27 / 29
27. 挨拶
しおりを挟む
「そうか。引き取ることにしたのか」
リュシアンはどこか諦めたように肩を竦め、それでもそうするだろうとどこか納得した表情で言った。
「そして、隣のきみが父親になると」
リュシアンの視線がイレーナの隣に座るシエルへと移る。二人で一緒になると決めた今、これからのことを報告しにリュシアンの屋敷へと出向いたのだ。
「はい。リュシアン様、どうかイレーナ様と結婚させてください」
妹の再婚相手。口元には笑みを浮かべているものの、目がどこか笑っていない兄を相手に、シエルはピンと背筋を伸ばしたまま落ち着いた態度で許しを請うた。
「はは。きみ、あの時といい、見た目に反してずいぶんと図太い神経しているな」
あの時、というのはイレーナがダヴィドから逃げるためにリュシアンのもとへ行こうと画策したことだ。シエルが事前にリュシアンに知らせておく役目を担ってくれたのだ。
(ダヴィド様たちがああなって実際に遂行されることはなかったけれど……)
とにかくリュシアンとシエルは以前話をしたことがあるということだ。シエルは誰に対しても親切で優しい。……そう思っていたが、今二人の間に漂う空気はどこか張りつめており、イレーナは内心はらはらしていた。
「お兄様。そんな言い方は……」
「俺は本当のことを述べているだけだが?」
なあ? と将来義弟になる相手に向ける笑みはやはりどこか黒い。そんな義兄の問いかけに、シエルはにっこりと笑みで返した。
「ええ。お義兄様の言う通りです。図太くないと、愛する人は守れませんから」
愛する人、という言葉にイレーナはかっと熱くなった。ほう、と兄が目を瞠って見てくるのも恥ずかしい。
「イレーナにこんな顔をさせるなんて、すごいやつだな」
「お褒めに預かり光栄です」
「……二人とも、そのへんにしてください」
どうも揶揄われているような気がしてならず、イレーナの声はつい尖ってしまう。
「まあ、そんな怒るな。大事な妹と結婚したいと言っているんだ。本当に大丈夫なのか、確認しておきたいだろう」
「シエルは大丈夫です」
ぴしゃりと言い返したイレーナに、リュシアンはまたもや目を丸くし、やがてくしゃりと笑った。
「そうか。信頼しているんだな」
しみじみとした口調で言うと、リュシアンは改めてシエルと向き直った。
「子どものことは当然知った上で、結婚するんだろう?」
「はい」
「憎くはないか? イレーナの夫で、苦しめた男の息子だぞ?」
そんな質問、とイレーナは抗議しようとしたが、シエルはいいえときっぱり答えた。
「たしかにダヴィド様はイレーナ様を苦しめた方です。彼を許すことは私にはできません。……ですが子どもに罪はありません。親の因果を子が引き受けることは、あってはならないことです」
リュシアンを真っすぐ見据え、シエルは微笑んだ。
「血は繋がっておりませんが、私はノエルを本当の息子のように育てるつもりです」
沈黙が流れ、前屈みになっていた兄が後ろの背もたれに深く身を預けた。
「……そうだな。血は繋がっていなくとも、家族だよな」
何かを思い出すようにふっと笑みを浮かべ、イレーナはきっと昔のことを思い出しているのだろうと思った。
「嫌な質問をして悪かった。その子のことで悩んだら、いつでも俺に相談するといい。育った境遇が似ているし、何かと相談に乗ってやれると思う。大きくなって、自分の出自を知ったら悩んだりするかもしれないけど、二人に愛されて育ったんだと思えば、きっと大丈夫さ」
愛人の子として育ってきたリュシアンだからこそ、その言葉には説得力があった。
「俺が言いたのは、それだけだ。妹のこと、どうかよろしく頼む」
そして改めて背筋を正すと、深々と頭を下げたのだった。イレーナはぎょっとし、慌てて頭を上げさせようとしたが、その前にシエルが真剣な表情で言ったのだった。
「絶対にイレーナ様を悲しませたりしないと誓います。幸せにします」
兄が顔を上げ、満足そうに頷いた。
「そうか……うん。それを聞いて安心した。二人ともおめでとう。イレーナ、今度こそ幸せになるんだぞ」
「……ありがとう。お兄様」
家族の中で一番リュシアンとは仲がよかった。片親しか血が繋がっておらずとも、イレーナの大切な兄である。そんな彼に祝福され、もう十分自分は幸せだとイレーナは思った。
「それで、式はもちろん豪勢にするんだろう?」
「二回目ですし、質素でいいかと……」
おいおい、と兄はちょっと呆れたように肩を竦めた。
「お前にとっては二回目かもしれないが、シエルにとっては記念すべき初めての経験なんだろう? うんと華やかにするべきなんじゃないか」
兄の言葉にはっとイレーナは我に返った。たしかに自分のことばかり気にかけて、シエルのことを考えていなかった。
「そうね。シエルは、どうしたい?」
「イレーナ様が質素にしたいとおっしゃるなら、私もそれで構いませんが……」
あくまでもイレーナの望み通りに。シエルのそんな慎ましい態度に、リュシアンが異議を唱えた。
「きみが今からそんな態度では、結婚してから尻に敷かれるぞ?」
「私はイレーナ様のお願いなら何でも叶えて差し上げたいと思っているので、別に構いません」
「そう思うのは最初だけで、だんだんと自分が主導権を握りたいと思うものだぞ?」
「イレーナ様は優しい方なので、私の意見もきちんと聞いてくれます」
「二人とも何の話をしているんですか」
話が脱線しており、イレーナは止めに入った。すみませんとシエルが謝り、リュシアンの方はどこか面白そうに二人を眺めた。
「シエルは私の要望を叶えたいと言ってくれましたが、私もシエルに対してそう思っています。だから何か希望があれば、遠慮せず言ってください」
シエルは戸惑ったものの、イレーナにそう言われたら……としばらく黙り込んだ。そんなに考え込むことなのだろうかとイレーナとリュシアンが思い始めた頃――
「人数自体は、身内だけの少人数で構いません。ただ……」
「ただ?」
先を促すイレーナを、シエルははにかむような、それでいて蕩けるような甘い笑みで見つめた。
「うんと豪華な花嫁衣装を着飾った、とびっきり綺麗なイレーナ様を、この目に焼き付けておきたいです」
花婿の提案に花嫁は呆気にとられ、やがてじわじわと顔を赤くして、わかったわと頷いた。同席していた身内の兄は、二人の雰囲気に当てられつつ、至極当然の要望だと苦笑いしたのだった。
リュシアンはどこか諦めたように肩を竦め、それでもそうするだろうとどこか納得した表情で言った。
「そして、隣のきみが父親になると」
リュシアンの視線がイレーナの隣に座るシエルへと移る。二人で一緒になると決めた今、これからのことを報告しにリュシアンの屋敷へと出向いたのだ。
「はい。リュシアン様、どうかイレーナ様と結婚させてください」
妹の再婚相手。口元には笑みを浮かべているものの、目がどこか笑っていない兄を相手に、シエルはピンと背筋を伸ばしたまま落ち着いた態度で許しを請うた。
「はは。きみ、あの時といい、見た目に反してずいぶんと図太い神経しているな」
あの時、というのはイレーナがダヴィドから逃げるためにリュシアンのもとへ行こうと画策したことだ。シエルが事前にリュシアンに知らせておく役目を担ってくれたのだ。
(ダヴィド様たちがああなって実際に遂行されることはなかったけれど……)
とにかくリュシアンとシエルは以前話をしたことがあるということだ。シエルは誰に対しても親切で優しい。……そう思っていたが、今二人の間に漂う空気はどこか張りつめており、イレーナは内心はらはらしていた。
「お兄様。そんな言い方は……」
「俺は本当のことを述べているだけだが?」
なあ? と将来義弟になる相手に向ける笑みはやはりどこか黒い。そんな義兄の問いかけに、シエルはにっこりと笑みで返した。
「ええ。お義兄様の言う通りです。図太くないと、愛する人は守れませんから」
愛する人、という言葉にイレーナはかっと熱くなった。ほう、と兄が目を瞠って見てくるのも恥ずかしい。
「イレーナにこんな顔をさせるなんて、すごいやつだな」
「お褒めに預かり光栄です」
「……二人とも、そのへんにしてください」
どうも揶揄われているような気がしてならず、イレーナの声はつい尖ってしまう。
「まあ、そんな怒るな。大事な妹と結婚したいと言っているんだ。本当に大丈夫なのか、確認しておきたいだろう」
「シエルは大丈夫です」
ぴしゃりと言い返したイレーナに、リュシアンはまたもや目を丸くし、やがてくしゃりと笑った。
「そうか。信頼しているんだな」
しみじみとした口調で言うと、リュシアンは改めてシエルと向き直った。
「子どものことは当然知った上で、結婚するんだろう?」
「はい」
「憎くはないか? イレーナの夫で、苦しめた男の息子だぞ?」
そんな質問、とイレーナは抗議しようとしたが、シエルはいいえときっぱり答えた。
「たしかにダヴィド様はイレーナ様を苦しめた方です。彼を許すことは私にはできません。……ですが子どもに罪はありません。親の因果を子が引き受けることは、あってはならないことです」
リュシアンを真っすぐ見据え、シエルは微笑んだ。
「血は繋がっておりませんが、私はノエルを本当の息子のように育てるつもりです」
沈黙が流れ、前屈みになっていた兄が後ろの背もたれに深く身を預けた。
「……そうだな。血は繋がっていなくとも、家族だよな」
何かを思い出すようにふっと笑みを浮かべ、イレーナはきっと昔のことを思い出しているのだろうと思った。
「嫌な質問をして悪かった。その子のことで悩んだら、いつでも俺に相談するといい。育った境遇が似ているし、何かと相談に乗ってやれると思う。大きくなって、自分の出自を知ったら悩んだりするかもしれないけど、二人に愛されて育ったんだと思えば、きっと大丈夫さ」
愛人の子として育ってきたリュシアンだからこそ、その言葉には説得力があった。
「俺が言いたのは、それだけだ。妹のこと、どうかよろしく頼む」
そして改めて背筋を正すと、深々と頭を下げたのだった。イレーナはぎょっとし、慌てて頭を上げさせようとしたが、その前にシエルが真剣な表情で言ったのだった。
「絶対にイレーナ様を悲しませたりしないと誓います。幸せにします」
兄が顔を上げ、満足そうに頷いた。
「そうか……うん。それを聞いて安心した。二人ともおめでとう。イレーナ、今度こそ幸せになるんだぞ」
「……ありがとう。お兄様」
家族の中で一番リュシアンとは仲がよかった。片親しか血が繋がっておらずとも、イレーナの大切な兄である。そんな彼に祝福され、もう十分自分は幸せだとイレーナは思った。
「それで、式はもちろん豪勢にするんだろう?」
「二回目ですし、質素でいいかと……」
おいおい、と兄はちょっと呆れたように肩を竦めた。
「お前にとっては二回目かもしれないが、シエルにとっては記念すべき初めての経験なんだろう? うんと華やかにするべきなんじゃないか」
兄の言葉にはっとイレーナは我に返った。たしかに自分のことばかり気にかけて、シエルのことを考えていなかった。
「そうね。シエルは、どうしたい?」
「イレーナ様が質素にしたいとおっしゃるなら、私もそれで構いませんが……」
あくまでもイレーナの望み通りに。シエルのそんな慎ましい態度に、リュシアンが異議を唱えた。
「きみが今からそんな態度では、結婚してから尻に敷かれるぞ?」
「私はイレーナ様のお願いなら何でも叶えて差し上げたいと思っているので、別に構いません」
「そう思うのは最初だけで、だんだんと自分が主導権を握りたいと思うものだぞ?」
「イレーナ様は優しい方なので、私の意見もきちんと聞いてくれます」
「二人とも何の話をしているんですか」
話が脱線しており、イレーナは止めに入った。すみませんとシエルが謝り、リュシアンの方はどこか面白そうに二人を眺めた。
「シエルは私の要望を叶えたいと言ってくれましたが、私もシエルに対してそう思っています。だから何か希望があれば、遠慮せず言ってください」
シエルは戸惑ったものの、イレーナにそう言われたら……としばらく黙り込んだ。そんなに考え込むことなのだろうかとイレーナとリュシアンが思い始めた頃――
「人数自体は、身内だけの少人数で構いません。ただ……」
「ただ?」
先を促すイレーナを、シエルははにかむような、それでいて蕩けるような甘い笑みで見つめた。
「うんと豪華な花嫁衣装を着飾った、とびっきり綺麗なイレーナ様を、この目に焼き付けておきたいです」
花婿の提案に花嫁は呆気にとられ、やがてじわじわと顔を赤くして、わかったわと頷いた。同席していた身内の兄は、二人の雰囲気に当てられつつ、至極当然の要望だと苦笑いしたのだった。
381
お気に入りに追加
1,165
あなたにおすすめの小説

妹がいなくなった
アズやっこ
恋愛
妹が突然家から居なくなった。
メイドが慌ててバタバタと騒いでいる。
お父様とお母様の泣き声が聞こえる。
「うるさくて寝ていられないわ」
妹は我が家の宝。
お父様とお母様は妹しか見えない。ドレスも宝石も妹にだけ買い与える。
妹を探しに出掛けたけど…。見つかるかしら?

【完結】婚約破棄され毒杯処分された悪役令嬢は影から王子の愛と後悔を見届ける
堀 和三盆
恋愛
「クアリフィカ・アートルム公爵令嬢! 貴様との婚約は破棄する」
王太子との結婚を半年後に控え、卒業パーティーで婚約を破棄されてしまったクアリフィカ。目の前でクアリフィカの婚約者に寄り添い、歪んだ嗤いを浮かべているのは異母妹のルシクラージュだ。
クアリフィカは既に王妃教育を終えているため、このタイミングでの婚約破棄は未来を奪われるも同然。こうなるとクアリフィカにとれる選択肢は多くない。
せめてこれまで努力してきた王妃教育の成果を見てもらいたくて。
キレイな姿を婚約者の記憶にとどめてほしくて。
クアリフィカは荒れ狂う感情をしっかりと覆い隠し、この場で最後の公務に臨む。
卒業パーティー会場に響き渡る悲鳴。
目にした惨状にバタバタと倒れるパーティー参加者達。
淑女の鑑とまで言われたクアリフィカの最期の姿は、良くも悪くも多くの者の記憶に刻まれることになる。
そうして――王太子とルシクラージュの、後悔と懺悔の日々が始まった。

いいえ、望んでいません
わらびもち
恋愛
「お前を愛することはない!」
結婚初日、お決まりの台詞を吐かれ、別邸へと押し込まれた新妻ジュリエッタ。
だが彼女はそんな扱いに傷つくこともない。
なぜなら彼女は―――

好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。

【完結】彼の瞳に映るのは
たろ
恋愛
今夜も彼はわたしをエスコートして夜会へと参加する。
優しく見つめる彼の瞳にはわたしが映っているのに、何故かわたしの心は何も感じない。
そしてファーストダンスを踊ると彼はそっとわたしのそばからいなくなる。
わたしはまた一人で佇む。彼は守るべき存在の元へと行ってしまう。
★ 短編から長編へ変更しました。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

私はあなたの正妻にはなりません。どうぞ愛する人とお幸せに。
火野村志紀
恋愛
王家の血を引くラクール公爵家。両家の取り決めにより、男爵令嬢のアリシアは、ラクール公爵子息のダミアンと婚約した。
しかし、この国では一夫多妻制が認められている。ある伯爵令嬢に一目惚れしたダミアンは、彼女とも結婚すると言い出した。公爵の忠告に聞く耳を持たず、ダミアンは伯爵令嬢を正妻として迎える。そしてアリシアは、側室という扱いを受けることになった。
数年後、公爵が病で亡くなり、生前書き残していた遺言書が開封された。そこに書かれていたのは、ダミアンにとって信じられない内容だった。

永遠の誓いを立てましょう、あなたへの想いを思い出すことは決してないと……
矢野りと
恋愛
ある日突然、私はすべてを失った。
『もう君はいりません、アリスミ・カロック』
恋人は表情を変えることなく、別れの言葉を告げてきた。彼の隣にいた私の親友は、申し訳なさそうな顔を作ることすらせず笑っていた。
恋人も親友も一度に失った私に待っていたのは、さらなる残酷な仕打ちだった。
『八等級魔術師アリスミ・カロック。異動を命じる』
『えっ……』
任期途中での異動辞令は前例がない。最上位の魔術師である元恋人が裏で動いた結果なのは容易に察せられた。
私にそれを拒絶する力は勿論なく、一生懸命に築いてきた居場所さえも呆気なく奪われた。
それから二年が経った頃、立ち直った私の前に再び彼が現れる。
――二度と交わらないはずだった運命の歯車が、また動き出した……。
※このお話の設定は架空のものです。
※お話があわない時はブラウザバックでお願いします(_ _)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる