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真実
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以前、バートラムから近々自分の母親――ティルダ王妃から話があると言われていたが、茶会の誘いがきたのでそれかと思った。
(レイモンド様も、お誘いした方がいいのかしら)
そう思ってグレイスはレイモンドに尋ねてみた。
「そうか。王妃殿下から……」
レイモンドはしばし黙ったのち、顔を上げ、微笑んだ。
「悪いが、今回は貴女一人で話を聞いてもらってもいいだろうか」
「ええ。それは構いませんけれど……」
凪いだような表情に、ふと不安が過った。
「レイモンド様。無理していませんか? もしわたしに聞かれたくないのならば、わたし、行くのをやめますわ」
王妃には悪いが、夫婦だからといって何でもかんでも知っておくべきだとは思わない。まだ時間を置いたっていいのだ。
「貴女は本当に優しいな……。ありがとう。でも、貴女にも知ってほしい。俺が行かないと言ったのは……たぶん、感情が乱れて、貴女にみっともない姿を晒してしまうかもしれないからだ」
どうやら複雑な事情があるようだ。
グレイスは迷ったものの、レイモンドの言葉に勧められ、王妃の呼び出しに応じることにした。
――当日。グレイスが王宮へ着くと、まず広い部屋へ通された。使用人を除くと、自分の他には誰も呼ばれていないようだった。
しばらくすると王妃が現れ、軽くお茶を楽しんだ後で、さっそく本題へと入った。
「ごめんなさいね、グレイス。せっかく新婚夫婦を楽しんでいる時期なのに呼び出してしまって」
ティルダは困った顔で頬に手を当てて謝る。そうするととても成人男性の母親とは思えず、少女のような可憐さがあった。
「お気になさらないでください。以前から一度、王妃殿下とはお話ししたいと思っておりましたから」
「そう言ってもらえると助かるわ。……本当はね、結婚式の準備の時に話そうか迷ったのだけれど……レイモンドからは何か聞いている?」
「いいえ。ご自身では上手く感情に整理がつかない様子で……」
「そう……。そうよね、自分から話すのも、一緒に聞くのも、辛いでしょうね」
王妃はそっと目を伏せると、小さくため息を漏らす。
そしてゆっくりとこちらを見ると、意を決したように告げた。
「グレイス。場所を移しましょう。あなたに見てほしいものがあるの」
そうして王妃に案内された場所は、肖像画がたくさん飾ってある部屋だった。
歴代の国王やその家族たちを描いたものであろう。王妃に少し遅れて歩きながらそれらを見ていたグレイスは、ふと歩くのをやめた。王妃がある肖像画の前で立ち止まったからだ。グレイスも自然とその絵を見る。
薄い金色の髪に、どこか気怠い雰囲気を纏う青年の顔が描かれていた。肖像画の半分側がちょうど光が当たっているように見え、もう半分は薄暗い。
グレイスの目を引いたのは、整った容姿でもなく、目の色だった。左右で緑と青、似ているようで、それぞれ違う色をしていた。
「実際はね、緑にも青にも見える色をしていたのだけれど、肖像画を描いた画家がとても印象的な目だからと、わざと左右で違う色にしたの」
「王妃殿下。この方は……」
「この方は、私の兄なの」
ティルダは眉根を寄せ、痛みを覚える顔をした。
「兄は生まれた時から無気力な人だったわ……。何に対しても興味が湧かず、引き籠って自堕落な生活を送っていた。そんな兄がある日、変わったの。両親に無理矢理出席させられた舞踏会で……」
グレイスは黙って王妃の言葉に耳を傾ける。どきどきと心臓の鼓動が速くなる。
「その方は結婚したばかりで、エルズワースへは新婚旅行で訪れていたの。元は高貴な身分の方で、王宮の舞踏会にも出席なされたわ。本当にとても美しい方だった」
(もしかしてその方は……)
レイモンドの母親の名前は何と言ったか。
「イングリス王国の王女、マデリーン殿下と出会った兄は……決して許されない想いを抱いたわ」
『これもあまり表では語られない内容だけれど、マデリーン王女殿下が王都へ戻ってきたのも、夫である公爵以外の男性を身籠ったからと噂されていたんだ』
(そんな……。では、レイモンド様の本当の父親は……)
グレイスが再度絵を見れば、王妃はようやく伝えたかった答えを明かす。
「私の兄がレイモンドの……本当の父親よ」
グレイスは呆然とその絵を見つめた。
「レイモンドの顔立ちはどちらかといえばマデリーン様に……彼女のお父様に似ているわ。でも髪と……特に目の色は兄の特徴を譲り受けていて……」
いろいろと確かめねばならないことがあったが、言葉が出てこない。
けれどレイモンドがティルダ王妃の――エルズワース王家の血筋を引いているとわかり、腑に落ちた。
幼いながらもこちらへ留学させられたこと。グレイスとの結婚を後押しし、協力してくれたこと。レイモンドが王家のために噂を放置していたことなど、すべて……。
「兄は……本当に勝手な人よ。でも、レイモンドが自分の子どもだと知って、マデリーン様と一緒にこちらへ引き取るつもりだったみたい。そのために私の両親にも相談していて、日記にも書き記していて……でも、マデリーン様が亡くなったと知ると……」
愛する女性の後を追うように自殺した。
自分と彼女の子ども――まだ幼かったレイモンドを置き去りにして。
「私の兄のせいで、レイモンドにはとても可哀想なことをしてしまったわ。こちらへ来た時もひどく痩せていて……向こうで肩身の狭い思いをしていたのよ……。少しでも力になりたいと思ったけれど、結局王家の良くない噂を誤魔化すために利用する形になって……本当に悪いことをしてしまった」
(レイモンド様……)
「ごめんなさい、グレイス。こんなこといきなり伝えられて戸惑うでしょうけれど、それでもね、レイモンドにとって貴女はとても大切な人で、希望だったと思うの。だから……」
彼をよろしく頼むと、言葉にならない様子で王妃はグレイスに託した。
(レイモンド様も、お誘いした方がいいのかしら)
そう思ってグレイスはレイモンドに尋ねてみた。
「そうか。王妃殿下から……」
レイモンドはしばし黙ったのち、顔を上げ、微笑んだ。
「悪いが、今回は貴女一人で話を聞いてもらってもいいだろうか」
「ええ。それは構いませんけれど……」
凪いだような表情に、ふと不安が過った。
「レイモンド様。無理していませんか? もしわたしに聞かれたくないのならば、わたし、行くのをやめますわ」
王妃には悪いが、夫婦だからといって何でもかんでも知っておくべきだとは思わない。まだ時間を置いたっていいのだ。
「貴女は本当に優しいな……。ありがとう。でも、貴女にも知ってほしい。俺が行かないと言ったのは……たぶん、感情が乱れて、貴女にみっともない姿を晒してしまうかもしれないからだ」
どうやら複雑な事情があるようだ。
グレイスは迷ったものの、レイモンドの言葉に勧められ、王妃の呼び出しに応じることにした。
――当日。グレイスが王宮へ着くと、まず広い部屋へ通された。使用人を除くと、自分の他には誰も呼ばれていないようだった。
しばらくすると王妃が現れ、軽くお茶を楽しんだ後で、さっそく本題へと入った。
「ごめんなさいね、グレイス。せっかく新婚夫婦を楽しんでいる時期なのに呼び出してしまって」
ティルダは困った顔で頬に手を当てて謝る。そうするととても成人男性の母親とは思えず、少女のような可憐さがあった。
「お気になさらないでください。以前から一度、王妃殿下とはお話ししたいと思っておりましたから」
「そう言ってもらえると助かるわ。……本当はね、結婚式の準備の時に話そうか迷ったのだけれど……レイモンドからは何か聞いている?」
「いいえ。ご自身では上手く感情に整理がつかない様子で……」
「そう……。そうよね、自分から話すのも、一緒に聞くのも、辛いでしょうね」
王妃はそっと目を伏せると、小さくため息を漏らす。
そしてゆっくりとこちらを見ると、意を決したように告げた。
「グレイス。場所を移しましょう。あなたに見てほしいものがあるの」
そうして王妃に案内された場所は、肖像画がたくさん飾ってある部屋だった。
歴代の国王やその家族たちを描いたものであろう。王妃に少し遅れて歩きながらそれらを見ていたグレイスは、ふと歩くのをやめた。王妃がある肖像画の前で立ち止まったからだ。グレイスも自然とその絵を見る。
薄い金色の髪に、どこか気怠い雰囲気を纏う青年の顔が描かれていた。肖像画の半分側がちょうど光が当たっているように見え、もう半分は薄暗い。
グレイスの目を引いたのは、整った容姿でもなく、目の色だった。左右で緑と青、似ているようで、それぞれ違う色をしていた。
「実際はね、緑にも青にも見える色をしていたのだけれど、肖像画を描いた画家がとても印象的な目だからと、わざと左右で違う色にしたの」
「王妃殿下。この方は……」
「この方は、私の兄なの」
ティルダは眉根を寄せ、痛みを覚える顔をした。
「兄は生まれた時から無気力な人だったわ……。何に対しても興味が湧かず、引き籠って自堕落な生活を送っていた。そんな兄がある日、変わったの。両親に無理矢理出席させられた舞踏会で……」
グレイスは黙って王妃の言葉に耳を傾ける。どきどきと心臓の鼓動が速くなる。
「その方は結婚したばかりで、エルズワースへは新婚旅行で訪れていたの。元は高貴な身分の方で、王宮の舞踏会にも出席なされたわ。本当にとても美しい方だった」
(もしかしてその方は……)
レイモンドの母親の名前は何と言ったか。
「イングリス王国の王女、マデリーン殿下と出会った兄は……決して許されない想いを抱いたわ」
『これもあまり表では語られない内容だけれど、マデリーン王女殿下が王都へ戻ってきたのも、夫である公爵以外の男性を身籠ったからと噂されていたんだ』
(そんな……。では、レイモンド様の本当の父親は……)
グレイスが再度絵を見れば、王妃はようやく伝えたかった答えを明かす。
「私の兄がレイモンドの……本当の父親よ」
グレイスは呆然とその絵を見つめた。
「レイモンドの顔立ちはどちらかといえばマデリーン様に……彼女のお父様に似ているわ。でも髪と……特に目の色は兄の特徴を譲り受けていて……」
いろいろと確かめねばならないことがあったが、言葉が出てこない。
けれどレイモンドがティルダ王妃の――エルズワース王家の血筋を引いているとわかり、腑に落ちた。
幼いながらもこちらへ留学させられたこと。グレイスとの結婚を後押しし、協力してくれたこと。レイモンドが王家のために噂を放置していたことなど、すべて……。
「兄は……本当に勝手な人よ。でも、レイモンドが自分の子どもだと知って、マデリーン様と一緒にこちらへ引き取るつもりだったみたい。そのために私の両親にも相談していて、日記にも書き記していて……でも、マデリーン様が亡くなったと知ると……」
愛する女性の後を追うように自殺した。
自分と彼女の子ども――まだ幼かったレイモンドを置き去りにして。
「私の兄のせいで、レイモンドにはとても可哀想なことをしてしまったわ。こちらへ来た時もひどく痩せていて……向こうで肩身の狭い思いをしていたのよ……。少しでも力になりたいと思ったけれど、結局王家の良くない噂を誤魔化すために利用する形になって……本当に悪いことをしてしまった」
(レイモンド様……)
「ごめんなさい、グレイス。こんなこといきなり伝えられて戸惑うでしょうけれど、それでもね、レイモンドにとって貴女はとても大切な人で、希望だったと思うの。だから……」
彼をよろしく頼むと、言葉にならない様子で王妃はグレイスに託した。
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