抜く。「くぅ……っ♡ん……♡」と背筋を反らして声を漏らすので、魔人がお尻で気持ち良くなっているのは明らかだった。
先端を濡れたアナルに押しつけると、それだけで体がビクビクと反応する。
「ん……っ♡ふ……♡」
「挿れますよ」
「あ………っ♡ああ………っ♡」
喘ぎとも了承とも取れる声を合図にちんぽをゆっくりと中に押し込んでいった。
「んっ♡♡ぁ♡♡っ♡♡ぁっ♡♡」
散々解した甲斐あって、トロトロの肉襞がきゅん♡きゅん♡と締まってちんぽに絡みついてきた。意識が持っていかれそうになるが、ガン突きしないよう何とか耐える。なるべくゆっくり、前立腺もゴリゴリ押したりしながら肉穴の中でストロークする。
「ん゛ぅぅ♡♡ん……っ♡♡ぐぅぅ♡♡♡」
「はぁっ、大丈夫ですか?痛くない?」
「っ……♡♡いだくっ……♡♡ないぃっ♡♡なんでっ♡♡こんな、ぁっ♡♡♡」
「はぁ、ふつうにゆっくり、っ、やってるんですけど………でもっ、触手は挿れたこと、あるんですよね?」
「っ……♡♡ん……….♡♡ちがう……っ♡♡ぜんぜんっ♡♡ちがっ……♡♡っ♡♡やだっ♡♡♡こんなのっ♡♡♡しらな、ぁっ♡♡♡」
ずーり、ずーり、と往復した後に少し奥まで突き挿れてグリグリ押すと魔人は「くぅぅぅ♡♡♡」と啼きながらドピュッと勢いよく射精した。下の体の作りは大分人間と同じらしい。とりあえずお互い流血沙汰にならず済みそうだ。
「良いですねっ………射精してもらえるとっ、興奮します」
「んっ♡♡♡ぉっ♡♡♡おしりっ♡♡♡ジンジンして………っ♡♡♡つらいぃ……っ♡♡♡」
「はぁ…っ、頑張って……イってる中ゴシゴシして、奥に射精してあげますから」
「んっ♡♡♡ぐ♡♡♡や、め……っ♡♡♡」
「でもっ、中に出してほしいですよね?じゃないとここから、ずっと出れませんよ?ずっと俺と一緒ですよ?」
「ぁっ♡♡♡やっ♡♡♡だして……っ♡♡♡だして、くれっ♡♡♡っ♡♡♡」
まともに考えられなくなっていそうな魔人の中を少し速めにズンズン突いてあげるとドプッ、ドプッと押し出されるように前から射精した。
「んぐぅ……っ♡♡♡ん♡♡♡ぉ♡♡♡っ♡♡♡」
このままだとイキっぱなしになるかもしれない。感度が良すぎる魔人の中にこちらも射精すべく、腰を振って尻穴を突く。ズリズリ擦って穴の奥にグッと押し当てるだけで声を上げて体をくねらせ、中をきゅんきゅん締めてくれる。
俺も射精欲が高まってきて、魔人の中に出す準備を始める。
「はぁっ、奥に出しますね」
「や、だっ♡♡♡こんな……っ♡♡♡しりたくないぃっ♡♡♡やだぁっ♡♡♡」
「大丈夫ですよ。ちょっと気持ち良いだけですから」
魔人の腰を掴んで押さえつけ、ちんぽを最奥に押しつけて射精した。
「っ♡♡♡♡んっ♡♡♡♡んぐぅ♡♡♡♡っ♡♡♡♡」
「はー、ぁ、きもちい」
思い切り奥に精液を叩きつけて注いでいると頭が馬鹿になりそうなほど気持ち良い。久々の感覚に体が満たされて、自然と奥に塗り込むように腰を振っていた。
「っ……♡♡♡♡っ♡♡♡♡ぅ♡♡♡♡」
ピクピクと震える尻たぶを撫でてゆっくりとちんぽを引いていく。その刺激にも反応するように肉穴がきゅっ♡きゅっ♡と締まってきて、残った精液まで搾り出される。
「っ……♡♡♡♡まりょく……♡♡♡♡くる………っ♡♡♡♡」
快楽に蕩けた声で魔人が言うので「足りそうですか?」と問いかけると「足りた……っ♡♡♡もういい……っ♡♡♡」と首を横に振る。
ならばと思いちんぽを引いてぬぽっとアナルから抜いた。
「んっ♡♡♡ぉ♡♡♡」
くぱ、と開いた尻穴から白濁がトロ、と溢れそうになる。なんとなく漏れてはいけない気がして咄嗟に指でアナルを塞いでやった。
「んふぅ♡♡♡♡」
最初2本の指で穴を塞いでいたのだが、ハクハクと収縮して隙間ができるので指を3本に増やしてギッチリと入口を埋める。
「んぐ♡♡♡♡くぅ♡♡♡♡」
「魔力消化できたら言ってくださいね。こっちも抜くから」
「ふっ♡♡♡♡ぅ♡♡♡♡っ♡♡♡♡」
指を軽く揺すって伝えるとぐちゅ♡と肉穴を締めながらコクコクと頭を振っている。俺は魔人が色っぽい声を漏らすのを聞きながら脱出できるようになるのを待った。
「おお!無事だったか!」
「大丈夫か?魔王軍はまだ居るのか?」
おじさん達のところへ戻ると、皆ボロ武器を構えてこちらへ向かおうとしてくれているところだった。
「いや、もう居なくなったみたいだ。中は安全だよ」
「おお、そうかそうか」
「俺たちも一帯を警邏しよう」
「全員肉盾になって死ぬしかないかと思ったぜ!」
肩の荷が降りたように破顔して、隊を組むおじさん達と話して、とりあえず俺は待機してて良い、終わったら全員で街に帰ろうという運びとなった。
大団円である。
俺に尻穴に挿入されて射精された魔人は、無事に魔力供給できた。魔人は落ち着いてから衣装を整えると、顔を真っ赤にして悪態を吐きながら結界を解除してみせた。
「こんな屈辱二度はない!次に会ったら命は無いと思え!」
「魔王軍なら人里に降りてこないでもっとレベルの高いエリアに居てくださいよ」
「何を言ってるんだ貴様は」
本当のところ、役目が終われば殺される可能性もあると思っていたのだが、魔人はプリプリと怒りながらさっさと姿を消したのだった。
駐屯スペースの壊れそうな木箱に腰かけて、生存を噛み締め一息つき、俺は思いを馳せる。
久々の合意中出しセックス………最高だったな、と。
改めて宣言しておくと、俺は魔力も武力も無い悲しき異世界転生者である。
村の偉い人は使い捨ての日雇いに壁になって時間を稼いで欲しいらしかった。
ーー異世界生活 The End
ファンタジー系の話でクソ強いボス級のやつが序盤に出てくる展開たまにあるよな。修行や旅立ちのきっかけになったりするやつ。大体は負けイベで生き残るのは主人公とかメインキャラのやつ。
俺たちはきっと死ぬんだろうなぁ。
俺が怯えながらもパニックに陥らないのは死が2度目だからか?
魔力感知も何もできない雑魚だから?
みんな同じ雑魚装備を渡されて尻込みしている同僚のおじさん達と一緒に魔王軍がいるらしい建物に向かわされる。
この村の学校らしいが先生を務めるシスターと生徒達はとっくに避難済み。学校と言ってもやや大きめの家くらいのこぢんまりとした建物だ。
おじさん達は恐怖で動けそうにない。
それはそうだろう。
ということで俺が先んじて中の様子を窺うことにした。何故ならどうにか動けるからだ。
俺も恐怖はあるんだけど前世のファンタジーフィルターがかかるせいか現地人より冷静になりやすい気がする。
そして魔力感知も何も無い雑魚の俺は魔王軍がどこに居るかは目視で確認するしか無いのだった。事前の話によれば単独1人で現れたらしい。
動けるとは言え流石に震える手足を叱咤して建物の外から窓を覗いていく。
ターゲットは意外にもすぐに見つかった。
教室らしい、サイズもバラバラの小さな机が並ぶ部屋の中で明らかにそれらしい影がある。
ツノ生えてるし。
なんか色合いが黒いし。
黒いモヤみたいなの纏ってるし。
魔王軍だろう。あれが、どう見ても。
魔王軍は奇跡的にこちらに気づいてなさそうだった。姿を確認できたのでいったん撤退……
そう思ったところで、壁に寄りかかるように立っていた黒い影はズルズルとその場にしゃがみ込んだ。
ええ…………?
なんだ、体調が悪いのか?魔王軍。
これはチャンスってやつなのか?いや俺には何もできないけど。
位置を変えながらよくよく覗き込んでみると影になっていた顔が上向いて俺はその相貌を視認できた。
び、美形だーーー!
下がり眉でダウナー系の顔つき。青みがかった黒髪の下、目元に落ちたまつ毛の影とオパールのような瞳の輝きが交錯する様に溜息が出そうになる。
一瞬女性に見紛うほどだが体つきは結構しっかりした男性だった。
ご都合展開でワンナイトできたら最高だな…………。
まずいまずい。俺は馬鹿か。脳みそまでちんこになってしまったのか。
何はともあれ具合悪そうに倒れてるから時間は稼げそうってことをおじさん達に教えに行こう。
そう思ってしゃがんだままおじさん達のところへ戻ろうとした時、唐突に茂みがガサゴソと動いて何かがこちらに飛び出してきた。
「わっ」
それはしっかりと見れば可愛らしい野うさぎだった。しかしこの時の俺は極限状態だった。死を覚悟して斥候し、僅かに気が緩んだその瞬間だった。
つまりうさぎごときに声を上げて飛び上がり、その左手を窓ガラスについたのだ。
「う……」
窓ガラス越しに、口を開けて驚いた表現の美形と目が合った。美形はどんな表情でも美形である。
次の瞬間、世界がぐにゃりと歪んだ。
手の触れたガラスを中心に渦潮のような歪みが発生し俺はその中に飲み込まれた。
痛みは無い。ただ目眩のような感覚が続き、それが収まると俺は先ほど外から眺めていた教室の中にいた。
「な…………」
「……………」
当然目の前には魔王軍の人が居るのである。
ーー 異世界生活 The End
お母さん、お父さん。生んで成人くらいまで育ててくれてありがとう。その後は自由奔放に生き今は異世界まで来てしまった俺だけどどうやらここまでのようです。
アーメン。
魔王軍の男は座り込んだまま俺を睨んでいる。というより何か困惑しているようだった。
そして俺はせめてその美貌を最期に目に収めておこうとガン見していた。
「…………お前、今何か使ったか?」
「え?」
普通に話しかけられると思ってなかったので驚いたが、全く心当たりの無いことだった。
「な、何も使ってないですけど」
「…………」
不服そうな顔で見てくるが本当に知らない。冤罪だ。
男はフラフラと立ち上がるとこちらに向かって歩いてきた。俺は状況が読めなさすぎて動けずにいた。
「魔力はありそうだな」
「えっ」
俺?魔力あるの?
町の魔力測定士みたいな人に無いって言われたんだけど。
「はぁ。どうしてこの結界に入れたかは分からんが……恨むなら自分の不運を恨むんだな」
男の手が俺の首に伸びてきた。鋭く黒い爪の先が首に突き刺さり血が滲む。
う、うわ……死ぬやつだこれ。
俺は無力。
「ん?」
抵抗もできず固まっていると、不可解そうな声が聞こえた。
男は俺の首から手を離すと、その爪先に付着した赤い液体ーー俺の血だーーを口元に持っていった。
よく見ると魔王軍の男はギザ歯らしかった。伏せ目でギザ歯の隙間から覗いた赤い舌が血を舐めとる仕草に俺はTPOを弁えずちょっと興奮していた。
なんで舐めたんだ?
「…………何故だ。魔力が無い」
「…………ああ、やっぱり」
無いんだ魔力。俺。
「そんな筈は……くそ、お前を食って魔力を得ればこの結界から出られると思ったのに」
「結界?」
「はぁ………お前何も知らないのか?ここに魔族用の罠が用意されていたせいだ。くそ、魔人である私が引っかかるとは」
ふーん。このツノ付きの人は魔人という種族なのか。あまり町の外に出ないので魔物すら小さい奴を遠目に2、3回しか見たこと無かったが、遂に異世界っぽいものに出会ってしまったな。
「こんな辺鄙な村にそんな強力な結界が……じゃあ俺の斥候要らなかったのでは?」
「……おい、勘違いするな」
「はい?」
「その……この結界は私のものだ」
「え?」
「ここにあった罠は大したことのないものだが、その中にちょっと……私の苦手なものがあったので……いや全然平気だが……たまたま気を抜いてたから」
「はぁ」
「それで、結界が自動で発動してしまったが、結界発動は魔力を使うし、苦手な奴には魔力を散らされるし」
「なるほど」
「だが結界解除には魔力が必要なのだ」
「…………自分の結界に閉じ込められてる?」
「……そういうこともある」
あるのか?知らんけど。
美形はちょっと気まずそうにしている。そんな姿も美形なので絵になっているが良い迷惑である。
「外に助けを求めようにも、この中は基本的に時間の流れが止まっている。今さっきお前が入ってこれたのもかなり例外だ」
「へー、そんな凄いことだったんだあれ」
いまいちピンと来ずに感心していると、美形の片眉が吊り上がった。
「……私がどうしてここまで話したと思う?」
「ええと……状況整理のためとか?」
「…………いや、そうではないな」
美形の魔人は俺を上から下まで観察するように見回している。
同じことを俺もやり返して良いか?
「お前は結界に干渉して入ってきた。その時点で何かの術を使ったのだろう。そして魔力も感じるのに血に流れていない。どうなっているんだ…………良いか?私が結界を解除しない限りここを出られないのはお前も同じだぞ」
「はぁ、つまり」
「どこに魔力を蓄えているんだ?言えば殺さずに出してやる」
「…………」
なるほど。
なんかこの美形は勘違いしているらしい。悲しいほどに。
「俺、魔力は無いって言われてるし魔力がある自覚も無いんですけど」
「はぁ?そんな筈は…………うーん、なんだ……魔力が段々薄く……」
じろじろと人を見回していた美形は目を白黒させて俺の肩をガシッと掴んだ。
「ど、どうして何も感じないんだ……」
接触してそんな至近距離で美形に悩まし気に呟かれたらこんな状況でも気が昂るというものだ。
「ん?なんだ、魔力が今戻ってきたぞ」
「え?」
「おい、お前今何をした?」
「な、何もしてない何もしてない!」
「じゃあ何を考えた?」
「え………えーと、至近距離で美形が悩まし気に呟いてたらドキドキするな、って」
「………………そんなことで魔力が?しかし血には沸いていない…………」
美形は真剣な眼差しで俺の体を指先で辿る。
え、えろい。この状況。そして俺の体に本当に魔力が?
「うーん…………どうしてこんなところに」
「うわぁっ」
この美形はなんと躊躇いなく人の股間を握ってきたのである。
「ちょっとちょっと!気をつけて!」
「んん?お前どうして…………精液から魔力が……」
うわ、凄い。美形が精液って言った。内容よりその破壊力が凄い。魔人て精液知ってるんだ。
「血には無いのに?どういうことだ……」
「俺って精液に魔力あるタイプだったんだ………」
だとしたら王子に中出ししなくて良かったな……。どんな効果があるか分からないし。
え、ていうか本当にそうなの?
「む。魔力が一際強くなったな」
「まあ今、精液は作られたんでしょうね……」
逐一感知されるの流石に嫌だな。
いや待て、ということは。
「魔人さんに俺の精液を飲んでもらわないといけないってこと?」
「はぁ??絶対に嫌だぞ。人間の精液なんて」
「でも今からっ欠なんですよね?」
「……………まあ、そうだが。…………くそ、致し方ない」
魔人は予想外にすんなりと受け入れ、俺を教室の机の上に乗せてズボンをずり下ろしちんぽを露出させた。
そのスピードについていけない俺がギョッとしている間に魔人はぐわっと口を開けて含もうとした。そのギザ歯で。
「わー!血まみれになる!血まみれになる!」
「血はダメだ。使えない。耐えろ」
「できないできない!人間の男にはできない!」
「くそ……お前の魔力は何のためにあるんだ」
ギザ歯に挟まれてもちんこが傷を負わないためとでも思ってるのか?
「とにかく口を離して!!もういっそお尻の穴に挿れて射精したら良いんじゃないですかね!?」
ヤケクソで捲し立てると魔人は心底嫌そうな表情で見下ろしてきたが、額に手を当てて少し考え始めた。
「…………嫌だが……飲むよりマシか?」
「え」
「…………はぁ」
耳を疑ったが魔人はため息を吐いてこちらを見た。
薄々思ってたけどこれーー
「確かに流血させずに精液を飲むのは無理そうだ。ほら、さっさと済ませるぞ」
魔人は渋々な様子で教壇に手をついて尻を突き出し、黒いローブを捲った。やれやれ致し方なしといった体でされるセックスアピールに、生存本能でおかしくなったのか俺は興奮を覚える。
そして脳裏にはある言葉が浮かんでいた。
これ、セックスしないと出られない部屋だーーー
「というか魔力供給でお尻使うのってよくあるんですか?メジャーな方法?」
俺の前には服を脱いで露出された魔人様のお尻がある。色白でハリのある臀部にゴクリと息を呑む。
これで常日頃魔力供給してますと言われたらどうしよう。
そんなエロゲーみたいなスケベ世界なのここ?
どうして俺は魔法使いじゃないの?
「……いや全然メジャーではないが……そういう手段がないわけでは無い……」
言葉を濁していたが魔力を溜めた触手などを使って致し方なく摂取する事例はあるらしい。
そんなエッチなことができるのか……。異世界ってすげえ。
「無駄口を叩く暇があったら早く中に突っ込んでくれ」
「俺が勃って射精しないとしょうがないんで任せてもらって良いですか?」
「………………はぁ、もうさっさとしろ」
俺は城の仕事でちょっとお給料が入って買ったハンドクリーム的なものを取り出す。昨今の突発すけべ展開に対応しようと酔った勢い&おふざけで買ったものをまさか最初に魔王軍の魔人の尻に使うことになるとは。
片手で尻たぶを開かせ、手に出したクリームを尻穴に塗布すると男は流石に驚いてこちらを向いた。
「っ……、おい、なんだ!何を塗っている。んっ……」
「俺、血が出てると萎えるタイプなんで。大人しくしててもらえます?」
「くっ……奇妙な真似を……っ、ぅっ……」
これはあくまで魔力供給でセックスではない。魔族?の人たちがお尻で気持ち良くなれるのかも分からない。
でもアナルの肉感は同じっぽい。薄い肌色の中はクリームを注入されてピクピクと反応している。指を埋めると押し出そうと窄まるが、ぬるぬる滑って指の腹が擦れるだけだった。
「はぁ………っ、ぁ………」
魔人から悩ましい吐息が漏れてきて色っぽい。まだ苦しいかもしれない。なるべく丁重に指で中を弄った。
時間が止まっている空間でどれだけかかったか分からない。指がズッポリと付け根まで入る頃には魔人は艶めいた声を上げるようになってきた。
「っ……♡……ふ……っ♡……ぅ……♡……っ、ま、まだか……っ……♡はやくっ……♡」
魔人の尻穴は手塩にかけた甲斐があって解れてきて、ひくひくと収縮していた。アナルが開いて窄まるとクリームと腸液(?)が垂れてくるのが卑猥である。
それだけでなく、アナルの中に悦さそうな反応をするポイントがあった。指を挿れて探ると膨らみがあり、そこをじっくり撫でていると良い声が出て、益々ぷっくりと膨らんでいる。
どうやら魔族?もアナルで気持ち良くなれるらしい。
「も、もういいっ……♡……いいからっ……ぁ……♡は、はや、く……っ♡いれて……っ♡おわらせろ……っ♡」
「これまでここで気持ち良くなったことないんですか?」
「あたりまえ、だろ……っ……ぉっ♡んっ……♡それ、やめ……っ♡」
中で散々可愛がられて膨らんだしこりを指で押すと気持ちよさそうに啼いた。反応が良いとこちらの気持ちも昂ってくる。指と穴の隙間からクリームを足して滑らせ、しこりの周りをぐるりと指の腹で回すと肉襞がビクビクと震えて、無意識か尻がカクンッと揺れた。
「ひっ♡ぃ………っ♡っ……♡は、はやく……っ♡はやく……っ♡いれろ……っ♡」
フルフルと尻を震わせながら、意図は全く違うだろう誘い文句のような発言に股間が限界を訴えてきていた。
魔人のアナルに3本の指を挿入すると簡単に咥え込む。グパっと肉穴を開かせて中が蕩けて解れているのを確認した。
「ん……っ♡ぅ…………♡んぐ………♡」
刺激に耐えようとして熱っぽい息が漏れ、中がきゅん♡と震えて収縮する。
「良い反応」
「はぁ……っ♡ぁ……っ♡お前……っ♡まさか、妙な術を……っ♡っ………♡ん………♡」
「使ってないですけど……まあ仮に何か俺に力があったとしても無かったとしても」
俺はズボンを下ろし、痛いほど勃ち上がった性器を露出した。
「やることは変わらないですよね」
「っ………♡ん………♡」
3本挿入していた指をぬーっとゆっくり抜く。「くぅ……っ♡ん……♡」と背筋を反らして声を漏らすので、魔人がお尻で気持ち良くなっているのは明らかだった。
先端を濡れたアナルに押しつけると、それだけで体がビクビクと反応する。
「ん……っ♡ふ……♡」
「挿れますよ」
「あ………っ♡ああ………っ♡」
喘ぎとも了承とも取れる声を合図にちんぽをゆっくりと中に押し込んでいった。
「んっ♡♡ぁ♡♡っ♡♡ぁっ♡♡」
散々解した甲斐あって、トロトロの肉襞がきゅん♡きゅん♡と締まってちんぽに絡みついてきた。意識が持っていかれそうになるが、ガン突きしないよう何とか耐える。なるべくゆっくり、前立腺もゴリゴリ押したりしながら肉穴の中でストロークする。
「ん゛ぅぅ♡♡ん……っ♡♡ぐぅぅ♡♡♡」
「はぁっ、大丈夫ですか?痛くない?」
「っ……♡♡いだくっ……♡♡ないぃっ♡♡なんでっ♡♡こんな、ぁっ♡♡♡」
「はぁ、ふつうにゆっくり、っ、やってるんですけど………でもっ、触手は挿れたこと、あるんですよね?」
「っ……♡♡ん……….♡♡ちがう……っ♡♡ぜんぜんっ♡♡ちがっ……♡♡っ♡♡やだっ♡♡♡こんなのっ♡♡♡しらな、ぁっ♡♡♡」
ずーり、ずーり、と往復した後に少し奥まで突き挿れてグリグリ押すと魔人は「くぅぅぅ♡♡♡」と啼きながらドピュッと勢いよく射精した。下の体の作りは大分人間と同じらしい。とりあえずお互い流血沙汰にならず済みそうだ。
「良いですねっ………射精してもらえるとっ、興奮します」
「んっ♡♡♡ぉっ♡♡♡おしりっ♡♡♡ジンジンして………っ♡♡♡つらいぃ……っ♡♡♡」
「はぁ…っ、頑張って……イってる中ゴシゴシして、奥に射精してあげますから」
「んっ♡♡♡ぐ♡♡♡や、め……っ♡♡♡」
「でもっ、中に出してほしいですよね?じゃないとここから、ずっと出れませんよ?ずっと俺と一緒ですよ?」
「ぁっ♡♡♡やっ♡♡♡だして……っ♡♡♡だして、くれっ♡♡♡っ♡♡♡」
まともに考えられなくなっていそうな魔人の中を少し速めにズンズン突いてあげるとドプッ、ドプッと押し出されるように前から射精した。
「んぐぅ……っ♡♡♡ん♡♡♡ぉ♡♡♡っ♡♡♡」
このままだとイキっぱなしになるかもしれない。感度が良すぎる魔人の中にこちらも射精すべく、腰を振って尻穴を突く。ズリズリ擦って穴の奥にグッと押し当てるだけで声を上げて体をくねらせ、中をきゅんきゅん締めてくれる。
俺も射精欲が高まってきて、魔人の中に出す準備を始める。
「はぁっ、奥に出しますね」
「や、だっ♡♡♡こんな……っ♡♡♡しりたくないぃっ♡♡♡やだぁっ♡♡♡」
「大丈夫ですよ。ちょっと気持ち良いだけですから」
魔人の腰を掴んで押さえつけ、ちんぽを最奥に押しつけて射精した。
「っ♡♡♡♡んっ♡♡♡♡んぐぅ♡♡♡♡っ♡♡♡♡」
「はー、ぁ、きもちい」
思い切り奥に精液を叩きつけて注いでいると頭が馬鹿になりそうなほど気持ち良い。久々の感覚に体が満たされて、自然と奥に塗り込むように腰を振っていた。
「っ……♡♡♡♡っ♡♡♡♡ぅ♡♡♡♡」
ピクピクと震える尻たぶを撫でてゆっくりとちんぽを引いていく。その刺激にも反応するように肉穴がきゅっ♡きゅっ♡と締まってきて、残った精液まで搾り出される。
「っ……♡♡♡♡まりょく……♡♡♡♡くる………っ♡♡♡♡」
快楽に蕩けた声で魔人が言うので「足りそうですか?」と問いかけると「足りた……っ♡♡♡もういい……っ♡♡♡」と首を横に振る。
ならばと思いちんぽを引いてぬぽっとアナルから抜いた。
「んっ♡♡♡ぉ♡♡♡」
くぱ、と開いた尻穴から白濁がトロ、と溢れそうになる。なんとなく漏れてはいけない気がして咄嗟に指でアナルを塞いでやった。
「んふぅ♡♡♡♡」
最初2本の指で穴を塞いでいたのだが、ハクハクと収縮して隙間ができるので指を3本に増やしてギッチリと入口を埋める。
「んぐ♡♡♡♡くぅ♡♡♡♡」
「魔力消化できたら言ってくださいね。こっちも抜くから」
「ふっ♡♡♡♡ぅ♡♡♡♡っ♡♡♡♡」
指を軽く揺すって伝えるとぐちゅ♡と肉穴を締めながらコクコクと頭を振っている。俺は魔人が色っぽい声を漏らすのを聞きながら脱出できるようになるのを待った。
「おお!無事だったか!」
「大丈夫か?魔王軍はまだ居るのか?」
おじさん達のところへ戻ると、皆ボロ武器を構えてこちらへ向かおうとしてくれているところだった。
「いや、もう居なくなったみたいだ。中は安全だよ」
「おお、そうかそうか」
「俺たちも一帯を警邏しよう」
「全員肉盾になって死ぬしかないかと思ったぜ!」
肩の荷が降りたように破顔して、隊を組むおじさん達と話して、とりあえず俺は待機してて良い、終わったら全員で街に帰ろうという運びとなった。
大団円である。
俺に尻穴に挿入されて射精された魔人は、無事に魔力供給できた。魔人は落ち着いてから衣装を整えると、顔を真っ赤にして悪態を吐きながら結界を解除してみせた。
「こんな屈辱二度はない!次に会ったら命は無いと思え!」
「魔王軍なら人里に降りてこないでもっとレベルの高いエリアに居てくださいよ」
「何を言ってるんだ貴様は」
本当のところ、役目が終われば殺される可能性もあると思っていたのだが、魔人はプリプリと怒りながらさっさと姿を消したのだった。
駐屯スペースの壊れそうな木箱に腰かけて、生存を噛み締め一息つき、俺は思いを馳せる。
久々の合意中出しセックス………最高だったな、と。
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