途中闇堕ちしますが、愛しの護衛騎士は何度でもわたしを愛します

りつ

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告白

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「それで、姫様。お話というのは何でしょう」

 気持ちがいい青空の下。リュシエンヌはランスロットを中庭へ連れ出した。

 ここでよく休んでいると、いつもランスロットが迎えに来てくれた。二度目の人生では護衛の役を解いた場所でもある。三度目では人目を忍んで……とにかく、思い入れのある場所であった。

「あのね、ランスロット」
「はい」

 ランスロットはどこか緊張した面持ちでリュシエンヌの言葉を待つ。彼女も今になって心臓が大きく音を立て始める。なにせ――

「わたし、ランスロットのことが好き」

 生まれて初めてなのだ。誰かに告白することは。

「へ?」

 肝心のランスロットの反応であるが、言われた意味がわからなかったのか、目を丸くして、お世辞にもかっこいいとは言えない顔を晒した。

 その反応にリュシエンヌは気まずさと、すぐに理解してくれない少しの苛立ちと恥ずかしさを覚え、最終的にはランスロットの反応がおかしく思えてきた。

 きっと彼はリュシエンヌが自分から気持ちを伝えるなんて、思いもしなかっただろう。

 今彼を驚かせているのが自分だと思えば、もっと驚かせてやりたい……ずっとずっと言いたかった気持ちを伝えたくなった。

「好き、って言ったの。わたし、他の男の人は苦手だけど、あなただけは出会った時からずっと特別で、気づいたら好きになっていた。優しくて、か、かっこよくて……あなたのことが大好きなの」
「えっ、ちょっ、まっ……いや、えっと、それは、嬉しい、です。はい。すごく。俺も姫様のことを、あっ、でも俺の好きと、姫様の好きは違う可能性も――」
「だからわたし、ランスロットと結婚したい」

 とうとうランスロットは固まってしまった。

 リュシエンヌが代わりに彼のもとまで近づいて、彼の手を握った。

「これからも、ずっとあなたと一緒の人生を歩いていきたい。他の誰かは嫌なの。あなたがいいの。だから、わたしをあなたの妻にしてください。わたしの、夫になってください」

 そう言い終えると、リュシエンヌは口を噤み、ランスロットをひたと見つめた。
 爽やかな風が吹き、リュシエンヌの髪を優しく撫でた。

「……俺でよければ、喜んで」

 珍しく顔を赤くさせ、空いた片手で口元を隠しながら、ランスロットはリュシエンヌの求婚を受け入れたのだった。

 リュシエンヌも遅れて頬を染め、それでも嬉しそうに「ありがとう」と返した。

     ◇

「お父様。デュラン卿。どうかわたしとランスロットの結婚を認めてください」

 本人の承諾を得たリュシエンヌは、次に双方の両親に結婚の許可を求めた。

 大事な相談があると話し合いの席に招待された大公と侯爵は、リュシエンヌの言葉に目を見開いた。ランスロットと同じくらい驚いているのが見て取れる。

「リュ、リュシエンヌ? それは、おまえが言い出したことなのか?」
「はい。わたしの方からランスロットに求婚しましたので、お二方にも、わたしの方から説明するべきだと思いました」

 またもや二人は口を開けて言葉を失ってしまった。

「ほら、姫様。やはりこういうことは俺から言い出さないと、格好がつきませんって」

 リュシエンヌの隣に座るランスロットにこっそり小言を言われるが、リュシエンヌはだめだと首を振る。

「あなたはデュラン卿の大事なご子息で、その方をわたしの伴侶にもらいたいと我儘を言っているのだもの。許可を得るのは当然のことだわ」
「いや、でもそれは姫様にも言えることで……。むしろ俺の方が陛下に許可をもらう立場ではないかと……」
「わたしの方が身分が上だから、基本的にランスロットは逆らえないでしょう?」

 そこでランスロットはムッとした表情になった。

「何ですか、それ。では姫様は俺が渋々結婚を受け入れたとでも思っているんですか? 冗談じゃない。俺は姫様だからお受けしたんです。あの時姫様がおっしゃってくれたように、俺だって姫様のことがずっと好きで、姫様の隣を誰にも譲りたくないと思ったから結婚することを決めたんです」
「ランスロット……」
「まさか姫様の方から求婚されるとは思っておりませんでしたので、ひどく驚いてしまいましたが……すごく、嬉しかった。その思いに嘘偽りは一切ありません」

 ランスロットは照れ臭そうにそう締めくくった。リュシエンヌが胸いっぱいになって彼と見つめ合っていると、コホンと控え目な咳払いが現実へと引き戻した。

「あー……おまえたちが互いに想い合っているのは実によくわかった。デュラン卿も、同じ見解でよろしいか?」
「……はい。ですが一つご確認を。……ランスロット。おまえ、姫様に手は出していないだろうな?」

 ランスロットの父、デュラン侯爵の言葉にリュシエンヌもランスロットもぎょっとした。特にランスロットは驚くと同時に憤慨した様子で言い返した。

「なんてことを言うのですか父上! 女神アリアーヌに誓って、決して手は出しておりません!」
「そうか。まぁ、ならいいのだが……。姫様も、失礼いたしました」
「ランスロットの言う通り、彼はそのあたりの線引きはきちんとしておりました。だからこそ、今回わたしの方から結婚を申し込む流れになったのです」

 一瞬、三度目の人生のことが頭に浮かんだが……あれは事情が事情であり、例外だ。ランスロットは基本的に紳士である。

「デュラン卿にとってランスロットは大事なご子息です。わたしにはとてももったいない人で……そんな方を伴侶に望むことをどうかお許しください」

 リュシエンヌの希う態度に、デュラン侯爵は恐縮した様子で「そんな……」と返した。

「過分なお言葉でございます。姫様にそこまで求めていただいて、こちらこそお礼を申し上げるべきだ。どうぞこんな愚息でよろしければ、もらってやってください」

 リュシエンヌはほっとして、次いで父の方を見た。父はわかっていると言うように頷き、ランスロットに覚悟を問うた。彼はリュシエンヌが侯爵に許可を求めたように大公にリュシエンヌとの結婚を願い出た。二人の結婚は無事、認められた。

 この話はその後、リュシエンヌの母や弟のフェラン、ランスロットの兄弟にも伝わった。リュシエンヌからプロポーズしたという話を聞き、みな父たちと同様に驚きを露わにした。

 特にリュシエンヌの性格をよく知っている母は大きな目を丸くして、何度も瞬きをしながら言った。

「まぁ、リュシー。あなたとランスロットが一緒になってくれればいいとお父様と話していたけれど、こちらからお膳立てする必要があると思っていたわ。まさかあなた自らランスロットに告白するなんて、わたくし本当に驚いてしまって……。大きくなったのねぇ……。いいえ、これも時代の流れかしら?」
「そうか。今はもう、女性から好いた男性を口説く時代か……。私の時とは違うのだな」

 両親が世代間の違いをしみじみと語る中、フェランが不思議そうな顔で言った。

「そんなに驚くことでしょうか?」
「あら、フェラン。あなたはお姉様の勇気に驚かないの?」
「特に。だって昔、僕がランスロットを護衛にしてほしいと我儘を言った時、普段何でも譲ってくれる姉上がその時ばかりは猛烈に反対なさったではありませんか。『ランスロットだけは絶対に渡さない! 彼はわたしだけの騎士なんだから!』と泣いて最後まで折れなかったんです。それを考えれば、結婚を申し込んだのも、別におかしくありませんよ」
「ああ、そう言えば……」
「あったわねぇ。そんなことも……」

 それまで腑に落ちなかった両親はフェランの思い出話に、ストンと納得がいったようだ。

「姉上は昔からランスロットに対しては独占欲が強くて、それくらい慕っている。だから彼が他の女性と親しくなり、結婚に至る前に求婚した。そうですよね、姉上?」
「……ええ、そうよ。それくらい大好きなの」

 もうリュシエンヌは半ばヤケクソでそう肯定した。

(フェランったら何もランスロットがいる場で暴露しなくてもいいじゃない!)

 ランスロットは初めて知ったようで、興味深そうにリュシエンヌを見ている。絶対後でからかわれる。

 わいわい盛り上がっていたリュシエンヌの家族だが、とりあえず話はまとまった。

「とは言っても、おまえはまだ十六歳だ。あと二年、婚約関係であることが条件だ」
「はい。構いません」

 時が戻ったのは十六歳。ギュスターヴから結婚の打診が舞い込んだのが十八歳の時だった。運命が動き出すまで、あと二年の期限がある。それまでにできるだけのことはしておきたい。

「お父様。よろしければ、婚約式も挙げたいのですが」

 そして民にも自分たちの関係を知ってほしいと言えば、意外そうな顔をされた。

「それは構わぬが……実際に見てもらうということか?」
「はい。孤児院の慰問や、舞踏会など……公の場に一緒に出席することで、知ってもらいたいと考えております」

 一度目の人生では、リュシエンヌはどちらかと言えばあまり自分たちのことで盛り上がってほしくなくて、公表だけに留めていた。

 でも今回はなるべく大勢の者たちに直接、自分と彼の姿を目にしてほしい。

「ランスロットがわたしの伴侶に相応しい、素晴らしい人だと知ってほしいのです」

 リュシエンヌの言葉に、両親はもう一度顔を見合わせ、今度はフェランも目を丸くしたのだった。
 ランスロットだけは一人、真面目な表情でリュシエンヌの決意を聞いていた。

     ◇

 両親は娘の意向を汲み、ランスロットとの婚約式を挙げ、二人の仲をお披露目する舞踏会も開いてくれた。ランスロットとの仲睦まじい姿に、それまであまり積極的に関わろうとしてこなかった貴族たちはみな驚き、挨拶も兼ねてリュシエンヌに話しかけてきた。

 もちろん彼女は逃げずにきちんと親睦を深め、いかに自分がランスロットのことを愛しているかを知ってもらった。

「ベルナール卿。この度は出席してくれてありがとう」

 ランスロットの兄、ベルナールともリュシエンヌは言葉を交わした。

 彼は付き合うことになった流れを当然知っており、父たちと同じように驚いたことを伝え、困ったようにリュシエンヌに打ち明けた。

「姫様が私にも許可を得ようとしていたことを弟から聞かされ、よほど怖い印象を与えていたのかといささか不安にも思いました」
「まぁ、そんなことないわ。ただわたしの中で、きちんとけじめをつけておきたかったのです」
「けじめ、ですか?」
「はい。あなたの大事な弟を夫として迎えるのですから、何があっても大事にします。そう誓いたかったのです」

 もう二度と、ランスロットの手を穢す真似はさせない。高潔な騎士の魂を守り通すと。

「……こう言っては失礼でしょうが、姫様は私が思うよりも弟のことを愛してくださっているのですね」
「兄上」

 いいの、とリュシエンヌはランスロットの腕を軽く撫で、ベルナールに微笑んだ。

「全てランスロットのおかげです。彼がわたしをずっとそばで支えてくれたから、わたしも同じ想いを返したいと思うようになり、そのために何ができるか考え始めたところですから」

 だからもしランスロットを傷つけるような真似をしたら、遠慮なく叱ってほしいと伝えた。これにはさすがに苦笑いされたが、弟をどうぞよろしく頼むと最後には温かな笑みと共にお願いされたので、しっかり了承した。

 ベルナールと別れ、少し疲れたなと思っていると、ランスロットに休憩しましょうとタイミングよく言われ、大広間から通路へ出て、その途中面しているバルコニーへと二人は出た。

「――姫様。どこか無理なさっていませんか」

 夜風に当たって熱を冷ましていると、ランスロットが真剣な面持ちで切り出した。
 リュシエンヌは彼を見て、困ったように告げた。

「ええ、無理しているわ」

 素直に認めたことで、ランスロットはどこかほっとしたように肩の力を抜いた。

「そこで否定されたら、ますます心配するところでした」
「あなたの前でくらい、弱音を吐いてもいいでしょう?」
「ええ、もちろん。というか、こんな時くらい頼ってもらわなければ夫としての俺の立場がありませんよ」
「あら。まだ婚約中なのだから、夫と言うには早いんじゃなくて?」
「これは失敬。つい言い間違えてしまいました」
「わざとらしい」

 リュシエンヌが笑いながらそう返すと、ランスロットは少し身を屈めて、内緒話するように小声で言った。

「姫様。俺はこの頃、よく死んでしまうかもしれないと思う時があるんです」
「ええ?」

 死という言葉にぎょっとすれば、彼は白い歯を見せて笑う。

「姫様があまりにも俺のことを褒めてくださって、慣れない中必死で俺と一緒になれて嬉しいと周囲に伝える姿がそれはもう可愛すぎて、胸が痛いのです」

 なんだ、と思うと同時に、彼のニヤニヤした表情にふんとそっぽを向いた。

「もう。自分でもわかっているわ。慣れないことをしているって」
「ああ、拗ねないでください。すごく嬉しいんです」

 背を向けたリュシエンヌをランスロットは後ろからそっと抱きしめてきた。こうして触れられるのは四度目の人生で初めてだったので、どきりとする。ランスロットは先ほどと違い、低く甘さに満ちた声で続けた。

「貴女が俺のことをすごく大事に思って、愛してくださっているのだなと実感するんです」
「……今まで、ごめんね」

 お腹に回された手の甲をそっと撫でて口にすれば、ランスロットは抱擁を強めて笑った。

「どうして謝るんですか。別に今までも蔑ろになさってきたわけではないでしょう」
「でも……我儘とか言って、たくさん困らせて――」
「困っていません。あんなの、我儘のうちに入りませんよ。それに、本音を言えば嬉しかった。普段は大人びて物分かりのいい貴女が、俺にだけは本音を伝えてくれるから。可愛くて、たまらなかったんですよ」
「……ランスロットは、わたしに甘すぎると思う」

 彼は笑って、否定はしなかった。

「姫様は、どうして俺に結婚を申し込んでくれたのですか」
「嫌だった?」
「いいえ、全く。あー……でも、俺の方から言いたいって気持ちもありましたね。というか、あの時すごく間抜けな顔を晒してしまったので、それはすごく後悔しております」
「ふふ。あの時のあなたの顔、一生忘れないわ」

 ランスロットはひどいなとじゃれつくようにリュシエンヌの首筋に顔を埋め、くすぐった。リュシエンヌはくすくすと笑って、彼に身体を預けながら先ほどの質問に答える。

「あなたに結婚を申し込んだのは、それがわたしの幸せだから」

 三度目の人生の終わり、ランスロットに「姫様の幸せは何ですか」と聞かれた答えでもあった。

(この道が正しいかはわからない。でもわたしは、一度目の人生でランスロットと結婚できて、とても幸せだった)

 自分が幸せかどうかを基準に考えた時、自信をもって正しいと言える。

「俺も、同じです」

 ランスロットがリュシエンヌの手を取り、長い口づけを贈った。やがて彼女が彼だけに聞こえる声で名前を呼べば、緑の瞳がゆっくりとこちらに向けられる。

 重なる二人の姿を月明かりが優しく照らしていた。
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