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王子の願い
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それからはあっという間の出来事であった。私はキャサリン嬢との婚約を解消し、彼女と関係していた人間を遠ざけた。反発はあった。魔が差した、あちらの方から誘われた、もう一度機会を、など様々な言い訳を必死に述べる彼らの姿は憐れでもなく、ただ滑稽であった。
許されぬことだと知っておきながら人はなぜ間違った道を突き進むのか。惹かれてしまうというならば仕方がない。感情は容易く理性を凌駕する。けれどそれならば筋は通さなければならない。
「兄上! どういうことですか!」
「どういう、とは?」
興奮して感情のまま部屋へ押しかけてくる弟を冷ややかな目で迎えると、フィリップはしばし戸惑ったようで、目を瞬かせた。
「……公爵家の領地を取り上げて、キャシーも……キャサリン嬢との婚約も破棄したと」
「そうだ」
「っ、なぜですかっ、彼らは兄上のためにっ」
「私のためだと?」
鋭く聞き返せばフィリップは口ごもりながら「だってそうでしょう?」と言った。
「兄上のために聖女を召喚した。兄上のために召還する術者たちを……」
「それは違うよ、フィリップ。彼らは私のために聖女を召喚したのではない。この国を救うために彼女を召喚した。もっと言うなら、おまえの仕出かした不始末を処理するために、何の関係もない人間をこの世界に呼び出したんだ。そして召還する術者を殺し、彼女を元いた世界に帰れなくさせた。私のためか? 違うだろう。この国のため、――おまえのせいで、キャサリン嬢は手を汚し、聖女をこの国に縛り付けた」
すべておまえのせいだ。
今まで酷だからとあえて弟に罪を突きつけることはしなかった。そんなことしなくても弟は理解していると思ったから。
けれどフィリップは今初めて知ったという顔をして、傷ついた表情をした。
「術者にも家族や友人、恋人がいた。彼らが今でも王家を深く恨んでいること、おまえは知っているかい?」
知りたい。
知らなければならない。
そう思ったことが、おまえには一度でもあったというのか。
「ちがう……だって父上はおまえのせいじゃないと、何も心配しなくていいと……術者を殺したのも、僕じゃない!」
そうだ。殺したのは弟ではない。
「だから私は術者を殺すよう命じた公爵家に責任をとってもらうことにした。宰相閣下は娘だけは関係ないのでどうか勘弁してくれと頭を下げてきた。彼にはこれまで王家を支えてもらった恩があるからね。ここは一人で罪を背負ってもらうことにしたよ」
「では宰相閣下は……」
「もう宰相でもなくなるね」
当主を失った公爵家は彼の血縁者である誰かが跡を継ぐだろう。作物が良く育ち、景観も素晴らしい広大な領地は王家のものとなり、代わりに誰も欲しない僻地を与えたが、何もない場所で土地と屋敷を維持していくのは大変なことだろうだから、いずれはこの土地も王家へ返上されるかもしれない。土地だけではなく、爵位も一緒に。
「キャシーはどうなるの」
「さぁ、どうなるだろうね」
年頃の娘というのはいつの時代も権力者にとって一つの有力な駒となる。若くて美しい女性なら、なおのこと。追いつめられた状況で彼らが彼女を修道院へ送るとも思わないし、聡明なキャサリン嬢も歯を食いしばって耐えるかもしれない。
「そんなの、キャシーが可哀想です」
「ではおまえが助けてやればいい。彼女はきっと救いの手を欲しているだろうから」
あんなに恋い焦がれていたエドウィンも、私が彼を以前のように信頼せず切り捨てたことに気づくと、身内にまで被害が及ぶのではないかとキャサリン嬢の窮地を見てみぬ振りをした。他の男たちも同様だ。結局彼らは貴族であり、身分に縋る生き物なのだ。
「ぼ、僕が王になって、キャサリン嬢を……」
「おまえに王位は譲れない」
竜の呪いを引き起こし、瘴気に侵された土地のことも気にせず、民ではなく一人の女性のことばかり考えるフィリップには決してこの国を任せることはできない。
「おまえがキャサリン嬢と一緒になりたいというなら、すべてを捨てなさい。王子ではなく一人の平民として生きていきなさい。父上からの加護も、私からの助けもなく、自分一人の力だけで彼女を支えてあげなさい」
その覚悟があるというのならば、私はもう止めはしない。
「僕は……」
よく考えるように、と私は弟をその場に残し、部屋を出て行った。
弟は選ばなかった。彼女のために王位は望めても、地位を捨てることはできなかった。
人は誰かのために大きな犠牲を払うことはできる。大切な人のために自分という存在を差し出すことができる。
「アーサー。王位を譲らないとはどういうことだ」
父は私を寝所に呼び出し、考えを改めるよう命じた。私はフィリップでは力不足だということを丁寧に説明したがまたもや父は納得してくれなかった。むしろ私が素直に応じないことで苛立ちを募らせていた。
「ええい! フィリップが次の王だ!」
「……父上。実は父上の容態を心配して今まで黙っていたのですが、聖女の体調が芳しくないのです」
「なに?」
今初めて聞いたというのに父は目を見開き、どういうことだと問いただす。私は竜の呪いが呪いを封じ込めている聖女の身体を侵食し、やがては彼女が息絶えることを説明した。全くの嘘ではなかった。ミレイの心はすでに限界に達しており、苦痛から逃れるには自死するのが一番の近道であったから。
彼女が苦しんでいるというのに私は選べなかった。民の命。弟の命。父の命。天秤にかけては数の大きさで傾く方を優先してきた。
けれど受け皿から幾らかの重荷を下ろしてしまえば、天秤は平等に釣り合いを取るだろう。
「父上。聖女を召喚する書も、術者ももうおりません」
私にもう迷いはなかった。
「父上。フィリップは立派です。この国の呪いは全て自分の責任だと認め、報いを受けると言い出したのですから」
父は動揺した。あの甘やかされ、怖がりな息子が、という思いだろうか。
「そんなの、おまえが、おまえが果たせばいいではないか……!」
「ええ、私もそう言って止めました。けれど弟の意志は固く、私にこの国と父上のことを頼むと、」
父が私の腕を掴んだ。まるで死神に魂を半分持っていかれたようにやつれ、悲愴な顔をしている。私は父を慰め、もう休ませるべきであった。今までの私なら迷いなくそうしただろうに。
「父上。父上も十分王としての責務を果たしました。ですがあと一つだけ、役目を残しておられます」
父は私のために命を差し出すことはしなかった。王としての責務ではなく、ただ可愛い息子のためにその生涯を終えたのだ。
父が亡くなった後、フィリップは荒れた。初恋の女性を助けられなかったことも大きく要因している。酒や女に溺れ、些細なことで問題を起こした。私が諫めても、弟は耳を傾けなかった。
「兄上は馬鹿です。愚か者です。あんなか弱い人の手を取らなかったのですから!」
キャサリン嬢がうんと年の離れた男のもとへ嫁いだと知ったら、弟はなんと答えるだろう。いや、もうすでにどこかで耳にしたかもしれない。
相手は貴族ではないが、裕福な家柄である。良家の娘として蝶よ花よと大切に育てられてきた彼女も自身の家系を絶えさせまいと覚悟を決めた。もしかすると違うのかもしれないが、風の噂で聞いた私はそう思うことにした。
「僕はずっと、兄上が羨ましかったんですよ」
王族としての役目を果たさない人間は必要ない。私は父上にそう教えられた。その教えを忠実に守るだけである。
許されぬことだと知っておきながら人はなぜ間違った道を突き進むのか。惹かれてしまうというならば仕方がない。感情は容易く理性を凌駕する。けれどそれならば筋は通さなければならない。
「兄上! どういうことですか!」
「どういう、とは?」
興奮して感情のまま部屋へ押しかけてくる弟を冷ややかな目で迎えると、フィリップはしばし戸惑ったようで、目を瞬かせた。
「……公爵家の領地を取り上げて、キャシーも……キャサリン嬢との婚約も破棄したと」
「そうだ」
「っ、なぜですかっ、彼らは兄上のためにっ」
「私のためだと?」
鋭く聞き返せばフィリップは口ごもりながら「だってそうでしょう?」と言った。
「兄上のために聖女を召喚した。兄上のために召還する術者たちを……」
「それは違うよ、フィリップ。彼らは私のために聖女を召喚したのではない。この国を救うために彼女を召喚した。もっと言うなら、おまえの仕出かした不始末を処理するために、何の関係もない人間をこの世界に呼び出したんだ。そして召還する術者を殺し、彼女を元いた世界に帰れなくさせた。私のためか? 違うだろう。この国のため、――おまえのせいで、キャサリン嬢は手を汚し、聖女をこの国に縛り付けた」
すべておまえのせいだ。
今まで酷だからとあえて弟に罪を突きつけることはしなかった。そんなことしなくても弟は理解していると思ったから。
けれどフィリップは今初めて知ったという顔をして、傷ついた表情をした。
「術者にも家族や友人、恋人がいた。彼らが今でも王家を深く恨んでいること、おまえは知っているかい?」
知りたい。
知らなければならない。
そう思ったことが、おまえには一度でもあったというのか。
「ちがう……だって父上はおまえのせいじゃないと、何も心配しなくていいと……術者を殺したのも、僕じゃない!」
そうだ。殺したのは弟ではない。
「だから私は術者を殺すよう命じた公爵家に責任をとってもらうことにした。宰相閣下は娘だけは関係ないのでどうか勘弁してくれと頭を下げてきた。彼にはこれまで王家を支えてもらった恩があるからね。ここは一人で罪を背負ってもらうことにしたよ」
「では宰相閣下は……」
「もう宰相でもなくなるね」
当主を失った公爵家は彼の血縁者である誰かが跡を継ぐだろう。作物が良く育ち、景観も素晴らしい広大な領地は王家のものとなり、代わりに誰も欲しない僻地を与えたが、何もない場所で土地と屋敷を維持していくのは大変なことだろうだから、いずれはこの土地も王家へ返上されるかもしれない。土地だけではなく、爵位も一緒に。
「キャシーはどうなるの」
「さぁ、どうなるだろうね」
年頃の娘というのはいつの時代も権力者にとって一つの有力な駒となる。若くて美しい女性なら、なおのこと。追いつめられた状況で彼らが彼女を修道院へ送るとも思わないし、聡明なキャサリン嬢も歯を食いしばって耐えるかもしれない。
「そんなの、キャシーが可哀想です」
「ではおまえが助けてやればいい。彼女はきっと救いの手を欲しているだろうから」
あんなに恋い焦がれていたエドウィンも、私が彼を以前のように信頼せず切り捨てたことに気づくと、身内にまで被害が及ぶのではないかとキャサリン嬢の窮地を見てみぬ振りをした。他の男たちも同様だ。結局彼らは貴族であり、身分に縋る生き物なのだ。
「ぼ、僕が王になって、キャサリン嬢を……」
「おまえに王位は譲れない」
竜の呪いを引き起こし、瘴気に侵された土地のことも気にせず、民ではなく一人の女性のことばかり考えるフィリップには決してこの国を任せることはできない。
「おまえがキャサリン嬢と一緒になりたいというなら、すべてを捨てなさい。王子ではなく一人の平民として生きていきなさい。父上からの加護も、私からの助けもなく、自分一人の力だけで彼女を支えてあげなさい」
その覚悟があるというのならば、私はもう止めはしない。
「僕は……」
よく考えるように、と私は弟をその場に残し、部屋を出て行った。
弟は選ばなかった。彼女のために王位は望めても、地位を捨てることはできなかった。
人は誰かのために大きな犠牲を払うことはできる。大切な人のために自分という存在を差し出すことができる。
「アーサー。王位を譲らないとはどういうことだ」
父は私を寝所に呼び出し、考えを改めるよう命じた。私はフィリップでは力不足だということを丁寧に説明したがまたもや父は納得してくれなかった。むしろ私が素直に応じないことで苛立ちを募らせていた。
「ええい! フィリップが次の王だ!」
「……父上。実は父上の容態を心配して今まで黙っていたのですが、聖女の体調が芳しくないのです」
「なに?」
今初めて聞いたというのに父は目を見開き、どういうことだと問いただす。私は竜の呪いが呪いを封じ込めている聖女の身体を侵食し、やがては彼女が息絶えることを説明した。全くの嘘ではなかった。ミレイの心はすでに限界に達しており、苦痛から逃れるには自死するのが一番の近道であったから。
彼女が苦しんでいるというのに私は選べなかった。民の命。弟の命。父の命。天秤にかけては数の大きさで傾く方を優先してきた。
けれど受け皿から幾らかの重荷を下ろしてしまえば、天秤は平等に釣り合いを取るだろう。
「父上。聖女を召喚する書も、術者ももうおりません」
私にもう迷いはなかった。
「父上。フィリップは立派です。この国の呪いは全て自分の責任だと認め、報いを受けると言い出したのですから」
父は動揺した。あの甘やかされ、怖がりな息子が、という思いだろうか。
「そんなの、おまえが、おまえが果たせばいいではないか……!」
「ええ、私もそう言って止めました。けれど弟の意志は固く、私にこの国と父上のことを頼むと、」
父が私の腕を掴んだ。まるで死神に魂を半分持っていかれたようにやつれ、悲愴な顔をしている。私は父を慰め、もう休ませるべきであった。今までの私なら迷いなくそうしただろうに。
「父上。父上も十分王としての責務を果たしました。ですがあと一つだけ、役目を残しておられます」
父は私のために命を差し出すことはしなかった。王としての責務ではなく、ただ可愛い息子のためにその生涯を終えたのだ。
父が亡くなった後、フィリップは荒れた。初恋の女性を助けられなかったことも大きく要因している。酒や女に溺れ、些細なことで問題を起こした。私が諫めても、弟は耳を傾けなかった。
「兄上は馬鹿です。愚か者です。あんなか弱い人の手を取らなかったのですから!」
キャサリン嬢がうんと年の離れた男のもとへ嫁いだと知ったら、弟はなんと答えるだろう。いや、もうすでにどこかで耳にしたかもしれない。
相手は貴族ではないが、裕福な家柄である。良家の娘として蝶よ花よと大切に育てられてきた彼女も自身の家系を絶えさせまいと覚悟を決めた。もしかすると違うのかもしれないが、風の噂で聞いた私はそう思うことにした。
「僕はずっと、兄上が羨ましかったんですよ」
王族としての役目を果たさない人間は必要ない。私は父上にそう教えられた。その教えを忠実に守るだけである。
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