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39、つかの間の幸せ
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結局その後、避妊薬の代わりにハインツがかきだすと言って、その流れでまた身体を繋げる羽目になって、ネリーたちに多大なる迷惑をかけてしまった。
それからしばらくの間は行為を自粛しようと話し合ったが、どうしても二人きりになると気持ちが抑えきれず、ハインツが触るだけだからと言って、イレーネも拒めず、最後までしてしまうことがほとんどだった。
追っ手はもう来ない、と思いながらも昼間柄の悪い人間に絡まれそうになったり、じっと人の視線を感じると、もしかしたら、と想像してしまう。だから不安を消し去るためにもハインツに抱かれたかった。彼もまた、自分と同じように思ったのかもしれない。
「はぁ、イレーネっ……おまえの中に、出したいっ……」
「あっ、んっ、だしてっ、いっぱいだしてっ」
――もし本当に連れ戻されるなら、その前に彼との確かな繋がりを残しておきたいという気持ちが芽生えていく。だめだと思うのに、願ってしまう。もし、彼と引き離されても、この子がいれば――
身勝手な願いだ。以前のイレーネならば、そんな考えに強い嫌悪感を抱き、誘惑に勝てない無責任な人間だと非難しただろう。
だが、愛する人の前では、常識は歪んで、どんな賢人でも愚かになる。
イレーネはどうしようもなく、ハインツを愛していた。
イレーネとハインツ、ネリーに最後まで付き添うことになった護衛騎士の一人は隣国の王都からさらに遠ざかるように旅をした。そして比較的治安のいい街に辿りつき、しばらくここで暮らしてみようということになった。
途中で宝石を手放して得た金で、部屋数はあるがあちこち崩れかけたぼろい家を借り、最初から置いてあった家具を手入れしながら四人で細々と暮らし始めた。
今までは宿に泊まっていたのでいざ自分たちで生活をしていくとなると、とても大変だった。イレーネは家事など一切やったことがなく、ネリーにあれこれと教え込まれながら、少しずつ覚えていくこととなった。ネリーでもお手上げな時には近隣の主婦から助言をもらい、手を貸してもらった。彼女たちはイレーネたちのことをあれこれと詮索したが、親切に接してくれた。
大変なのはハインツの方も同じだ。彼は護衛騎士と一緒に荷運びの仕事をし始めたが、毎日くたくたになって帰ってきた。せめて事務処理がいいと弱音を吐いたが、新参者が職を選べる段階ではなかった。
「つくづく、あいつらがいてくれてよかったと思うよ……」
小さな寝台で身を寄せあって眠りかけていたイレーネはハインツの言葉にこくりと頷いた。彼も重い瞼を閉じかけながらイレーネを自分の胸へ抱き寄せる。
「でもさ、イレーネ……ここでは誰も俺のことを馬鹿にしないんだ……いや、しょっちゅう怒られはするんだけど、誰かと比べられたりしないし、そんなこと気にしている暇はないっていうか……」
イレーネは彼の気持ちがわかった。イレーネも自分はこんなこともできないのかと思う日々の毎日だ。でも落ち込んでいる間にあっという間に時間は過ぎてしまうし、他にやることはたくさんあった。
「それに、あの怠惰な日々より、ずっと生きてるって感じがするんだ……」
「わたしも……」
イレーネがどうにかそう答えると、ハインツは目を細め、瞼の上にそっと口づけして、おやすみと告げた。
――それから月日は流れ、イレーネは日当たりのいい窓際に座って、せっせと繕い物をしていた。今日のぶんを終えたら、夕食にとりかからなくてはならない。ああ、でもそろそろ――
「おかあさん! ただいま!」
扉を勢いよく開け放って、小さな少年がイレーネの方へ駆け寄ってくる。彼女は縫いかけていた服を素早く脇へ置くと、飛び込んできた少年を抱きとめた。
「エミール。お帰り」
「うん!」
イレーネによく似た顔立ちを、エミールは笑顔でくしゃくしゃにした。イレーネが十八の時に産んだ、今年で五歳になる息子は、元気いっぱいだった。
「またネリーのところで遊んできたの?」
駆け落ちに協力してくれたネリーは同じく付き添ってくれた護衛騎士と懇意になり、結婚した。今はイレーネのすぐ近くの家に住んでいる。子どもも生まれており、エミールの日頃の遊び相手となっていた。
「ううん。お医者様のところに行ってきた」
「まぁ……先生のところに?」
「うん! おとうさん、元気になりますかって、聞いてきたの」
幼い口調で紡がれた言葉にイレーネは一瞬どう答えればいいかわからなかった。
「そう……。それで、お医者様はなんておっしゃったの?」
「ぼくがお母さんの言うことをきちんと聞いて、毎日神さまにお祈りしていれば元気になるよって、教えてくれた」
「そう……」
暗い顔をした母親を、エミールは不思議そうに見上げる。いけない、と思ってすぐに笑みを浮かべようとして、ガタリと階段口から音がした。
「エミール。帰ったのか」
「お父さん!」
エミールはぱっと母から離れ、今度はハインツに勢いよく抱きつく。彼はそらと言ってエミールを抱き上げてやった。きゃっきゃと笑い声を上げる息子にハインツも笑みを浮かべた。
はらはらしながらその様子を見ていたイレーネは椅子から立ち上がり、二人のもとへ駆け寄った。
「エミール。お父さまに無理をさせちゃだめでしょう」
「おいおい。自分の息子も抱き上げられないほど、俺は弱ってないぞ」
「でも……」
「しっかしエミールも大きくなったなぁ」
たしかにあと少ししたら抱えるのも無理そうだ、とハインツはエミールを床へそっと下ろした。そしてイレーネと同じ色の髪をくしゃくしゃにかき混ぜれば、エミールがやめてよと笑いながら父に抗議した。
「エミール。外でたくさん遊んできたなら、今度は勉強の時間だ」
「昨日お父さまが教えてくれた詩、もう覚えられたよ!」
「本当か? よし。じゃあ確かめてやる。先に二階へ行っていなさい」
はーい、と行儀よく返事すると、エミールは元気よく階段を上っていった。ハインツはその様子を下から見ながら、心配した顔でこちらを見るイレーネに気づいて微笑んだ。黙って彼女を抱き寄せ、大丈夫だよと囁いた。
でもイレーネは、そんな優しい夫の声に泣きたくなるのだった。
それからしばらくの間は行為を自粛しようと話し合ったが、どうしても二人きりになると気持ちが抑えきれず、ハインツが触るだけだからと言って、イレーネも拒めず、最後までしてしまうことがほとんどだった。
追っ手はもう来ない、と思いながらも昼間柄の悪い人間に絡まれそうになったり、じっと人の視線を感じると、もしかしたら、と想像してしまう。だから不安を消し去るためにもハインツに抱かれたかった。彼もまた、自分と同じように思ったのかもしれない。
「はぁ、イレーネっ……おまえの中に、出したいっ……」
「あっ、んっ、だしてっ、いっぱいだしてっ」
――もし本当に連れ戻されるなら、その前に彼との確かな繋がりを残しておきたいという気持ちが芽生えていく。だめだと思うのに、願ってしまう。もし、彼と引き離されても、この子がいれば――
身勝手な願いだ。以前のイレーネならば、そんな考えに強い嫌悪感を抱き、誘惑に勝てない無責任な人間だと非難しただろう。
だが、愛する人の前では、常識は歪んで、どんな賢人でも愚かになる。
イレーネはどうしようもなく、ハインツを愛していた。
イレーネとハインツ、ネリーに最後まで付き添うことになった護衛騎士の一人は隣国の王都からさらに遠ざかるように旅をした。そして比較的治安のいい街に辿りつき、しばらくここで暮らしてみようということになった。
途中で宝石を手放して得た金で、部屋数はあるがあちこち崩れかけたぼろい家を借り、最初から置いてあった家具を手入れしながら四人で細々と暮らし始めた。
今までは宿に泊まっていたのでいざ自分たちで生活をしていくとなると、とても大変だった。イレーネは家事など一切やったことがなく、ネリーにあれこれと教え込まれながら、少しずつ覚えていくこととなった。ネリーでもお手上げな時には近隣の主婦から助言をもらい、手を貸してもらった。彼女たちはイレーネたちのことをあれこれと詮索したが、親切に接してくれた。
大変なのはハインツの方も同じだ。彼は護衛騎士と一緒に荷運びの仕事をし始めたが、毎日くたくたになって帰ってきた。せめて事務処理がいいと弱音を吐いたが、新参者が職を選べる段階ではなかった。
「つくづく、あいつらがいてくれてよかったと思うよ……」
小さな寝台で身を寄せあって眠りかけていたイレーネはハインツの言葉にこくりと頷いた。彼も重い瞼を閉じかけながらイレーネを自分の胸へ抱き寄せる。
「でもさ、イレーネ……ここでは誰も俺のことを馬鹿にしないんだ……いや、しょっちゅう怒られはするんだけど、誰かと比べられたりしないし、そんなこと気にしている暇はないっていうか……」
イレーネは彼の気持ちがわかった。イレーネも自分はこんなこともできないのかと思う日々の毎日だ。でも落ち込んでいる間にあっという間に時間は過ぎてしまうし、他にやることはたくさんあった。
「それに、あの怠惰な日々より、ずっと生きてるって感じがするんだ……」
「わたしも……」
イレーネがどうにかそう答えると、ハインツは目を細め、瞼の上にそっと口づけして、おやすみと告げた。
――それから月日は流れ、イレーネは日当たりのいい窓際に座って、せっせと繕い物をしていた。今日のぶんを終えたら、夕食にとりかからなくてはならない。ああ、でもそろそろ――
「おかあさん! ただいま!」
扉を勢いよく開け放って、小さな少年がイレーネの方へ駆け寄ってくる。彼女は縫いかけていた服を素早く脇へ置くと、飛び込んできた少年を抱きとめた。
「エミール。お帰り」
「うん!」
イレーネによく似た顔立ちを、エミールは笑顔でくしゃくしゃにした。イレーネが十八の時に産んだ、今年で五歳になる息子は、元気いっぱいだった。
「またネリーのところで遊んできたの?」
駆け落ちに協力してくれたネリーは同じく付き添ってくれた護衛騎士と懇意になり、結婚した。今はイレーネのすぐ近くの家に住んでいる。子どもも生まれており、エミールの日頃の遊び相手となっていた。
「ううん。お医者様のところに行ってきた」
「まぁ……先生のところに?」
「うん! おとうさん、元気になりますかって、聞いてきたの」
幼い口調で紡がれた言葉にイレーネは一瞬どう答えればいいかわからなかった。
「そう……。それで、お医者様はなんておっしゃったの?」
「ぼくがお母さんの言うことをきちんと聞いて、毎日神さまにお祈りしていれば元気になるよって、教えてくれた」
「そう……」
暗い顔をした母親を、エミールは不思議そうに見上げる。いけない、と思ってすぐに笑みを浮かべようとして、ガタリと階段口から音がした。
「エミール。帰ったのか」
「お父さん!」
エミールはぱっと母から離れ、今度はハインツに勢いよく抱きつく。彼はそらと言ってエミールを抱き上げてやった。きゃっきゃと笑い声を上げる息子にハインツも笑みを浮かべた。
はらはらしながらその様子を見ていたイレーネは椅子から立ち上がり、二人のもとへ駆け寄った。
「エミール。お父さまに無理をさせちゃだめでしょう」
「おいおい。自分の息子も抱き上げられないほど、俺は弱ってないぞ」
「でも……」
「しっかしエミールも大きくなったなぁ」
たしかにあと少ししたら抱えるのも無理そうだ、とハインツはエミールを床へそっと下ろした。そしてイレーネと同じ色の髪をくしゃくしゃにかき混ぜれば、エミールがやめてよと笑いながら父に抗議した。
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「本当か? よし。じゃあ確かめてやる。先に二階へ行っていなさい」
はーい、と行儀よく返事すると、エミールは元気よく階段を上っていった。ハインツはその様子を下から見ながら、心配した顔でこちらを見るイレーネに気づいて微笑んだ。黙って彼女を抱き寄せ、大丈夫だよと囁いた。
でもイレーネは、そんな優しい夫の声に泣きたくなるのだった。
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