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漫画家様は神様です
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人間は嫌いだ……
何故僕で人を殺す…?
僕はもう…人を殺さねば生きていけない妖刀だ…人と関わるなんて…もう、もう……
ー嫌だ!!!ー
ピピッピピッ
「……ん…もう朝か」
スマホの目覚ましの音で目が覚める
「ふわぁー…あ、やべっ呟かないと!!」
慌ててトゥイッターを開く
「オダ氏おはようございます~」
-ピコン
『おはようです!ってもう昼ですぞw今日は寝過ごしましたか?』
「昨日の、アニメを、生で実況、してたので…と」
少しの間、この時はいつも緊張する
間違ったこと言ってはいないか…失礼でないか……色々考えてしまう
『あー!拙者…昨日見逃したんでござるよ……録画もしてないし…』
オダ氏ことオダくんは僕のオタ友だオタ活のために仕事をしているらしい…1度も会ったことないが
「仕方ないっすよー仕事終わりでしょー?寝ますって」
『そう言って貰えると…わああ観たかったーー!!』
……そうだ
「僕、録画してるんで観ます?」
『…………』
……あ、余計なこと言った…人間はこういうの気にするやつ…せっかくのヲタ友…さらばっ
「ごめん、今のな…」
今のなし、そうやって誤魔化そうとした。しかし
『……観たい!!!』
文面でも分かるハッキリとした気持ち…
同じヲタクとして……これは応えなければ
「……よし」
たぷたぷとスマホを弄り、会う日程と場所をDMで伝えた
「ルル子ーー!どうしようやっべーわ!」
ルル子を呼ぶが返事がない
また酔って玄関で寝ているのだろうか?
人みたいなことして楽しいのか……僕が言えた口ではないけど
「ルル子ー?」
何となくで風呂場を見る……
ぷかぁとうつ伏せで浮かぶ長い瑠璃色の髪の女…
「ルル子…1時10分…ご臨終です…」
手を合わせていると湯船からぶくぶくと泡がたつ
そして
「死んで……ないわよぉぉ!!」
とルル子が立ちあがる
「寝てただけよ…ねぇイペタムぅ昨日私ライブ頑張って日帰りしたって言ったよね?」
こいつの名前はルル子、本名はルルコシンプ、アザラシの人魚だ
顔は美人だが超がつくほどのアイドルヲタクである
「あ、そうだ!明後日、フォロワーさんと会うから昼ご飯いらない」
……
「は!!?あんなに人間嫌いで唯一好きな人間(漫画家)を〝神〟と崇めるあなたが普通の人間に会いに行く!!?…お、お赤飯炊かなきゃ……」
「ルル子……お前の推しも……神だろ?」
「…当たり前っでしょっ!」
ルル子とは昔馴染みで
違うようで同じな趣味を持ち仲良くしている
「わかったわ…私応援する!頑張ってらっしゃい」
「イペタム…出動しますっ!!」
「あ、ただ人間に私たちのことバレないようにね」
「わかってるって」
バレたら大変なことになる…
何故僕で人を殺す…?
僕はもう…人を殺さねば生きていけない妖刀だ…人と関わるなんて…もう、もう……
ー嫌だ!!!ー
ピピッピピッ
「……ん…もう朝か」
スマホの目覚ましの音で目が覚める
「ふわぁー…あ、やべっ呟かないと!!」
慌ててトゥイッターを開く
「オダ氏おはようございます~」
-ピコン
『おはようです!ってもう昼ですぞw今日は寝過ごしましたか?』
「昨日の、アニメを、生で実況、してたので…と」
少しの間、この時はいつも緊張する
間違ったこと言ってはいないか…失礼でないか……色々考えてしまう
『あー!拙者…昨日見逃したんでござるよ……録画もしてないし…』
オダ氏ことオダくんは僕のオタ友だオタ活のために仕事をしているらしい…1度も会ったことないが
「仕方ないっすよー仕事終わりでしょー?寝ますって」
『そう言って貰えると…わああ観たかったーー!!』
……そうだ
「僕、録画してるんで観ます?」
『…………』
……あ、余計なこと言った…人間はこういうの気にするやつ…せっかくのヲタ友…さらばっ
「ごめん、今のな…」
今のなし、そうやって誤魔化そうとした。しかし
『……観たい!!!』
文面でも分かるハッキリとした気持ち…
同じヲタクとして……これは応えなければ
「……よし」
たぷたぷとスマホを弄り、会う日程と場所をDMで伝えた
「ルル子ーー!どうしようやっべーわ!」
ルル子を呼ぶが返事がない
また酔って玄関で寝ているのだろうか?
人みたいなことして楽しいのか……僕が言えた口ではないけど
「ルル子ー?」
何となくで風呂場を見る……
ぷかぁとうつ伏せで浮かぶ長い瑠璃色の髪の女…
「ルル子…1時10分…ご臨終です…」
手を合わせていると湯船からぶくぶくと泡がたつ
そして
「死んで……ないわよぉぉ!!」
とルル子が立ちあがる
「寝てただけよ…ねぇイペタムぅ昨日私ライブ頑張って日帰りしたって言ったよね?」
こいつの名前はルル子、本名はルルコシンプ、アザラシの人魚だ
顔は美人だが超がつくほどのアイドルヲタクである
「あ、そうだ!明後日、フォロワーさんと会うから昼ご飯いらない」
……
「は!!?あんなに人間嫌いで唯一好きな人間(漫画家)を〝神〟と崇めるあなたが普通の人間に会いに行く!!?…お、お赤飯炊かなきゃ……」
「ルル子……お前の推しも……神だろ?」
「…当たり前っでしょっ!」
ルル子とは昔馴染みで
違うようで同じな趣味を持ち仲良くしている
「わかったわ…私応援する!頑張ってらっしゃい」
「イペタム…出動しますっ!!」
「あ、ただ人間に私たちのことバレないようにね」
「わかってるって」
バレたら大変なことになる…
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