異世界転生したゲイが好みの男たちをおいしく頂くだけの話

たみしげ

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王子2

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思うに、しばらくは俺が城に出入りすることをお互い分かっていたはずなのに頭から抜けていたのではないか。

王子にエロいことを教え込んだ翌日、俺は城に出勤していた。当然仕事のために。
あくせくと働きながら折に触れて、今日は見かけないな。そりゃ気軽に顔を見せないか。色々な意味で。しかし良い思いをさせてもらったななどと思いを馳せているとあっという間にその日の仕事は終わっていた。

担当の大臣に報告をして「今日もよく働いたぞー」と帰ろうと廊下を歩く。
そして俺は扉から伸びてきた手に力強く腕を掴まれて、漫画のようにきれいに部屋に引き摺り込まれた。
悲鳴を上げることもできない素早さに固まった体を動かして視線をやれば、そこには美貌のプラチナブロンドが居た。

「……王子様……」
「真っ直ぐ帰るつもりだったのか」
「そりゃあ……王子様のことは今日仕事中ずっと考えてましたけど」
「そ、そうなのか……」
「立場的にも、堂々と訪ねたりしたら怪しすぎて捕まりますよ」

首を横に振ると「昨日も思ったが……そう簡単に人を捕縛したりしないんだが……」とやや呆れられる。

「とは言え気軽に行けないですね」
「……それもそうか」

納得したように頷いて、少し躊躇いながら王子は口を開いた。恥じらうような何かを期待するような表情に俺はゴクリと唾を飲む。

「ここは兵の仮眠室のような部屋で、今日は訓練は無いので、使われることは無いし人も近寄らない……」
「だからここで待ってたんですね」

あえて距離を詰めると、王子はピク、と反応して目を泳がせる。

「俺にここでいっぱいエッチなことしてもらおうと思って?」
「っ……」

王子はみるみるうちに頰を紅潮させて押し黙ったがその様子が全てを物語っていた。

「今日は最初から部屋着ですもんね」
「これは……っ訓練が、無かったから……」

準備万端のようで恥ずかしかったのか、握った拳で口元を隠して身を引こうとする王子と距離をつめた。

「じゃあ俺にとっても好都合でしたね」

布越しで胸部に優しく触れると、ビクリと反応して動きが止まる。

「今日もいっぱい触って良いんですか?」
「っ……♡ぁ……♡は……♡」

触れている手から王子の早い鼓動が伝わってくる。喘ぎながら潤んだ目でこちらを窺う様に熱が高まった。

「も……っ♡はやく……っ♡して、くれ……♡」
「……仰せのままに……!」




前回の反省を活かして、下はそうそうに脱いでもらった。そしてある程度汚れても大丈夫なように大きめのタオルを敷く。
タオルとオイルは王子が顔を赤くしながら取り出した。俺にエッチなことをしてもらうために用意してくれたと思うと堪らないものがある。

背面座位のような体勢で王子のやわらかおっぱいを揉みしだくと「ひ、ん♡♡うぁぁ♡♡」と気持ち良さそうに悦がってくれるので、早々にこちらも股間が熱くなってきた。

「んっ♡♡うふぅ……♡♡んぅぅ♡♡」
「良いですか?」
「ぁっ……♡♡ふぁ♡♡い、いいっ♡♡おっぱいっ♡♡っ……♡♡きもち、いい……っ♡♡」
「乳首も出してあげましょうか」
「っ……♡♡だ、して……っ♡♡っ……♡♡ちくび……っ♡♡だして、ぇ……っ♡♡♡」

恥じらいながらおねだりできたご褒美に左乳首をグリグリと摘み、もう片方の乳輪を指で撫でてやる。

「っっ~~♡♡♡」


王子は堪らないように頭を振って腰をガクガク揺らしながらとぷ、と射精した。
「はっ……♡♡ぁ……♡♡」と艶めかしい息を漏らしながら無意識なのか尻をズリズリと俺のちんぽに当ててくる。
王子の尻でちんぽを扱きたい衝動に耐えながらぷっくり勃った乳首を虐め、まだ埋まっている方の乳首も指を埋めてズポズポ出し挿れした。

「んぐぅぅ♡♡♡んっ♡♡♡ちくびっ♡♡♡ぁぁっ♡♡♡」
「くっ、王子様……気持ち良くなるの上手ですね」
「ぁっ♡♡♡はっ♡♡♡こんな……っ♡♡はしたなっ……♡♡ぁぁっ♡♡♡」
「……良いじゃないですか。気持ち良くなれるのも才能ですよ。ラッキーと思って胸張ってください」

まあ胸はもう立派にぷっくり張ってるけども。という煩悩まみれの言葉をいったん飲み込んだ。

「そう……っ♡♡なの、か……んっ……♡♡」
「エロいことするって決めたらその間は何も考えず気持ち良くなった方が得ですよ」
「はぁ……♡♡ぁ……♡♡も……っ♡♡わかった、からっ……♡♡んぃっ♡♡♡」

焦れたように蕩けた目でこちらを見る王子のためにぎゅぅっ、と乳首を摘んであげると背を反らして悦んだ。やはり王子はちょっとマゾのようだ。

埋まった右の乳首をカリカリ掻いて、左の乳首をしごくだけでちんぽがぴくぴく反応し、腰を揺らしながら前からトロトロと先走りが漏れている。

さっきから何度もお尻をこちらに押しつけるように動かしているのは無意識なんだろうか。
いずれにせよこちらも限界なので、タオルを自分の股間周りに用意してから王子の足を掴んで持ち上げた。

「ぁっ♡♡な、なに……っ」
「ちょっと上に乗れます?」

王子の両足にそれぞれ俺の足を跨がせて、お尻を俺の腹に乗せる。このまま挿入できそうな対位だがそういうわけではなく、この方が色々弄りやすい。
浮いた尻たぶを左手で掴んで開かせてアナルの辺りを指でなぞった。
途端に王子は息が荒くなり尻をモジモジと揺らしだした。

「ここ欲しいですか?」
「っ……♡♡はぁっ♡♡ほ、しい……っ♡♡そこ……っ♡♡うずいてっ♡♡だめっ♡♡」

オイルを手に取り出して、両手で尻たぶを開かせながら穴の表面を指で撫でる。ゆっくりと指を1本埋めていくとちゅぷちゅぷとしゃぶりつくので、肉襞を撫でてあやす。
入口で慣らしがてら少し焦らしていると、王子の体がぷるぷると震えながら腰がねだるようにグラインドして指を飲み込もうとした。

「ふっ♡♡くぅ、んっ♡♡♡や、らっ♡♡♡なか、ぁっ♡♡♡」
「待って、慣らしてるから、ほら、ゆっくり」
「ふぁ、ぁっ♡♡♡っ♡♡♡ぁっ♡♡♡うぁぁ♡♡♡」

指をゆっくり中へ挿入すると腰の動きが止まり、ピンと伸ばした足を大きく開いてアナルで受け入れていった。
肉襞が震えながらうねって指を奥へ奥へ飲み込もうとする。途中で少し擦ってあげると「んひぃぃ♡♡♡」と啼いて前からトプっと射精した。

「はぁ♡♡♡あぁ♡♡♡んふぅ♡♡♡」
「はぁ、もうちょい、挿れるんで」
「っ♡♡♡んぅ♡♡♡も、っ♡♡♡いく……っ♡♡♡」

指を限界まで押し込んでいくと、王子はぴゅっ、ぴゅっ、と前から何度か精を吐き出した。
アナルの中もだいぶ解れて、指を曲げるとそのまま開いていくので2本目も余裕そうだった。

「んっ♡♡♡ぅ♡♡♡」
「王子様、ちょっと手を」
「ふ、ぁ……?っ♡」

口元を覆っていた王子の手を空いている片方の手で取って、その左手を乳首の方に持っていく。

「っ……♡♡ぁ……♡♡まって……♡♡」
「ここ、自分で弄っててもらえますか」
「そ、んな……っ♡♡ぁ……♡♡できな……っ♡♡」
「大丈夫、ほら。こうやって」

王子の手を掴んで乳首を摘むよう誘導した。震える手が触れるだけでもヒクヒクと体が反応している。
そのまま王子の指ごと乳首をきゅっと摘むと「ひぃ、んっ♡♡♡」と啼いてアナルがきゅんきゅんと収縮させ挿入されたままの指を締めつける。

「んく……っ♡♡♡くぅ、っ♡♡♡」
「摘んで引っ張っても良いしカリカリ掻いても良いんですよ」
「はっ……♡♡♡あぁ、ん♡♡♡ひ、っん♡♡♡」

きゅ、きゅ、と恐る恐る乳首を摘んでアナルをひくつかせるのを確認して、俺は空いた右手を埋もれた右乳首の方に伸ばした。

「ぁ……♡♡♡ぁ……っ♡♡♡ゃ……♡♡♡」
「俺はこっちを、弄るんで」

アナル挿入した人差し指をぐるりと回して中を撫でながら、埋没した乳頭の周りをカリカリと掻くと「っ~~~~♡♡♡♡」と声にならない声で、背をのけ反らせた体がブルブルと痙攣した。
イったかと思いきや、前は勃起したままトロトロと精液が漏れているだけだった。
「ふー……っ♡♡ふー……っ♡♡」と荒い息を吐いて腰が揺れている。
お尻でイってるのかもなと思いながら邪な気持ちが湧いてきた。蕩けている肉穴に容赦なく2本目の指を押し挿れて、右の胸を指で囲うように掴むとぷっくりと絞られた先端を指で掻いてやる。

「ひぁぁぁっ♡♡♡だ、めぇっ♡♡♡ぃ♡♡いって、ぅっ♡♡♡っ♡♡♡」
「左のおっぱいもちゃんと弄って」
「ぁっ♡♡♡だ……っ♡♡♡めぇっ♡♡♡できな……っ♡♡♡ぁっ♡♡♡おかしくっ♡♡♡なるぅっ♡♡♡」

「駄目。弄って」
「っ♡♡♡♡ん♡♡♡♡」

背後から敢えて命令するように言うと、アナルの中がぶるぶる震えて指をきつく締めつけてくる。王子は熱っぽい息を吐きながら自分の手で乳首を摘んで掻く。ちゃんと弄れたご褒美に、ぎゅうぎゅう締めてくるアナルをくぱ、と開かせて中のしこりを挟んでは肉襞を擦ってやる。同時に埋まった右乳首をギリギリ出そうなくらいまで絞って、僅かに飛び出た乳頭を指の腹で擦った。

「んぁぁぁ♡♡♡♡あぁっ♡♡♡♡ぁっ♡♡♡♡ぁぁっ♡♡♡♡」

王子は快感を逃すように頭を左右に振って、輝かしいブロンドを乱している。
もう声を抑えられず、甘えきった喘ぎ声を上げて、何度も体をビクつかせては力なく前から精を漏らしていた。

「うぁぁっ♡♡♡やぁぁ♡♡♡ゆるしてぇっ♡♡♡もぅ、っ♡♡♡」
「良いんですか?王族なのに男を連れ込んで、そんな甘い声で啼いて」
「んひぃっ♡♡♡♡ごめ、なしゃっ♡♡♡♡ぁぁっ♡♡♡♡ごめん、なしゃいぃっ♡♡♡♡っ♡♡♡♡ぁっ♡♡♡♡い、くっ♡♡♡♡いくぅっ♡♡♡♡」

右乳首をぬぽっと取り出して指でぎゅぅぅと摘み、アナルの中の前立腺をぐいぐいと押す。
王子自ら左乳首を摘んで掻きながら、ぷしゃっとちんぽから透明な液体が吐き出された。
潮吹きしながら、自分の乳首を摘んだまま腰をヘコヘコと振っている哀れで卑猥な様に興奮する。

「ぁっ……♡♡っ……♡♡ぁっ……♡♡」

快楽の余韻が引かないようで小さく喘ぎながら身を捩らせ、「んっ♡♡」と啼いたかと思うとアナルを締めながら甘イキしているようだった。

ちんぽが張り詰めて限界の俺は、何なら既に1回は出してしまっているが、王子のアナルに挿入していた指をゆっくり引き抜いた。
その刺激にまたビクついている王子の尻たぶを掴んで割り開き、自身の肉棒を間に挟んだ。

「んっ♡♡ぉっ♡♡♡っ♡♡♡ふぅぅ♡♡♡」

お尻を使ってちんぽを扱かせてもらうと表面を擦られるのがもどかしいのか、王子が尻たぶでちんぽを挟みながら押しつけてきた。
脳が射精することでいっぱいになっている俺は、王子の尻たぶでちんぽを揉んで扱いて、かからないように彼のシャツを捲り上げてその背中に精を吐き出す。

「はぁ……っ、はぁ、……ふぅー」
「っ……♡、ん……っ♡」

射精感と体力を使った心地良い疲労感に満たされる。

「はぁ……気持ち良かった……」
「……っ♡、そ、そうか……お尻が……良かったのか……?」

王子の問いかけに一瞬サッと血の気が引いた。

「……すみません……嫌でした?」
「い、いや………嫌では……なかった……」

本当かな、と様子を窺うと快感に蕩けた表情で恥ずかしそうに目元を潤ませている。
うぅ、このまま食っちまいそう。

「王子様、満足されました?」
「っ……♡……あ、ああ」
「時間は大丈夫ですか?なんなら片付けは俺がやるんで」
「あ、あの……」

立ち上がろうとする俺のシャツを王子は控えめに掴んで制止した。

「今日はまだ時間がある……」
「…………えっ」
「だから……もう1回だけ……」

耳まで赤くして、消えそうな声で懇願する王子に落ち着いていた愚息が昂ってくる。

「だ、だめか……?」

上目遣いで問いかけられて頷かない人類が居るだろうか?いや居ない。





青天の霹靂というか、棚からぼたもちというか。仕事終わりの王子との性行為はその後も続いた。
俺は城には週3勤務で、王子は時に公務などが入るので大体週1、2回の頻度だった。
週明けなどは待ちきれないように誘われて、布越しに乳首とアナルを弄るだけで軽くイっていた。
仕事終わりに王子の柔らかい胸、引き締まった体、えっちなお尻を堪能できるのは最高である。

訓練用の仮眠室はやはり頻繁に使うのはまずいとのことで、初日の奥の部屋を使うようになった。
お尻を弄るので、この世界でもできそうな中を綺麗にする方法を説明すると顔色を青くしたり赤くしたりしながら真面目に聞いていた。「最初は手伝いましょうか?」と訊ねると断固拒否されてしまったが。

また、仕事終わりに王子が直接声をかけることもあったが、大臣や女中から呼ばれることも多くなった。

「なんだか、俺は王子のお気に入りで町の文化とかを教えてもらってる、ということになってるらしいですね」
「っ……♡♡ああ、っ……♡♡はぁっ♡♡」

ベッドがある方が良い、という話をしたところプライベートルームからこっそり他の部屋を通って寝室を使えるようになった。
ソファはソファで興奮するがこっちの方が色々やりやすい。そして王室のベッドはでかい。体格は大柄な方の王子が横になっても余裕があった。
ズボンとパンツを脱がせ仰向けに寝かせて、シャツをたくし上げておっぱいを露出させる。
足をM字に立たせて開かせると、アナルを指で解しながら陰茎を扱いた。

「おっぱいとお尻を気持ち良くしてもらってる、なんて、言えないですもんね」
「っ♡♡だ、めっ♡♡だめだっ♡♡言わないでっ♡♡」
「大丈夫ですよ。絶対に誰にも言いませんから」

元から感度は良かったが、日を追うごとにエッチなことに順応していくのが素晴らしい。
反応は初心なままだが、今やお願いすれば自分で両乳首を弄ってくれる。

「おまえは…っ♡♡たまに、っ♡♡いじわるだ……っ♡♡んっ……♡♡」
「でも虐められるのちょっと嬉しいでしょ」
「っ……♡♡♡そんな……っ♡♡♡こと……っ♡♡♡」

きゅぅぅとアナルが分かりやすく締まった。紅潮した表情で息を吐きながら目を潤ませていく。指でアナルを開かせ、ちんぽの裏筋を撫でてやると「ひぃ、んっ♡♡♡」と啼いてすぐに射精した。

「っ……♡♡……っ♡♡……私は、変だろうか……っ♡♡ん……っ♡♡」
「そういう人はけっこう居ますから変じゃないですよ」
「ほん、とに……?っ……♡♡ぁ……っ♡♡」
「はい。だからもっと気持ち良くなって良いですよ」
「ん……♡♡っ……♡♡んっ……♡♡」

はぁ、はぁと息を吐いて、鍛えられた胸筋が上下する。
ふっくらとしてきた気がする乳房を優しく掴んで、慎ましく埋まった乳首を出させるために揉んでいく。

前に自分でも触っているか王子に訊いたところ、恥ずかしくて触れないと答えていた。だからいつも乳首を出すところはやってあげている。

恥じらいながらも自身の胸部を熱に浮かされた目で追ってしまっているのがエッチで可愛い。

もう慣れたものなので乳頭を掻きながら絞ってぷりっと乳首を出させると、王子は背を反らし、腰を浮かせガクガクと震わせて喘いだ。

「んぁぁ♡♡♡ぁっ♡♡♡」
「王子様、乳首摘めますか?」
「ひっ♡♡♡んっ♡♡♡」

快感に涙を滲ませながら震える手で自身の乳首を摘んでスリ、と擦る。喉を鳴らして弄る手を止めずにいるのから目を離せず、俺もちんぽを取り出す。
王子のちんぽにずっしりと乗せて一緒に扱くと「ふぁぁ♡♡♡」と気持ちよさそうな声を上げて身を捩ろうとした。
俺が両足を掴んで腰を振ると上手く快感を逃せないようで、ぽろぽろと涙を流しながら喘ぎ続ける。
「ほら、乳首虐めて」と言うと「やらっ♡♡♡ゆるして♡♡♡」と泣きながら乳首を自分で潰して悦がった。

その様に腰を振るスピードも早くなり、王子の腹と胸に向かって2人分の精液が吐き出された。

「っ……♡♡♡ん……♡♡♡ぅ……♡♡♡」

汚された白磁のような美しい肌が色づいて、快感に濡れた声が漏れる。
王子の足を離し腰を引くと、ぐったりした肢体の中心で解れた肉穴が切なそうにはくはくと息をしていた。
精液を指で掬ってアナルに塗り込めるようにまさぐると、ちゅぅ、と締まって体がヒクン、と反応する。

「はぁ……お尻寂しかったですか?」
「っ♡♡♡……いま……っ♡♡だめ……っ♡♡」

指をゆっくり挿入すると指2本を余裕で飲み込んでいく。王子は快感に耐えるようにシーツを足先で掻いて「んぐぅぅ♡♡♡」と悦さそうに声を漏らしながら顎を反らした。

馴染んだ肉穴は挿入された指を締めつけてしゃぶっている。
親指でアナルの縁を引いて広げさせるとまだ余裕がありそうだった。

「ぁっ♡♡♡あぅ♡♡♡」

甘く蕩けた声を聞きながら3本目の指で肉を割り開いて少しずつ埋めていく。
「んっ♡♡♡ぁっ♡♡♡」と変わらず甘い声で啼いて受け入れるので、そのままズッポリと3本の指を中に挿入した。

「はぁっ♡♡♡ぁっ♡♡♡んっ♡♡♡」
「っ……、ふぅー……」

3本の指を少し曲げたり肉襞を撫でるように動かすと「んふーっ♡♡♡」と啼いてアナルを収縮させる。
余裕がありそうだったので3本の指をズポズポと出し挿れしながら俺は自分のちんこを扱いた。
柔らかい肉襞がきゅうきゅうと締まって絞ってくるのを感じながら左手を上下に素早く動かす。

王子はアナルの中を擦られ、自分をおかずに自慰をされているのを見ながら感じ入った声を上げて射精した。
それでもアナルへの責めは終わらず、ひんひん泣きながら俺が射精するまでお尻で指を締めてくれた。

「ん……っ♡♡♡きゅ……♡♡♡ん……♡♡♡」
「はぁ、……はぁ……っ」

終わってからゆっくりと指を引き抜くと、アナルがぽっかりと開いて中からオイルと腸液がとろ、と漏れ出す。
俺はあまりの卑猥さに「どうにか写真に収めたいな……」と惚けた事を考えていた。

王子が射精した後もお尻を責めていたせいで王子のちんぽがうっすらと勃ちあがっていた。

「はぁ………すみません……お尻弄っちゃったんで……前扱いて射精させてあげましょうか?」
「っ……♡♡ぁ……♡♡ま、って……♡♡」

トロトロに蕩けた表情でこちらを窺いながら息を整えている王子の色気は凄かった。
「この写真になら全財産を投げ出しても良いな……」としょうもないことを考えながら俺は王子が一息つくのを待った。

「…………あの……」

王子がモジモジと何かを口にしようとしている。
なんとなく初日を思い出しながら俺は首を傾げた。
ここまできて未だに言いづらいことってまだ何かあるだろうか。

「……それは……」

王子がオズオズと指を差す先には俺の股間があった。俺の愚息が何か?

「…………っ……もしかして……ここに……」

王子が顔を真っ赤にしながら自身の尻たぶに指を添えて、開いたままのアナルを差した。

「……………………」

俺はごくり、と唾を飲み込んでから軽く片手で顔を覆った。
流石に露骨すぎたか………。

「あの、見当違いだったら……」
「いや、あの……もしかして、どこかで何か知りました?」

すると王子は目を泳がせて、「……その、そういう本が書庫にたまたまあって……」とモゴモゴと口にした。

あるんだこっちの世界にもエロ本。
エロ本を王子の手の届くところに置くな……!
いや良いだろ、もう成人してるだろ。

様々な感情が頭を巡り、そして「いや本で読んで実施でこんな事されたらもう察するだろ」という結論に至った。

「あの………その………間違ってないんですけど……俺は決して無理やり行為に及びはしないので……いや半ば強引に王子のお尻は開発しちゃいましたけど……」
「わ、わかったから……っ、そ、それは良いんだ」

俺の告解を王子は恥ずかしそうに遮った。

「じゃあやっぱり……ここに、挿れるんだな……」

王子がぼうっと茹だったようになりながら自分のお尻に触れている。
今こちらの理性が飛びそうになる事を軽率にしないでほしい。

「いやでも、王族ですし、婚前交渉はダメとか、そういうの無いんですか?」
「そ、そんなプライベートなルールは無いっ」

なるほど。そう言われるとぐうの音も出ない。

「あの、1つ確認ですが」
「……なんだ?」

あまりにもトントン拍子で進んでいきそうなので俺は却って心配になってきていた。

「王子はここに挿れてほしいですか?」
「……なっ……」

触れないように王子のアナルを指差す。

「これは辱めようとしてるわけではなく、大事なことなので」

ここまで性欲に負けてラインをめちゃくちゃにしてきた自覚はあるので、最後の一線くらいは確認することにした。

「そうでもないならしなくて良いんです」

そう。ちんぽを扱く俺があまりに哀れで……とかだったらしなくて良いんだ。

王子は目を見開いて、少し考える仕草を見せた後、モジモジと膝を擦り合わせて口を開いた。

「…………挿れて………ほしい……」

足先を開いて、尻たぶを両手で開かせて、ひくつくアナルを見せつけるようにする。

「お前が何度も……ここでイかせて……っ♡……その……性器を……見せつけてくるから……っ♡」

一体どこでそんなエッチな誘い方を教わったんだ。俺か?いやそこまでは教えてない!

全身を火照らせて視線を上げられずにいる王子の肩をそっと手で押してベッドに押し倒した。
こんな風に今から抱く男を上から見下ろす光景も久しぶりである。
目を開いたままぼぅっとしている王子に俺は今一度告解した。

「ちなみに俺は会った日からずっとめちゃくちゃに挿れたかったですが」




アナルはとうに解れているので、肉棒の先端を当てるだけでずぷずぷと埋まっていきそうだった。

王子は荒い息を吐いてずっとお尻を切なそうに揺らしている。俺はその腰を抑えてまだ挿入らないようにしていた。

「っ♡♡♡ま、まだ……っ♡♡♡っ♡♡♡」
「ちょ、っと待ってくださいね……」

ゴムなんて無いからな………。絶対に中出しできん。
息を整えて素数を数える。散々お尻は弄ってきたが正真正銘王子は初めてなのである。

「ちょっとでも痛みを感じたら絶対にすぐ言ってくださいね」
「わ……っ♡……かっ、た……っ♡♡」

期待と情欲に濡れた瞳と目が合う。
これほど近くに正面から表情を窺ったのは初めてだった。

蕩けた蒼い宝石にこちらまで溶かされそうな気分になるが、その体を蕩かすのはこちらの役割である。均整のとれた体の中でぷっくりと勃ち上がった乳首を指の腹でぐに、と潰した。

「ひぁぁっ♡♡♡」と啼いてアナルがくぱぁと緩んだところに肉棒を押し当てた。

「んっ♡♡♡んぁぁぁ♡♡♡♡」
「っ、はぁ……っ、大丈夫?痛くない?」
「いたく、なっ……♡♡♡ぁっ♡♡♡んぁ♡♡♡♡あついぃ……っ♡♡♡」

思わず敬語を外しながら確認する。王子は悩まし気に身をくねらせ、熱っぽく潤んだ瞳からボロボロと生理的な涙を流していた。アナルはぎゅうぎゅうと肉棒を締めつけて、蕩けた中は少し押すとぴくぴく震えながら隘路を開けて挿入されるのを許してくる。

「ふぅ……♡♡♡ん……っ♡♡♡んく♡♡♡」

ずっぽり奥まで埋める頃には王子は前からトロトロと射精して、法悦の中で咥えた肉棒をお尻が必死に締めていた。
その感触に射精しそうになるのを堪え、俺は動かずに一時留まった。

「ふぅ…….っ、はぁ……っ、気持ち良いですか?」
「はぁっ♡♡♡ぁ……っ♡♡♡きも、ちい……♡♡♡♡っ♡♡♡すご、い……っ♡♡♡ん、ふぅ♡♡♡」

王子の完全に蕩けた表情と肉棒を包んで締めつけてくるアナルの感触でもうダメだった。
ゆっくり腰を引いてカリ首を入口付近まで戻すと、また奥までグラインドする。

「っ♡♡♡♡っ♡♡♡♡」

王子の陰茎からは壊れたように精液がとぷ、とぷ、と溢れていた。
悦がっている様子に安心して腰を動かし始めた。

「っ♡♡♡♡ぁっ♡♡♡♡っ♡♡♡♡」

中は柔らかく、時にキツく締まるのが堪らない。とにかく余裕は無かったが、悦さそうな反応を探りつつ堪能した。
これまで何度も弄った前立腺に当たるように突いてやると、中をビクビク痙攣させながら潮吹きしてしまった。
あまりに良い反応にこちらも出しそうになってしまったので、慌てて一度引き抜いて気を落ち着かせる。
そうすると無意識なのかねだるようにお尻を当ててきたので、また挿入した。

意識して前立腺を潰すように擦り上げ、奥まで埋めて何度か突く。そしてまた引いて吸いつかれるのを愉しむ。

「ぁぁっ♡♡♡♡っ♡♡♡ん♡♡♡く、ぅ♡♡♡」
「ここ、奥突かれるの、どうですか」
「ぉっ♡♡♡お、くぅっ♡♡♡♡だめっ♡♡♡♡おくっ♡♡♡♡だめぇっ♡♡♡」
「はぁ……っ、いたい?」
「ぁっ♡♡♡きもちぃっ♡♡♡♡おぐっ♡♡♡♡きもちいい……っ♡♡♡♡」
「くっ……やば」

奥まで埋めたままズンズン突くとぐちゅ♡、ぐちゅっ♡とアナルが締まって絡みついてくる。
流石に限界だ、と思い、ぬぽぬぽっと肉棒を抜き出す。引き留めて絞り出すような肉の動きにダメ押しされながら、どうにか外に射精した。

「はぁ………っ、はぁー……」
「っ……♡♡♡んっ……♡♡っ……♡♡」

王子の横に寝転んで余韻に浸る。
最高だった……。もうこれが死ぬ前の最後の夢とかでも良い。

「気持ち良かった……」
「……っ♡……うん……♡」

まだ快感の波が引いてなさそうな王子の様子を窺う。

「……大丈夫ですか……?変なところは無いですか?」
「…………なんか……っ……ふわふわ、する……♡」

俺は「この人を国宝とか世界遺産に登録できないかな」と思ったが、彼は既に立派な王族なのだった。




その後も、仕事終わりの王子との関係は続いた。例によって毎回では無いし、都合がついた時も必ず挿入するわけではなかったが。
何しろ王子の負担は大きいし、事後はポヤポヤになってしまうので回数は控えめにした。
やや手遅れかもしれないがセックス漬けにしてしまうのも良くないだろうし。
そんな感じで俺としては最高の薔薇色の日々を過ごしていたのだが、それも終わりが近づいてきた。

何しろ短期バイトだったので、任期が終われば城通いは終了である。
最後の日、仕事を終えて俺は仕事仲間と担当の大臣に挨拶をした。
幸い覚えは良かったので、「また何かあったらよろしく頼むよ」とまで言ってもらえた。
また、王子との日々はどうにかバレることなく、「品行方正でややお堅い王子にも砕けて話せる友達ができたっぽい」くらいの認識らしかった。




「今日が最終日か……」

王子はどことなくしょんぼりとしているように見えた。
こんな一般庶民に対してそんな反応をしてくれるだけで光栄の至りというやつかもしれない。

「俺は呼ばれたらいつでも来ますよ。不法侵入とかで捕まらなければ」
「だからそう簡単に人を捕縛しないと……」

俺のしょうもない言葉に王子は少し気が抜けたように笑顔を見せた。

「町にお忍びで来れたりするんですか?」
「うーん、できなくはないかな……」

輝く美貌が何か言っている。自分で言っておいてなんだが、この王子にお忍びは無理か……。

「必要になったら俺を呼んでくださいね……」
「……何か失礼な事を考えていないか?」

王子はこれが最後というわけではない、という事実に少し気が晴れたらしい。

実際また仕事の募集があったら絶対応募するからな。こんな割の良い仕事は。

いったんは別れの挨拶をして、あんなに美しくも俺好みでエッチな男と縁が結べた事を神に感謝しつつ、俺は城を後にした。
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名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い

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